すべてが綺麗に完成してきたわけではなかった、過去に悪戦苦闘の結果完全お手上げしたジュエリーの組み合わせ【647】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」の事業者でございます。

3点のジュエリーを1セットにあらかじめ組み合わせて、お洋服に当てはめるのみという楽ちんを価値としたスタイル。

それでもその組み合わせにうっとりしていただき喜んでいただけるよう渾身の考案をしたものになります。

このたびは、そういったセットの完成に関していったん完成はしたものの、その後「やっぱ違うわ」と思うこともあるケースをご紹介。

なぜ違ったのかの「理由」の部分を紐解いていきたいと思います。

こんな姿をご紹介することなどめったにされていないことだと貴重に感じていただけると光栄でございます(^-^)。

これをきっかけにこの構造のチェーンを選ばないようにしている、「ツイストチェーン」の作りの不安定さへの「ぼやき」

調達してしまったものは仕方がありません。

何とかうまく組み合わせることを考え尽くし、いったんたどり着いた3点セットがございます。

一番最初は、この組み合わせ↓。

3点セット(初期案):ネックレスにボリュームが無い、リングが華奢過ぎると自分で思わず突っ込みました。

そして、その後改良版として考えたセットだったのですが↓。。

3点セット(1度目の改良案):最終的に残したのは真ん中のブレスのみ。その他は廃止。
〇ネックレス:K18YGのチェーンネックレス。スクエアを傾けたようなひし形の多重の42透かし。長さは42cm。

とここで、お伝えしたいことがございます。

こうして動きが無い時はこんな風に美しく写真に写るのですが、実際は、このようなデザインには目に映らないのです。

上のセットの方の写真では左右が違うデザインのように映っています。

あんな風に実際も目に映るのです。

これは、「ツイストチェーン」の特徴で、ある意味伸び縮みのような融通性がある柔らかいチェーンだからこその変な映り方になってしまうのです。

正直、「つまらないもの」というキーワードが頭を離れなくなったのも事実。

この時以来、ツイストチェーンを決して調達することがなくなりました。

らせん状の構造をしているため、どうしてもいろんな角度から違ったデザインに目に映ってしまうことが重視する「整然さ」を感じないからです。

お世辞にも美しいネックレスだとは言い難いのです。

〇ブレスレット:スネークみたいなパネルブレス。K18YG製。

最後まで残すだけの品物です。

幅やデザインすべてにおいて、このブレスは100点を付けています。

〇リング:K18YG台のダイヤモンドダブルリング。個性的な三角モチーフ。サイズは13号。

このリングも個性はあるのですが、モチーフの三角型がクセがあり過ぎて、星やハート級の難しさです。

単純に「ひし型の半分だから相性は良い」などと当初考えましたが、こちらも廃止となりました。

ネックレスとリングを廃止して残ったパイソンブレス。。その後どうなったと思われますか↓。

3点セット(新案):K18YGにPT850が混じりながら、パイソンの柄ですべてを合わせました。

リングもパイソン柄に相性良く対応していると判断。

あとがき

YouTube動画は、初期案で投稿しておりました<m(__)m>。

その時は精いっぱいだった組み合わせなのですが、年月を経る中で組み合わせの「技術」みたいなものを得、ジュエリーのレベルアップをはかってきたのだと思います。

現在の新案に対しては当然腑に落ちています。

2024年では、すべてのラインナップに関して、大幅に全体を改良致しましたので、今後とも「本物志向のレンタルジュエリー」にご注目下さればと思います(^-^)。

ジュエリーの「丸モチーフ」の取り入れ方・合わせ方・まとめ方を理由と共にお伝えします【646】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

当「本物志向のレンタルジュエリー」では、多忙な活動的なライフスタイルの方々に喜んでいただけるようにと、あらかじめ組み合わされた3点1セットのまとまりをそのままお洋服に当てはめるようなスタンスのセットを組んでいます。

単品も一部ございますが、多くが、①ペンダントやネックレス②ブレス③リングの3アイテムを組み合わせたセット物のラインナップでございます。

このたびは、丸モチーフに注目し、最初に出会った丸いモチーフのペンダントから他のジュエリーとの相性を考えながら組み合わせをいくつかご紹介したいと思います。

組み合わせる担当の者(私)も組み合わせの技術を高める中で過去の組み合わせからの変遷によるジュエリーのレベルの高まり

過去の組み合わせから、その後の見直しでどう変わっていったかなどをご紹介しながら、丸モチーフの取り入れ方の「理由」の部分をお伝えしたいと思います。

3点セット(初期):ペンダントが丸いので、リングに丸モチーフが入るところに関連付けました。
〇ネックレス:パヴェダイヤモンド2ctのペンダント。直径1.5cm。pt900台。チェーンはPT850の60cm。
〇ブレスレット:PT850のボタニカルな柄の幅広ブレス。丸とは違いますが、ペンダントとリングのかけ橋的存在。
〇リング:K18WG台のサイドがパヴェダイヤモンド、中心がサファイアとエメラルド。サイズ13号。

少しパンチの不足を感じた初期の案、その3年後組み直しが完成しました↓。

3点セット(現在):ペンダントが変わりましたがこちらも丸型。リングの側面のへこみと相性があります。

随分丸モチーフを関連付けたものです。

ブレスのボールチェーンはリングのブーケ状のカラーストーンに形が関連付きます。

では、元あったペンダントやブレスはどうなったのかです↓。

3点セット(現在):ボタニカルな雰囲気をブレスとリングが関連付きという考え方へ。。

初期の案よりも華やかです。

丸モチーフだから丸でなければいけないということは決してないのです。

こうして、ボタニカルな花柄にまで領域を広げることができたのも、中間位置のブレスのおかげです。

ブレスレットは意外と重要な役割をしていると常々思うことがあります。

あとがき

(現在)としてご紹介しました3点セットは、2024年の最新のセットです。

2024年では、今までの一掃をして、ジュエリーのラインナップを大幅に入れ替えております。

新しくなった「本物志向のレンタルジュエリー」是非、今後ともご贔屓に(^-^)。

PT900との相性の良さが意外のグリーントルマリンリング、面積の広い長方形にリンクした切子との相性の良さ【635】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「トルマリン」という天然石はサファイアと同様カラーの展開が豊富です。

当ブログ内でもご紹介させていただきました中では、ピンクトルマリン、カナリートルマリンという蛍光色のような黄色のものなどカラフルに展開がありました。

このたびは、トルマリンの中でも王道のグリーントルマリンのリングのご紹介です。

別名「ベルデライト」。

ストーンのカットの仕方が縦長であることが多いトルマリン、個性際立つ大粒の四角リングをどう他のジュエリーと合わせていったのかの1つの例をご紹介したいと思います。

ずっしりとした重みのあるレトロジュエリーの「切子:きりこ」が縦長カットのトルマリンリングのベストパートナー

100点満点を付けたい程の素敵なリングです。

トルマリンリング:縦が25mm強あるビッグサイズ。トルマリンが縦長カットが多い理由が知りたいです。

トルマリンが四角に縦長にカットされることが多い理由は、結晶の方向性に沿ったもので破損しにくい一番の形ということなのでしょうか。

多くが縦長のカットである理由があるのだと思います。

トルマリンは、グリーン色なので、K18YGとも相性は良いカラーだと思ってきましたが、こうして見てみるとシルバーカラーの地金に対してもすごく神秘的。

3点セット:ネックレスの切子と透かしのコンビデザインが◎です。ブレスのペーパークリップも長方形にリンク。

切子は昭和時代のジュエリーの素敵な横顔の1つ、昔のものに地金たっぷりのボリューム感があるものが多く見つかります。

数多い切子の中でもダントツだと思ったこのネックレスにこのたびのトルマリンリングがとても相性よく映ります。

あとがき

同じグリーンでは「エメラルド」の宝石が高級な存在ですが、実際はその繊細さゆえに処理だらけの天然石になってしまい、到底その真贋は自信がありません。

その代わりに、同じグリーンのトルマリンに目を向けるということをしてみたのでした。

こうして見てみると、宝石というものが、ストーンだけでは成り立たない、地金のパワーとか装飾も相まっての素敵さで成り立っているものだと思うことがあります。

4大宝石のダイヤモンド・エメラルド・ルビー・サファイアだけが宝石だとはとても思えません。

「半貴石」などと呼ばれて括られているものでも十分「宝石」と呼べるものがあると思います。

もともとダイヤモンドに価値をそれほどおいていなかった過去もあり、言葉に縛られず、すべての天然石をフラットに見てまいりたいと思います。

どのストーンも共通に、地球で育まれた「鉱物の奇跡」の姿に違いないのですから(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

インテリア映えが素敵な木製ジュエリーボックス、細かい仕切りを外しジュエリーをゆったりと収納する独自の使い方【633】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

素敵なジュエリーを収納するジュエリーボックスにもこだわりたいものです。

見かけの素敵さにもこだわると同時に、引き出しの中身にもこだわります。

このたびは、ジュエリーを大切に収納するということがどういうことなのかの1つの姿を木製ジュエリーボックスへの収納例でご紹介したいと思います。

後で貼りますYouTubeのご紹介の仕方と少し違いますことには理由がございます。

現在当ブログの手直しをしておりまして、動画は当時そのままなので最初の投稿2021年と手直しの現在の2024年の差約3年程の間にその後の発信の切り口が変わったのです。

そんな違いもせっかくですので、どうぞお楽しみいただきながら、ご意見をお持ちいただければ大変光栄でございます。

入れ物も集めてしまうコレクション癖、木製ジュエリーボックス多数を持ってきた者が使う実際の中身の使い方

コレクターというほどの究極の姿ではないのかもしれませんが、かなりの入れ物好きであり、ジュエリーボックスも木製にこだわって複数集めてきました。

本当の主役は、やはり入れる中身であるジュエリーだということになります。

様々なジュエリーボックスのタイプがある中、王道の引き出しの多いタイプで一番上にリング差しがあるタイプ1点のみを例にその中身の使い方を深堀りでご紹介します。

3種ともジュエリーボックス:すべて木製。この度のご紹介は真ん中のタイプです。キャラメル茶がエレガント。
一番上はダミー。多くのジュエリーボックスがこの構造。蓋を開けたお部屋が一番上の引き出しということです。
一段目:中を開けますと、本来リング差しがあるところへ不織布を覆っています。すでにここは邪道な使い方。
リング差しを使わない理由:汚れたくないからです。デフォルトのまま残しリングは不織布の上に置いて収納。

ジュエリーボックスは間違いなく綺麗なままで長持ちすることでしょう。

物に対してこのように考えてしまうので、せっかくのリング差しの意味はどこへやら(^_^;)。。

その他のお部屋にも茶色のフェルト布を敷いています。

こちらも同じ理由で汚れたくないからということになります。

白色だから敷いたというよりは、どの色でも敷く汚れ防止目的です。

張ってしまってある元の状態は、「カバーの無い布団の中身」と同じことだという考え方です。

2段目:ワンルーム形式。ペンダントのようにチェーンがたためるタイプではない横広がりなネックレスを収納。

正直、この使い方が一番ジュエリーがゆったり収納できるのではないかと思ったのです。

3段目:細かく仕切られた部屋。おそらくピアスやイアリング用なのかもしれません。
4段目:3段目より少し粗いです。チェーンブレスなら1部屋ずつ入れられます。

ただ、この細かい3段目と4段目も後に大きく姿を変えることに。。

やはり、セットごとに一緒に収納したかったため、思い切った行動に出ます↓。

市松の仕切りの撤去:こういったネックレスこそ無理なくゆったりと大切に収納。
ストライプの仕切りの撤去:このように使える可能性のある商品ですので邪道でもないかも。

当「本物志向のレンタルジュエリー」のラインナップは3アイテムが1セット。

収納も同じ場所に一緒にしておくことが整理整頓になりまして、把握しやすいという点で、一緒にまとめておくことが非常に大切なのです。

あとがき

撤去したとはいえ、取り外した仕切りは実は大切に保管してあります。

それはなぜなのか。。

また変化があって元に戻す使い方があるかもしれないからです。

今そう思っても、未来はそうは思わないかもしれない。。

決まり切っていないからこその楽しさと自由度があり、今の気持ちに実直に従う良い意味の「ワガママ」が実現できていてとても有難いのです(^-^)。

コイルのようなねじりデザインが2連になったブレスは是非ペンダントチェーンとそろえたい【632】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

糸というのは、細かい極細の繊維をまとめて撚り(より)をかけてねじりながら1本の糸にしていくという作られ方。

ハンドメイドバッグをいろんな生地でお作りしていることから、よく元の構造などを調べることがあります。

実は、地金のジュエリーでも似たようなことがされているのではないかと思うことがよくあります。

「ツイストチェーン」と呼ばれるチェーンがありますが、あれも、小さな輪パーツをらせん状に繋げて、ツイストのひねりを出すデザインです。

こんな風にヒラヒラと薄手のプレート型のコインペンダントトップにバランスが合います。

ねじるという行為がまとめて固める役割をなし、安定感が生まれます。

ねじらないと崩れます。

この機能があることからもツイストと呼ばれる名前のチェーンの種類が豊富であることが納得できます。

今回ご紹介のブレスレットも2連でツイストっぽいデザインなのですが、「コイル」と呼び分けております。

作りが繊維状の、どちらかというと生地の織り糸のような作りを彷彿とさせるもの。

とても素敵なチェーンで、同じデザインのペンダントチェーンにリンクすることでセットの効果が出ていく例をご紹介したいと思います。

コイルチェーンの2連のブレスレットと合わせたペンダントチェーンの同じデザインの粋なまとまり

細い繊維状の線をコイル仕立てにしていったような作りの2連チェーンブレス。K18YG。
3点セット:コイルブレスをこんな風に組み合わせました。3連のペンダントチェーンと同じデザイン。

多重のコイルが美しく、更にそれ同士がリンクしていて一緒に合わせた効果が出ています。

あとがき

ペンダント/ネックレス・ブレス・リングの3点の中で最初に主役として決めていくのはペンダント/ネックレスやリングであることが多いです。

なかなかブレスレットを主役にすることは少なく、むしろ付ける位置も人間の真ん中位置であることもあり上下の関連付きの役割が大きいと思っております。

このたびも、ペンダントチェーンと形が同じというところが大きく貢献したと思います。

少し型にはまっていますが、そんな見方も1つあるということです。

ブレスレットがペンダント/ネックレスとリングの橋渡しのような役割だと考えると集める順番が最後になる意味があります。

とはいえ、何となく自然にそうなっていくのです。

難しい時には、こんな考え方をしてみてジュエリー同士の組み合わせを成功していって下さいませ(^-^)。

チェリー風ツインペンダントトップの難しさ、形違いが混在した場合片方の形だけに寄せていく方法の発見【631】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「これはひとクセある」などというフレーズを聞くことがあります。

実は、当「本物志向のレンタルジュエリー」のラインナップに検討する際にも、この「クセ」が組み合わせの難関になることが多いです。

例えば、花・フルーツ・動物・ハート・リボンなども難易度が高いモチーフ。

なぜなら、それ1点だけでは終わらない「組み合わせ」が待っているからです。

1点だけが象徴的で素敵でも、装飾するのは複数、互いに溶け込みそれでいて互いを尊重するような相性みたいなものを重視しています。

このたび、なかなかクセのあるペンダントトップを入手。

さくらんぼみたいなモチーフのボリュームあるサイズ感です。

ただ、その後ものすごく悩むことになったエピソードと学びをこの度は綴らせていただきたいと思います。

デザインの遊び心に惹かれるも、丸と四角の真っ二つに分かれるモチーフをどうまとめるかの難解を紐解く

ツインペンダントトップ:サクランボみたいな抽象的な幾何的なデザイン。シトリン。台はK18YG。

シトリンが黄色みのあっさりした色で、よくイエローゴールドになじみます。

そして、片方が丸型、片方が四角型と違う形でのツイン。

サクランボでいう、軸の部分の作りが横から見ると幅がなかなか立派なプレート板になっていて迫力を感じます。

まだこの段階ではペンダントトップですが、チェーンを付けてカジュアルなロングペンダントにその後アレンジ。

ただ、ブレスも貴重な丸と四角の連続のものを逃してしまい、リングも見つけたもののボリュームが足りなかった現実にお手上げ。

リングを廃止し、その後このペンダントトップも廃止したのでした。

思い切った廃止でしたが、この1点だけ見ていては組み合わせが完成に至らないこともあるのです。

丸と四角を同時に組み合わせたブレスやリングがまずなかなか見つかりません。

たいていどちらかに形を合わせた連続のデザインが多いのが現実ですので、このペンダントトップ自体が突拍子もないデザインなのです。

ただ、道はありまして、どちらかに片寄せてしまうことです。

ペンダントトップには丸も入りますが、その他のブレスを四角モチーフで、リングも四角モチーフでと全体に四角寄りなのだという主張をすることです。

その結果トップの丸は装飾的な役割に転ずるような感じで大枠の印象がスクエアなデザインだと認識されるのです。

この廃止を冷静に振り返ってみると、そんな教えをもらったような気がしています。

その後、こんなモチーフのペンダントトップを集めていくことに↓。

ダブルペンダントトップ:楕円やドロップも入っているのに四角いイメージである全体の見方を重視。

そうして、チェーンのデザイン、ブレス、リングを四角のモチーフに寄せていくことで、楕円やドロップが入っていてもその存在が弱まり全体の四角になじんで溶け込んでゆくのです。

この考え方ができたのも、当時のサクランボの左右が全く違う形という究極なデザインに出会ったことで悩み、導き出した考え方なので、廃止になっても意味があった出会いだったと言えます。

あとがき

そうはいってもこのペンダントトップはやはり廃止という運命だったと思います。

それはなぜなのか。

チェリーのデザイン自体が結局はクセが強すぎます。

これが縦に並んでいたり、横に複数並んでいたりするのではなく、ロゴのように2個だけを左右というのがとても何か引っ掛かるのです。

クセのあるモチーフを突破していく解説だったはずなのですが、結局は、突破しきれなかったのがこちらのペンダントトップだったと思います。

そうでなければ廃止していなかったと思うからです。

言葉がなかなか見つからなないのですが、「縁」がなかったとまとめたいと思います。

しかし、重要なことを教えていただいたという点では、これも「出会い」の1つだったと思います。

チェリーモチーフが好きで集めている方だっているのですから、相応しい方の元へ旅立って行ったのだと思っております(^-^)。

パイソン柄をエレガントに活かせないだろうか、まずは18金イエローゴールドのブレスから始めてみました【630】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

先日、家の玄関の扉を開けたところ、小さなトカゲくん(ヤモリかも、ベージュ色でした)がちょんちょんと可愛く走って逃げるのを見かけました。

こんなところに来ているんだとびっくりでしたが、ヘビっぽくて触るのは苦手です。

蛇と言えば「パイソン柄」。

パンプスでも王道の柄でカッコイイです。

そして、ある時、ジュエリーにもパイソン柄があることを知りました。

18金の素敵なパイソン柄のブレスレットです。

2021年に入手してはいたものの、組み合わせが全く分かりませんでした。

苦し紛れに細かい1パーツの形をかろうじて合わせてみて組み合わせた初期のセットがこちら↓。

3点セット(初期案):一度このように組み合わせてみたK18YGベースのセット。腑に落ちませんでした。

こちらのセットはボツになり、パイソン柄のブレス以外を「本物志向のレンタルジュエリー」のラインナップから廃止。

そして、時を経て3年後の2024年に3点セットがやっとまとまることになりました。

このたびは難しさのために3年間躊躇したジュエリーの組み合わせを、2024年に突破した決め手をお伝えしたいと思います。

難しすぎる場合は、「同じ」というキーワードでそろえるやり方で、3年越しにやっと腑に落ちたパイソン柄のジュエリーセット

そのパイソンブレスレットというのがこちら↓。

パイソン柄のブレスレット:K18YG製。ひし形がパネルのように整然と並び、全体にパイソン柄になっています。

なんて個性的で美しいのだと感動。

このブレスレットを主役にその他のネックレスとリングを探していきました。

ブレス1点だけが素敵でも、他のアイテムとの関連や溶け込み方がないとうまくいかないのです。

そして、腑に落ちたセットがこちら↓。

3点セット(新案):リングは前からあったのにこのブレスとの相性に気づきませんでした。ネックレスは同類。

ネックレスには変化を付けた金銀のバイカラー。。というかこれしかなかったです。

もしあったならK18YGのみの同じパイソン柄のネックレスでも良かったと思います。

物は考え方よう、全く同じゴールドのネックレスよりもバイカラーは面白さがあります。

PT850とK18YGのコンビでプラチナのシルバー色が入ることでとがった印象ではなく柔らかな印象になったことも感じられます。

あとがき

当記事は、最初に投稿させていただきましたのが、2021.06.23のこと。

その3年後2024.04.26にブログの「手直し」の順番が当記事にまわってきまして、現在リライトしているところです。

この偶然のタイミングで、やっとセットが決まったところだったのでした。

当「本物志向のレンタルジュエリー」は、もともとバラバラなジュエリーをあらかじめ3点を1セットにして組み合わせをしてある便利さでお洋服に合わせやすい工夫と価値を高めているスタイルです。

ジュエリー同士の組み合わせに迷う方へのサポート、反対におしゃれには非常に長けている方へのご提案や共有でもありたいと思っております。

それには、腑に落ちていないような3点セットは失敗となりいずれボツになるのは当然かもしれません。

とても厳しい見方をしておりまして改良は常に意識していますし、最終的にお洋服に馴染むようにマッチするところを目指しております。

難易度が高かったパイソン柄ですが、「ひとクセある柄」という括りでは「花柄」も同じように難易度が高いです。

他の柄への引用としまして、この度単純な発想ながら、「同じでそろえる」というポイント、いかがでしょうか(^-^)。

宝飾品屋さんに教わった、50万円相当の真珠のネックレスの照り・ツヤ以外に「ここ」を見る【619】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

弔事用としてずっと30年くらい持ってきたあこや真珠のネックレスがあります。

祖母に買ってもらったものです。

その時にお店の方から良質さを見る興味深いポイントヶ所を教えていただいたことがあります。

よく真珠は「照り」「ツヤ」を見るというポイントが紹介されますが、そのこととも関連するのかもしれませんが、また違う具体的な視覚的な見方があります。

今回はこのことをお店の店主様からの教えとして綴りたいと思います。

良き真珠選びにお役立ていただく1つの見方になれば幸いでございます。

あこや真珠の8-9mm珠のショートネックレスのレベルの高さはなかなかのものだった

こちら、今回の話題のお品となります↓。

あこや真珠:定価50万円のお品物。留め具に「ブルーサファイア」が埋め込み装飾あり。

ライトが効いた写真は、白っぽくぼやけるので、光をかなり落としてありまして、暗い写真になります<m(__)m>。

こちらががあこや真珠の50万円相当のお品。

つるりとして珠がなかなかのボリュームサイズの8.5mm辺りかと思います。

シルバークラスプの留め具も凝ったデザインで透かしにサファイアが設置されている点にすでに高級な部分が感じられます。

一度、当初なぜか4珠ほどよけてあったのを、その後失くさないようにとすべてを追加するリフォームをお願いして、そのリフォームで追加の、珠の間にクッション性のパーツ(オールノット)を入れることもしていただいたものです。

その他、留め具周辺で珠が終わる最後に、凝った感じのシリンダーパーツも取り付けていただいています。

当たり前に今までずっと持ってきたので、あまりに自然なお品でしたが、こうして見てみるとかなり凝ったものなのかもしれないと思えてきました。

そして、購入先の時計屋様(宝飾品も販売)からご教授いただいた、良質な珠の見極めの仕方。

見るところは、珠の正面に映る「青い影」だそう。

「この青い暗い影が良質の証と見るのです」とのことでした。

珠の真ん中に映るグレーのような暗い部分の事を指しているのです。

こんな感じで見たときに青い暗い影が映ります。これがはっきりと表れるものが良質だとのこと。。

もしかしたら照り、ツヤと関係しているのかもしれないですが、物理的な見方なので、とても分かりやすいです。

その青い暗い影は、「クール」というか「神秘的」というかそんな感じの影です。

あとがき

真珠をどこまで良質なお品で持つのかというところは価値観が分かれます。

50万などしなくても1万円程度で事足りるという価値観もありますが、これが祖母からのプレゼントだったという自然な流れだったこと。

そのおかげで、1つの知識を持つことができました。

実際のところ、この高級品を普段使いにカジュアルにはとても使おうと思いません。

実は、別のカジュアル使いのあこや真珠ネックレスがあり、あまり良質ではない保存状態の悪かった物を抜け感を出しながらロングへアレンジの使い方。

そういった型破りな使い方もとても楽しいので、そのお品の良質さだけが価値だとも言い切れない部分もあります。

真珠は、お手入れ方法がほとんどなく、非常にデリケートです。

海の中でできるから水と相性の良いものと思いがちですが、実際にこういったネックレスなどになった真珠に関しての取り扱いは、お水は不可。

水洗いは傷んでしまうというデメリットを持っています。

よって、真珠は柔らかい布で汗を拭きとるだけの「ふく」という行為だけにかかっているようなものです。

そう考えると価値がよく分からなくなりますね。

各々の持ち手にその価値観が委ねられる代表例のアイテムなのではないでしょうか。

その他、当「本物志向のレンタルジュエリー」のラインナップでは開始当初の2020年に並んでいたあこや・淡水含むすべての真珠を2022-2023年に廃止しました。

2023年に「南洋真珠」のマルチカラーのみ残しておりましたが、それも真珠です。

お手入れの行き届かなさと真珠のあまりのデリケートさがレンタルには向かないと判断して2023年で唯一残していました「南洋真珠」さえも完全廃止を完了したのでした。

ただ、「価値観」もレンタルの価値観と個人の持ち物の価値観とは違います。

あこや真珠は弔事には(女性のみですが)マストアイテムであることがこの先の未来も不変だと思います。

よって、良質な真珠を見極める目は持っていると役立ちますし、値段にあまりに翻弄され過ぎずに良質なコスパの良いお得な品物をゲットすることが本来一番だと思います(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

単色→バイカラ→マルチカラーへの発展と共に高まった天然石ネックレスのお洋服に合う多色の融通性【585】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

少し前の【575】とい番号の記事でレンタルジュエリーのラインナップにはならなかった連の天然石のネックレスの数々をご紹介しました。

その中にサファイアのマルチストーンを取りこんで作ったネックレスとブレスがありました。

このたびは、マルチストーンで1点のみのネックレスを作るということが、ジュエリー同士に加えお洋服とのコーデにかなり融通の利く合わせやすさをもたらすというお話になります。

高級ラインの材料調達で出来上がった宝石寄りなマルチストーンネックレスとブレス

宝石質なカットであることから実際の価格は高価な材料だったのがこれらです↓。

左上から半時計回りに、カイヤナイト、アメジスト、アメジスト、シトリンです。

ここから、分量が不足気味のシトリン(黄色)を抜いたのがブレスのストーンの配分になりました。

オーバルカットで統一の透明感ある淡い数種類の天然石。

宝石にかなり寄ったもので、ひらぺったい楕円型をしています。

つなげて連にし、留め具はK18WGの、引き輪・ダルマ板・つぶし玉x2個を設置で完成です。

マルチストーンのショートネックレスとブレスレット:留め具はK18WG。
3点セット:なかなか相性の良い3点です。

マルチカラ案を考える以前では、自作していたものには、もっと色が寄っていたものが多数ありました↓。

おそらく昭和時代の素敵な2点のネックレスなのですが、重ね付けしてもややカラーの偏りがありました。

グリーンがニュージェイド、ピンクはモルガナイトです。

モルガナイトの珠のつなぎ目周辺は汚れで後にまっさらにお掃除しました。

その前の写真をとってしまい、ごめんなさい<m(__)m>。

1本ずつだとクセが強すぎると2本使いにしたものの、あまり劇的な使いやすさの効果には至らず。

次は、より宝石質な連ですが、これもほぼ同じことでした↓。

2連付け:ブルートパーズとピンクトパーズ。お洋服のコーデとしては結構色が偏ります。
以前のバイカラーネックレス:メロン色のプレナイトの間に入る濃い青緑色はフローライト。

こちらは、確かに色が入り込んだ1連にはなっているもののミックスして溶け合っているところまではいきません。

ここで「バイカラー」の限界を決めました。

一方、3色から始まる「マルチカラー」には装いに溶け込む融通性があると見ています。

とにかくいろんなお洋服に付け回ししたいネックレスを考える場合、マルチストーンで組むというご提案をさせていただきたいと思います。

あとがき

これまで自作のネックレスをたくさん見たり作ったりして、ベスト3に入るような使い道の良いネックレスは、「真珠」「オニキス」「マルチストーン」です。

1色なのにランクインの真珠やオニキスは、白と黒です。

結局1色だけなら、「カラーレス」なものがカラー1色よりも出番が多かったと感じています。

あくまでも一例としてのベスト3ですが、その中でマルチストーンもランクイン。

それほど何本もネックレスを色違いで持たなくてもたった1点のネックレスで十分なのではないでしょうか。

その時には是非、ワードローブのランナップに最も出番数の多い系統の色がそろった「マルチストーン」をたった1本でご検討してみて下さいませ(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

18金の割金に決まって銀や銅が使われる理由を紐解く答えが、その採掘される自然体の周辺環境にある【582】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび「鉱物の博物学:松原聰/宮脇律郎/門馬綱一 著」を読み終わりました。

図鑑のようになっていて写真が大変豊富で現物をイメージしやすいです。

印象的な箇所は、金が自然の中から見つかって宝石の地金として作られていくにあたり、そのまさに発見の時の様子などがなかなか実際に目にすることが無いことで面白かったところです。

このたびは、貴金属に対する固定観念であり、「18金の割金に銀や銅がベーシックに使われる」ということの「理由」のようなことを探ります。

24金単独だけでギラギラと存在しているのではなく、銀や銅と混じるように一緒に存在することとジュエリーの姿が線でつながった

炭鉱の「ゴールドラッシュ」の時代のイメージとして、キラキラ光る金を山で掘り当てるシーンがあります。

実際の話というのはもっと現実的なもののようで、24金がギラギラと存在しているのではないのです。

多くが、コンビとして、銀や銅などと混ざり合って合金の状態で発見されるというのです。

最終的に、貴金属に合金として18金が出来上がっていくのですから、この発見される状態の合金というのが割金に銅や銀が使われるヒントというか、まさに答えとなります。

つまり、一緒に存在しているということにそもそも縁があったのです。

具体的に、その縁というのが、金とか銀は、もともと元素から成り立つ元素鉱物という種類のもの。

その原子配列というのは、銀、銅が同じであるので、それらと合金を作りやすいとのこと。

よってもともと縁ある素材同士だったということです。

発見される状態というのが、1つの状態だけではないようで、粒状、樹枝状、苔状など様々。

とてもバラエティーに富んだ姿で自然の中でひっそりとその姿を現しているのです。

あとがき

出来上がった宝石の美しさだけを見るだけにとどまらず、こうして、鉱物時代の姿を具体的にイメージできることは、ジュエリーを眺める深みが増します。

その定義や決め事だけが語られるジュエリーのあれこれに対しては、「なぜ」という疑問がある場合に、この度のような本がとてもありがたいです。

「そういうものなのだから。。」と機械的に覚えるよりも、この「理由の部分」を調べることこそ本当の学びが得られるポイントだと思っています(^-^)。