前回【625】の続き、日傘の袋のサイズを広げるリフォーム【626】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

前回の記事【626】では、ここ最近紫外線対策として、メルカリでお譲りいただいたお洒落なビンテージ日傘の留めベルトをちゃんと使えるようにお直しするということをしました。

ただ、ここにはまだ続きが。。。

どういう訳かいろいろサイズ的な問題の部分があったお品のようで、袋も窮屈なんですね。

傘と同じ生地なので合わせて作ってあるとは思うのですが、なぜか入り口も閉まらずといった状態。

ということで、今回は、傘の袋の方が主役。

日傘の袋のサイズを大きくするにあたってお直しする箇所は2点

こんな感じでとってもサイズがきつくて、入り口のドットボタンが閉めれない状態にあります。その理由はよく分かりませんが、とにかくすっきりしない収納状態なんですね。これをちゃんとすっきりとドットボタンが機能した、中身にふさわしい容量に広げていきます。

まず、狭い原因の1つに、凝ったタックが入っていることです。

確かに入口の上部分は狭いのでタックを入れる意味はデザインとしてはありますが、実際、きつい原因にもなっていますので、タックをすべて外します。

1-タック外し:タックが結構入っているので、思い切ってすべて外します。
まず、タックをリッパーで外す作業です。
糸を外したらアイロンで整えます。ドットボタン周辺は、ミシンが乗り上げられないので縫えないんです。可能であれば、一部ミシン糸を残して丁寧に見えない部分で玉止めして、ミシンが可能な部分だけをほどくというテクニックがあります。今回試みましたが、結果は糸が思うように残せず、ほぼ全部ミシン目を外してしまいました。
こういったように糸を外し過ぎたときは、ミシンで縫えない部分は手縫いで補助します。
2-縫い代を広げる作業:横幅が狭いことを縫い代のゆとりをもらって、この半分くらいの縫い代に変更することで本体の横幅を広げます。
5mm強程広げることで両サイドの計1cm強を広げることができました。縁をロック代わりに2本取りでブランケットステッチですっきりと始末しました。擦れてもほつれが擁護でき、安心と心地良さが生まれます。

スカートのダーツやタックなどもそうなのですが、広げた分量の2倍が実際に広がるということので、かなり効果が出ます。

そして、この部分も、先ほどのタックのドットボタンのように、一番下のアイレットリング/ハトメリングがミシンを妨げるので、手前でミシンをやめて、残りを手縫いです。

こうして、ミシンと手縫いをミックスした作業を致しました。

完成です。ゆったりと傘が袋に入れられるようになりまして、ドットボタンもちゃんと閉まりました。

あとがき

上述の中で、ミシン縫い部分と手縫い部分がミックスされるというお話を致しました。

やはり、リフォームは、当初の製造の順番通りにどうしてもできない部分があります。

外す必要がない部分を外すとか、外したら新しいものを付け直さなくてはならないようなパーツは、今回のアイレットリングやドットボタンのようにそのままの状態で残し、別の工夫を入れ込むというミシン+手縫いというアイデアを持ち込みました。

ある意味リフォームはそういった製造過程にはない工夫が必要な場合があります。

逆に製造過程を知ったりの学びになったり、アイデアの引き出しを増やすという経験もできるということなのかもしれません。

日傘の留めベルトのリフォーム-別生地の調達等-【625】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

昨年末くらいから、肌がボロボロと荒れたり、乾燥したりしてきたのが、この5月くらいで限界に達し、いよいよ皮膚科へ。

なんと、アトピーのもよう。

はぁ、アトピーかぁ。ショックでしたが、薬を塗って懐かしのツルツル感を味わいます。

けれどそれは薬で押さえているだけなので、根本的な治りというのは、まだこの先のようです。

私の予想としては、きっかけのその去年末の時期というものが、多忙による食事内容がやや外食気味に偏ったこと、そして、その遡ること夏の暑い時期にすっぴんで外へ出歩くなどが思い浮かびました。

多忙の食事がまだ相変わらず自炊に戻せておらず、これも今後そう戻していきたいのですが、紫外線対策として、今まで使っていなかった暑い時期の日傘を導入することを決意。

外出といっても少しですが、その少しだって影響があるはずなので、UVファンデーションの化粧をしているのとすっぴんの違いが大きくあるのかもしれません。

ということで、このたび、日傘を探しました。

何でもいいといってもなんとなく、バッグの中などに入れたり、洋服とのコーデになるので、傘の部類も立派なファッションアイテムの1つにもなります。

素敵なレトロ日傘に出会う

いろいろ探していましたが、日に焼けていたり、なかなか見つからず、これは素敵だ、と思ったお品にやっと出会います。

メルカリでした。

そして、このような日傘が届きます。

布そのそのままっぽい感じがお洒落な日傘:メルカリにて

いろいろ探した中、こちらがビンテージっぽさがあってダントツでした。

持ち手の部分も木製で彫りがしてあり結構凝ったものです。

持ち手が木製。彫もお洒落。

さて、今回のリフォームは、この日傘の留めベルトなんです。

ここがお直しの必要があった箇所となります。

なぜかまったく留めベルトの長さが届かないのです。今回これを別布を調達することで作り直していこうというものです。

なぜ、このような状態なのか詳しくは分かりませんが、とにかくこの状態だと留め具の機能がないので、収納できないんですね。

と、そこで、そっくりさんの生地を探しました。

しじらという名前の織り方の生地。マルチストライプの雰囲気もピッタリではないとはいえ、同類みたいに合わせられそう。型紙は4cm巾の20cmの長さ。生地には接着芯も貼りました。
縫い代をすべて隠すようにアイロンで折り込みます。まず半分、そして、更に真ん中に向かって半分ずつ。
短いサイドの部分も内側に折り込みます。そして、ぐるり1周ボックスにステッチ。
ベルトの出来上がりです。
もともと付いていたリングはそのまま使います。こんな感じの一般的な傘向けのリングですが、ベルトで隠れてしまい面積が奪われる点が、芯地はやめた方がよかったかなと思う点です。手縫いの2本取りで3度固定。
その後は、手縫いが続きます。こちらも3度を2本取りで手縫いで本体へ縫い付けます。ここはミシンでは、生地が傷む原因になるのでソフトな手縫いがお勧めですね。そして、右下のようにリングの穴より小さめのボタンを縫い付けます。
そして、留め具機能の様子を確認。・・・やはり、リングの面積がもう少し足りないですね。少し時間がかかります。芯地で分厚くしてしまったことも影響するかも(^_^;)。
見栄えはこんな感じ、なんとか生地は馴染んだかな(^_^;)。のちに、さらに、このリングにつまみタブを付けることで、もっとボタンにリングがはめやすくなると思うので、最初そのように作ってあった通りに後でミニタブを追加しています。
さらに袋に入れて収納完了。実はこの袋もかなりきついので、最後のスナップボタンがとまらないんですね。とても不思議。いろんな場所がサイズが合わない理由は何だったのでしょうね。謎です(^_^;)、

あとがき

最近の日傘は確かにUV加工はしてあるものが多いのですが、その関係かツルツル素材が多いので、オシャレというところに注目して探すとどれも似たり寄ったりで魅力がありませんでした。

その点今回のビンテージな日傘は、布そのままという感じであるけれど、デザイン性があります。

先ほど、上述の袋のサイズがきつい件を詳しく見てみましたが、タックがよせてあることから、タックを無しにする、そして、縫い代が少し余っているので、広げるというお直しが出来そうなところをチェックしました。

もしかして、このリフォームには続編があるかも(^.^)。

もしリフォームを行った際には、続編でまた、アップしますね。

映画、「グリード ファストファッション帝国の真実」を見て【624】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ブログ記事は、YOUTUBE動画と連動しておりまして、YOUTUBE動画にアップの同じ番号【】をブログにもふっています。

ブログが翌日になるので、この記事の前日がyoutubeアップの日。

そのyoutubeアップの昨日公開でした、「グリード ファストファッション帝国の真実」というタイトルの映画を見ました。

いよいよ、「サステイナブル:永久持続性」をいろいろな作り手のメーカーが意識し始めてて、実際に生産に取り入れてきているようなこのさなかの公開はなかなかなタイミングなのかもしれません。

大儲けの資本家の反対サイドで苦しむ低賃金、劣悪環境の労働者との差の問題

ビジネスたるもの、少ない資本から大きな儲けを追求することは基本的な考え方としてはあるもの。

しかしながらその裏側で労働賃金を極限に低く設定された交渉のもとで生み出されたその生産の結果、資本家と、労働者の裕福さの開きがあまりにありすぎるものに。

映画の中で、2点を私なりの考え方にてピックアップしまして、一度この記事を読んでくださった方達とも共に考えたい件を挙げます。

1点目は、主人公のファストファッションの経営者の部下達、一緒に働いてくれている従業員人に対する経営者のトップの態度。

モラハラ、パワハラが問題になる現在で分かりやすく私たちにその様子を伝えます。

店の名前の看板1つに対してとにかく目立つような派手な色使いを強要、しかも出来上がった状態に後から指摘し、その人すべてを否定するような汚い言葉での罵倒。このパターンが他の人にもなされる日常です。

そういう色使いをするに至った持ち場の担当者の思いや、意見を聞きとり、話し合うなどの事は一切なし。

そんな場面が多く、別のシーンでも多く見られました。

もう、大勢の従業員対トップの彼1人との複数の人数対1人のこの極端な「温度差」みたいなものが、たくさん出てくるのが印象的でした。

凍り付くような寒々とした場面で、周りはそのはるか離れた温度差に唖然とします。

2点目は、当たり前に誰でもその提供に見合った金額のお金を払うところで、極端に値下げを要求するタクシーの場面。

かと思えば、自分誇示のためのパーティーの派手な演出などにはものすごいお金を湯水のように出費するという極端さ。

ここから、この経営者のお金の投じ方の問題が浮かびます。

ふさわしい時だけに必要なだけのお金を支払っていくということを全くしていないのです。

ということで、私としては、この2点のことをポイントとしてピックアップ致しました。

あとがき

この映画の内容は、ある意味、「警告」のようなもの。

このままでは大変である、今後考えていかなければいけないことです。

商品を作る時にそれに関わる全ての人や素材のことを今一度考え直し、まずは、人に対して、異常な無理のない柔らかい手当をしているのかどうかなどが特にサステイナブルの中でも最初に見直す部分としてこの映画からは受け取りました。

根本の、「姿勢」という点では、分かりやすいまでの「ゼロ」である経営者の「ずれ」といったものを見せていただきました。

まずは、姿勢からで、完全にサステイナブルというところまでが簡単なことではないにしろ、ある一部分だったり、そういった考え方の元に立つというだけでも意味があると思うんです。

宮沢賢治が見える世界【623】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび、「宮沢賢治と天然石:北出幸男 著」という本を読ませていただきました。

図書館で検索して、天然石関係を探っていたところに目に付いたタイトル。

銀河鉄道の夜に関しましても、当ブログの「読書」カテで感想をアップしましたし、天然石との関係があるのかと何か縁を感じまして手にした今回の本です。

宮沢賢治の物語の世界観は空想のものではない

メルヘンチックだったり、銀河鉄道の夜においても、ファンタジーな感じだったりとよく言われます。

けれども、私も感想に書いたのですが、あの銀河鉄道の夜の中の鉄道の旅のシーンなどがどこかリアルで、ハッとするような感じがしていました。

主人公のジョバンニには霊感があり、死後の世界を生きながらにして体験できたなどと書いております。

この「霊感」というワード、実のところ、作者の宮沢賢治自身がそんなものを持ち合わせた気質をおお持ちだったようで驚きました。

そこに見える風景の中に天然石がたくさん登場するようで、見たそのままを書いたのがそれぞれの不思議な表現とか不思議な風景の描写に表れているもので、実際に見えているものであるということのよう。

霊視体験というものの内容の記録のようなものかもしれません。

あとがき

宮沢賢治が見えているものというのは、もっと私達人間も自然と同化して、すべてが自然界の一部に溶け込んだ世界観といったもののようです。

そういう映像が、いろんな不思議と言われる物語の描写に表れ、天然石も不思議な姿で登場してくるようです。

そんなことを知っての宮沢賢治の物語を読んでいくというのは、知らずに読むより、はるかに良さそうです。

この本に出会ってよかったと思えます。

天然石は神秘的な感じがする。。などと私もよく思いますが、宮沢賢治は、どのように神秘的なのかのその扉のさらに奥を実際に見ていたということのようです。

そのような記録が物語のどのあたりに表れているのかなどをたくさんピックアップしていただいた今回の本。

天然石が好きであれば、宮沢賢治の話も好きになるであろうとのことです。

著者さんも実際に天然石の石屋さん。宮沢賢治も石屋になりたい願望を持っていたようで、とても通ずるものがあって好きな作家なのだと思います。

そこをまた天然石に興味のある私が手にしたこの本との出会いのきっかけが、「天然石」だったということです。

<糸調子>デニムのような厚くて硬い生地は糸調子も特別、しきたりや固定観念を一度見直した独自の糸調子の取り方【622】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ最近のデニム地、キャンパス地などの厚手の硬い生地を縫わせていただくお仕事がございました。

その中で今までにははっきりわからなかったある発見とか学びを得られ有難く思っております。

その1つとして、今回ご紹介しますのは、セルビッチデニムのような厚手のジーンズなどの生地と縫う時の糸調子の関係の解明です。

デニム生地はブロードやローンと全く糸調子が変わる

現在、私は職業用ミシンのJUKI-シュプール-TL25というのを使っています。

TL25の後にはデラックスなどのネーミングが付いていない古いタイプのオーソドックスなものです。

こちらを長年愛用していますが、家庭用ミシンよりははるかに安定感と強さがあり、綺麗な糸目に縫うことが可能です。

けれども、デニム生地の分厚いものとなるとそのままの感じで行くと一気に縫い目がくずれます。

糸調子ダイヤル:ブロードやローンの場合は、糸調子ダイヤルは1と2の間の1.5くらいで整います。
セルビッチデニムの場合そのままで縫うと下糸がループを作りてんで糸調子が狂います。
よって、いろんな調整の結果2と3の間の2.5で私は決めています。

どんなふうにくずれるかというと、もさもさと下糸がループを作ってしまうんですね。

このことは、上糸の糸調子が悪い(緩すぎる)ということに導かれ、上糸の調整をするわけですが、それにしても、2-3の間の2.5くらいまでにしています。

これ以上絞めても、このダイヤル周辺だけに影響するような感じに見てとれまして、訳が分からなくなっていた時期もありました。

そして、今回、次の事に気づきます。

糸案内:このパーツの呼び名は糸案内。
メーカー様の説明書では、スパンとテトロンの糸の違いでこの糸の通し方を区別する推奨が記載されています。
確かにこのこともごもっともでそのようにして使っています。
しかし、それ以上のことが今回起こっています。
スパン糸は、真ん中の穴を飛ばす通し方、テトロン糸は真ん中にも通すフルに通す通し方という説明が一般的。
この糸はスパン糸の30番。
本来なら、真ん中を飛ばすのですが、それをフルに通すことで糸が全体的に絞まる影響がうまく及ぶようです。

このことは、説明書にはありません。新しい発見でした。

そもそもデニムを職業用ミシンで縫う設定など想定されていないこともあるかと思います。

が、実際職業用ミシンでデニム製のお品を縫っていくわけですから、ある意味型破りの行為となりますが、可能なのです。

これは、デニムを縫う時に、時によってテトロン糸を使う場合ももちろん同じ。

そうすることで、下側の糸調子ダイヤルを4などに絞めすぎずともこの糸案内の真ん中にも通すことの方が効果が出た結果になりました。

一応設置としては、糸調子ダイヤルは4までありますが、ほどほどの2.5あたりまでにとどめた方がバランスが良いのではないかと考えます。

4なんていう糸調子は逆にいろんな箇所を傷めるような気がしてなりません。

縫い目の結果やいかに

そうして、糸調子ダイヤルを2.5に、糸案内にフルに通した30番のスパン糸で縫った結果は、こちらです。

綺麗に目が出ています。裏側にも同じように出ていますので合格。

糸ループを作ってしまっていた時とは雲泥の差。

糸調子の大切さも、こういった極端な生地を縫う時に知ることになります。

いつもブロードとかローンのような普通地以下の生地を縫っている場合はなかなか意識しなくてよいことなので、こういった経験は特別ですね。

この縫い目が綺麗な良いお品ができるかの明暗を分けると思っておりますので、とても重要なポイントになるわけです。

今回は、デニムのセルビッチタイプ12-14オンス程度に該当するお話でしたが、その他、帆布(キャンパス地)の8号とかそれ以下の厚手、カツラギ、そういった織り目が詰まって硬いものに同じように対応できそうです。

硬い生地というところで、ゴブラン織りも浮かびますが、あれはそういうことが起こらないかも。

織り目が粗いのだと思います。

糸の太さや生地の厚みだけではない、織り目の硬さという点も見逃してはならないので、ひょっとして薄手のような生地でもナイロンなどの密な織り具合の生地では同じようなことが起こり得ます。

あとがき

今回は、こんな感じで、実際に私が自分で体験してきた調整のコツのようなことが少しクリアになってきたのでご紹介しました。

もし、こういったことがちゃんとした表になどできるくらいに確かなものになれば、分かりやすくご紹介を改めてさせていただこうかと思います。

引き続き体験しながらの模索を続けてまいりますね。

ビンテージ木製ミニチェストのこんな使い方ご紹介します【621】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

実はインテリアも好きな私でございます。

当ブログのカテゴリーに「インテリア」というものを設けておらず、「コーデ」のカテに入れています。

インテリアもコーデの部類で良いかなと思い、インテリア分野を絞り過ぎるのをやめた結果です。

今回は、現在とても気持ちよく使えている、木製のミニチェストの使い方の部分のご紹介です。

木製の4段チェスト。このボタンみたいなつまみがデザインとしては好み。
小さめでコンパクトなのですが、ミニサイズというほどの小ささでもないです。
サイズ:縦46cmx横35cmx奥行き30cm。

クローゼットのど真ん中にコーナーテーブルという、よくベッドの横などに置く水平の台があり、その上にこのミニチェストを置いています。

クローゼットもポールがはしっていますが、ある一部分はポールを無視してこんな風にチェストを置いたりして使っています。

奥行きが30cmなので、そんなにたくさんは入らないです。

チェストの場合奥行きで結構入る分量が決定づけられるような。。

そして、今回の私の使い方のご紹介。

季節外れの洋服の収納ということで、現在と反対の季節の長袖のジャージ上下をセットで、4セット分同じ物を持っていまして、それを1部屋に1セットずつ入れています。

ちょうど、ジャージの上下1セットで容量を満たします。4セットの同じジャージ分4段ということでぴったりです。

と、こんな使い方もある例ですね。

その他の収納ご紹介

今回少しサービスです。

先ほどのお話の、この下にあるコーナーテーブルには何を入れているのかですね。

こんな風なクローゼットの配置で、「コスガ」の木製ビンテージコーナーテーブルがクローゼット内の真ん中に設置。
こちらのコーナーテーブルもビンテージ家具です。こういった取っ手本当に好みです(^_^;)。
シンプルな3つの引き出しですが、なかなか深さと厚みのあるものです。
左側にはタオルハンカチ。右側には、手作りマスクを収納。

下の段の広い方の引き出しには靴下です。裸足が好きなわりには、靴下も好きという(^_^;)。
スニーカーを履くことがが多くなったので、靴下の出番も以前よりは多いです。
靴下のロゴがとても好きで、上から、「ハナエモリ」、「エンポリオアルマーニ」、「クロコダイル」です。

あとがき

インテリアもとても楽しいです。本来チェストなども使い方は自由であると思うんです。

一時、結構大き目のたんすにアクセサリーを入れていたこともありました。

もちろん、その中に更にトレイなどを置いてはいましたが、深みのあるチェストだとアクセサリーはちょっともったいない隙間が残る使い方です。

ただ、取りやすかったり、見やすかったりはしたので、ダメではない使い方だとは思います。

ユニークな使い方を共有し合ったら、人からの新しいヒントなどもあるかと思うので、そういった、ビンテージ家具の「使い方」の情報の共有というのも面白いと思いました。

今後も何か模様替えの機会などがあった場合には、ご紹介してまいります(^-^)。

カテゴリーは「コーデ」でアップしてまいります。

リフォーム、リメイク一切無しのブランドサングラス巾着をスマホ入れに利用するアイデア【620】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ最近スマホ入れポーチになるものを探していました。

結構ブランドが好きなので、フェンディとかグッチ、シャネル辺りを探していたのですが、細長なんだけど結構幅もそこそこ必要な。。というサイズ感のポーチが見つかりませんでした。

ブランドさんなので当然ですが、どうしても化粧ポーチなどが多くて、スマホを横にして入れたときの縦向きの幅が余り過ぎたものがほとんどで、余り過ぎてフィットしないのですね。

あまりに余裕があり過ぎても中にしっかり納まらないのは何となく気持ちが良くありません。

フィットするサイズ感って結構大切で、コンパクトに荷物をまとめたいものです。

ということで、いろいろ探す中でこれだと思うサイズ感の袋に出会います。

シャネルのサングラス巾着袋が丁度スマホのサイズに合うアイデア

今までサングラスの巾着袋に目を向けたことが無かったので、衝撃でした。

シャネルでこんな巾着袋を発見。Made In Italyがおやっ?と思いましたが、なんかサングラスケースのこういった巾着袋は、イタリア製のなのかな。シャネルは本来フランス製です。

こういった原産国の細かな理由などはまた調べたりしたいと思います。

この素材がまったりとしてさらさらしてスマホの出し入れの滑りが非常に良いのですね。

こんな感じのサイズ感なので、もっと大き目のスマホでも対応できるようです。
口を縛った状態で、巾着の下から計って、9.5cmx16.5cmです。

この巾着ひも両側仕様で楽ちんです。口が開くことがなく、きゅっと閉まって、紐の調子も良いです。

お食事風景のある場面みたいですが、こんな風にトレイのように置いて使えます。
スマホを出している時はこんな風にクローゼットのつまみにかけています。

ということで、しばらく使ってみての感想としては、◎(二重まる)です。

お勧めなので、もし、私のようにスマホカバーなどを通常好まない、こういったスマホの使い方をしている人は、キズ防止などにもサングラス巾着袋に目を向けてみてくださいませ。

ところで、今回のこの、白の地に黒のロゴという非常にシンプルなシャネルの巾着袋の色目ですが、これにこそ魅力を感じました。

普段もっぱらジャージスタイルで、黒x白のトーンの上下の装いなんですね。

そのイメージなのか、ここ最近白地というものにとても惹かれていました。

むしろ黒地に白ロゴよりも、この反転であるこちらに何でもないシンプルな良さというものを感じました。

ここ最近こぞってブランドメーカーがこういったシンプルロゴに移行している動きがあるようなんです。

いかにもその1つのようであるし、もともとサングラスの中袋の物だと思うので、最低限の素朴なアイテムです。

ここ最近一度、桃を購入時に桃の汁が移ってしまい、洗濯とかブリーチの漂白剤をかけましたが、難なく対応しているようです。

そして、あれ?と思った疑問が。。

巾着ひもの結び目が無いんです。

なかなか真似しにくいのがこの技。どうも結び目が無いなあと思っていたら、このようにひもを工業的に接結してありました。

こういった小さな物でも、同じように私達が作ろうとすると思わず巾着ひもの結び目を作った作り方をしてしまいますが、紐の材料の削減がわずかにでもできることと、この技が内部に隠れているすっきりした作りになかなかの威厳があります。

もしかして、コピー商品を見る時に、こんな部分も参考になったりするのかもしれません。

あとがき

何でも、手を加えたり、作り変えたりするのではなく、そのままのサイズ感でそのまま利用できるということが結局は一番楽ちんです。

今回は、リフォームやリメイクを一切行わない、そのまんま利用のアイテムの1つが見つかったお話でした。

こういうこともあるのだという例として、今後のビンテージ物の使い方の考え方の幅が広がる1つになればと思います(^-^)。

50万円相当の真珠のネックレス、照り、ツヤ以外にここを見る【619】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

弔事用としてずっと30年くらい持ってきたあこや真珠のネックレスがあります。

祖母に買ってもらったもの。

その時にお店の方から良質さを見る興味深いポイント箇所を教えていただいたことがあります。

よく真珠は「照り」「ツヤ」を見るというポイントが紹介されますが、そことも関連するのかもしれませんが、また違う具体的な視覚的な見方があります。

今回はこれを記録したいと思います。

真珠選びにお役立ていただく1つの何かアドバイスになればと思います。

あこや真珠の8mm珠程度のショートネックレス

こちら、今回の話題のお品となります。

ライトが効いた写真は、白っぽくぼやけるので、光をかなり落としてありまして、暗い写真になります。これがあこや真珠の50万円相当のお品。ツルリとして珠がなかなかのボリュームサイズの8.5mm辺りかと思います。シルバークラスプの留め具も凝ったデザインで透かしにサファイアが設置されている点にすでに高級な部分が感じられます。

一度、当初なぜか4珠ほどよけてあったのを、その後なくさないようにと一緒につなぐリフォームにお願いして、珠の間に何かクッション性のパーツを入れることもしていただいたものです。

その他、留め具周辺で珠が終わる最後に、凝った感じのシリンダーパーツが取り付けてあります。

当たり前に今までずっと持ってきたので、あまりに自然なお品でしたが、こうして見てみるとかなり凝ったものなのかも。

そして、今回のポイントの点です。

見るところは、珠の正面に映る「青い影」です。

これが、はるか昔の購入時のお店屋さんがおっしゃるには、「この青い暗い影が良質の証と見るのです」とのことでした。

こんな感じで見たときに青い暗い影が映ります。これがはっきりと表れるものが良質だとのことで、もしかしたら照り、ツヤと関係しているのかもしれないですが、具体的な物理的な見方のようで、とても分かりやすいですね。

何か、その青い暗い影は、クールというか神秘的というかそんな感じの影です。

あとがき

真珠をどこまで良質なお品で持つのかというところは価値観が分かれます。

私も実際、今回ご紹介のあこや真珠でない、カジュアル使いのものもあり、あまり良質ではない保存状態の悪かったビンテージを思い切って重ねてラフに使う使い方もしております。

そういった型破りな使い方もとても楽しいので、そのお品の良質さだけが価値だとも言い切れない部分もあります。

真珠は、お手入れ方法がほとんどなく、非常にデリケートで、海の中でできるから水と相性の良いものと思いがちですが、実際にこういったネックレスなどになった真珠に関しての取り扱いというのは、お水が不可で、水洗いで傷んでしまうというデメリットを持っています。

なので、真珠系統は、柔らかい布で汗を拭きとったりする、「ふく」という行為だけにかかっているようなものです。

ただ、私もそういったデメリット関係なしに真珠は素敵でとても好きなアイテムなので、たくさん集めてきたことと、現在の事業のレンタルジュエリーにも10セット強ほどのお取り扱いがございます。

デリケートな点は真珠である以上運命というもの。仕方がない部分ですね。

メンズ用の素朴なデザインがとても参考になる、おじさんが利用しているバッグのデザイン【618】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

おやじ、おじさん、おっさんというような人が持っているバッグに注目してみました。

というか目に入ってきました(^_^;)。

以前にこのようなバッグを製作しました。

このような小さめのバッグのデザインは、おじさんが持っているのを見かけたことからのヒントでした。

こちらのバッグは、実はもともとどこかの方が(おじさん)持っていて、中にたっくさんいろんなものを入れて開け閉めしている場面をたまたま見た時に、コンパクトで良いなあというところとそんなポーチの延長のような部分がヒントで小さいバッグをボストンみたいな形で作ったことがありました。

ここ最近なぜかよく見かける、「ナップサック」もとても気になります。

きゅっと口を縛って、そのひもがリュックのショルダーという何とも単純で使い勝手の良い機能のデザイン。

ナップサックは以前に実は作ってはいた

実は、私も以前にナップサック型は作っていたんですね。

けれど、マチがあったり、口ひもが裏地を付けたせいでしっかり閉まらず、あまぶたも補助的に追加しているタイプ。

これはこれでこの時の案ではあったのですが、おじさんが持つのそナップサックはもっと典型的なもので、薄っぺらくて、マチがなくて、けれどもきゅっと口が縛られて気軽に使い易そうでした。

あとは、黒無地ということろがいかにも機能重視といった感じがしました。

私が作ったハンドメイドの花柄は、素材は洋服用のポリエステル。

おじさんが持っていた黒は素材はナイロンだっと思います。

どこかでもらったものなのか、購入なのかよく分かりませんでしたが、ナップサックってずっと昔からあるデザインです。

リュック機能が重視の今、私としては、ナップサックのその単純さ、シンプルさに現在、とても注目しています。

あとがき

おじさんが持つものとって実は、結構参考になります。

機能をとても重視しておられるかと思うので、そこにヒントがありそうです。

靴やベルトとおそろいを実現、ビンテージのオーストリッチ巾着バッグのリフォーム【617】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

久々に簡単な擦れのリフォームをしてみました。

バッグなどの擦れは、とても効果があるクリームを使います。

そのご紹介と共に変化をどうぞご覧くださいね。

オレンジ茶でそろえる夢実現に向けて

このたび、もともと持っていた、リーガルのローファー(おそらく1990年代前半あたりと予想)、ランセルのメッシュベルト(メンズのビンテージ物)が手元にあり、そこへ同じような色のオレンジ茶のバッグを投入しました。

オレンジ茶はケイトモスさんのコーデをスナップ写真で拝見の時の影響を受け、真っ黒コーデに差し色に使っていらっしゃったのがどうしてもインパクト大でした。

これを真似してみようと決めて、実は苦手で手を付けていなかったオレンジ茶に新鮮味を感じてたところです。

茶もチョコ茶はよく注目していたのですが、オレンジ茶はどちらかというと難しい高度な色だと思っています。

その新しい試みにあたり、ビンテージ物のオーストリッチの巾着バッグを見つけました。

こんな感じの程よいサイズ感の巾着バッグ。サイズは、縦27cmx横25cmxマチ18xm。
両サイド巾着であることがこのタイプではレア。ショルダーの長さから推測の、1980年代-1990年代にかけてのお品だと見ています。とても懐かしいものの、変に流行が入り過ぎていないので、現在も何も躊躇することはなく使えそう(^-^)。

オーストリッチが柔らかい良い風合い。

今後のサスティナビリティの高まりとともに、新しくこういったお品が作られることはなくなってくるかと思うので、ビンテージの中にすでにあるものを掘り出すことで、こういった本革に出会っていこうかと思っています。

ここ数年新品の本革バッグなど購入しておらず、ずーっとビンテージ物ばかりです。

入口の先端の擦れが見られます。
底の縁の擦れが見られます。同時に黒ずみも。

こちら、良いお品だと思うのですが、入り口の縁とか、バッグの底の縁あたりの擦れが非常に激しく、色の補色のお手入れをしたいと思います。

と同時に、仕上げのような意味で革のツヤやみずみずしさを出すためにオイリーにもしていきます。

作業の2種

1つは、まずとにかく擦れの色の落ちた部分を補色です。

このオレンジ茶になんとか合う色のクリームを持っていました。

いろんな革素材の擦れにはこれが一番だとハンズの売り場の方も太鼓判を押してみえた外国製のrenovating cream:リノベ―ティングクリームという名前のクリーム。サフィール社製のもの。
これ、気に入って、黒や焦げ茶も持っていたのですが、今回のオレンジ茶の場合、このマロンという色がなかなかマッチした色が無い中では何とか使えそうでした。それほど革の色とピッタリではないことが多いですが、茶は色の展開が多いので仕方がないですね。オレンジ茶というにはふさわしい色です。マロンという栗色の表現がいかにも外国らしいですが、レンガなどの表現が分かりやすいかと思います。レンガ茶に当たるよう明るい茶色です。

1つ目の作業というのは、ただ擦れ部分にこれを塗るという作業です。

手袋をはめて、柔らかい布にチューブから出した色補色のクリームを擦れたところに補色。特に技術はなさそう。
クリームで補色後:象徴的だった底部分がクリームでオレンジ色になりました。

と、ここまでは、色の補色ができたという1点目になります。

ここで少し不満が生じます。全体的にビンテージならではのよくある水分ととツヤのなさ。

何かツヤを出して仕上げたいと自然に思うものです。

ということでツヤ出しとか、水分補給のようなことをやると思うのですが、ここからは、あまりに我流で、靴屋さんがホームページなどで、良くないとおっしゃっていることに当てはまるかもしれないので、写真は控えます。

この後、あるメーカーのリキッドタイプのそれ1本で保湿、色の補色、汚れ落としをしてくれる靴専用のクリームがあります。

この中の、カラーの無色透明をここへ全体に塗りました。

靴屋さんは、靴専用のクリームをバッグに使ってはいけないというようなことを記載されているようでした。

思いっきりそれに当てはまってしまいますが、私はたまにこの手法を使って満足しています。

特に悪く影響している様子も見られず、効果を感じます。

が、しかし、もっとちゃんとした根拠が見つかり、詳しいことを習得した際には正しくご紹介したいと思いますので、すみません。2種目のお手入れ法はここまでですね。

見違える補色クリームの効果

もともと良いお品なので、補色すると立派なものになりました。無名のノーブランド物です。
そして、コーデしたい仲間も集合。オレンジ茶のセットが出来上がりです。革のメッシュベルトはランセルのおそらくメンズのもの。靴はリーガル社のもの。古すぎて中敷きを変えています。中敷きに、ブーツのロゴのリーガル社のトラッドなアイテムよくあるロゴの中敷きでした。

オレンジ茶の小物が揃うことがこれで実現できました。

わずかに靴が濃いめのオレンジ茶ですが、実際の着用はこれらが離れますので、遠目ではだいたい同じカラーで行けると思います。

あとがき

前半の「サフィール社のイノーべ―ティングカラークリーム」は是非目を向けてみてくださいませ。

これは1つの例ですが、昔の物の中に良きお品がたくさん見つかるようです。

もう、現在完全に私がコーデするアイテムは、ALLビンテージ古着類ばかりです。

ここ何年でしょうか。2015年あたりからなので、随分となります。

ビンテージと言ってもいろんなテイストができるので、ある1つのブランド、フェンディとかエンポリオアルマーニなどのブランドだけを集めて着ていくなんていうのも集める途中の楽しみもあるものです。

革物は、どのみち、今後は少なくなっていくかと思います。

一流ブランドさんが本革を使わない商品を取り入れ始められたことも大きいですね。周りが追従の動きをしますので、とても影響力がありますことから、先頭を切る有名ブランドの行うことにはある程度注目しています。