<経理>期末の定番の棚卸仕訳よりも前に行っておく、ハンドメイド業の前期からの繰越材料を今期に廃棄処分をした仕訳【199】

アイキャッチ画像199

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

当ブログ記事は、最初の投稿の2020.01.31からおよそ5年半後の2025.07.20にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し綴り直しをしています。

実はネット検索の結果よくご欄いただいている記事の1つであり、大変光栄であると共に、個人事業主スタート初期の内容であることが大変恐縮です。

投稿後の5年半の間で最大限簡素化したつもりです。

棚卸資産表自体は相変わらずエクセル、ベースの部分は変わらず低コストのままです。

このたびのポイントは、前期から繰り越した在庫生地16mをすべて廃棄した作業があった時の仕訳の「勘定科目」です。

今期に購入して今期に廃棄した材料、今期に製作して今期に廃棄したバッグは除外で良いです。

しかし、むやみに行う「廃棄」は是非無くしていきたいもの、こうならなくて良い対策こそ重要です。

「廃棄処分」以外にも、やや物騒なことではありますが「紛失」「盗難」も商品が消滅したという点では同じ考え方で良いと思います。

常に更新していれば期末は楽です、ハンドメイドバッグ業の「材料」「製品」のエクセル製棚卸資産表への掲載

棚卸資産表を作り始めた2018年度当初は、1ステップ挟んだ「材料メモ」のようなエクセル表があり、棚卸資産表は別で期末作っていましたが、その後1ステップさえも省略。

そもそも、直接棚卸資産表をダイレクトに利用していけば良いのです。

よって、本来期末に作るはずの棚卸資産表は、もう次の期首で作られるということになります。

新しい材料を調達したお正月早々の1月1日であっても、その新しい年度の棚卸資産表に動きが出ていく、タイムリーな在庫の把握になります。

棚卸資産表(材料):前期を期首にコピーして利用していきます。前期末は今期首という移動から始まります。

この表の良さは、常に材料を購入するたびにルーティーンのようにこの表に記録する作業の都度分配の労力の少なさ。

まだ期末ではないですが、今期の新規購入の材料は黄色の部分へ仮入力のような形でエクセルの式の中に追加。

購入後使用してバッグに作り上げた場合は期末在庫ではなくなるので、都度消したり数量を減らしたりすればよいのです。

生きているデータですので、カーソル内に調達の個別の分量が式で分かります。

そして、別の隣のシートには、完成した「製品在庫」というシートを設置。

ここに入れる金額は、バッグの原価表の値、材料の棚卸資産表から引用したものの集まりです。

ハンドメイドとは別の事業の「レンタルジュエリー」では、「商品在庫」を設置。

「製品」と「商品」は結局は決算表では同じ「商品」に入っていきますが、棚卸資産を便宜上3つにけ、「材料」「製品」「商品」とあえて区別しています。

では、次になかなかの分量の材料を廃棄したことが実際に2025年にありましたので、その仕訳を解説します↓。

材料の廃棄(赤枠の部分):3年越しの在庫でしたが、使用した分もありますので16mが最終の残りでした。

この廃棄自体は2025.03.02に行いまして、3/2当日に計上も済ませるのが一番タイムリーです。

2025.03.02 廃棄処分

 12,480 材料廃棄損 - 材料仕入 12,480

 ※ハンドメイドバッグ用生地(リップクロス バック地-オリーブ)x16m(理由:試用で明らかになった、汚れが落ちにくいという性質により処分)

勘定科目の「材料廃棄損」という損失科目は、「雑損失」に等しいものであり、独自に設定。

バッグを廃棄した場合なら、「製品廃棄損」、ジュエリーを廃棄することなどありませんが、物騒ながら紛失や盗難の場合に「雑損失」などで処理することになります。

大切なのが相手科目です。

物品の損失の相手だからと、「材料」「製品」「商品」と資産科目を置きがちですが、最終の期末の定番仕訳の金額がここで急に前期から変化してしまうので使えないのです。

相応しいのは「仕入」です(税務署様もこうおっしゃっています)。

この解説を「商品」「材料」などと解説している投稿や税務署様の中にはそうおっしゃる方もいましたが、実際に決算の時に矛盾が起き困ることになります。

一方で、今期内の仕入ではないのにマイナスする行為となる点は致し方がない、会計の中の矛盾や課題であると考えます。

この16mもの廃棄の損質は、この生地の性質がよく分かったという学びと引き換えでした。

あとがき

「さあ決算だ、期末だ」と力が入り気持ちが重い理由の1つは、短期間で一から作業するからです。

このたびのような、常に更新するタイプの棚卸資産表、期末にはチェックだけで済むので、決算期間であってもいつものお仕事の合間に出来るのではないでしょうか(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

遠出用の安心ジュエリー3セットの組み方で自分らしさが出せる、「同素材同色型」と「別素材別色型」の比較【375】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

これまで、ジュエリーをたくさん集めてまいりました。

コスチュームジュエリーのようなメッキ物から18金やプラチナに宝石が乗った本物ジュエリーまで様々です。

数多くのジュエリーを集め、多くの組み合わせを考えました中で1つ言えることは、シーンによってのジュエリーレベルの使い分けです。

このたびは、遠出や旅行などの、意識があちこち散漫になるような忙しいシーンを想定し、万が一不慮の事態が起きることにも備えられるような丈夫で比較的安価で装えるジュエリーのセットをご紹介したいと思います。

ただご紹介するだけではなく、比較入りの企画としまして、「同素材同色」と「異素材異色」との2種を比較してみたいと思います。

それぞれに3セットずつ組み合わせのセットを設けましたので比較しやすくなっていると思います。

どうぞじっくりと楽しんでいってくださいませ(^-^)。

2種類の集め方の比較、①ステンレスやシルバー925の地金だけを集めた3セットと②地金や天然石にカラーが豊富に入った3セット

①の集め方:シルバー1色で、ロングネックレスをメインとして集めた3アイテムx3セット

では、今回のテーマに沿い2種の集め方を比べてみましょう。

どのセットにもネックレス、ブレス、リングの3アイテムが必ず入った3アイテムで成り立つものになります。

1つ目は、一応3セットに分かれてはいるけれど全体としては似たようなテイスト。

チェーンの1つ1つのパーツの形をブレスとネックレスとでそろえているところが同じです。

全体としては、ほぼシルバー1色だけの色使いで、同色のシルバーながらネックレスの段差とか太さで変化を付けてその違いを楽しめる異種の3セットとしました。

メッキは1つもなくそこそこなレベルであり、ネックレスとブレスはすべてステンレス製。

リングはシルバー925製です。

そして、時々「ティファニー」様のブランドリングなども混ぜています。

次は②の集め方です↓。

②の集め方:シルバー、ゴールド、カラーとかたまりごとに色目を特化させて集めた3アイテムx3セット

3種がそれぞれ色がはっきりと区別されています。シルバー、ゴールド、カラーというように特化した色のセットにしています。

①との違いで際立つのは、パッと見てカラフルなところです。

一番左はゴールドといってもすべてはステンレス製。

真ん中はシルバーカラー1色。

右はクールなマルチカラーです。

色とりどりのマルチカラーはサファイア。

研磨の度合いでこうした濁った鉱物に近い形のサファイアも親しみやすくて良いものです。

バングルは「フェンディ」様の馬の透かしモチーフ。

こちらにもハイブランドジュエリーを取り入れました。

比較という点においては、①はとにかく銀色に特化したことを深堀りするようなもので、銀色が共通にベースになっています。

違いがどこにあるのかというのは、チェーンのデザインや2連の段差の有無などの違いです。

対する②は、一目瞭然に分かりやすい別の3セットなのだということの表現です。

どの1セットも別物であることが明らかで、ゴールドはゴールドの出番がありますし、真ん中のシルバー1色はこれも色がにぎやかなお洋服の場合はかえって選択するに相応しいものになります。

一番右は、地味過ぎたり物足りない単調なお洋服に対して満足度を高めるためにこのジュエリーでフォローしてあげることができるのです。

そうしてどのセットにも出番があるように割り振るということをしました。

ただこうも言えまして、①のシルバーだけの3セットは、②よりも「豊富なジュエリー」の印象になることができます。

共通点を多く含む①は、かえって拘りやオシャレ度がより高く感じてもらえるというメリットがあると見ています。

あとがき

この度の比較において分かりやすく2ケースをご紹介致しましたが、いろいろアレンジ可能ですので、これと決まっているわけではありません。

ただ、「遠方用」の安心ジュエリーとしては3セットあれば十分だと思っています。

この「3」という数字をキーワードとして、3アイテム3セットと「3」で考えたメソッドになります。

遠方へお出かけの際は、高価なジュエリーは控えられた方がよろしいかと。

海外だと目を付けられ、犯罪のターゲットになりかねませんし、安全という印象の国内でもアクティブなシーンでは気持ちの散漫さから紛失のハプニングが起きやすいからです。

思いっきり楽しめる素敵な旅を是非、そして、おしゃれなフォトにその素敵な装いが「パシャリ♪」とおさめられますよう(^-^)。

ポケット無しのバッグにポーチを追加、本体のボーダーパッチワークの太幅に寄り添う細幅の水平型ポーチ【104】

アイキャッチ画像104

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたびから、ハンドメイドバッグ製作の括りの<○○シリーズ>が、<黒白ボーダーシリーズ>に移ります。

黒白ボーダーは王道の柄、同じカラーの3点が集まる当シリーズにおいて、それぞれの黒白ボーダーの違いがそれぞれの味わいでどれも表現できればと挑みます。

1点目は、もうすでに<はぎれ>のカテゴリーで投稿済みの【101】で完成していたパッチワークボーダーのボディーバッグを当シリーズに入れたいと思います。

そして、<はぎれ>製作からの更なる発展として、付いていなかったポケットと同等の価値を追加。

水平型ファスナーポーチをボディーバッグに加える部分をお届けしたいと思います。

<黒白ボーダーシリーズ①>糸の色を生地に馴染ませた、ボディーバッグの太ボーダーに寄り添う細ボーダーポーチ

【101】のボディーバッグ:太ボーダーパッチワーク。<はぎれ>製作という固定観念でポケットを付けておらず。
最初の考案(ボツ):ファスナーのつまみに紐を通して本体と合体した案はまずまず。無地が味気ないと感じます。

ここで納得していなかったところからスタート、水平型ポーチそのものをボーダー仕立てにしていこうと考えました。

パッチワークフィルの裁断:チャコールグレーと白のボーダーです。本当の黒は使い切りましたので登場しません。

【101】で投稿の時と同じ手順でパッチワークシート作りを進めました。

このたびは幅が狭く、型紙が5cm幅で縫い代が両サイド1.5cmずつ取られ完成は2cm幅のボーダーです。

バッグの方は、型紙が7.5cm幅で出来上がり幅は4.5cm、この2cmと4.5cmの違いも完成時の見た目の違いとしてお楽しみにどうぞ。

パッチワークシート作り:1.5cmの縫い代で縫い繋げ、両割り、表面からハギ目の両サイド2mmをステッチ。
ファスナーとの合体前の三つ折り:ファスナーと合体の準備。後からの反省は二つ折りで十分なのではないかと。

左上はファスナーのうねり防止の伸び止めテープ(平)です。

ファスナーと本体の合体:ファスナーの両サイドに対象に縫い付け。ボーダーの段差が起こらぬよう位置を調整。
最後の上下のラッピング:ボーダー柄のカラーに馴染むように片方は白、片方はチャコール生地でラッピング。
完成サイズ-バッグ:縦21cmx横21/26cmxマチ10cm。ポーチ:縦19cmx横16cmxマチ無し。

【101】でボディーバッグの方の生地詳細はお伝えしていますが、改めて↓。

<使用生地詳細>

・ボディーバッグ:表地(黒・白):スポーツメッシュ、ナイロン/94%、ポリウレタン/6%、日本製。裏地(黒):ナイロンオックスはっ水加工、ナイロン/100%、日本製。
・ポーチ:表地(チャコールグレー・白)スポーツメッシュ、ナイロン/94%、ポリウレタン/6%、日本製。裏地(グレー):生地名不明、綿/100%、日本製。

あとがき

定番とされる黒白ボーダー柄。

この直線が整然としたスタイリッシュさ・爽やかさが定番柄である理由の1つかもしれません。

当シリーズではあと2点更なる別の種類の黒白ボーダーのバッグが出来上がります。

ボーダーシリーズではな<黒白ボーダーシリーズ>という柄に深く迫ったシリーズです。

黒白ボーダーの中にあるエレガントな部分をピクチャレスクらしく見つけてみたいと思います(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

マーブルボタンがねずみの表情ある瞳に、顔と耳が変8角形の幾何学的なフリース製ボディーバッグ【103】

アイキャッチ画像103

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドメイドバッグ製作をある共通の括りで<○○シリーズ>として続行中、現在は<動物シリーズ>です。

このたびは、当シリーズの3点目でありラスト、2020年の干支に相応しい「ねずみ」で締めくくりたいと思います。

特に絵画が得意でもないピクチャレスクは、製作のしやすさとして、「多角形」を引用して動物をデフォルメすることに。。

ねずみさんの多角形での表現の仕方にもご注目下さればと思います。

<動物シリーズ③最終回>柔らかいフリースで多角形を形作ることの難しさと融通、変8角形のねずみボディーバッグ

<表地:グレー>フリース、ポリエステル/100%、日本製。<裏地:白地xマルチ>エスパンディーニットプリント、ポリエステル/100%、日本製。
変8角形の本体(顔)の裁断:フリース生地に接着芯、更にハード薄芯(無接着)をボンドで固定し外枠をカット。
長いマチ布:顔と同じように接着芯とハード薄芯を貼ります。ファスナーはこの真ん中をくり抜いてこの後設置。
ファスナーポケット(左上から右下へ):①枠の作図と枠のステッチ②枠内のY字カット③枠の固定④生地と合体。
ねずみの耳の製作(左上から右下へ):①変8角形の裁断②縫い代折り込み③2枚貼り合わせ④固定ステッチ。

柔らかなフリース生地に対して角張った多角形のコンビは難しかったです。

別の案としては、顔も耳もカーブラインで型紙を見直すことですが、随分印象は変わる出来上りになるかと。。

メインファスナー設置:長いマチ布の真ん中に設置。上の解説のファスナーポケットと途中まで全く同じやり方。

一番下の写真は、出来上がりからは裏面に当たりますが、ファスナーの端をスタイリッシュに馴染ませ共布の花柄タブでカバーしてすっきりと仕上げます。

ファスナーの縫い付けは2列で安定感を重視、ファスナーの端は1列のみではヒラヒラ2列目で初めてぴったりと馴染むのです。

ねずみの耳パーツの対称:左右が対称になる位置にうまく設置。変8角形の短い辺に沿う分かり易さを工夫。
本体とマチ布の合体(外表):最後の仕上げの場面です。ねずみの耳はあらかじめ仮止めしておいた方がグッド。
ボタン付け:最終に目のボタンを設置していきます。目の位置によって印象も変わりますので要シミュレーション。

ベルトは、①の犬と全く同じ黒のシートベルト・プラスチックDカン・線コキのセット。

ねずみボディーバッグ完成(グレーフリース製):<サイズ>縦15cmx横25cmxマチ7cm。
内部のファスナーポケット:ボディーバッグは傾けることが頻繁にあり、安全なファスナーポケットで完全密閉。
その他の角度:ネズミさんのいろいろな表情が他の人の目にも映ることになります。そんな反応も楽しみ♪。

あとがき

本当の心の内を吐露しますと、ぱっと見の可愛さとのギャップで、耳の重なりなどの美しさは全くなっていなかった製作だったと反省します。

そもそも、扱いにくいフリース生地を多角形と組み合わせたことなどもアイデアとしてどうだったのかという点もあります。

厚みあるウール素材などの方がもっとラインが綺麗に出たかもしれません。

しかし、これも当時の生地との出会いを活かしたものであり仕方が無かったのです。

そして、その後もずっと気になって、結局は取りやめに至った「外表」の作りについては、この時に限界も感じました。

フリースのような生地をピッタリ合わせて両面均等にに縫い合わせることの難易度です。

しかし、このフリースグレーだったからこそのねずみらしさ、扱いにくい生地ながら、望ましかったと思うのです。

こうして、生地に条件が生まれてしまうような製作としては、後の「ノウハウのご提供」には相応しくない部分です。

当ブログ記事は、最初の投稿の2020.01.20からおよそ5年後の2025.04.15にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

2025年においてもボディーバッグを作る機会が出てきますので、その時に今一度この「外表」の構造を見直してみたいと思います。

もともと「中表」ではひっくり返しの無理強いがたたり、使っていく中で縫いが外れてしまう可能性を鑑み、頑丈に出来上がるようにと考えたやり方。

ただ、そこにも限界や条件があったということでその後の出口を探している最中なのです。

ハンドメイドバッグ道も長い長い旅路であると言えます。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

バッグの持ち手はキュートなうさぎさんの耳、かわいい小動物のキュンとした瞬間の感動をバッグで表現【102】

アイキャッチ画像102

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

長年のうさぎ好き、マスコットや雑貨類のうさぎモチーフを随分たくさん収集してきました。

現在、ハンドメイドバッグ製作を1つの括りで<○○シリーズ>として続行中。

このたびは、<動物シリーズ>の2点目になります。

1点目は「犬」のボディーバッグを製作した【98】の投稿。

お顔だけをバッグに仕立てる点が当シリーズの特徴であり、全身よりも製作の難易度は低く、大人も楽しめる動物バッグになればと思いました。

お顔なので目を最後に設置するわけですが、前回の「犬」と全く同じ目の材料である大きなボタンを使用する点の出来上がりの印象の違いもお楽しみいただければと思います。

<動物シリーズ②>数多くの小花柄から選んだ生地、うさぎさんが最もキュートに仕上がるためのフォルムと目力

かわいらしさもありながら、大人びたテイストもある小花柄は服地の分野で見つかりました。

<表地・裏地共通>エスパンディーニットプリント、ポリエステル/100%、日本製。

「エスパンディー」は、経糸(たていと)と緯糸(よこいと)の収縮率の違いを利用した生地の作り方の1種。

本体の裁断:取っ手も一繋ぎの作り。すでにうさぎさんのお顔のイメージが見られます。あとはてっぺんタブのみ。
ニット素材に貼る伸び止めテープ:ポケットのフラップのラインを正しく出すために伸び止め防止。

ストレートラインを平(ひら)で、カーブラインを(バイヤス)で使い分けました。

ポケット:マジックテープ開閉です。貼り付け型により、袋とフラップを裏地面に上から設置。下は裏面の当て芯。
中表と外表のコンビ:先に取っ手を含む上の方を「外表」で、後半は底のマチを含み「中表」でひっくり返し。

サイド部分の始まりから下が「中表」の後半作業部分です。

入り口タブ:ここにマジックテープを設置。カーブが入るパーツは「中表」ひっくり返しが綺麗です。

とは言っても、本体にもカーブがあるにもかかわらず取っ手の間のカーブはこのたびは特別「外表」で。

生地の性質でしょう、カーブもそれほど難しい折り込みではなかった手応えでした。

マチの合体:マチの始末もこのたび特別。あえて表地と裏地を重ねることで強度がアップすると感じています。

このやり方により、縫い代の始末がされていませんので、マチの縫い代を両サイドとも共布ラッピングで覆いました(右下)。

ひっくり返し終わった完成目前の姿:ここへ最後にボタンの「目」を付けて完成。全体に優しいフォルムに。
目の設置:【98】の「犬」と同じ目です。同じ目なのに別の動物であるという比較を楽しんでいただければと。
うさぎバッグ完成(赤系小花柄ニット):<サイズ>縦24cmx横34cmxマチ8cm。取っ手は高さ26cm。
後ろ面:ここにウサギさんらしいフォルムを感じていただけるならば、うさぎファンの観察力の賜物です。
その他の角度:左上は底面、右下はサイド面。トートバッグと同じでハギ目が複数に渡ります。
ポケット:上の写真は遠目でしたので、改めて真正面から。

ここからは、ひっくり返して内側の様子を見ていきます↓。

底面:「ベルポーレン」というプラスチック製底板2mm厚を内蔵した四角い袋を部分的に縫い付け。
端の始末:左上は、両サイドのマチ。右下は長い縦線のサイド。縫い代は始末済みにて3mm幅で縫い合わせのみ。

通常の裏地付きトートバッグの縫い代始末とは随分違ったやり方を体験したことになります。

あとがき

動物モチーフで作るバッグは、子供っぽくなりがちです。

お顔そのものをバッグ全体にすることでユーザーの幅を大人まで広げることができるのではないかと考えました。

次回は「ねずみ」になります。

これまでの2点は「犬」「うさぎ」共に正面でしたが、3点目の「ねずみ」は横顔になります。

かわいい動物のキュートな角度違いの瞬間としてお楽しみいただければと思います。

すべての動物達は、おそらく元は同じ地球の中の自然の秩序の中で共に歩んできた仲間。

互いに尊重しながらその素敵さ・かわいさから「癒し」「喜び」をプレゼントとしてもらっているのです(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

イタリア製ブランド古着の美しきジャガードカットソー、エレガントな風合いを作り上げる品質表示の中の混率の読み解き【278】

アイキャッチ画像278

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

古着ライフを続けて、いよいよ20年に及びます。

新品よりもコスパが良い質の良いお洋服、お買い得な購入と共にお気に入りのハイブランドに特化したものに我が古着ライフが発展しています。

一番のお気に入りは、「アルマーニ」様、2010年代後半から注目し始めました。

「フェンディ」様も並行して集めていた時期がありましたが、元は毛皮屋様スタート。

「アルマーニ」様は、アパレルブランドに特化したスタート、お洋服アイテム自体が豊富で集めやすかったのです。

ただ、この2ブランドは同じイタリア生まれであり、共通するテイストを感じることが多々ありました。

このたびは、美しいカットソーを手にして実際に感じた「テイスト」を作る要素が何なのかを、お洋服の内側に隠れた品質表示を見ながら探ってまいります。

下に貼りますYoutubeは2020年当時の投稿のまま。

当ブログ記事は、最初の投稿の2020.01.06からおよそ5年半後の2025.10.08にブログ記事の「手直し」の順番でタイトルから見直し綴り直しをしています。

ブログ記事「手直し」後は、ご紹介する例を5点に増やし、「アルマーニ」様のカットソーに特化しました。

イタリア製ブランド古着の美しきジャガードカットソー、ツヤある素材が醸し出す風合いの源を品質表示の混率から読み解いた

では、ここ10年来のファンである「アルマーニ」様の古着カットソーに特化し、5例の素材の見た目と品質表示の混率を同時に眺めながらそのエレガントな風合いの源を探ってまいりたいと思います。

①ビスコース/97%、ポリウレタン/3%

①シルバーグレーの長袖カットソー、「アルマーニコレツィオーニ」製。

巷に多いポリエステル/97%、ポリウレタン/3%に似た配分。

わずか3%程のゴムのようなポリウレタン(表示はエラスタン)の伸びが動きの融通性を作る実用着であると解釈。

メインがビスコースという点は、日本人としては馴染みがないかもしれません。

ポリエステルよりもとろみが多いことで、ドレープ感がたっぷり。

②ビスコース/72%、ポリエステル/28%

②黒の長袖カットソー:「ジョルジオアルマーニ」製。

黒に木のような色の茶色のボタンはヘンリーネックに伴いカジュアルなデザインながら、それでも瀟洒に映る不思議。

まさにツヤを伴うビスコースとポリエステルのミックスの賜物。

③ビスコース/48%、ナイロン/44%、ポリウレタン/8%

③紺の七分袖花柄ジャガードカットソー:「アルマーニコレツィオーニ」製。

イタリア製の素材では、これぐらいの複雑な混率はよくあること。

およそ半分ずつのビスコースとナイロンの表現と予想しながら、この表現の意味を読み解きます。

品質表示の表示方法として、元の素材のミックスの糸の状態で示す場合と、柄が載ったような構造の場合によくある占有率を示す場合があります。

こちらはおそらく後者の表現。

多くの当ブランド様のお品を手にしてきた者としては、基布の無地部分がナイロン/100%、柄のベルベット風な部分はレーヨン/100%。

その各々の占有率がおよそ半分くらいずつとして、48%と44%で示したものと判断。

④ビスコース/100%

④黒のハイゲージニットセーター:「ジョルジオアルマーニ」製。

ビスコースのみのクラシックなタイプは、2000年以前のものだと予想。

ずっしりと重いハイゲージニットの重厚感は、ビスコースのツヤと共にお出かけ用の風合いを醸し出します。

田舎っぽくなりがちな毛/100%や綿/100%の天然素材に対して、ビスコースは都会的なイメージを作ります。

⑤ナイロン/95%、ポリウレタン/5%

⑤黒の長袖花柄ジャガードカットソー:「アルマーニコレツィオーニ」製。

ナイロンが大半のお洋服は良い意味でごわつきがあり、ナイロン特有の弾力性が畳んだ時のふんわり感に。

これまで手にした「アルマーニ」様の古着の中ではナイロン製も王道。

冒頭のブランド「フェンディ」様にもこのような混率のカットソーが多くありました。

ナイロンは傷みにくく、長持ちのお洋服で、カットソーには向きだと思います。

透けた感じとも相性が良く、ポリエステルと並んで「乾いた感じ」があると思います。

あとがき

「ビスコース」は日本では、「レーヨン」と呼ばれますが、厳密には「ビスコースはレーヨンの1種である」という定義。

ただ、実際は同じ意味で呼び名だけの違いとざっくりと認識されることの方が多いです。

こうして、エレガントな雰囲気を作る素材の源は、このたびの品質表示の中に登場した、「ビスコース」「ポリエステル」「ナイロン」であったと言えます。

「レーヨン」が「シルク」の代替品のような存在と言われるのも頷けます(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

ニットパッチワークボーダーボディーバッグ、正面ファスナーの設置に必ず伴う端始末の曖昧さの課題の発見【101】

アイキャッチ画像101

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

一目見て心躍った「スポーツメッシュ」という生地。

ニットでもバッグ製作が可能であることで、選択する生地の可能性が広がれば良いと願いながら当記事を綴りたいと思います。

メイン製作は【60】でミニリュック製作を、その後の一度目のはぎれ製作では【96】で取っ手付きミニバッグを製作済み。

通常バッグ用の生地の調達は1点につき0.5mが平均、この生地に関しては、カラー展開が豊富であり、カラーの数だけ残布も豊富(笑)となったという経緯。

モノトーンニットボーダーボディーバッグ、太ボーダーパッチワークの柄の出方はピッチを鑑み配置を工夫

表地(オフ・黒):スポーツメッシュ、ナイロン/94%、ポリウレタン/6%、日本製。裏地(黒):ナイロンオックスはっ水加工、ナイロン/100%、日本製。
スポーツメッシュのズーム:カットされたような穴が等配列に並び、より凹凸感が高められた素敵な生地。
ボーダーフィルの均一裁断:パッチワークシートからの製作、その後本裁断という手順。ボーダー幅はすべて均一。
まとめ接着:生地を並べて伏せ上から接着芯を覆いまとめて接着。一番下にクッキングシートを敷くと良いです。
パッチワークボーダー作り:縫い代1.5cmで繋ぎ二重縫い、両割り後表からハギ目の両端をステッチ2mmで固定。
ファスナー付け:本体パーツ裁断後ファスナーを設置。ファスナーが絡む製作は決まって端の始末に悩みます。
両サイドの縫い合わせ:縫い代は1.5cm。ファスナーの端の始末に悩むのがここ。非常に曖昧です。
表地と裏地の合体:ひっくり返し口は、裏地の一部を利用。返し口の縫い閉じは手まつりでしっとりと馴染ませ。
ボディーバッグ完成(黒白ニットボーダーパッチワーク仕立て):<サイズ>21cmx横21/26cmxマチ7cm。
その他の角度:逆台形型に特徴があり。背面の黒の部分が不足だと感じますのもボーダーの幅がやや粗いがゆえ。
お洋服とのコーデ例:タンクのボーダー状のフリル装飾とボディーバッグのボーダー柄がリンク。

あとがき

地味な場所であり、タイトルに謳った割には多くを伝えられていませんが、この製作の中での大きな課題はファスナーの端の始末でした。

ファスナーを使ったバッグ作りは、必ずこの課題に直面すると思いますので、別のデザインでも悩む場合に備え、ちゃんと解決していきたい点です。

端の始末無しのそのままでピンキングばさみ程度で解決というのは決して望ましくないと考えます。

とはいえ、タブでカバーすることで野暮ったく膨らみが生まれてしまうのも問題であり、馴染むような見かけでうまくカバーすることをイメージ。

たとえ内部であっても、目に見える場所であればそれは表に等しい場所であるということです。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

始終「外表」の連続で作る赤紫色のジャガードふくさ、分かり易い構造のサイズ違いへの引用の大きな可能性【100】

アイキャッチ画像100

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

はぎれがもったいなく余った際のこのたび、表地も裏地も同じ生地で「ふくさ」を製作。

ベリー色がエキゾチックな美しいゼブラ風のジャガード生地を利用させていただきました。

メイン製作は【95】で薔薇柄アップリケの丸底バッグの裏地でした。

小さな面積のこのたびの製作ですが、大きなバッグにも引用していただけそうです。

是非、「ふくさ」のみにとらわれず、小さいサイズから大きなサイズまでのこの同じデザインでの落とし込みを考え楽しんでみてくださいませ(^-^)。

サイズを無限に変えて作れる可能性を持つデザイン、マチ無しの外表構造で出来上がる横幅22cmの「ふくさ」

表地・裏地共通(赤紫色):ジャカードクロス、ポリエステル/100%、日本製。抽象的なシャープな柄です。
フラップの台形の表現:接着芯貼り後に左右均等に斜めにカット。生地に向きがある場合は上下を慎重に見定め。
ハード薄芯のハリコシ:無接着タイプハード薄芯の縫い代部分にボンド。アイロンで押さえて熱により接着力⤴。
「外表」:このたびはすべて「外表」で行いましたが、フラップにカーブを伴う場合は、前半のみ「中表」が綺麗。

このたびは、多角形の角をシャープに出すためにひっくり返しの「中表」をしませんでした。

「外表」により角がはっきりと出た半面、重なりがずれて美しくない部分もあり、「中表」のひっくり返しの特性に改めて気付きました。

三つ折り組み立て:ここはフラップの形がどうであれ共通の「外表」。意外に難しい重なり部分のステッの整い。
ふくさ完成(ベリー色のゼブラ風ジャガード):<サイズ>縦12.5cmx横22.5cmxマチ無し。
正面のアップ:迫力がある柄が活かされました。
使用風景:三つ折りはアイロンで付けるクセの跡に委ねます。右下の背の部分のステッチの映りが汚いのが課題。

最後の仕上げの両サイドのステッチは二重縫い。

その後の研究で、美しく二重ステッチが出ると同時に、ぴたりと幾重かの生地も重なる術を考案。

特に2025年以降の<はぎれ>のカテゴリーに登場しますこの三つ折りタイプの出来上がりでは、その後の研究後の成果が出ています。

あとがき

このたびは、王道の「袱紗:ふくさ」を思い付きましてまず作ってみたわけですが、途中でもお伝えしましたようにサイズを変えることで随分違ったポーチに感じると思います。

その後は、重なりがあまりうまく出なかった台形は廃版とし、もっぱらカーブに特化して製作しています↓。

三つ折りマチ無しポーチのサイズ違い:フラップがカーブであることの方が、より一層条件が消滅し無限に。。

当ブログ記事は、最初の投稿の2020.01.03からおよそ5年後の2025.04.12にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

2025年でも変わらず「はぎれ」は出てきますので、5種に渡るサイズ違いで裁断しストックしていまして、三つ折りポーチをカーブフラップの方で継続しています。

その後は、表地と裏地を違う素材にすることで「コーデ」「コントラスト」の楽しさも価値に加えています。

そのように発展した三つ折りポーチは、当投稿の「ふくさ」が最初でしたので、貴重な起源のような製作として記録に残しました(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

ハンドメイドバッグ業の仕事場風景の面白比較、2020年のリフレッシュ整理から5年後の更なる究極な整い風景【99】

アイキャッチ画像99

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

冒頭からお伝えしておきたいのですが、当ブログ記事は最初の投稿の2020.01.03からおよそ5年後の2025.04.11にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し綴り直しをしています。

過去の懐かしい未熟な時代も良き軌跡として残しつつ、その後の変化や発展によって得たノウハウの姿も盛り込みながら、当時の投稿月日のままで記事を大切に残しています。

当記事は2019年から2020年に変わる際にハンドメイドバッグ業の仕事場のリニューアルを兼ねた整理整頓をした記録。

この時は、ピカピカのリフレッシュだと感じていたわけですが、2025年から見ますと随分余計な物をまだまだ持ち備えており、混沌としている中の小さなリフレッシュであったかと。

そういった5年後の目線も交え2025年現在の写真も写しながら、「比較」を楽しんでいただければと綴らせていただきます。

仕事場の整理整頓は良き製作品への重要なタスク、すっきりとした眺めの環境を整えることは考え方も整える

では、最初に仕事場全体の風景から↓。

2020年の仕事場全体の風景:整理整頓はしたものの材料の種類の多さでどうしても混沌とする部分がありました。
2025年の仕事場全体の風景:2022年に引っ越しがありお部屋が変わっています。右下は裁断後の生地のストック。

大まかな変化としては、2020年の時には複数の附属品を使っていたために細かい在庫が多かったと思います。

その後、底板の廃止・ファスナーの廃止・打ち込みパーツの廃止などによって2025年は附属品がミニマムに。

代わりに増えたものは糸、まるごとチェストを占める程の分量。

裁断後の生地の多さの理由は考え方の変化、メイン材料の生地は早めに製作準備にとりかかるという2025年の新しいスタンスです。

2020年当時は、生地の使い道に計画性が無く、生地そのままを畳んで保管しているのみであり、頭の中に生地それぞれの存在が薄かったのです。

2020年のアイロン台:卓上に置いて使用していました。その代わり下の部分にすき間が生まれて物を置く場所に。
2025年のアイロン台:カバーが違いますが2020年にこちらの柄のストックもすでにありました。台自体は継続。

2025年では、使わない時は立てかけて収納、移動式で使うスタイルへ。

2020年の参考書籍:基本的に本は所有しないスタイルは2020年から始めていました。最低限の数冊のみ所有。
2025年の書籍:2020年では主にハンドメイド用の書物だったのがマーケット分野などにも視野を広げました。

手持ち意外は、すべて図書館でレンタルさせていただいております。

2020年のファスナー:ファスナー付きのバッグ作りだったことで、70cm級の長い希少な存在として多くを保管。
2025年のファスナー:2023年頃にファスナーが付くモデルのバッグを廃版に。はぎれのポーチ用に数本のみ保管。
2020年のミシン糸の量:ざっと50本程度。箱数個にネットをかぶせて収納していましたが、ネットは使い心地✕。
2025年の糸の分量:その後、「必要手間」を重視、キルトなども取り入れる製作になり全136本。チェスト1つ分。

ネットは使い心地が悪かったので、ビニール製のチャック袋へ変更。

2020年のペーパーウェイト:型紙を使った裁断時の文鎮です。黒檀(こくたん)や牡丹柄の美しい鉄の文鎮も。
2025年のペーパーウェイト:全く変わらず同じものを持ち続けているのですが、収納方法を変えています。

赤い江戸打ち紐はグリーンとのコントラストが美しかったのですが、接触により擦れて解けてきたり邪魔なことがあり取りやめ。

2020年のミシンデスクの引き出し:これでも整頓した後なのですがやや混沌としていました。一番よく使う場所。
2025年のミシンデスクの引き出し:全く同じデスクを使用。パーツの廃止により道具が消滅などミニマムに。
2020年の文房具類:どちらかというと作業場の方に収納していた点が特徴。お気に入りは「Canon」社製計算機。
2025年の文房具:2022年の「電子帳簿保存法」の本格施行の影響が大きく、ほとんど文具は使用しない現在。

あとがき

きちんと整頓し丁寧な所作、決して自分一人では作り上げることなどできなかったと言える有難い材料に感謝する気持ちを持つように。

その有難さを盛り込んだ優れた製作品が出来上がることは、良質さを願う複数の意識の集結となると思うのです(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

健康志向でミニマムな靴の持ち方、ブーツx2足とフラットシューズ5足のラインナップに選んだおしゃれ度と良質さの均衡【165】

アイキャッチ画像165

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

まず最初にお伝えしたいのは、当ブログ記事は最初の投稿の2019.12.31からおよそ5年半後の2025.06.16にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し綴り直しをしていることです。

この5年半の間には、ライフスタイルの変革もあり、2022年の引っ越しをきっかけに始めた朝のウォーキングをずっと続けています。

ウォーキング用にスニーカーで足をゆったりと守った環境に馴染んだことで、下に貼りますYouTube動画(2020.07.27のもの)ともかけ離れたシューズコレクションになっていきました。

特に大きく変化したのは、実に最近の2025年6月のこと。

まさにこのブログ記事の「手直し」の順番のタイミングに合致した偶然を大変喜ばしく思っております。

よって、当ブログ記事では、2019年当時から2025年現在もずっと継続している靴の収納方法も盛り込みながら、現在のかなりミニマムに落としたシューズラインナップをお伝えします。

2025年現在は、ここまでの数に絞ったことは無かったという程の全10足以下。

会社勤務が無いということも大きく影響していますが、理由を大きく占めるのはやはり「考え方・気持ち」の変化でした。

このたびの内容が、お買い物1シーンずつの丁寧さ・物を末永く使っていく姿勢などに良き動きをもたらすようなきっかけになればと思います。

1足ずつを丁寧に持ち備える靴との向き合い方、健康志向も伴うフラットな靴全7点の集め方と1足ずつの保管風景

かつては、60足に及ぶまでのパンプススタイルの時期(2005年-2015年)がありました。

しかし、実際に体験した結果としては、はき方の偏りがあり、持っているのみで出番の無い靴が大半でした。

靴は、管理やメンテナンスを伴う車や時計と似た点があり、しかもそのまま保管しているだけでも「劣化」が起こるのです。

よって、近年は靴を消耗品と割り切り、コスパ重視・used品選び・着用する靴のみ持つという前向きな意味での縮小をしてまいりました。

とはいえ、ファッション好きとしては、どうしても10足以上を持ってしまっていたのでした。

2025年では、今までにはなかった超ミニマムにできるようになりました。

2025年現在の靴(喪服用・ウォーキング用は省略):左上から順に、①POLLINI②neue diffusion③Shake In Cloak④keshiki⑤MARGARET HOWELL⑥PIC&PAY⑦GUCCI。

古着ライフに伴い、大半が状態の良いものを選んだUSED品です。

たったこれだけでお洋服に合うのか。。なのですが、どの靴もお洋服との相性をイメージしながら慎重に決めたものばかり。

数が少なくなったことで、購入の仕方に対する真剣さがより一層高まったのでした。

靴の収納箱:「パンダンボックス」という水草を編んだイントレチャートのような高級感ある雑貨を利用。

何にお金をかけていくのかを考えた時に、数の少なさのコスパを収納の丁寧さに充てるという考え方。

パンダンボックスはブラウンでおしゃれ、風合いも優しくインテリアに映えるボックスです。

中身のシール:宛名シールを利用して、撮った靴の写真を左端に統一してボックスに貼り付けて見分けます。
箱の中身の様子:箱自体も大切に使いたいと、新聞紙を2枚重ねで折って敷き、箱に付いていた乾燥剤も利用。

あとがき

ウォーキングを続けていくと、ヒールが僅か2-3cmのレザーパンプスさえ厳しくなりました。

外反母趾気味の足の形もペタンとまっすぐになっていきます。

足はこの先も非常に大切、フラットシューズで整えるコーデに切り替えたのでした。

ここ最近のお気に入りは、ツイードタイプ。

秋冬ということもなく、もっと広範囲の季節ではけますし、元々好みの素材の凹凸感が非常に素敵です。

1つお勧めの考え方があります↓。

少ない数だからと様々なデザインに手を出すよりも、かえって同じような分野に揃っていて、色だけ違うなどどこかで違う部分がある集め方の方が「豊か」に映ると思います。

とは言え、様々なデザインを試したい場合カラーを思い切って黒に特化するなどは正解です。

結局は、「共通」の部分と「相違」の部分の良きバランスが最終的に「おしゃれ度」を高めていくと考えております(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク