片手で開け閉めのポケットの実現にはフラップにマジックテープを付けないことがかえって心地よい使用への気づかいである【121】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

バッグも中の物をしっかり守りたいのでセキュリティー性が高いことがとても嬉しいことなのですが、そうとばかりは言えない場面もあります。

急いでいる時に、ポケットから中身を取り出したい時にポケットのファスナーが片手では開けにくく、ややストレスを感じるなどの場面です。

そうしますと、せっかくセキュリティー性を追求したファスナーという機能が時にストレスになることもあるのです。

このことから、フラップにマジックテープを縫い付けてフラップの中から物がこぼれにくくするという機能も同じことが言えます。

マジックテープが煩わしい時

家の鍵などをバッグに入れて持ち歩く際に、ミニサイズの内側に設置のポケットはとても有難い機能です。

これは、実体験からなのですが、マジックテープ付のフラップの付いたポケットを開け閉めすることが時にストレスを感じることがありました。

マジックテープもなかなかしっかりしたものなので、片手が難しいのです。

しかも、内側なので実際は手探りになります。

本当に使う現場というのはこういうものです。

まじまじと見ながらポケットを開け閉めすることは少ないものなのです。

そうした時に、マジックテープがしっかりくっつきすぎていて、一度で開けられず何か煩わしさを感じたのです。

その後、マジックテープを付けなくても、フラップ自体の護衛機能の働きと、メインファスナーでしっかり閉じる仕組みであれば、問題ないのかなと思うようになりました。

どうなんでしょう、マジックテープの開閉の煩わしさか、それとも厳重なセキュリティー性なのか。。

ここ最近そのことを再検討しています。

マジックテープ無しのフラップを今後取り入れてその開け閉めの心地良さを実感してみたいと思います。

六角形のスタイリッシュなポケットのフラップをご紹介しました

ここ最近YOUTUBE上で始めた<HMB教室>というカテゴリー。

ハンドメイドバッグ教室の事です。

実際に製作のハンドメイドバッグの機能の1点1点の細かいパーツごとの作り方には変遷があります。

研究しながら、反応を見ながらいろいろご紹介させていただくということになります。

私の場合、ハンドメイドバッグ教室は、将来バッグを商業利用して販売をしていく人向けです。

よって、ただの作り方ではなく「綺麗にできる作り方」がコンセプト。

少々手間はかかるものもありますが、綺麗にできるということは「宝」であり「資産」です。

ただ作るだけよりもはるかに価値があることだと考えます。

そして、この教室でアップさせていただきましたやり方をそのまま自分のバッグ販売に商業利用していただいてもOKな旨を動画でお伝えしました。

長い目で見て、こういう作り方が広まれば良いと思っています。

少々手間はかかっても綺麗に作りたい人に共感してもらえると、私と志を同じくする仲間が増えるようでゆくゆく良い結果をもたらすのでは。。と考えました。

片手間で簡単にゆるーく作業したい人にはどちらかというと向いていないです。

手間をかけたやり方が多いですので、綺麗に良い物を作っていきたいという強い気持ちがある人が向いているかと思います。

今回は、こんな感じの角がシャープにきちんと美しく出るようなフラップにする手法をご紹介しました。

あとがき

ここからは、後のブログ記事の手直しで書いている部分です。

その後、私も自分で多角形フラップを作っていったのですが、YOUTUBE内でご紹介したような内側に縫い代を織り込んで貼り合わせるやり方でなくても、ひっくり返すやり方でも大丈夫だと分かりました。

その理由は、尖ってはいても、完全な90度でない多角形だからです。

90度はひっくり返した時に、先端がとがることが非常に難しいので貼り合わせ手法はもっともです。

しかし、多角形の場合角度は90度よりもうんと広がりますので、縫い代が1か所に集まってボコボコしてラインが出にくいことが解消されます。

ただ、とがった箇所は縫い代にハサミを途中まで入れて、縫い代が遊べるように開くようにする工夫をします。

そうしますとちゃんと上の写真のような尖りが実現できることが分かりました。

日々学びなので、何年経っても新しく得られることもたくさんあります。

何も「先生」などという立場ではなく、「共有」という形でHMB教室(ハンドメイドバッグ教室)を投稿しています。

リアルな実店舗の教室は行いません。無料のいつでも気軽にご訪問いただける教室なのです。

どうぞ、YOUTUBEやブログのカテゴリー<HMB教室>へお立ち寄りいただき、一緒にハンドメイド道を歩みましょう(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

<経理>事業者同士のお取引にある「売掛金」が複数積み重なるケース、合計請求書はポイントだけを引っ張ったシンプルなものがグッド【349】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「合計請求書」を発行させていただく機会がございました。

法人であれば、当然これが必要となります。

かつて経理部に所属、納品先と取り決めた締め日(月末とは限らない)で明細をくくり、前の締め日の次の明細からの合計金額を算出。

すべて会計ソフトがやってくれる業ですので、人間はボタン操作のみ。

とはいえ、その意味やポイントをこの度ご紹介しますことで、その後の会計ソフトの上手い使い方や、無駄のない迅速な作業へと発展できますよう実体験からのご紹介としてこの度の記事として綴ってまいりたいと思います。

同じ得意先と1か月に複数回のお取引の際には、合計請求書の発行が便利で互いの確認になる

ネット販売や店舗販売などで個人様相手の1度っきりの売り切り事業の場合は、「合計請求書」は必要でありません。

納品書を商品と附随して発送してお取引が終了となります。

「発送前入金」という鉄則があり、入金がないと発送しないという対等なアドバンテージの関係にあるからです。

その納品書の控えを売り上げのエビデンスとし、数々の納品書の金額の一定期間の集まりの合計が「合計請求書」という構図です。

簡単には、確認のために「こうですよね」の提示のようなもの。

対する納品書を持つ購入側の事業者様も同じようにきちんと「買掛金」として合計金額を把握しているべきであるということになります。

ところで、「BtoC」のような対個人様のお取引ではなくて、「BtoB」色のある対事業主様のお取引の場合、もしくは対法人様のお取引の場合であると、今後も複数回お取引ができるケースが多いです。

その結果1か月の間で複数回商品を発送して売り上げが複数回生じます。

そうした時に【末〆め】という支払の場合、1日から月末の31日までに生じた個々のお取引の納品書の合計金額を合算した「合計請求書」というものを売り手側は、発行するべきです。

数回程度のお取引までは、納品書を見て購入者が計算機で計算して合計金額を振り込むということも可能です。

しかしながら、お取引が複雑だったり納品書もれが起こったりしたときに大変です。

手計算を正確にしても1つ抜けた納品書の事を忘れていたらどうしても金額を間違えてしまうことがあるのです。

そして数回程度から、金額も増えた何十回とのお取引が1か月で行われた場合、もう計算機と人間の記憶だけでは限界があるのです。

そこで、納品書を縦にリストアップした総合請求書の出番となるのです。

合計請求書(エクセルで手作り)は単純で見やすいものがグッド

「合計請求書」の全体像(A4):単純ですっきりとした表現が分かりやすく見やすいです。

納品した商品というのは、個々の納品書に詳しく記載済み。

合計請求書というのは、あくまで、金額の合計の確認と思えばよいです。

ただ、その合計もただ合計だけ急に表しては、根拠が分かりませんから、それも意味がない。

ということで、いくつかのポイントの項目だけをピックアップして並べて出来上がるようにします。

そのポイントとはどんな項目なのか。。

「合計請求書」の真ん中の明細の欄:ポイントとなる数字や金額だけを羅列のシンプルなもの。

1)納品書番号・・・これを一番左端に持ってきました。当然納品書を発行している時点で納品書番号はあるべきです。後々ここで利用できるので、紐付けというものがしやすいのが納品書番号。例えば、同じ数で全く同じ金額のお取引がたまたま複数出てくることはよくあること。それの区別にも活躍してくれます。

2)日付・・・これを2番目掲載。日付もぱっと見、納品書番号よりもキャッチ―ですので、後々のチェックにとても使いやすいものですので、これも必要な項目。

3)合計数量・・・その納品書の合計商品数があるとこれもキャッチ―なので、ないよりはあった方が確認になります。

4)合計金額(税込み)・・・これも必須。究極、ここだけを見て判断もできてしまうもの。それくらい重要です。この(税込み)というところをご注意ください。

そして、最後に支払いサイトを記載。

口座名も分かってもらってはいても、常に記載しておきます。

この、1)-4)の項目さえ並べてあれば、たいてい間違いも起きません。

合計請求書の一番上の欄:左上には納品先、右にへりくだった段下がりに自社を記載。

左上に総合請求書の日付を、末〆の場合2020年4月30日と記載。

合計請求書を発行する日が前倒しになろうが、翌日になろうがとにかく月末日を記入。

そして、左側に得意先様の住所と会社名。

右側に少しへりくだって段を下げ気味で、当社の住所と社名を。

そして、先ほどの明細が真ん中に配置。

「合計請求書」の一番下の欄:ここが重要、お振込み日の期日をあいまいにせずピンポイント記載。

最後は「以上、どうぞよろしくお願いします。」と締めくくります。

私が会計ソフト様の「合計請求書」を使わない理由はこれ、そのまま引っ張り過ぎて複雑すぎるから

さて、こんな風にエクセルで「合計請求書」を手作りしましたが、なんと人間のすることとは不確かなものでしょう。

ときどきミス入力をしたりして完璧ではないものなのです。

ということで、もしも。。を考えます、莫大にお取引が増えた場合とか。。

そうするとエクセルで入力がひと手間にも二手間にも感じるようになるものです。

よって、「(株)マネーフォワード」様の会計ソフト「マネーフォワードクラウド」で納品書も合計請求書も作ることを考えました。

結論からは、両方可能です、ばんざーい(^o^)丿。

ところがです、最終的には不満もありました(;'∀')。

納品書はばっちりだと思いますので、今後使わせていただきます、ありがとうございます<m(__)m>。

納品書は、エクセルで作っていたものとほぼ同じようにできあがるので、会計ソフトの納品書の形式は、問題なくグッドだと思いました。

ただ問題は合計請求書、これには不満が残ります。

せっかく私がエクセルですっきりまとめあげた単純さが、複雑になった合計請求書なのでした((+_+))。

なんと、1枚以内に収まりまだ隙間さえあるエクセルの「合計請求書」に対して、会計ソフトの合計請求書は2ページ目まで突入してしまうのです。

その理由は、あの上の1)-4)の項目の内、肝心な4)の合計金額の欄がなく、あらためて、納品書の1行1行を並べる設定だからです。

これは使いにくい。。逆にごちゃごちゃして見にくいのです。

納品書で確認済のことをまた持ち返して並べているように思えてなりません。

「(株)マネーフォワード」様にもこのことを連絡しお伝えしたのですが、とりあえず現状これだそうです。

おそらくですけれど、「納品書無しで突然の請求書としての役割が果たせるものに」と納品書と請求書とを兼ねたものになっているからということではないかと。

もしくは、納品書を紛失した場合に新たに再発行などせずとも内容が分かりやすいようになどそんな意味があってあえて、明細重視の様式なのかな、などと想像します。

それぞれ使い方がばらつきがあるので、私のような納品書と合計請求書を組み合わせて両方並行して使っていく事業者ばかりではないのかもしれません。

ということで、会計ソフトの使い方は、納品書は会計ソフトを利用、合計請求書はエクセルで印刷/PDF作成という方針でいくことに。

エクセルの金額が正確かどうかの確認だけにソフトの合計請求書を「見るだけ」でしばらく使わせていただきます<m(__)m>。

もしかして、その後変わっていくのかもしれません。

会計ソフトも随分といろんな改良をしていただいているようで、常に体勢が「最新」です。

なかなか全員のニーズには応えきれないし、もしかして、古いやり方をしているのかもしれません(^_^;)。

あとがき

個人事業主も長年やっていく中で、いくつかの柱を持つようになります。

お取引の種類が1つだけでなく、いろんなタイプの流れがある。。

最初は、自分で作った商品をネット販売のみで、顔の知らないお客様に一度っきりのお取引をそれぞれ行うことがスタートでした。

ただ、今年になってお仕事仲間とお取引することで、BtoC(事業者→個人)から、BtoB(事業者→事業者)の様式のお取引も現れたのです。

法人様から見れば、私達個人事業主も「C」だと思われるかもしれないですが、実際に体験致しますとその構造たるもの明らかに「B」。

会社が会社に商品を卸すのと全く同じだったのです。

今後は、このように、小さな個人事業主が会社のような機能でこじんまりと活躍していくような時代になっていくかもしれません。

そうすると、個人事業者も、個人の延長という甘えた感覚ではなく、立派な法人の会社様と同等にお取引できるような体勢にしていくことは、将来の成長のためにとても大切だと考えます。

このたびの発信が、お役に立てることがありましたらば幸いです。

今後も<経理>の記事、アップしてまいりますので、時々「共有」するという意味でもお立ち寄りいただければと思います(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

<人間関係>おそらく混乱を招くでしょうけど。。YouTube動画の実験、内容が「人間関係」なのに映る映像はハンドメイドの回【265】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回は、少し風変わりな構造の記事を書いてまいります。

ハンドメイドのミニポーチを作りながら、人間関係のお話をさせていただきたいと思います。

現在は個人事業主でございますが、以前は会社員でした。

会社員は組織での分担仕事、メンバーは大勢です。

そんなメンバー、または、外出時のお取引先様との人間関係をよりよくする秘訣として、人間関係に関する「メソッド」に後の大きな効果を感じたことをお話致します。

製作したものは、コスメ分野の上下二層式の厚みのあるファンデーションケース用ポーチx3点

左から、<広幅先染サッカー:表地裏地共通>綿/100%、日本製。<インテリアジャカード:表地>ポリエステル/55%、綿/45%、スペイン製、/<シャンタン:裏地>ポリエステル/100%、日本製。<ちりめん金彩プリント:表地裏地共通>レーヨン/100%、日本製。

今回のこれらの素材は、チェック、花柄、ボーダーと違ったものになっていますが、ある1つの共通点が。。

それは色味で、原色の赤が中心になってビビッドな色使いをしているところが3点共に共通した点です。

これを一緒に1つのセットで、同じデザインのファンデーションケースのみを作っていくということをします。

そして「人間関係」のお話へとシーンが映ります♪。

陰口=悪口とも限らない、本人がいないところで他の人に話す良きエピソードは「かげぼめ:陰褒め」と呼ばれその後の信頼関係に繋がる

ありがちなのは、ヒソヒソと目立つ人の言動や行動を陰で指摘して話し合うこと。

その時はホッと一息できて楽しいのかもしれませんが、一番卑怯なやり方です。

悪口は人と共有しますので、そうしてある程度他の人へ移り渡って行き、時には本人の耳へもやってきます。

ただ、その途中のバトンタッチで良識ある人が自分の中だけで食い止めて、本人に伝わる手前でストップをかけてくれるのであればと願うのですが、いやはやスピード感あるものなのです。

この連鎖を逆の発想で行っていきます。

本人のいない場所であえて、褒めるということをするのです。

会社のメンバーの良い所を本人に直接言うというのももちろん良いのですが、よりぐっと心に突き刺さるのは、意外に「良い陰口」こそが効果的。

あえて、本人がいないところで、「〇〇さんは、すばらしいねえ。」などと別の人と褒める会話をします。

すばらしいの内容はこうこう、こういう点などと具体的がよいです。

その言葉は、まずは聞いた相手にぐっと刺さります。

そして、ほぼ確実に最終的に本人の耳にまで到達するようなのです。

良い内容なので、聞いた本人は更に他の人にそれをチェーンのように話すことに何のためらいも持ちません。

皆様会話の何かしらネタがほしいものなのです。

そうして、到達した本人にもいよいよたどり着き、それを聞いてぐっと心に刺さるのです。

当の本人というのは、直接聞いたよりも、むしろ人づてで聞いた自分への褒め言葉がとても嬉しく、むしろ真実味を感じるというようなことです。

そして、その褒め言葉を発した出所の人も、前向きな言葉のパワーにじわじわと発した本人が影響を受けて、とても気持ちが良いのです。

間違いなく、悪口を言った後の罪悪感、もやもやした気持ち、暗い気持ちと全く反対の世界がそこにはあります。

良い関係は長い意味で「宝」である、気づくと年月を経て信頼とか信用に値する関係性が想像をはるかに超えて構築されていた

こんな風にして、人づてに陰で褒めるということをした結果の人間関係は後にも大変末永いものになると思っています。

悪口で短期間で台無しにするのか、それとも長い年月をかけて信頼関係を築くのか。。

他人の良い所を常に発見していく意識は、他人の足元を見るなどということよりもはるかに大きく、次元が高いことであると考えます。

これは、「宝」といえるのではないでしょうか。

その後退職して、メンバーと会うことがないにしても、ある地点のその良い陰口がずっと気持ちの中に宿っていくもの。

そして、耳に届いた本人は自分の良い所を再認識できて、のちに、「自分はこう言われたことがある」などというエピソードとともに人に語り継いでいくのです。

会社ではあるあるな場面。

このエピソードと感触は紛れもなく実体験から得たことです。

どうぞ、何かの折に思い出していただければと思います(^-^)。

ファンデーションケースが3点出来上がり、赤が主体のマルチカラーの柄違いの勢ぞろい

再びハンドメイドの方へシーンがカムバック♪。

3点出来上がっています。

ファンデーションケース:上下二層式のファンデケースを想定した縦7cmx横9cmxマチ2cm。
その他の使い道:イヤホンケースだとかコンタクトケースなど独自の使い方が楽しめます。

あとがき

この次の記事の【266】もこのたびと全く同じ構造でやってみました。

よろしければ、【266】の記事へも是非。

これらの記事を通して、「人の心をつかむ」とは一体どういうことなのか、「信頼をしてもらえる」とはどういうことなのかを考えていくヒントにでもなればと思います。

気が付いたら、想像する以上に得られるものに驚くことがあります。

それはあれこれ計算してできることでもなく、このたびのことも決して「テクニック」などというものとしてではなく、自然にそういったスタイルが心地良いのだという気持ちに従ったものであってほしいと思っております(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

「プラグイン」が更新の際にバッティング、「ワードプレス」製ホームページのアップグレードの失敗によるエラー原因が「all in one seo」だった【382】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

WEB技術に疎いのですが、それでも自社ホームページを自作。

それもこれも土台のサーバー「エックスサーバー」様とプラグイン会社の「ワードプレス」様のおかげ。

最低限からのスタートで、現在も特に複雑にすることなくホームページをオープン中でございます。

思えば、仕様とかがアップデート、アップグレードで変化していき、これまでの改良のスピードがすごかったです。

この変化が嫌で、いつまでもトラッドな昔の様式を使い続けることが、しにくくなってる世界。

ほぼ強制的に新しい機能を使わざるを得ないようになっている仕組みです。

このたびは、数々のアップデートの中で初めての不具合があり、エラーが起こった時の貴重なエピソードをお伝えしたいと思います。

その原因も解明できましたので是非同じ現象があった場合にこのたびの例をご参考にどうぞ。

アップデート後に出た画面が映らないという大きなエラー、ある1つの「プラグイン」を削除するまでは出続けた

そんな中、ここ1か月前の2020年の3月頭くらいでした。

「ワードプレス」に導入の土台のプラグインである「グーテンベルグ」がネットで調べるには、かなり大きなアップデートを実行されたようなのです。

いつもアップデートのマークが出るとすぐに行っていますので、いつもみたいにただボタンをぽちっと押しました。

その後事件が起こりました。

アップデート後のワードプレス内の操作も、見ることも全くできなくなり、エラーメッセージが英文でずらりと表記される画面が現れます。

こんな風にエラーメッセージが出ました。

その内容は「グーテンベルグ」が影響してのものだとメールでメッセージもいただきました。

これは大変!、ブログを書き足していくことができない((+_+))。

どうすれば。。

「ワードプレス」様には気軽にピンポイントで起こっていることを個別に聞ける手段が見当たらない。。

そうしているうちに、メールアドレスにあるメッセージが。。

ワードプレスさんからでした!。

その中には、エラーになったことを把握して、リカバリーモードのURLが用意されていたのです。

そして、そのURLをクリックすると、リカバリーモードにおおわれたいつもの画面が開けました。

とりあえず、応急処置はしていただくシステムにもうすでになっている様子。

よかった、ホッ(*_*)。

リカバリーモードは、毎回、エラー画面を出たびに反応して、メールにリカバリーモード入口のURLを送ってくださる、ふむ、この機械的な反応の仕方きっと「AI」さんですね。

全く作業が滞る心配は回避できたものの、いつまでもリカバリーモードなどというのも安心できません。

そもそも、リカバリーモードを使わずに解決するのは、どんなきっかけなのか。

何か聞く手立てはないものかと思い、苦渋の決断でサーバーの「エックスサーバー」様に聞くことにしました。

「エックスサーバー」様からすると、「ヘ?」という感じでしょうが、きっと何らかの詳しい情報や答えをお持ちのはず。。そして、問い合わせのメールをしました。

ちゃんとピンポイントに私個人の質問を、ある担当者の方がキャッチして送ってくださいました。

さすがに直接解決するテクニックや手法ではなかったけれど、今後にも役立ちました。

それはこんな回答↓。

「「グーテンベルグ」のアップデート時のエラーが起こる原因は、たいてい、他のプラグインと相性が悪かったり、妨げられたりしてのエラー。

1つ1つプラグインを停止してみて試してみて、どのプラグインのせいでこの現象になったかを突き止め、そのプラグインがどうしても必要なものでなければ、解除するとよい。」

こんな返答でした、そのままの文章ではないので、あしからず。。

それでも、1つ1つのプラグインを試すことが、分かりにくくて、ずっと1か月くらいの間、次回のアップデートで復活しない者かと期待し(そんなことは無いと後で理解)、追加記載もリカバリーモードで行う時期が続きました。

そして、いよいよ、この記事を書く前日の昨日、さあ、もうそろそろ、このことを完全に解決しようではないかと思いプラグインを確認しました。

取り入れているプラグインなど最低限で数個です。

これかな?というあたりを付けたのが「ALL IN ONE SEO」。

導入している「プラグイン」はこれと、「お問い合わせフォーム」の「CONTACT FROM 7」くらいです。

このお問い合わせフォームは必須なので消すわけにはいきません。

そして思い切って「ALL IN ONE SEO」を削除。

その後、グーテンベルグのアップデートが推奨され、ポチン♪とボタンを押しました。

そして、晴れてリカバリーモード無しで見れるようになりました。

久しぶりに見た様式は1か月前と随分変わっていました、確かに大きなアップデートだったようです。

これが現在の「グーテンベルグ」なのだと。。今後も変化に追従せねばなりません(^_^;)。

プラグインはあれもこれも導入しない方がよいすすめ

依然として、こういったWEB事情は苦手です。

しかし、個人事業主で事業をする以上、自分のホームページというのは必須だと思っています。

SNSサイトを利用してホームページは持たない方法もあるかと思いますが、自分主導での発信がSNSでは完全にできません。

いつまでもSNSに囲われたその箱の中での発信でしかないのです。

しかしホームページは、自分のWEB上の住所である、「ドメイン」を持っているので、極端な話SNSと対等です。

つまり、ホームページはそういう意味でパワーがあり強い地盤です。

SNSには決められた様式、制限、枠組みがありますので、ホームページの自由度は高いです。

それでもこんなことできたらいいのに、その機能がないなと思うことがあって、プラグインで補う人も多いのだと思います。

プラグインは他のプラグインとの相性が念入りに考えられているわけではないものも多く、中身が複雑ですから不具合の時にどうしようもありません。

よって、やたらとプラグインで画面を飾ることはやめよう、シンプルで良い、それよりも、あれこれ活発に部屋を作ったり、迅速に書き込みをしたりできる舵がにぎれているじゃないか、という考え方で来ています。

やはりアップデートは頻繁に行われるのが当然。

そのたびに、何か不具合が起こる確率がプラグインの導入のし過ぎにより、高まるのではないかと考えます。

こういった考え方で、今後も、手作り感満載の様式のホームページですけれど、単純でシンプルにできていて分かりやすく更新してまいります。

あとがき

その後、アップデート後にこうしたことは起こることはありませんでした。

明らかに「all in one seo」のプラグインが原因だったと思います。

プラグインをそれほど使わなくていいように、きっと「グーテンベルグ」も今後改良していってくださることに期待をかけたいと思います。

この記事のカテゴリーがどこにも当てはまらず、経理ブログへ入れました。

経理の内容ではないにしても、経理部がこういったことに携わることも小規模の会社だと多いと思います。

今後もこういったWEB関係の情報において、何か得たものがある時に、このカテゴリー<事業>へ載せていきますね(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

本から学んだ「機能美」を意識したシンプルな構造のリュックをテイストが大きく違うバラエティー豊かなネイティブ柄3点でラインナップ【120】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ最近読んだ本に、このような本がありました。

「集める人びと:瀬川正仁 著」です。

いろいろなグッズの蒐集家様達のルポタージュ本なのですが、蒐集(しゅうしゅう)という漢字が、収集(しゅうしゅう)という漢字に比べて、より深い探求心を持っての集め方の意味が感じられます。

実際は、どちらも同じ意味で使われるのですが、この漢字の違いがどうもその心をより表していると思えます。

この本の中で、とても印象に残った1つの言葉、「機能美」という言葉があります。

「えっ?機能なんだから、美しいとかなんとかじゃなくて役割を果たすだけのことしょ?」と思われるかもしれません。

ところが、そうではないんです。

その形、デザインになった理由が、どうしてもその形でないと役割を果たせないから、なるべくしてできあがった究極の形であることがロマンがあり美しいという意味です。

わざわざ、余計な飾りなどない最低限の姿こそが素朴でシンプルで美しいという価値観です。

それが「根付け」というアイテムを集めている蒐集家様の例でこの本の中に取り上げられていました。

「根付け」というのは着物を着ていた江戸の時代に遡ります。

着物には現代のようにポケットがないんです。

よって、小間物をポケットにしまいこむ代わりに帯の中に入れ込んでぶらさげていたのです。

そのぶら下げるときの引っ掛かり、つまり言い換えればストッパーのようなものが、根付けが果たした役割だとのこと。

ストラップのようなもののひもの根っこに帯の上に飛び出す形でひっかかりができるごろごろしたパーツにいろんなモチーフがあります。

そのモチーフで差別化を楽しんだり、親近感がある身近な動物が装飾されたりしたのです。

ということで、この「機能美」の素晴らしさに大きく感動したのです。

どこまでが最低限の作りなのかをリュックで考えてみた

今回1つのデザイン「簡易リュック」というものを3種の柄違いで作りました。

もともと簡単な作りのリュックを最低限でコストをかけずにお客様にご提供できないかと考えました。

そうしてデザインしていたリュックが3点ほどあって、そこから更に1点だけに絞り込んだ渾身のデザインのシンプルリュックが今回のものです。

ネイティブ柄3種で作った「簡易リュック」:<サイズ>縦27cmx横22cm×マチ10cm
・・・ショルダーの調節機能はございませんでして、ミドルレングスに設定して縫い付けてあります。
また、手で持つときの取っ手も無しです。

さて、私が考えました最低限のミニマムリュックはこのようなデザインになりました。

ポケットに関しては、キーやカードを入れるミニサイズで内側に1個だけフラップポケットを設置。

表面にはポケットは無しです。そのことも都合が良く、柄が途切れることなく存分に楽しめます。

そして、ショルダーは調節機能無しのミドル丈。

サイズ感はこんな感じです↓。

中間的な長さです。だらんと長く持ちたいという場合には適していないかもしれません。
調節機能なんて最初に設定したらずっと使わない実体験からの発想です。

そして、入り口は2重のセキュリティ。

外がマジックテープのフラップ、そして中側はサイドの共布リボンテープです。

表地で作る場合と裏地で作る場合とありますが、リボンテープはある程度柔らかい方が使いやすいと言えます。

この共布リボンは結ばない場合は、横にトートバッグ的に広がります。

容量が必要な時にはこんな使い方もありかもしれません。

ミニマムなデザインの良さとして更に気づいたこと、生地が途切れず柄が生き生きと映ること

今回、このようなシンプルな作りのリュックにネイティブ柄を当てはめて作ったことで、更にもう1つ感じたことがあります。

それは、シンプルな形は、柄が活きるということです。

柄がうまく映えるのもコンパクトながら十分な面積が広がる正面のデザインが物を言います。

余計なものが付いていないからこそ、柄が遮られることなくうんと映えるのです。

柄バッグと相性の良い洋服コーデを考えてみました

バッグに柄を持ってくるということは、お洋服の柄とは合いにくいという制限が設けられ、万能な色味ではなくなるという考え方もあるのです。

今回のネイティブ柄もそれは確かに言えると思います。

お洋服が花柄の場合、これと組み合わせてコーデすると、ごちゃごちゃして騒がしい感じになってすっきり感が出ません。

なので、無地のお洋服に柄が差す感じで装うことが一番のお勧めコーデです。

どうしても柄物と合わせる時は、例えば一番左のインディゴブルーのリュックの場合、うんと細かいギンガムチェックだと、リュックの幾何的な柄とギンガムの四角がある程度マッチし、寄り添うことができるのではないでしょうか。

また、一番右側は、柄のサイズに差を付けたボタニカルな柄のワンピースのモノトーンなどなら合いそうです。

私のお作りしているバッグというのは、カジュアルなものでも、微妙なところでドレスの要素を少し持ち備えているようにとお作りしています。

今回のようなリュックデザインであっても、ワンピースなどの女性らしいアイテムにも合うように考えました。

リュックというアイテムにもかなり「奥行き」が考えられるということです。

あとがき

今回のような同じデザインを複数作って行く時に、「1点物志向」の考え方として、「ネイティブ柄」と呼ばれながら、随分柄の違った雰囲気の3点を集めたところもご注目いただきたいところです。

花柄にしても、ただの同じ生地の色違い展開ではアイデアが不足しています。

日本生まれの和柄、外国のエキゾチックな花柄など世界各地域別の特徴ある花柄の展開であったりなどのラインナップの仕方、コレクションの仕方も工夫できるということの例です。

そうすることで、同じデザインなのに不思議とバラエティー豊かに映るというところが面白いと思います(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

お客様へのハンドメイドバッグ発送時に情報入り下げ札を兼ねたしおりを同封する案が現在も続いているスタイル【119】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドメイドバッグを製作しており、「creema」様のサイトで販売させていただいております。

実際にご購入していただきました商品を私の手元から離れるぎりぎりの場面までが私の仕事の範囲内であると、このたび振り返りました。

商品発送後も何かしらつながっていく長い目でみた秘策はないものかと考案の結果、今回のようなことをずっと続けてきています。

それは、商品製作後の作業となる「しおり型の下げ札作り」です。

ここへお品そのものの情報と共に、今後のつながりを末長くしていけそうな工夫を盛り込みました。

手づくり感あるブランド下げ札が、そのまま本のしおりとしてご利用いただけるスタイル

ファッション関係の本を中心によく読書をしています。

WEB上のデジタルの読書はどうも苦手で、本を手でめくって進めていく感じがとても心地よいのです。

完全に世の中に乗り遅れておりますが、デジタルは何かしら味気なく、今でも新聞と本に関しましては、アナログ版を利用し続ける一人です。

基本的には、図書館で借りる/返却の繰り返しをしていくのですが、現在は図書館が休刊中(コロナの影響)です。

休刊前ぎりぎりまで通っていましたが、現在は、図書館にはないと分かった本を中心に通販とか中古の本を購入しています。

図書館もかなり豊富なので、古くて良い本などはとても有効です。

その時に、同時進行で違う本を少しずつ読んでいくこともたまにありました。

そんな時しおりが複数枚必要になります。

こんな風に読みかけの場所にしおを挟みます。
このしおりは、実はあるストリートファッションブランドの下げ札であることが驚きでしょう。

この下げ札、何に附随していたかというと、実はインナーショーツ。

ウエストが幅広のゴムのタイプで元はストリートファッションブランドの「WESC:ウィーエスシー」様。

ここ近年このタイプの幅広ゴムウエストのインナーショーツがお気に入りなのですが、なかなか良いのが見つからない現状です。

近いのは時々ありますが、ゴムの幅が華奢すぎて身に着け心地はバッド。

よって、「ヤフオク」様のサイトで何度かこのWESCをピンポイント購入させていただきました。

このブランドが「WESC:ウィーエスシー」。

ストリートブランドのようです。

その他のお洋服も結構高級そうなお洋服ばかりで、とてもおしゃれでした。

メンズ分野がメインかもしれないのですが、ショーツはレディースもあり、それに1点1点ついていたタグがこれ。

ショーツ1点1点についてきたブランドタグ・・・薄グレー色がおしゃれでコンパクトサイズ。
左下の穴は、のちにリボンを通して本格的にしおりにできそうな雰囲気がありベースの紙も良質。

これを捨てずに、しおりに使っているという現状からのひらめきが今回の試みです。

目に見えない「つながり」が「下げ札兼しおり」という物体を越えていく

自分が、下げ札をしおりに使ったことをもう少し分析。

なぜしおりに使うことをひらめくに至ったか。。

それは、まず作りの良さです。

1mm強ある丈夫な厚紙を綺麗にくり抜いてあるのが、大変高級感があります。

間違ってもすぐにごみに捨てようとは思いませんでした。

まずはそこがキーポイントとなります。

商品自体が高級なブランドなので、やはり当然こういった細部にも行き届いた高級感を染み渡らせてみえるようで、感動しました。

それだけでもかなり勉強になります。

高級感というものの表し方の1つとして、かなり参考になる作りだったのです。

そして、あっさりとした薄グレー色にシンプルに黒のブランド名。

これもクールでかっこいいです。

このブランドタグは7cmx3cm程度のコンパクトサイズ。

ただ、この下げ札の裏面は何も記載がありませんでした。

ここからが私のアレンジになります。

ありがたくいただいたインスピレーションを自らのフィルターに通して、自分らしい両面使いで下げ札を作ることに。。

私が作る場合は素材の情報を割と大きな字で印字するので、もう少し大きめです。

縦12cmx横6.3cm程度の下げ札です。

これは下げ札としては大きい部類になるかと思います。

ここでお伝えしたいのは、こんな点です↓。

「QRコードさえ貼れば、素材情報なんて必要ないのでは?」と思われるかもしれません。

けれど、実際QRコードをオープンしてホームページに自ら訪れてくれる人は一部だと考えます。

なぜって、逆の立場の場合に、すべての商品のQRコードに入っていくことが稀だからです。

となると、もっとシンプル。

視界に入る範囲内で伝えたい情報をその場で記載するのだって有りなのです。

さらに興味を持っていただければ、その素材の名前をググったり、私のホームページへ訪れてくれたりの次のアクションが起こるのではないでしょうか。

とにかく、まずは、先ほどのキーポイントのように、下げ札を捨てられてしまったら起こらない重要な岐路の場面なのです。

それには、とにもかくにも、まずは下げ札自体が捨てにくいものである必要があるわけです。

もしくは、少し脇に置いて保管してもらえるようなものである必要があるわけです。

ということで、このしおりの形は、いかに下げ札を捨てられにくくするか、いかにその後につながるか、いかに今後もお付き合いいただけるのか、ということをとても現実的に考えた上での試みなのです。

早速完成した下げ札の課題とその後の行動

さて、そういうことで、早速下げ札を作ってみました。

WESCさんのあの質の良い厚紙を意識して、私は黒面のある厚紙を「amazon」様で購入。

片側が黒面の厚紙をこんな風にサイズにカット。
カッターを使って真っすぐなラインを出し、角はハサミで丸く整えます。
黒面にブランド名のシールを貼ることが現在できる範囲のことでした。
裏面には、今回ご購入いただいた商品のSER NO.(シリアルナンバー)を採番。
そうすると、何年経過しようとも、この番号からこの商品であったことの証が残ります。
このことは、ご購入者様までたどり着くことが私の方では可能。
そして、サイズとか素材情報で生地の名前や混率を記載します。

そして、最後に私の写真とホームページへ訪れてもらうためのQRコードを貼り付けます。

この写真は、スーパーの大根などに農家のおじいさんなどの写真があったことからのヒントです。

というか、まったく同じことです。

一度ご購入していただいた人というのはやはり貴重な存在です。

再びご購入いただくことの可能性が他の人よりはるかに高いわけですので。

そして、ご注目は、今回私が一番工夫を凝らした点。

しおりになっているということですね。

現在は、まだこういうリボンですが、ゆくゆくベルベットのような素材にしようかと考えています。

生地屋さんが再開したら是非調達したいと思います。

で、ここで改善点が出てきました。

まず、そもそもカッターナイフで切ることが不完全。

もっと、一発で、バシッと綺麗にくり抜きたいものです。

そして、表のブランド名ももう少し視覚的に素敵な感じにしたいと思いました。

この下げ札1つでだいぶ高級感が増す工夫ができそうです。

そこで、まず、綺麗に型をくり抜く抜型を作ってくれるメーカーさんを探します。

既成のものは、このようなサイズは疲れ果てるまで探しましたが、見つかりませんでした。

よほどの偶然でないと中古のものでも存在していないようでしたので、1から作ってもらうことを考えたのです。

オーダーメイドで作ってもらうよう依頼中の金型(抜き型)。
右の写真は、既製品の小さなもの。おおわく形としては写真のようなイメージです。
このこちらを向いている刃の部分を厚紙に置いて、金づちでたたいてくり抜くのです。

縁は、角丸です。

どうしてもハサミでの調整は均一ではなくて、どこかしら整った出来上がりではないです。

ちょっとした部分なのに、結構変わる、影響のある部分だと感じたので拘ってみました。

その後の金型(抜き型)はうまくいったのか

ここからは、後のブログ記事の手直しによって書いた部分になります。

まあこれも貴重な記録としてはお伝えすることで意味のあることだと思いますが、オーダーメイドのくり抜き型の案は、結果は失敗でした。

せっかく専門の金属屋様にお願いまでしたオーダーメイドでしたが、こうした良質な厚紙は緻密過ぎて刃が役に立たなかったのです。

つまり、くり抜くことができませんでした。しかし、段ボールなら一撃でした。

けれど、厚紙の黒色にこだわっていますので、結局は、くり抜き型の案が取りやめになりました。

その後は、既製品のお洒落な黒色のタグを購入という形に落ち着きました。

サイズが既製品は小さめなので、裏面の内容をもっとコンパクトにまとめて、表面には、かつての白ではなく、透明のブランドシールを張る形で現在に至っています。

現在この形で落ち着きました。
当初の大きめサイズに比べて既製品なのでコンパクトですが、しおりとしてはこの方が使いやすいです。
しおり事態に掲載できる裏面の内容は限られますが、QRコードの掲載に託します。
あとはHPへご訪問いただいて、活動内容などを知っていただくということになりますね。

あとがき

下げ札をしおりに形作るという今回の試み、長い目で見て、効果がうまく出ていくとよいです。

お客様とのつながり方もいろいろあると思います。

実店舗で顔を合わせてお話するのが一番イメージが浮かびやすいですが、顔の見えないネットでもこうした工夫でお客様とつながることができるのだと思います。

「つながり」というものは、結構奥が深いもので、結局は、「末永く」というところが実現できれば、それは、つながっている証拠なのです(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

コロナ過初期に製作の共同企画マスクはこれだった、余ったハンドメイドバッグ用材料を今緊急で必要としているアイテムへ【118】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

まさかまさかのマスク作り。

ハンドメイドでマスクを作っている人を見て、「器用だなあ、マメだなあ」と思っていた私。

まさか自分が作ることになるとはこれっぽっちも思っていませんでした。

今回のマスクは、「VERACE」様が企画の考案者。

あくまでもチャリティー要素ある製作であるということ、マスクはお顔に当てるものだということで、綿や麻などの天然素材を探しながら慎重な素材選びとスピード感を持っての製作になりました。

立体型マスクの作りと縫いの特徴

人間の顔は当たり前ですけれど、立体的。

どのように立体的かという特徴は、今までそんなこと考えてもみませんでしたが、鼻が頂点になってその後、あごに向かって降下というようなライン。

ただ、鼻へ向かうラインとあごへ向かうラインが鼻の位置がやや真ん中から上の方であるということから、マスクに上下の向きが存在することになります。

よく、「鼻側」、「顎側」と表現されるみたいですけれど、鼻に向かうラインは短めで少しだけ急な勾配、あごへ降りるラインは、鼻に比べると若干緩やかに下るライン、というようなものです。

マスクの型紙の表地を裁断している場面
:裁断の時の注意は、パーツを動かさずにカーブを正確にカットすること。
表裏と型紙をひっくり返して対象に作業していくのが、間違いを防げます。
向かってカーブを見てみるとわずかに鼻の部分がつんととんがった急勾配である様子が型紙に現れます。

今回、さらに、裁断での注意というか、柄を真ん中のハギから左右対称に表れるようにするとお洒落度もアップするかと、柄合わせを意識しました。

この写真で実際のところ、左側のカーブ同士をハギ合わせるので、真っすぐをハギ合わせるよりは、難しい柄合わせだといえます。

お洒落なマスクを作って行くことは、実用的なものでありながらのアパレル従事者であった経験を持つ者が企画したプライドとそれなりの差別化でした。

裏地は表地よりも1.5cmほど短く裁断するその理由

こんな風に裏地が1.5cm程短くなっています。
最後の両端を三つ折り1.5cmずつする際に、出来上がりが分厚くなり野暮ったくならないための工夫。
折り目1つ分が省かれているという裏地の型紙なのです。
最終の両端の三つ折り1.5cmずつ:このようにすっきりとボコボコせずに仕上がります。
裏地もしっかり中に隠れて縫い付けられます。

柄合わせの効果と完成した複数の納品

柄合わせがハギ目を軸に左右対称に割とうまく出ているもの。
合格と言える範囲の柄の出方ですね。ぱっと見美しい。
柄合わせがあまりうまくいっていないもの
:何か下の方の中心付近の柄が対象じゃないような。。。許してっ(^_^;)。

こんな感じでわりと目立つ柄なので、ハギの部分の柄合わせの成功、失敗があらわです。

そして、柄が全く合わないと分かってはいるけれど、生地が余ってもったいないバージョンとして、柄が目立たない裏面で作るということも1枚行いました。

動画からの抜粋なので少し見にくいですが、真ん中を基準にすると、柄が左右対称になっていないです。
それを目立たなくするように、柄のはっきりしていない裏向きに生地を使いました。
ジャカード柄が目立ちません。よって左右対称でないことも目立たないのです。

マスクはそれほど縫うことに関しては失敗は少ないです。

しいて言えば、ちゃんとひっくり返して上手く表地と裏地が重なっていないといけない点は注意。

上下のステッチをする時に裏地に貫通していない事態が私も3点ほど見つかってやり直ししました。

ミシンを急がずに、手前でしっかり裏地を表地にぴったりの位置に持ってきて、もっと言うなら、その前のアイロンがけでしっかりとした位置に跡をつけてピシッとさせてからという点もこうならないポイントだと思っています。

初めての卸し納品をしました

今回、動画の最後の方でその場面が映ります。

初の卸売りをお取引させていただきました。納品先は、元同僚だった「VERACE(ヴェラーチェ)」様。

近所ですので、歩いて納品にまいりました。

ヴェラーチェさんは、オーダースーツのお店。

女性のお客様も結構いらっしゃるようですので、一度インスタチェックしてみてくださいね。

あとがき

その後、コロナ終息がなかなか来なかった中、不足していたマスクに関しては、大手様が本格的に参入。

私達「おしゃれマスク」ははかない伝説のものとなりました。

こういった小さいお求めやすいお値段のものは大手が有利だという事実、事業として見てみるとハンドメイドの小物を作って販売することの難しさを彷彿とさせることでした。

しかし、そういったこと無しで、困った時に人のためにミシンで実用品を作れた経験はその体験の価値がとても大きかったです。

ご購入いただいた皆様、本当にありがとうございました(^-^)。

本革レザーで作られるフラップバッグが布で丈夫に作れるのかをブロード生地で試作した記録【117】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2020年に入る前に目標を立てていました。

フラップ付きのハンドバッグを作るというものです。

この蓋付きデザインのハンドバッグというのは、が昔から変わらず好きでずっと愛用してきた「ヴィトン」様の「マルゼルブ」というデザインがあったりします。

かれこれ30年ほど前のモデルじゃないかと思うのですが一切飽きが来ません。

もちろんpicturesque流のデザインを一から型紙を起こしていきますが、これまでのミニバッグの仲間に加えていきたいと思っています。

そうすると、おにぎり、卵焼き、餅巾着、かまぼこ、納豆に加えて、このフラップ付きハンドバッグががミニバックコレクションの仲間になりるかもしれません。

ここにもう1点フラップ型を加えてたいと思います。

フラップ付きバッグの特徴

先程の画像の他の5型と比べ、フラップ型はまた違った新しい形です。

どれともデザインが共通する部分がなくまたとない1点ずつのデザインにしています。

一番にやはり、あの蓋が正面に留め具と一緒に視界に入ってきますので、このバッグの顔のような象徴的な部分になります。

ということで、蓋こそがとても重要な部分。

蓋の良い作りが素敵なバッグになる1つの要素かと思っています。

試作見本製作での学びあれこれ

今回は、試作見本なので、普段チョイスしないタイプの柄ですが、入手したい生地におまけでくっついてきた生地なので使用させていただいた和柄の鶴プリントです。

コンビで梅の花も描かれ、着物風に柄がバイヤスに流れる配置です。

今回ミニフラップバッグの試作品に使用する生地:生地名不明、綿/100%、日本製。

生地名が分かりませんが、おそらくブロードです。

薄すぎもせず厚くもない使いやすい生地。

パープルベースなので、このパープルの薄い部分とマッチする縫い糸のスパン糸#30をチョイス。

まず、初めてでとまどったのが、「ヒネリ錠」というケリーバッグの入り口の留め具の取り付け位置。

そして、表地だけなのか裏地にも貫通させるのかということです。

まず、ヒネリ錠の金具のパーツをじっくり見てみます。

留め具が付くバッグ用のヒネリ錠のパーツ一式
:ヒネリ錠にもいろいろ形はありますが、とても基本的なデザインがこれです。

この写真だけ見ると複雑で一瞬戸惑いますが、大丈夫です。

まず大きく設置個所が2つにわかれまして、①は②とセットでバッグの正面の本体側に取り付けます。

しかも、ここが肝心です。表地にのみ取り付けて裏地で覆い隠すように取り付けるのです。

そして③は実は「ねじ」によって2枚を重ねているパーツであります。

真ん中の穴にヒネリが通るよう、表地と裏地両方にスクエアにくり抜き、抜き代を隠しながら、重ねてネジで留めて取り付けます。

このネジを留める部分も細かい箇所ですが、目打ちか何かで穴を開けておいてネジをドライバーで埋め込みます。

最初しっかり意識できず、両方とも表地にのみ取り付けてしまい、あっ、となりました。

ネジ式なので、もう一度ネジを取り外してやり直すことはできましたが(^_^;)。。

この他のもう1つの学びは、スクエアの穴をくり抜き作業にカッターナイフで行ってしまったこと。

これは、歪みの原因です。

カッターナイフはどうしてもスクエアに4回向きを変える時に休みますので、その時にずれます。

よって一気に四角をくり抜く「スクエアポンチ」を今回試作後に探したしだいです。

なかなかピンポイントでこのサイズのスクエアポンチというものも見つからないので、その後の工夫も今後必要です。

特注で作ってくれるところを探したりもしてみました。

スクエアの穴開けをカッターナイフで行った場合
:糸がボソッと残り、綺麗にくり抜くことができません。さらに、ずれて歪みがちで困難です。
ここをスクエア型のポンチで一発くり抜きをするとまっすぐに綺麗にくり抜けそうです。

ヒネリ錠をまっすぐ取り付けることの難しさ

では、完成した試作品見てみましょう。

ミニフラップバッグ試作品
:<サイズ>縦16cmx横27cmxマチ6cm(ヒネリ錠の枠の取り付けがやや右上がりにゆがんでます)。

まず、持ち手が、細すぎるかもという点ですね。

これは、アイレットリング通しの仕様で、どうしても細くしたのですが、それにしても貧弱。

やはり20mmほどの幅は必要かもしれません。

そうなるとアイレットを大きくするのか、縫い付けにするのかという課題があります。

あとは、そもそもこれ私の納得するサイズ感ではないです。

縦の長さが短すぎて、和用のバッグらしくなり過ぎました。

ということで、縦の長さを出来上がり16cmから+5cmは追加したいところです。

横から見た感じ:このU字型の角がいかにぴったり合わさるかで出来栄えがぐっと良くなります。
今回は、一部はみだしています。こういった構造の限界でしょう。

側面の取り付けも非常にテクニックを要します。

ここを乗り切って綺麗にできれば、技術がアップということになりそうです。

今回は、はみ出している部分が角であり、これをいかにぴったりとくっつけるかを仕付け糸などで工夫してトライしていきます。

どうしても平面ミシンなので仕方がないのですが、平面ミシンでもできる限りの手は尽くしていきたいと思います。

うっかりポケットを付け忘れたので、ポーチを付けました。

実は、金具にあれこれ集中していてポケットを付け忘れてしまいました(汗)。

なので、代わりにポーチを作りました。

ポーチの中にもぶら下がり式ポケットの付いたポーチとなりました。

裏地も付いていて、共布です。

この付加価値でポケット付け忘れのフォローに。

あとがき

ここから↓は、後になって、ブログの手直しの際に付け加えました箇所になります。

ヒネリ錠を使ったバッグのその後の製作なのですが、専用のサイズのポンチをオーダーメイドして作ってもらいました。

そのオーダーメイド品のポンチでくり抜いて作ってみたフラップバッグも製作してみました。

しかしながら、生地のゲジゲジの縫い代が最終的に重い物を持っている中ではみ出してくる予想です。

そうしますと、永久的なものではなくなってしまい、こういったくり抜きの案ではない考え方をしてみました。

それは、スーツのポケットの片玉縁のやり方に類似のラッピング方法。

裏地を中表に当てておいて、スクエアの真ん中をY字に切り込み、ひっくり返して、スクエアの縫い代を覆い隠すやり方です。

しかし、これも最終的には、完全でないという結論に至っています。

その理由は、③のパーツの両サイドのネジ用の穴開けが、ラッピング生地のせいで分厚くなったことで困難になり、大きな穴を開けざるを得なくなりました。

そうしたところ、今度は穴自体が枠からはみ出す懸念が生まれました。

そもそも、パーツメーカー様のお話によれば、こういったパーツは、「レザー専用」であるということです。

布では、ほつれが起こりやすく向いていないというのがその回答。

何もわからなかった私は実体験でその本革レザーのみに適したものだということを知ったのです。

その後、ヒネリ錠をバッグに使うことはありません。

永久的なバッグを作りたい私の意向に沿うものではないことを知ったからです。

ただ見かけのかっこよさはヒネリ錠は抜群です。

だからこそ残念ですが、それよりも、「長持ち」の作りを重視しているので、こうしたパーツとお別れをしてきたのです。

ということで、本題である、本革レザーに匹敵のフラップバッグが作れるのかどうかの答えは、「作れない」という結論を出しました。

ただ、ここからのヒントは何かあるかもしれません。

ヒネリ錠が布製でも、どこかで使える場面が見つかれば良いと思っています。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

YouTubeとブログで「HMB教室:ハンドメイドバッグ教室」始めました、初回:ぶら下がり式ポケットの作り方【116】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在、新型コロナがいよいよ危ない局面に来ているようで、できる限りめいっぱい警戒中です。

図書館なども3月ずっと休館中、このほど再延長を決められたようです。

とにかく人が集まるという性質を持ったリアル店舗はまず打撃です。

私もせっかく今年の目標の複数の対面販売を経験するということを実行し始めたところでしたが、まずは4月4日が中止となりました(+_+)。

仕方がないことですね。

次の5月3日にも危ういです。様子見が続きますが、当初よりも収束が先になった感じです。

こんなことから、日々考えていた中、YOUTUBE動画で教室をやってみることを考えました。

今までのアップ動画と同じですが、カテゴリーの<HMB教室>に入る投稿がそれに当たります。

特に会費なども無く、お気軽にお立ち寄りいただくだけの自由な教室ですが、その内容は色濃くしていきたいと思っています。

<HMB教室>動画の中身とは?

今回もう1つすでにアップしました。

思い立ったら吉日です。

今までやってきたシリーズ物の動画とは違います。

シリーズ物は、シリーズになった勢ぞろいした雰囲気、世界観を楽しんでいただく要素が高いので、製作風景は、ポイント場面をピックアップしてのみご紹介しています。

これでもピックアップしているので詳しくは解説していますが、製作すべては映していないです。

教室の場合は、じっくりと一緒に動画を見ながら作れるようなそんな要素のある動画なので、スピードも早送りなどはしていません。

やはりネットで行う教室なのだからリアルの実店舗教室のデメリットのようなことがここでメリットとなることで差別化できそうだと考えました。

それには、時間制限とか短い時間に詰め込んだコスパなどは考えずに、じっくりお伝えし、何度も見返すなどじっくりご覧いただけるのです。

そこはとてもメリットだと考えます。

自由の幅が広いということです。

よって、1つ目のぶら下がり式ポケット作りもほんの5分くらいでできるものですけれど、そこそこな長さの動画となりました。

ただただ作り方をざっくりゆるく適当に覚えてもらうよりも、後に、バッグをしかも綺麗に作れる用になるのが目的です。

綺麗に作るには。。という私の経験や研究から出てくるノウハウとかコツをじっくりとお伝え致します。

そして、動画がどんどんたまれば、気が付いたらいろいろなバッグのパーツを作れるようになっていた、という結果を想定しています。

さて、ぶら下がり式ポケットの作り方は、YOUTUBE動画のみになりますが、どうぞご視聴くださいませ↓。

あとがき

まず、綺麗に縫うということで、職業用ミシンが必須です。

私も使っているJUKIのシュプールTL25はコンパクトでありながら縫い目がまっすぐに綺麗に縫えます。

その昔家庭用ミシンを使ってスタートしたものの、家庭用ミシンはジグザグとか横の動きに対応できる機能がそろうため、縫い目が「左右にぶれる」というデメリットが致命的です。

どう集中しても縫い目があちこち向いてしまう部分ができてしまうのです。

このことに当初とても悩んでいました。

そして、家庭用ミシンは音がややうるさいです。

ロック代わりのステッチをしたいときに機能の一部を使えるのはいいのですが、結局まっすぐ縫えなければバッグ作りには向いていないびです。

バッグは縫い目の美しさが大変ものをいうということです。

そうするとシンプルに前と後ろだけの直線しか進むことができない職業用ミシンではありますが、横にぶれる設定がないので、完全に固定されてしっかり針目を縫い付けます。

職業用ミシンには付いていないロックについては、ロック以上の見栄えの美しい縫い代の隠しこみを考えてきました。

縫い代の始末についても教室で後々取り入れていきたいと思っています。

書き手:ピクチャレスク

実際の外回りのお仕事で使用したバッグの良し悪しを知る体験から生まれた内側が花柄のナイロンビジネスバッグ製作【115】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

この季節、そろそろ入社前だという学生様、転職者様、そして勤続し続け新たな年度を迎える会社員様など、ビジネス現場に新しい風が入ります。

4月という季節は特別です。

新しいことを始めるきっかけだったり、暖かくなってきて心にワクワク感が生まれます。

そんな4月というスタート要素の多いこの月に私が考えたバッグの企画、それはビジネスシーン用のバッグです。

このたび「ビジネスシリーズ」ということでお送りしたいと思います。

はんこ文化が根強い日本ではまだまだある、外回りのシーンで大切な印鑑と重要書類を入れるバッグの持ち歩きのお仕事

以前お世話になりました会社では、経理事務として外回りの仕事がありました。

経理事務のお仕事は、社内でひたすら数字関係を処理しているパソコンと計算機のイメージがあるかと思いますが、どこの会社も経理の仕事というのは、実際のところ、外出という仕事が1日の中で少し入ってくるものです。

預金の引き出し、債権持ち込み、そして、私が勤めていた輸入業の会社だと銀行の「外国為替(がいこくかわせ):外為(がいため)」にお立ち寄りし、貿易における手形の差し入れというお仕事がありました。

キャッシュレス化で企業もそれほど現金を直に入手したり、振込をATMで行うことは減ったものの、まだまだ現在は現金も必要な時があるものです。

そして、「印鑑主義」が根強いと言われている日本では特にですが、書類に印鑑を押す文化が健在で、印鑑を持ち歩いて書類に押すことを実際に銀行様へ当日出向くことで実行していくのです。

ということで、外回りといっても、営業様の外回りと内容は異なりますが、件数も多いので、1日10-20件程の輸入書類に関する手形の差し入れを実質2時間ほどオフィスの席を空けて外出をしている毎日でした。

そんな中で人と接したり、会話や、ちょっとした身の上話も時々盛り込み、担当者様との信頼関係を構築していきます。

この外回りから信頼関係を築いていく極意のようなことはまた別でお話させていただきたいと思います。

外回りの仕事のバッグに求める要望は、実体験した本人が分かる強み

そんな外回りの数時間を毎日繰り返す中で、バッグを私が自分で作った時もあれば、購入したものを使ったこともありました。

会社の外回りのバッグに求める要望を自らの経験で挙げてみました。

①突然の雨にも書類が濡れないよう、撥水効果が効いたような素材であるべき。

②書類が分厚く重くなるので丈夫な作り。

③A4縦よりもA4横が断然書類が見やすい、取り出しやすい。

④やっぱりお洒落なバッグがいい。

とこんな感じです。

①突然の雨というのはよくあります。

毎日銀行には出向いていましたので、雨に遭遇する確率はとても上がります。

②については、紙というのは分量が増えると非常に重くなるものです。

よって、そんな重い物を丁寧に支えるような機能が求められます。

③は、実際の縦と横を持ってみての感想なので、やはり現場の声の1つということになりそうです。

取り出し口が広い横向きが断然使いやすいと言えます。

④のおしゃれ感を求めることは、これも実体験からそう思いました。

お洒落なバッグはそれをきっかけに銀行のご担当者様との会話も弾みました。

そして、中身を取り出す時に広がったお花柄は心が和みました。

ついでに書類くらっっちバッグも作った合計4点のビジネスバッグコレクション

1つは、ブリーフケース、もう1つはクラッチです。

ブリーフケースはA4書類が入るサイズ、クラッチは、A4書類も入り、ノート型パソコンなら入るというサイズです。

ブリーフケース:縦28cmx横36cmxマチ10cm。ビジネスクラッチ:縦26cmx横36cmxマチ無し。
黒はボックスキルト、真ん中のトロピカル柄はダイヤキルトをかけております。

前述の私が経理事務の仕事で外回りの仕事をしていたことからのの要望を挙げさせていただきましたが、それに沿ってこんなブリーフケースを作ったのが一番左です。

突然の雨に対応する素材、表地のベージュはナイロンオックス撥水加工の生地、ナイロン/100%です。

そして、裏地も同じくナイロン/100%の撥水用のコーティングが施された生地を使用しています。

そして、書類の重さに対応する②の要望には、この写真のように取っ手からつながる支柱(しちゅう)と私は呼んででいますが、これをしっかり縫い付けて、力を分散させ、一部だけに集中して破れてしまわぬよう、丁寧に持ち上げる働きをセッティング。

そしてA4横サイズであることは③に該当。

最後の④のおしゃれであるという要望には、控えめに中側に花柄を配置していくことで、パッと開けた時だけに見える暖色系の小花柄が時折心地良いというわけです。

右側の3点のクラッチバッグは、よく車内会議がされていた場面があり、会議も席を立って書類を持ち運んだり、時には別室の会議室へと足を運ぶ時もあります。

そんなシーンがあったことから、筆記用具、A4クリアファイル、書類、スマホ、貴重品、ノート型パソコンを入れて持ち歩くようなセカンドバッグがあったらいいのではと考えたものになります。

このクラッチは、ちょっとした近所の取引先への外出時にも書類を入れたりしてクラッチバッグの持ち方で脇にかかえてサクッと出かけられます。

そして、出張の時に大きなボストンバッグに詰め込む1つのバッグinバッグとしても機能します。

今回はキルトのデザインを黒のようにボックスキルト、トロピカル柄のようにダイヤキルトと2種考えてみました。

バラ柄は何もキルトはかかっていませんが、生地自体がキャンバス素材で分厚いので、生地の分厚さでクッション性が働いているという単純な考え方です。

黒はキルトがかかっていなくとも、ふんわり感のある素材ということでのクッション性がもともとあったのですが、ダメ押しでキルトしたのが、かえって、デザインみたいになってかっこよくなります。

機能とおしゃれが五分五分に役割を果たしてくれるようなクラッチになればということです。

あとがき

ビジネスシリーズの隠れテーマがありました。

それは、「堅苦しいビジネスシーンを素敵なお花柄で彩る」というようなキャッチフレーズで表現されます。

キルトに関しましても、地道にステッチしていきながらとてもワクワクして作業できました。

このブリーフケースやビジネスクラッチは素材を変えたりしていろいろバラエティーに富んだものになり得ます。

ここからは、その後のブログ投稿の手直しにより、書き加えた箇所になります。

この投稿当時ではまだまだ外回りのお仕事も存在していました。

その後、コロナ過を経て、そして、時代が大きく動き、はんこ文化もいよいよ消滅に向かいます。

完全には廃止にならずとも、そのせいで効率が悪い部分が見直され、人間のする仕事が激減していく未来が見えてきました。

よって、外回りで印鑑を押すようなお仕事が今後残るのかどうか、そして、営業と名の付く外回り専門のお仕事の形も変わってくるのではないかと思うようになりました。

また、経理部門では、「デジタル証憑」が2022年から本格的にスタートし、私も個人事業主の計上をデジタルオンリーで行っています。

紙で請求者やレシートをいただいた場合でも、あえて写真に写してJPGのデジタルで保存しています。

ここから思うことは、そもそも紙ベースの考え方である「A4サイズ」というサイズ感が必要なくなる時が来るということです。

ただ一方でこのようなことも思います。

時代がどんどん進んで、A4を基準にしたバッグが昔懐かしい何十年物になってゆくことです。

「A4用紙に基準を合わせたバッグが昔あったんだよ」というような時代が来るのかもしれません。

とはいえ、書類を入れるためのあれこれ工夫をしたその1時代の製作ができたこと、その中で工夫したことや考え方は、別にも活かせると思っています。

時代は移ろうものであり、仕方がないことです。

私にできることは、こんな書類入れというものが過去のアイテムになった時にも昔話として語れるエピソードなのかもしれません(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク