ロゴが象徴的なハイブランドのジュエリー同士の組み合わせで気を付けることの詰め合わせ【316】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハイブランドのコスチュームジュエリーは、スタイリッシュなものが多く、ロゴが象徴的です。

同じブランドじゃないと合わない程の1点ずつの「クセ」があり、他のジュエリーとの組み合わせの際には、少し考える必要があります。

おそらくそれぞれのブランド様の願望が「すべてを自社ブランドで埋め尽くしてもらいたい」という気持ちがあるのではと。。

とはいえ、そこは購入者の選択の自由、装い方の自由という特権がありますから、装い方1つで独自の表現になることはむしろ素晴らしいことだと思っております。

このたびは、ハイブランド様によくある、そのデザインを見ただけで「ここのやつだ」と分かるようなジュエリー同士をバランスよくかっこよく組み合わせるポイントを「ロゴ」や「象徴的なモデル」にポイントを置きながらお伝えしてまいりたいと思います。

2ハイブランドの混合の場合、ペンダントとブレスは同じブランド、リングだけが違うブランド

〇ネックレス:直径18mmのそこそこな存在感ある「エルメス」のコインペンダント。メッキの刻印。60cm。

チェーンはもともと付いていないタイプ(「提案型」と勝手に呼んでいます)で、ステンレスのあずきチェーンを通させていただきました<m(__)m>。

〇ブレスレット:「エルメス」のシルバーベースに赤色の無地バングル。馬車ロゴが3箇所。内周は20.5cm。
〇リング:シルバー925製の「ティファニー」の「サマセット」というメッシュリング。サイズは13号程度。
3点セット:「エルメス」ブランドと「ティファニー」ブランドが登場。

まずリングだけが違うブランドとなっているわけですが、すでにペンダントにもう1ブランドのロゴが入っているのでリングは内側にさりげなくロゴが入るだけ。

もともと「ティファニー」は内側にプレートにブランド名が刻印されているだけのデザインが多いので外にロゴが現れることはありません。

ただ、このデザイン自体がティファニーを知る人は知っているような認知度だと思われます。

最もこのブランドを象徴するようなハートなどのモチーフではなく、ある時期に出たメッシュタイプなので、全体の中では比較的目立たないモデルかと。

よって他ブランドの「エルメス」と合わせても大丈夫だと判断しました。

また、バングルは、シンプルな馬車柄のみで、ロゴは登場していませんので、ペンダントでかなり主張したロゴをここでひかえていると言った意味もあります。

そうして、3アイテムのバランスをとっていきます。

あとがき

おそらく、合わせてみると感じると思うのですが、ロゴ同士がぶつかり合うと、「田舎」っぽくなります。

これはせっかくのハイブランド様が希望することではないと思いますし、かっこよく身に付けたいもので、それを基本的には避けます。

ただ、同じブランドだけで寄せ集めるのであれば、ロゴ文字がぶつかっても大丈夫なこともあり、やはりイメージする「シミュレーション」は必要です。

手持ちのジュエリーをまず実際に並べてみる、お店での追加購入に備え、写真1枚に手持ちを撮影しておく。

そして、お店で拝見しながら、その写真に近づけさせてもらうことをお願いするなど、購入時のシミュレーションの方法が浮かびます。

とにかく、かっこよく装えるような組み合わせには、まず、ネックレス、ブレス、リングの基本アイテムを事前に組み合わせることがイメージが湧きやすいです。

考えてみれば、ハイブランド様のジュエリーも「量産品」の1つ。

同じものをお持ちの方との違いは組み合わせの全体コーデにあるということになります(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

練りサファイアのバングルの暖色イエローにリンクした、ほっと肩の力が抜けるような遊び心あるフルーツペンダント【314】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「遊び心」という言葉があります。

ある程度ジュエリーが集まってきた際に、今まで持っていたものとの差別化で心機一転したくなることがあります。

違ったテイストを求めている気持ちが芽生えた時です。

そうした時に、今でしかできないようなチャーム寄せ集めでアレンジして作るペンダントをご紹介したいと思います。

このたびは、モチーフが「フルーツ」という括りに特化し、いろんなフルーツが集まった楽しさを味わえます。

シルバー925の作りの良いチャーム1個よりも立派に出来上がる、複数寄せ集まったボリュームと華やかさのある1点物のペンダント

もともとチャームは、その名の通り小さいパーツです。

集まることで華やかさを表現していくことは、この度の果物にとどまらず、フラワーとか、動物などに引用できると思います。

フルーツチャームペンダントのセット:ポイントは差し色に山吹色を入れている点です。
〇ネックレス:チェーンは太さ3mmのステンレス製のパイプロープチェーン60cm。チャームはすべて925。

トップのチャームをまとめている大きな丸カンはシルバー925。

「東急ハンズ」様のネットで購入させていただきました。

なかなかこんな大きな丸カンはレア、直径が1.5cm以上あったかと。。

チャームは、マザーオブパールという天然石(シェル)の白りんご、あこや真珠、925のいちご、マザーオブパールの黄色りんご、925のぶどう、925のサクランボの計6個。

これだけ集まれば十分賑やかです。

差し色のイエローが効果大。

一見無関係なあこや真珠パーツも1粒入れていますが、マザーオブパールの白いりんごと関連付いてよく合っています。

そして、マザーオブパールの黄色いりんごと関連付きのカラーのバングルがこちら↓。

〇ブレスレット:サファイア。やまぶき色のサファイアのくり抜きバングル。内周は18cm。 

おそらく、高価ではなかったですし(¥3,000周辺)、この様相から「練り:ねり」と呼ばれる作りのバングルだと思います。

「練りタイプのバングル」は、天然石の大きなストーンをくり抜いたくり抜きバングルと同じ形をしていますが、その製造の仕方というのは違います。

天然石の粉末にプラスチックなどを混ぜて、高温で溶かしながらなどして固めた工業品的な作り方。

ということで、サファイアの粉状から作られた、半分コスチュームジュエリーに似た工業製品的な作りのものだということです。

当然、プラスチックなどの工業材料が入っているので、生粋の天然石くり抜きバングル(¥20,000などという高価さだと思います)よりも品物のレベルは下回ります。

それでも、天然素材が大部分は言っていることで美しいですし、全体のレベルとしては、シルバー925台やステンレスの地金との相性でバランスは釣り合っていると思うのです。

〇リング:2点。共に天然石のメノウのやまぶき色の多面カットくり抜きリング。サイズはいずれも15号程度。

こちらも色がよくマッチしていまして、2個を重ねて2連付けするとバングルのボリュームにより合ってきます。

こうしたくり抜きリングのメーカー様にもお電話でお問合せしたことがありますが、ほとんどが天然のカラーに「染め」を人工的に追加して発色を良くしているそうです。

そこでがっかりしたわけですが、とは言え、そういうものだと割り切れば、この3アイテムのセットのバランスはグッドですし、コスチュームジュエリーよりもハイレベルです。

あとがき

チャームに関しては、もっといろんな吊り下げ方があります。

今回は横に大きな丸カンの925製に通しただけですが、もっと1個ずつの存在をはっきり見せたい場合。

その時は、ラウンドチェーンなどのチャームが引っかけやすいチェーンをカットして段差で雰囲気を出しながらロングネックレスとしてアレンジも出来そうです。

別の例の琥珀(こはく)だらけのチャームペンダントのアレンジ例。1点ずつのチャームがクリアです。

アレンジしやすいことも、比較的低価格なシルバー925の利点です。

チャームが豊富で集めやすいのもおそらく925ならではの実現のしやすさでしょう。

とにかく、1つのチャームだけでは普遍的でも、複数集結することで個性的に立派になる可能性があるということです。

是非アレンジをお考えの際にこのポテンシャルあるアレンジの仕方を引用してみてくださいませ(^-^)。

彫りが龍なのにツタの葉に見えることをアドバンテージとする、白翡翠のビッグペンダントをうまくエレガントに寄せることへの挑戦の記録【311】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ごついイメージのある翡翠のペンダントやネックレス。

これを何とかエレガントに新しい装いにならないかと試行錯誤の一環で、このたびビッグな白翡翠のペンダントをそれだけで終わらず続きとして他のジュエリーと組み合わせていきたいと思います。

よくチェーンを布製のひもなどで設置された翡翠のペンダントは正直ごついです。

古物そのままの姿がよほどそうでなければならない理由などないのであれば、思い切ってテイストを変えねば新しくは装えません。

翡翠=昔のものという観念とごつさが頭から離れないからです。

ドラゴンの彫りは縁起物、はっきり分からないことをうまく利用し、ツタのモチーフと組み合わせていく

〇ネックレス:真っ白な美しい翡翠のペンダント。龍や鳳凰の彫り柄が抽象的。直径5cm。チェーンは80cm。
〇リング:925製の幅12mmの透かし平打ちリング。ハスの花が真ん中にあり。サイズは14号程度。
〇リング:、 白瑪瑙(メノウ)/アゲートの多面カットくり抜きリング2個。いずれも15号程度。 

特に意識したところは、ペンダントチェーンにエレガントなフィガロを採用したところです。

これ1つで随分ごつさから脱却できました。

透かしで、トップのごつさをバランスよく解消。

とはいえ、ステンレスチェーンなのでそこそこ重みのあるトップも難なく支えることができます。

ブレスレットはかわいいピンクではありますが、結局こちらも抽象的です。遠目では、ペンダントの白とこの抽象柄がリンクしているように映ります。

バチカンをどのように工夫したのかも突破口となった

細かい点なのですが、細い穴が開けてあるだけの状態へ、細くても頑強なステンレスの丸カンを通すことが正解でした。

穴は大きくは開けられなかったと思われますし、厚みもあるトップですので、直径が特注レベルの丸カンが必要でした。

そこで悩んだ挙句、二重リング(鍵などに途中に付けるフープ状の針金みたいな細さのキーリング)を途中でカット。

そして一重仕立てに変えたところで、ストーンを傷つけぬよう上手く細い穴に通しました。

一度通せばそうは簡単に外れることはありません。

あとがき

白い色をした翡翠だったからこその実現だったこともあると思います。

これについても、ドラゴンをイメージだけで組み合わせて、勇ましいテイストで考えていたのならば、このようには実現できなかったと思います。

最終的な装いによって、「遠目に映る姿」をイメージしたことがポイントだったと思います。

こうして、本新井いかついイメージのある龍のペンダントトップが新しいエレガントな装いとしてスタートを切りました(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト

マーカサイトがオニキスに組み合わされるととてもエレガント、日常着をお出かけ風に寄せるジュエリーの役割【310】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

地金としては高価ではないシルバー925も、実は18金などの高騰に連動して以前よりも上がってはいます。

それでも、最近計算した実際の買取の際の比較では、18金の60分の1程しかシルバー925の価格の価値がありませんでした。

これもたまたま買取を18金とシルバー925の両方同時に見てもらったから分かったことです。

とは言え、銀も大変美しい地金であり天然らしさがいかにも感じられるすばらしい素材です。

このたびは、シルバー925台に馴染んで素敵に組み合わされる「マーカサイト」のペンダント中心にジュエリー同士をエレガントに組み合わせてみたいと思います。

とはいえ、地金のレベルも考えながら、日常着ながらエレガントに寄せた装いに合うようなセットを考えていきます。

なぜ、オニキスとマーカサイトが組み合わせられるイギリス製の古き良きジュエリーがここまで豊富なのか

そもそも、銀製品がヨーロッパで今でもアンティーク物が多い理由は、その昔18世紀以前の貴族の家財とも言える品々が銀製だったからです。

当然宝飾品も「財」として豊富にあったということです。

その後は、貴族の時代も終わりましたが、それでも文化として銀製品を愛でる風習が残り、素敵なシルバージュエリーがあるということです。

ただ、オニキスと組み合わせることがなぜ多いのかの理由については、もっと掘り下げて調べないと分かりません。

1つの予想は、オニキスに関してよく言われている「魔除け」。

大切な家財であるので、「験を担ぐ(げんをかつぐ)」ような意味があるという予想を立てていますが、果たして本当のところは。。

今後いろいろ調べていく中で、分かった答えが見つかればまた、記事に綴っていきたいと思います。

もう1つ、マーカサイトはなぜ銀製品と組み合わせられるかなのですが、ダイヤモンドの代替品になるという文化があったからだと言われています。

これは予想に過ぎませんが、マーカサイトは同じシルバーカラー同士でなじみやすいということで、新しい色が出てこないことが反対に上品であるという考え方があったのかなと。

これもおいおい調べたりなどして答えを見つけていきたいと思っております。

きらめくカットがよりエレガントなマーカサイト。

カジュアルな素材なのかもしれない黒のオニキスも銀ときらめくマーカサイトのおかげでエレガントにならざるを得ないということなのではないでしょうか。

〇ネックレス:バチカンを含まないで縦4cmx横3cmのビッグサイズ縁の部分はマーカサイト。

黒い天然石はオニキス、そしてオニキスの黒を背景にしたマーカサイトのブーケ。

ステンレス製のあずきチェーンのチェーンのみで80cm。

真ん中のフローラルな飾り部分も、特にペンダントの中でもエレガントに見える1つのテイストとなっているのがこちらが良いと思った理由でした。

セット:バングルは「シャネル」ブランドのプラスチック製。リングは、同じ物2付けのマーカサイトリング。
〇ブレスレット: シャネルのクリアバングル。オレンジ寄りなピンク色のクリアカラー。内周は19.5cm。
〇リング: 2点。シルバー925製のマーカサイトの縄模様がハーフエタニティ状のデザイン。共にサイズは15号。

2個の重ね付けが可能で、随分ボリュームが増す効果があります。

「マーカサイト」は「マルカジット」という発音でも呼ばれていますが、イコールで良いです。

そして、類似に「パイライト」という類似の鉱物があるのですが、「マーカサイト」と呼ばれながらも、実は「パイライト」である場合も。。

パイライトのバングル:「パイライト」であると謳われていたものがこれ。ややゴールド味があります。

何も知らなかった頃、このきらめきの割に安価であることに驚いたもので、実はダイヤモンドの代替品になるほどの評価がすでにされていたいにしえの物語があったということなのでした。

あとがき

イギリスの古い銀製品は大変ロマンチックです。

想像以上に昔のものだったりすると余計です。

ここで、アンティークの領域に達しているペンダントの銀製をご紹介↓。

1894年の刻印がありました。この素材自体925ではない1000だとのことなのです。

バチカンはうかつに使いたくなかったために、別で2連で丸カンを取り付けてステンレスチェーンを通しました。

意外と数が豊富なのでそれほど希少価値を実感しないこともありますが、ヨーロッパに集中しているがために見つけやすいだけで、銀製はとくにイギリスにおいては、独特の文化ではないかと思っております。

実は、当「本物志向のレンタルジュエリー」でも、当初の頃は、この動画のようにシルバー925も半分以上取り入れていたのです。

その後の925の廃止、連物の廃止、コスチュームジュエリーの廃止をどんどんしていき、行き着いたところは、18金やプラチナの高級地金+宝石の本格派ジュエリーのみのお取り扱いに寄せていきました。

これらは、レンタルのお客様のニーズを感じ取り、間違いなくその必要性があったので改良してきたことではあります。

しかしシルバー925も安定のすばらしさ。

これをどのようにお伝えできるのだろうと考えた時に、やはりブログや動画でその組み合わせをしたお洋服とのコーデということなんだと思っております。

ジュエリーそのものだけだったら類似品も多いですが、なぜそれじゃなければならなかったのかが、またとない渾身の組み合わせによってお洋服に素敵にマッチする姿を実現することで紐解かれるのだと思うからです。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

多面キューブカットがエレガントなペールカラーのネックレス、あんなに気さくな「ムーンストーン」がジュエリーになった瞬間【308】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

かつては、シルバー925のリングやペンダントに丸いカットで合わせられていたイメージのムーンストーン。

濁ったような白っぽさが特徴で、ジーンズというアイテムが全盛期と並行するかのようにそのカジュアルさに特徴があるアクセサリーの1つでした。

そんな頃の1990年代から時を経て、2010年代くらいからパワーストーンがブームに。。

夢中でいろんなストーンを知り、自作のネックレスやブレスが作れるようになっていきました。

そうして、いろんなストーンでたくさんのネックレスやブレスを作ってきた軌跡が出来たころ、ブームも下火に。。

そして、2018年、茶色系の天然石を自ら探し求め出会ったのが、「チョコレートムーンストーン」でした。

丸い形しか見たことが無く、カットで随分雰囲気が変わるものだというところにまず感動。

そしてネックレスを作りました。

キューブの多面カットです。

四角いカットが特徴がある中、更に多面カットという豪華さ。

エレガントに寄せようとムーンストーンのこれまでのイメージのギャップを考えた雰囲気に組み合わせてみました。

ペールカラーが魅力のムーンストーンネックレスに伴うその他のシルバージュエリーやコスチュームジュエリー

セット組(4点):キューブ型多面カットのムーンストーンネックレスを茶系でまとめました。
〇ネックレス:チョコレートムーンストーンという名前の7mm程度のキューブ型多面カット。42cm。 
〇ブレスレット:細口バングル。シルバー925製。パイライトの大粒の丸型とスクエア型が交互に一連に並んだ作り。
〇ブレスレット:マーカサイトの幾何柄が透かしの幅広ブレス。マーカサイト自体がエレガントです。
〇リング: 「シャネル」ブランドのプラスチックリング。サイズは15号程度。

もとは、このリングのチョコ茶に合う茶色の天然石を探したところからがスタートでした。

そして、チョコ茶に偶然にもキーワードが一致の「チョコレートムーンストーン」にたどり着いたのでした。

ムーンストーンがこれほどにエレガントなになる得るということに新しい可能性を感じました。

あとがき

こちらのセットは、「本物志向のレンタルジュエリー」を開始の間近に向けて準備したものでした。

その後、3年くらいの間に、こうした連物がすべて廃止に至るわけですが、この最初のステップは非常に大切だったと思っています。

宝石にはなり切っていないようなストーンでも十分美しく、半貴石やパワーストーンなどと呼ばれながらも、独特の個性がそれぞれあり、装飾品としては立派なのです。

ただ、レンタルジュエリーは完全貴金属と宝石のみに絞ったラインナップに行き着きましたので、こういったタイプの連物や、地金が925が並ぶことは「本物志向のレンタルジュエリー」ではもうありません。

とは言え、気軽に装えるカジュアルさの中では、とてもエレガントに寄る連物の魅力をお伝えしたい強い気持ちは変わらないのです。

真珠を始め、翡翠や琥珀や鼈甲など素材が連なった贅沢なネックレスやブレスは見逃せないアイテムとしてとても好んでいる個人的嗜好があります。

今回のように、カラーから天然石を探し出すことも、天然石が5,000種以上あることの面白みであり楽しさです。

宝石という括りは狭き希少価値の勢ぞろいなのですが、本当はもっと広範囲にわたる天然石があまり知られずにニッチな存在のままなのです。

そうしたストーンも今後ご紹介してければと思っております(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

キューブ型のブラウニーな濃淡が奥行き深い天然石、「チョコレートムーンストーン」のカラーコーデへの活かし方【163】

アイキャッチ画像163

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

当ブログ記事は、最初の投稿の2020.07.26からおよそ5年後の2025.06.14にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し綴り直しをしています。

2020年に「本物志向のレンタルジュエリー」というジュエリーのレンタルを開始。

5年後の現在は、内容が随分高められ、今では高級地金と研磨された宝石質のストーンに特化したレベルに発展。

開始当時は集めていたものをそのまま、地金の区別など無いジュエリーからのスタートであったことで2020年はシルバー925製も入り混じっていました。

確かに、一般的に認められる高級さをその後に追求していった流れは間違いではないと思います。

しかし、地金など関係なく「ジュエリーの美しさ」という視点からは、価格などを無視した天然の美しさは今後も持ち続けていきたいのです。

そのような考えから、過去の廃止したレンタルジュエリー用のセットも記録に残しております。

このたびは、レンタル開始直前に商品ラインナップの整えの一環として、新しいセットを組んだ時の自作の風景をお伝えしたいと思います。

キューブ型で多面カットの「チョコレートムーンストーン」、ブレスやリングも同じ四角で足並み揃えたセットを作り上げるまで

ショートネックレス製作の準備:「ヤットコ」は2個が一般的な使い方。留め具はつぶし玉の925以外はステンレス。
「ビーズリーマー」:時々使える持っていると良い道具。穴が詰まる時に通りやすくするもの。
引き輪の設置:ステンレス316L製。順番は引き輪を先に、ダルマ板を最後にしています。つぶし玉はシルバー925。

つぶし玉のステンレス製はなかなか見つかりませんし、硬すぎてつぶすことが難しいですので925を選択しています。

ストーンの穴と「テグス」の線径の相性:太く丈夫な方が良いのはやまやま。しかし既存の穴に通る必要あり。
ネックレスの完成:チョコレートムーンストーン(7mm程度)の一連ネックレス42cm。中間色が非常に美しい。
その他のジュエリーアイテムとの相性:この場面が一番力を注いでいる部分です。四角モチーフをすべてに意識。
お洋服との相性:原色カラーや黒を避けました。天然石の中にも入り混じるモカグレーのワンピースをイメージ。
ディスプレイとの馴染み:この木製はやや失敗。同じ茶に馴染み過ぎますし、カジュアルに映ってしまいます。
トルソーの交換:「本物志向のレンタルジュエリー」のスタート時点ではこのライトグレーのトルソーを使用。

あとがき

なかなか、こうしたダーク寄りなカラーはネット映えしないものです。

だからこそ暗い色にある美しさから受け取った感動をお伝えしたいと思いました。

ネット映えを主流に、均一感あるための「色処理」なるものが施されたストーンが多々混じる中から、極めて自然な美しさが感じられるストーンを選び抜いたつもりです。

本来の自然の姿というのは、かえっていびつであったり色むらがあったりするものであり、それこそが良き味わいとも言えます。

均一的に技術を持って磨き上げられた宝石とは違う良さも大切にしたいのです。

「本物志向のレンタルジュエリー」の初期の頃のラインナップは、このようなことをお伝えできる価値として記録に残しています(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

まさかの極厚生地でも横に広がるペンシルケースなら作れた、金華山織のはぎれを表地にも裏地にも配したミニポーチ【160】

アイキャッチ画像160

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

裁断が伴う縫製においては、必ず「はぎれ」が生まれます。

活動的にたくさん作ればそれだけはぎれも並行するわけです。

このたびは、特にもったいないと感じる素敵な柄を含むパーツのはぎれや、高級生地の面積がやや広めのはぎれでのミニポーチの製作です。

タイトルは「金華山織」のペンシルケースのみを表示しましたが、実際の製作は全6点の素材別同時完成です。

極厚生地でも裏地になれること、重ねて良い作りのケースに仕上げられる事実をお伝えできればと思います。

特異な柄・高級生地を隅々まで使い切る、表地も裏地も厚い金華山織で製作できたペンシルケースを含む全6点のミニポーチ

生地別に少しずつ製作過程の途中をご紹介してまいります。

ティッシュケース程度のサイズ:マジックテープをあらかじめ蓋にオスを本体にメスを設置。馴染むブルーを選択。
「中表」ひっくり返し:本体も蓋も「中表」で縫った後ひっくり返します。ふんわりと自然に膨らむ性質あり。
船形のペンシルケース:「金華山織」の白x紺バイカラーの薔薇柄。非常に分厚いのですが、裏地もこの生地で。
表地と裏地の重ね合わせのポイント:右下のように2つの同じ船形袋を底の縫い代内同士で縫い留め(部分縫い)。

これは、その後のぐらつきの解消、安定感を得るための秘訣です。

フラップの本体への取り付け:左上はフラップの外枠縫い。右下は、表地と裏地に挟み込みの場面。

確かにごわついていますが、横長のデザインだからこそ可能な事でした。

ナイロン生地(黒白水玉)のフラップ作りと縫い付け:右上のように背の部分のステッチの位置をチェック。

視界に入らない背面をどう良い位置に重ねていくのかがコツです。

ステッチの位置が内部過ぎても外部過ぎても汚く感じる際どい部分です。

横顔:マチが分かるように写したショットです。内2点はマチ2cmを作ってあります。
全6点の完成:そこそこの容量のポーチばかりで、ミニサイズとは言え充実しています。

右上2点は、同じペンシルケースでも金華山織の方は、文鎮や工具などの重厚なアイテムの方が相応しそう。

極厚生地に見合うアイテムが見つかれば、こうして形作った甲斐があるというものです。

ここで、各おおよそのサイズとメインバッグを作った時の投稿をご紹介しておきたいと思います(全6点の完成の写真の左上から時計回りに、①②③④⑤⑥)↓。

①黒ベースマルチフラワーのポーチ:<サイズ>縦11cmx横17cmxマチ無しで、表地は【78】の投稿で5点共通生地のデザイン違いのバッグを製作した残布で製作。

②金華山織大花柄の横長ポーチ:<サイズ>縦7cmx横22cmxマチ無しで、表地・裏地共通で【110】のバッグの残布です。

③④⑤ナイロンオックスの黒白水玉ポーチ3点セット:<サイズ>縦6cmx横16cmxマチ無し他、メインバッグの製作が雨の日用のリュックの【84】の投稿の残布。

⑥紺白ラメ大花柄のマチ付きポーチ:<サイズ>縦9cmx横13cmxマチ4cmで、②と同じ【110】投稿内の巾着ショルダーバッグの残布です。

あとがき

こうして、6点連続を3時間程度で仕上げましたが、1点ずつは決して手を抜いたものではないのです。

接着芯を貼り、裏地を必ず伴うその構造はメインバッグと変わらないものであり、メインバッグが生み出した末裔のような存在なのです(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

ミニポーチ3点セット製造者の役割の発見、「お土産」として誰かを喜ばせようとしている購入者の人間関係の橋渡し役【158】

アイキャッチ画像158

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2019年に始めたはぎれの消化を目的とした小物作り、<はぎれシリーズ>という企画が最初で、ミニサイズのポーチなどを連続製作をしたことがありました。

その中で、リピートして作る価値があると考えたのが、「コスメケース3点セット」。

「コスメケース」というのは仮の名前であり、実際の用途はユーザー様の自由です。

ただ、サイズ感が分かりやすく使用イメージをある程度推奨しておいた方が受け入れられやすいと付けた名前が、誰もが日常的に接触あるコスメ分野。

このたびは、完成したゴブラン風生地のはぎれの美しさが活かされる姿と共に、むしろマーケティングに寄った「はぎれ製作品の活かし方」をイメージをしてみたいと思います。

ミニサイズでもバッグ作りと仕様が同じ点に真心がこもる、3点が揃ったお得感と原価無視のはぎれ製作品の活かし方

使用生地:表地(ワイン)-ジャカード、綿/85%、指定外繊維(ビスコース)/15%、日本製。裏地(赤)-ラメツインクルサテン、ポリエステル/60%、ナイロン/40%、日本製。

このはぎれは、【1】の投稿でビッグトートバッグの製作を、【6】の投稿でバニティーバッグの投稿をした残布です。

マジックテープを留め具とする理由:スナップボタンよりも生地を傷めにくい優しさを感じています。
「中表」ひっくり返しで作る部分:主にケースの本体の部分が共通でこのやり方。
多角形の蓋の作り「外表」:ひっくり返すとラインが曖昧になる「中表」はやめて、角をはっきりと出します。
失敗点:四角い蓋は「外表」の方が良いのですが、「わ」の分の生地が不足していたからハギになりました。
蓋の取り付け:ネックの所で挟み込みが結構難易度が高いです。しかし、コツもあり、ゆっくり集中してやる部分。
コスメケース3点セットの完成(上から時計回りに):ペンシル・シャドウ・ファンデーションのケース。

あとがき

当ブログ記事は、最初の投稿の2020.07.21からおよそ5年後の2025.06.09にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

元ははぎれの集まりですが、メインバッグと同じように接着芯を貼り、裏地付きという立派さ。

ハンドメイドマーケットで販売するとすれば、お土産としてたくさん購入していただく人々がいたとすれば、その更なる先には受け取る人がいるのです。

誰かのためにお土産を購入する人に対するギフトのような意味、人間の気持ちの連鎖のようなものがそこで生まれます。

そんな見方では、こうした物品の本当の価値は、お土産でもらった喜びの「気持ち」の部分にあると。

よって、メインバッグと何ら変わらぬ丁寧なお仕立ては正解です。

手間がかかることを直接付加価値にしていかない姿勢、このことに対して不平を持たず喜んで自然に挑める者だけができることです。

時々、金融関係の新規契約などのプチギフトとしていただける非売品、素敵なアイテムもたくさんあります。

2025年の見方としては「多くの方へお届けできる」ことこそ本当の意味があるような気がしてなりません。

このようなはぎれ製作品にわずかに金額を上乗せすることで採算を取ろうなどとは、随分狭義な考え方。

その後の大きな成果を見込める1つのツールというような利用の仕方なのであれば無料でもかまわないのでは。。これが本当の意味で商業的なのではないかと思うのです。

例えば、「新規店舗オープンの時の粗品やくじ引きの景品としてご提供する見返りとして、チラシをその店舗に置かせてもらう」という互いのメリットを持つお取引。

その場では苦労して作った成果に見合うキャッシュは無くても、その後のチラシによる効果に今後の大きな可能性が秘められるのです。

このように、奥行きある長い目で見た「利」の得方が本当の創意工夫、その場だけの「小さな簡易品をお買い得価格で売る」というだけの発想はいかにも単純なのです。

こうして、一筋縄では決して行かない中、最も大切な事こそ多角的な見方のノウハウを培う商人自身の成長なのです(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

ハンドメイド製作にも落とし込んだミニマムさには流行は無い、かつてのニッチな存在の古物バッグの現在の斬新さ【157】

アイキャッチ画像157

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドメイドバッグ活動は2007年からのスタート。

当然ながら、大のバッグ好きであり、古着好きスタイルらしく古物のブランドバッグをお得に集めてきました。

当ブログ記事は、最初の投稿の2020.07.19からおよそ5年後の2025.06.08にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し綴り直しをしています。

途中、何度も収集の追加や手放しがあったことで後で貼りますYouTube動画内の物品とは違っていますが、継続して現在まで持ち続けているバッグもあります。

すべての変遷の掲載は複雑だと判断、当ブログ記事内では2025現在の状態のみをお伝えしてまいりたいと思います。

おそらく、ここからの更なる変化は今後はあまりないと思いますので、ほぼ収集を完成した形の現在です。

気持ちの上での「飽き」を解消の「手放し」を失くすブランドバッグの集め方、当時流行からは逸脱していたニッチなモデル

大きく使い道を2つに分けた2分類に渡る集め方です。

1つは「大きめ」のゆったりとした容量のラインナップ、もう1つは「小さめ」のパーティー向けのお出かけバッグです。

とはいえ、パーティーなどとは無縁ですので、比較的容量がゆったりの小さめというサイズ感。

間違ってもドレスに片手で持つようなセレブなクラッチバッグとは無縁です。

そのような視点から、2つのクリップに分けて、それぞれをまとめてご紹介したいと思います。

古物ブランドバッグ収集(大きめ):ブランドを特化。上3点は「GUCCI」、下2点は「ジョルジオアルマーニ」。
古物ブランドバッグ収集(小さめ):上はパッと見てブランドが分かると思います、下は「ハナエモリ」様。

適度な華やかさを持ちながらも全体のラインのすっきり感を感じていただけたのではないでしょうか。

そして、取っ手のくり抜きタイプが非常にスタイリッシュであると好んでいることでその割合が高いことも特徴です。

かつての1990年代後半-2000年辺りではおそらく流行モデルの陰に隠れたニッチな存在であったかと。

そういった中古品の醍醐味は、いつの時代でも違和感なく持てるという点です。

「ハナエモリ」様のビーズバッグ4点は、ここまでの色違いがあったことを集めて初めて知ってゆきました。

そのような製造背景までに少し迫れたことも非常に興味深い体験でした。

あとがき

最後に非常にユニークな内容をお伝えしておきたいのですが、これらの収集のバッグは収集物に特化した品々であり、使用しないということです。

「え?」と思われるかもしれませんね、使用するバッグは別にあるのです↓(^_^;)。

使用するバッグx5点:すべて古物。上2点は「GUCCI」、下は左から「Yoshinoya」「Prada」「Fendi」。

こうした自分が思う優れたバッグの渾身の選択、自らが作るバッグのデザインやスタイルに大きな意味で「瀟洒とはどんな姿なのか」のヒントをいただいたものになります。

「ブランドバッグ」の中でも一世を風靡したような流行色の色濃いタイプは敬遠。

さりげなくて、時の経過を感じさせない普遍さ・不変さを重んじています(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

月曜日から金曜日までの連日をたった1項目ずつに割り振った分散スタイル、掃除の時間と気持ち両方の負担の軽減【156】

アイキャッチ画像156

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「ホコリ」というものは、今この時の経過の最中にも降りてくるもの。

1日ずつのマメなお掃除ルーティーンというものは大いに効果ある作業なのだと考えます。

このたびは、以前にはなかなか時間が取れず、1週間の1日のある時間帯を使ってまとめて行っていたお掃除スタイルの「心地悪さやストレス」を見直した新しい掃除のスタイルの記録です。

下に貼りますYouTube動画は2020年の投稿のものであり、あれから5年後の2025.06.07にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し綴り直しをしています。

途中2022年に引っ越しがありましたので、掲載写真が旧居と新居で交じりますが、このお掃除スタイルは変わらず2025年現在も続行していることです。

是非この新しいスタイル「曜日別割り振り式」をご紹介させていただきたいと思います。

さぼったり用事による中止がない掃除スタイル、曜日ごとに少しずつを項目を割り振った毎日の確実なルーティーン化

毎日共通の作業:最初にお伝えしたいのは、項目に共通に入る毎日の掃除機がけ。これこそが見えない埃対策。

掃除機がけは、朝食後・出かける前など次の作業への大きな移り変わりの間に入れ込みます。

月曜日:週末の気圧の変化が多い雨上がりのタイミングなどを見込み、外と接する窓やサンなどが中心。
火曜日:キッチン全般。レンジ内や食器干しトレイ、換気扇、冷蔵庫などひと通り。パソコン周辺もこの時に。
包丁研ぎ:週一のペースということになります。火曜日のタスクの最終にこの作業を行っています。
水曜日:トイレ掃除の日です。場所移動が少ないこのタスクが比較的曜日の中でも最も楽です。
木曜日:少し分かりにくいかもしれませんが、すべての「壁」を拭くことが中心。鏡拭きもこのタスクに入ります。
金曜日:お風呂掃除。お風呂の壁は木曜日にやっていますので、浴槽とシンクを中心にスポンジとブラシ両方で。
使用するミニバケツ:今や100均で簡単に入手できるバケツ。色によって場所の区別をしています↓。
掃除道具収納:突っ張り棒は洗濯機の上に。左のシューズはお風呂場用です。左右のバケツの色を区別。

あとがき

こうした掃除の配分の整いさえ、人生の整いを作るという気がしてなりません。

信じられないかもしれませんが、このタスクをスタートしてからは、本当に様々なことが変わっていきました。

変わった現在から見ると、その変化のきっかけがこういった決意にあったと思えてならないのです。

目の前のゴールだけにとらわれる見方は本当の成果は上げられない、遠く未来を見据えて、目の前のタスクを淡々と呼吸するようにこなしていく。。

これが本当の効果を生む姿勢なのではないでしょうか(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク