支柱がぴたりと底で重なり合い見えないヶ所も徹底、内部が美しいミックスカラーのヘルメットバッグ【462】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

3点連続製作のビッグヘルメットバッグの2点目がこのたび完成しました。

7cmキルトの裏地をいよいよ表地と合体する作業、底部分で前後の支柱がぴたりと重なる美しさ追求の成果を是非ご覧くださいませ。

モールベロアのミックスが裏地になった7cmダイヤキルトの美しさよ♪、華やかさをデニムに対して補うバランス

早速ながら、裏地の部分のお写真です↓。

ヘルメットバッグの中を覗くと、オレンジ系のミックスが美しく広がります。7cmダイヤキルトの姿です。

底のハギ目でダイヤ柄が合っていないことは仕方がないかもしれません。

それぞれの2枚を別々にかけるダイヤキルトがぴったりとくっつくというのはかなり至難の業となります。

底の部分を見てみます。実際こんな風に底を見ることはないにしても、この支柱の重なりが美しいです。
2つのポイント:①支柱を縫い付ける位置の徹底。②表地同士を袋にする時支柱同士をピッタリ重ねます。

ずれやすいところなのですが、支柱の両端の段差に両側共待ち針で固定することが秘訣のようなことになります。

完成:ステッチの糸はオレンジ。<サイズ>縦36cmx横41/72cmxマチ30cm。

ちなみに1点目の黄色ステッチはこちらでした↓。

1点目の黄色のステッチの時のもの。

全く同じ生地で同じデザインでも、ステッチの色でここまで違った感じなる例として、面白いと感じていただけるのでは。。

3点目もステッチの色を変えますので、その点もお楽しみにどうぞ。

この角度が結構カッコイイです。マチがとても大きいのが分かります。
入口の留め具もかなり活躍しています。ヘルメットが飛び出さないように収まる目的があります。

3点目に向けての課題、底のハギ目部分に硬いデニムの支柱がやぼったい感触であることは解決できるのか!?

今回も解決したことがあったと同時に、課題も浮上。

底の部分の支柱が硬くて開き切らず、ツンと立ってしまうのが、底に手を置いた時に分かるというものです。

ということで、次回のラスト3点目では、その部分を解決していければと思っています。

底に、特別にふんわりな中綿を別で入れ込んで、ツンとした手触りを失くすということをしてみようかというアイデアが浮かんでいます。

あとがき

大きいバッグというのは、完成するまでに結構作業に時間がかかるものです。

ヘルメットバッグもスタイリッシュに仕上げられたボストンバッグ型はあっても、本当に充分にゆとりを持って収納できるかというと疑問なお品が多いです。

そこまでたくさん生地がなかったり、いろんな事情があるかと思いますが、そのような大量生産品製造の事情とは完全に差別化できる点が1点物製作の良い所。

存分に大きなサイズのお品も可能であることがまず実現できています。

そんなメリットを大いに活かして、結果的に新しいタイプの今までになかったヘルメットバッグが生まれることを願いながら製作しております(^-^)。

ダイヤモンドのカラーは「白/透明」が一番正直な姿であるということが逆説的に分かる相当な価格の「カラーダイヤモンド」の存在【461】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」の事業者でございます。

最初は、長い年月をかけてコレクションしてきたジュエリーをそのままのセット組でレンタルするというところからの2020年スタートで始まりました。

自分のために集めてきたものをそのまますべてお客様向けにレンタルするということがとても速い1歩を踏み出せることができました。

この「お客様向け以外はない」ということが、今までにない発見を得ることができています。

集めていた時代は、とにかくカラーストーンが好みで、無色透明なダイヤモンドにはあまり興味がなかったのが正直なところ。

カラーの宝石との組み合わせで縁を取り囲むようなパヴェダイヤだったり、お花の中心に1粒入っていたりなど、どちらかというとダイヤモンドを薔薇のお花の周りを取り囲む「カスミソウ」のような存在に思っていました。

ダイヤモンドが入ると色が濃厚ではなく薄まる感じに柔らかく映り、「名脇役」などと思っていたものです。

これは、ダイヤモンド好きの方にはお叱りを受けそうです(^_^;)。

それほど、あの透明な石に対してあまり目を向けていなかったということです。

しかし、ダイヤモンドの人気というのが想像を絶するものであったことをレンタルジュエリー業の中でどんどん実感していきます。

今になって、やっと、ダイヤモンドに目覚めたというようなところがあります。

レンタルジュエリーにも今後積極的に取り入れていきたいと思っている天然石の1つになりました。

ということで、遅ればせながら、ここ最近になって知ることがあったダイヤモンドに関する新しい学び、「透明こそ一番正直な姿」という結論に至るエピソードを綴りたいと思います。

レベルとしては相当な価格のマルチカラーダイヤモンドジュエリーに要注意、処理による染色の可能性はどこかの欠点をカラーで隠していることの証明になる

ダイヤモンドというのは、「透明であって色が無いということこそが価値である」と言ってもよいと思います。

先日あったあるエピソードです。

宝石のデザインに、このようなお花モチーフを多くみかけます。

よく宝石で見ることのある、こういった1粒ずつをフローラルに設置して形作ったデザイン、すごく素敵です。

あえて、こちらから狙って探していくほどの可愛さ、「フラワーモチーフ」です。

更にマルチカラーになっていたりすると、とてもうっとりとするほどの魅力があります。

そんな中、このような色味の「マルチカラーダイヤモンド」と謳われるお品物に出会います↓。

真ん中がダイヤモンドで無色透明。周りをパステルカラー系のこんな感じの色が取り囲んでいました。

ネットのお写真だけを見て、しっかり説明を読んでいませんでしたので、しばらく気づきませんでしたので、周りを取り囲む天然石は、ダイヤモンド以外だと思っておりました。

ところが、ある時しっかり説明を読んだ時にはっとしました。

周りを取り囲むストーンは、「カラーダイヤモンド」とのことなのです。

ダイヤモンドにこのようなカラフルな色が付いている。。聞いたことがない。。

詳しくなかったものですから、ネットでいろいろ調べてみました。

いろいろブログに書いてくださっている宝石商様、本当に役立ちました、どうもありがとうございます<m(__)m>。

そして、分かりました。

「ダイヤモンドの質が悪い場合に、透明では美しくないから、なかなか受け入れられないからと、専門の手法で、処理的な染色をほどこすことがある」ようです。

そうすると、グリーンダイヤモンド、ブルーダイヤモンドなどと呼んで、カラフルなダイヤモンドに仕上がるみたい。

本物の「ブルーダイヤモンド」という希少価値の非常に高いダイヤモンドも確かにあるのですが、たくさんの配列はあり得ない希少さと言うのが実情。

そんな印象とは裏腹に多数の粒ぞろいな点も、疑問を持つべき点です。

元の素材は、天然のダイヤモンドなので偽物とはまた違うお品であるところが判断に厚みが増すのです。

そして、お値段も結構な金額になっているわけで、70万円というようなお値段でした。

ただこのことは、裏を返せば、色を付けねばならなかった理由がダイヤモンドの質の悪さにあるということ。

「色が付いている」という事実のみから、「質の悪いダイヤモンドである」ことが、ほぼ確定できるということなのです。

天然の無色透明の価値があるのにわざわざ色を付けて、その美しさを損ねることはしません。

色を付けなければいけなかった理由が必ずあったわけですから。

よって、良いお品は、必ず無色透明であるということが成り立ちます。

よく知っていたわけではなかったのですが、パッと見たときに、周りを取り囲んだカラフルなマルチカラーがマルチサファイアなどではなく、ダイヤモンドと書いてあったことも良きヒントの1つです。

ということで、このような作りのお花のモチーフであれば、カラフルな石がサファイアやトルマリンのマルチな色の展開がある天然石の組み合わせでできていないとおかしいのです。

希少なカラーダイヤモンドもありますが、使われている部分が多いと疑問を持つべき。グリーンは論外。

ブラウンダイヤとかブラックダイヤは透明に比べて質が悪いのかどうかの見解

そうしますと、ブラウンダイヤとかブラックダイヤはどうなるのかです。

まず、ブラックダイヤモンドはほぼすべて染色ということが確定のようです。

そういったご説明を「宝石商」様が綴られておりました。

ブラックダイヤモンドを連に繋げたチェーンが一時期の流行がありましたが、現在は下火。

いよいよ多くの方が「本物」を見る目をもってきたということなのでしょうか。

そして、中間色なブラウンダイヤが一番判断が難しいです。

ただ、価値としては透明には劣るわけですので、「ブラウンダイヤモンド」というだけで「透明ではないからレベルは下がる」という判断は正解となります。

やけにはっきりとし過ぎている色味の茶色だったりするとなおさらです。

曖昧なわずかなブラウンがかったダイヤモンドが判断が一番難しいです。

とは言え、ダイヤモンドのような高級品は製造側も手間をかけコストがかさみますので、いい加減なこともしないと思います。

最初から品物の良し悪しを見据えた上で製造するので、他の部分の作りの良さなども総合して見ていくと、ブラウンダイヤモンドが比較的「量産品」になっているところに行き着くのではないでしょうか。

といういことで、ブラックやブラウンもレベルは透明には勝てないとまとめられます。

あとがき

少し、視点を変えてみます。

人間も、「体裁」「地位」「名誉」などで、本来の正直な気持ちや実直な姿を色付けされてしまっているのではないでしょうか。

本来の自分への「自信の無さ」から人間を覆う「処理/染色」が多々ある世の中。

それはとても分かりにくくかえって複雑。

みんながすっきりと認め合い、出来事をそのまま素直にキャッチし、解決していく。。

それがなぜいけないのでしょうか、なぜ隠したり取り繕ったりする必要があるのでしょうか。

ここらで等身大の本来の姿を自分で認め、素直に人生を送ることを考え直してみませんか(^-^)。

ビッグヘルメットバッグの裏地のダイヤキルト、5cmから7cmへサイズを大きくしたことで得られた効率【460】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在、ヘルメットバッグを3点連続製作しておりまして、2点目に入りました。

少しずつ違う部分があり、同じデザインながら「似て非なるもの」になるようにお作りしています。

その違いの部分というのは、デニムにかけるステッチの色の違いと裏地の違いです。

1点目では、黄色いステッチで、5cmの裏地中綿ダイヤキルトを小花柄のマルチカラーの裏地でヘルメットバッグが出来上がっています↓。

このたびは、効率を高めるためにダイヤキルトが7cmでも良いのではないかとサイズを大きくした点の結果を検証したいと思います。

5cmから7cmへアップしたことで得た効率の良さ、出来上がりは粗い感じもなく緻密さをキープの納得の7cmダイヤキルト

キルトのダイヤ型の1マスが5cmでは、時間がかかりすぎてしまうと同時に真ん中あたりでしわが寄りそうになって危うかったことがあった点。

何分面積が広いので少しのことでも効果は絶大なのです。

このたび2点目は、7cmのダイヤキルトを作図して中綿と合わせて製作していきます。

しわの寄りがちな内陸部にも均等に待ち針を打ちました。

先に作図をハード薄芯に作図してから、次に待ち針という順番がベスト。

作図の仕方は、てっぺんの左右どちらかの角からのスタートで、7cmの直角二等辺三角形の底辺を最初の線として、そこから左に平行移動しながら、順に7cm巾でものさしで線を引いていきます。

そして、端っこの短い線から順にステッチをかけていくのですが、最初と終わりは丁寧に玉結び・玉止めを行うのが方針です。

ハンドメイドキルトの良さがここにあります。

お店で既成のキルト生地を購入の場合必ず途中でステッチが途切れ、そこからどんどんほつれてくる可能性を孕みます。

しかし、こうして、裁断後にハンドメイドキルトをかけていくことは完全にすべてのステッチの最初と終わりが縫い代の中に収納されるということになるのです。

7cmキルトで出来上がった裏地中綿キルトパーツ。5cmの時よりも粗くはなったものの、十分緻密です。
とても美しい7cmキルトができました。真ん中に待ち針をまめに打った成果です。

あとがき

もともと裏地に使用したモール生地が金茶色ベースで非常に美しいです。

このような複雑なミックスの生地は古いストック生地の中には豊富で、古いものの方が手間をかけられていた様子が見られることが多いのです。

効率化を重視し過ぎる現代ではなかなか見られない部分、生地購入時もそのような背景が見て取れましたので惹かれた生地だったということです。

そのような貴重な生地をフルに使用して贅沢ながら裏地に設置させていただきました。

ここで冒頭の1点目のお写真を今一度思い出してくださいませ。

裏地が黄色いパステルカラーのようなマルチカラーの小花だったことにリンクして表地デニムへのステッチを黄色にしていました。

では、今回の裏地のモール生地はどうでしょうか。

はい♪、オレンジがかったステッチが相応しいと思えてきます。

デニムは出来上がりが随分のっぺりとしてつまらないものなので、裏地に素敵な躍動感ある柄などを配置して中身の楽しみがあると素敵なバッグになるのではないでしょうか。

この考え方をいろんなデニム製作に落とし込んでみて下さいませ。

多くの方が作ろうとするデニムバッグも、独自のカラーが演出できるチャンスとなることでしょう(^-^)。

書き手:ピクチャレスク

キーワードは3つ「地金のみ」「ダイヤモンド」「マルチカラー」、とりあえずベースに持つと出番の多いジュエリー3選【453】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」の事業者でございます。

ジュエリー好きが本格化していくと、多数をとりそろえジュエリーボックスにコレクションされるのではないでしょうか。

このたびは、最低限でもバランスがあると感じております「3」という数字を注視し、基本的なジュエリーでありながら必ず出番があるような融通もあるアイテムを大まかな分野でくくった3選でご紹介したいと思います。

一気にたくさん集めることなど至難の業、少しずつということを考えた時に出番が多いコスパの良いアイテムから順番が良いと思うのです。

そんなジュエリー選びの良きご参考になればと記事を綴ってまいりたいと思います。

ジュエリーコレクター様への伝言、まだ数が豊富ではない時に選ぶと出番の多い本物ジュエリーアイテムx3選

1)地金だけでできているジュエリー

K18YGのブレスレット。これでもかなり凝ったデザインです。細口が絡まって太くなる効果のすごさよ!。

地金だけでできていると、ある意味プレーンというか無彩色的な感じです。

K18YGなのか、K18WGなのかでも違いは大いにあるかと思いますが、今回はK18YGの写真を載せてみました。

地金が変わってもこの考え方は同じ。

結局、ストーン無しの地金のみであるからこそ、他のジュエリーとの組み合わせにも、このアイテム側が合わせていくということができるのです。

2)ダイヤモンドのみのアイテム

K18YGベースの楕円プチペンダント。1ct。一定レベルを十分に満たしたジュエリーです。

ダイヤモンドのみは、透明なので、かえってカラーにおいては融通が利きます。

ダイヤモンドとカラーストーンの組み合わせのないものをあえて選ぶことが最終的なお洋服コーデの時に苦労しないことになるのです。

3)マルチカラーのアイテム

K18YGにマルチカラーのサファイアが集まったリング。サファイアはカラーの展開が豊富。

2)と反対のことのようですが、いろんな色が散り散りに入っていることがかえってお洋服にも合わせやすいという考え方です。

もし、このサファイアの集まりが、青1色のサファイアだったら。。

と考えると現実的にお洋服のカラーの可能性が狭くなるのです。

無理矢理合わせて、リングが浮きすぎることもありますし。。

ということで、もちろん青いサファイア1色も強いインパクトであり大変美しいのですが、まずはカラフルな方を先に集めるという順番を推奨ししたいと思います。

お洋服が必ず色が決まっている人は思い切ってサファイアやルビーを1色で持つと決めても大丈夫な場合もありますが、それでもすべてのお好みの色をカバーできるのは、まずはマルチカラーなのです。

このマルチカラーの中に入っている色、それと類似の色、そうではない黒やグレー、パープルなど幅広く合う可能性の高さが生まれます。

あとがき

このたびの考え方は、少ない数から着々とジュエリーを集めてきたことを振り返って思うことでした。

少ない内は特化し過ぎずに万能を意識するとステップとしてはスムーズだと思います。

とはいえ、ジュエリーも出会いのタイミング次第なところもあり、出会った瞬間を逃すといつまでもあるわけではありません。

その時こそがそのジュエリーとの出会いの時期であったことを大切するには、やや偏った分野のアイテムであっても即断即決もいとわないという気持ちも持っていたいです。

「決断」に関しては、また別の記事で綴らせていただくことにします。

このたびは、比較的冷静に計画的に少ないコレクションの時の考え方として引用していただけたらと思います(^-^)。

書き手:ピクチャレスク

Dカンタブを別布に交換して重なりを縫いあげた苦労、セルヴィッチデニムx小花柄キルト裏地コンビのヘルメットバッグの完成【445】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

少し前の番号のブログ記事【443】で綴りましたのが、ヘルメットバッグの裏地の5cmダイヤキルトパーツの製作が完了しています。

キルトの全面を写したお写真は【443】の方が広いので是非そちらにもお立ち寄りどうぞ。

このたびは、その裏地キルトの完成の続きとして、このたびは入り口のDカンタブを縫い付け、表地のデニムと裏地キルトを合体させてヘルメットバッグが完成に至る様子をお届けしたいと思います。

当初Dカンを共布の14ozデニム生地で取り付けようとして、厚みが増し過ぎて断念。

その後タブ用に薄手の別布の必要性があったことで、14オンスのデニムの取り扱いの注意点として、「出来るだけ重ならない仕様が鉄則である」という学びもありました。

完成までの流れを、是非ご一読どうぞ(^-^)。

幾重にも重なった頑強な共布デニムタブが縫えなかったハプニングにおける別布決め、薄手ながら丈夫な「ちりめん」を選択

早速ながらハプニングが。。

デニムの表地と同化するようにと作ったタブが硬すぎて縫えないという事態に。。

幾重にも重なったタブがカチコチになり、ミシンの針が刺さらない事態。ここで共布を諦めます。
表地に馴染む紺色の手持ちの生地の中から「ちりめん」を見つけました。
完成:十文字にフックを使ってたたんだ状態。大きなヘルメットの実寸37cmに対して41cmというゆとり。
ヘルメットバッグらしく、マチがたっぷりあります。30cmのたっぷりマチというのがかなりの価値になります。
留め具は、Dカンとナスカンのコンビ。十文字に口を閉じることができ、ヘルメット飛び出し防止になります。
「ビッグヘルメットバッグ」:<サイズ>縦36cmx横41/72cmxマチ30cm。
たたんだ状態:<サイズ>縦36cmx横41cmxマチ30cm。ジェットヘルメットならこれでも入ります。

今後の課題、支柱の位置が底でぴったり合うことが美しい、優れた仕立てを実現するためのマスト事項に決定

今回課題が残りました。

支柱が底部分のハギの終了の部分で前面側、後ろ面側としっかり合わなかったこと。

ここを覗いてまで見るということは実際はしないかもしれませんが、合っていません。

この箇所を次回に注意して製作したいと思います。

ちなみに取っ手部分は、高さが42cm。

肩からはもちろん、場合によっては、ショルダーみたいにもかけられます。

しかし、あまりむやみに長すぎても無意味であることやひっかける危なさもあり、この42cmの高さは変わりません。

あとがき

今回は、3点連続製作の内の最初の1点です、引き続き裏地違い、そして、表地のステッチの色を変えて別物ずつの製作を完成してまいります。

ちなみに今回のステッチは、黄色でした。

ジーンズのイメージで、残りの2点はそれぞれオレンジとモカのステッチカラーが良いと思っています。

このたびは、黄色のステッチだから裏地のマルチカラーの小花柄の黄色とリンクしていました。

残りの2点も同じ考え方でリズムを合わせ、オレンジステッチには裏地のオレンジ部分とリンク、モカステッチには裏地のモカ部分とリンクというようなところにご注目下さいますと楽しくご覧いただけると思います。

引き続く残り2点の製作の行方をお楽しみにどうぞ(^-^)。

とても単純なやり方です、ヘルメットバッグの内部にクッション性をもたらすための裏地と中綿コンビでかける5センチダイヤキルト【443】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

市販のキルト生地をよく見ていただきますと、多くが途中で縫い目がUターンして戻ってきている経路なのが分かります。

Uターンする時点が縫い目と同じ位置ではなく少し進まなければいけないために小さなボックス柄を余分に描いてしまう事情があるのです。

一方ハンドメイドキルトなら、まっすぐにストレートで最後まで先へ進んで行きますのでUターンがありません。

よって、柄が素直にそのままのデザインに出来上がってくれるのです。

そのあたりは、自前キルトの良さだと思います。

このたびは、5cmのダイヤキルトですが、綺麗にダイヤ型だけが描かれます。

とても単純な作業です。

ではご紹介してまいりたいと思います。

裏地と中綿を重ねた5cmダイヤキルトのやり方、作図後内部にも待ち針を打つことを忘れないで!!

裁断し、接着芯を全面に貼った裏地に合わせて中綿をピッタリに裁断。
一番下から、裏地の裏面・接着芯・中綿・ハード薄芯という重なり。

待ち針は作図後の方が良いと後になって思えてきましたが、この時は、先にある程度待ち針を打ってしまっていました(^_^;)。

5cmダイヤキルトの作図:端っこの角を頂点とした直角二等辺三角形になるよう、5cmずつの底辺を結びます。

そこから、左へ5cmずつ並行にハード薄芯の上に線を引いていきます。

シャープ芯は折れやすく、ボールペンがお勧めです。

そして、対象になるように、反対向きの線も同じように入れますと、正方形横向きのダイヤキルトが描かれます。

別名「正バイアスキルト」とでも呼べそうです。

ここで初めて待ち針を打つのが作図も正確だと後から思いましたので、ごめんなさいね、よろしくお願いします。

そして、大切なのは、内陸部の枠内にもこまめに待ち針を打つこと。

これで、ステッチの時にしわやタックが防止できるからです。

面倒であるからとそのままかけると後でほどいてやり直すことになりってしまいます。

ミシンですべての線をステッチ。単純作業ながら、なかなか大掛かり。2度ほどボビン交換するほどの糸の使用量。

待ち針は縫い終わった後、だんだん外していくイメージです。

5cmダイヤキルトの出来上がり:なかなか美しいものです。もとのカーテン地の面影が薄れます。

中綿が薄めであり、ボコボコになりすぎないひかえめな厚みがこのバランスです。

もっと俯瞰して見てみます。出来上がってしまうと、こんな風には眺められないので、ここで撮影♪。

あとがき

待ち針が不足しがちです。

キルトの際にはたくさん待ち針を使うので普段から予備があると良いです。

パールタイプの100個入を常に70-80本刺した針山と別に常にストックしています。

裏地がカーテン地であることを忘れるほどキルトが素敵に出来上がったことが今後の可能性を感じます。

特に技術が必要ということもないですので、丁寧にこのやり方を地道に進めていくだけですから。。

カーテン地は横幅が140-150cmと広いことで生地の中ではダントツにコスパが良いです。

ただカーテン地の多くがポリエステル/100%を占めますので、綿/100%をを好みの場合は、「インテリアカバー」用のカーテン地のコーナーの近くに幅広の綿/100%のカバー用の生地が見つかることがあります。

キルトの際にしわ防止に待ち針を内陸部にも均等に打つわけですが、素材自体もポリエステル/100%の皺が寄りにくい特性が活かされているような気がしています(^-^)。

「ちりめん素材」に特化したワードローブの作り方、上下をセットアップのように固定した組み合わせで5セット合計10点の粋な春夏コレクション【439】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

セットアップを好みますが、「セットを組む」という行為自体は、ピッタリのスーツに限らず、シャツとパンツというような柔らかな雰囲気のセットを決めることにも及びます。

上下があらかじめ準備して組み合わせておくと、その後はスーツを1セット手にするかのようにまとめて2点事選べるという時短が可能に。。

このたびはこの「セット決め」をかなり特化した、同じ素材/同じブランドという2つの共通点で5セットを決めました。

現実的で実用的なご参考になればとブランド様もご紹介しながら進めてまいりたいと思います。

「詩仙堂:しせんどう」様だけの「ちりめん」セットアップコーデx5選

「詩仙堂」様はちりめん素材に特化したブランドです。

ポリエステル/100%のちりめんは、洗濯にも動じません(洗濯ネットには入れた方がよい)。

アイロン要らずと言ってもよいでしょう。

とてもお手入れが楽で、しかもちりめん素材自体の高級感があります。

凹凸感ある素材が好きで、もともとちりめんには注目していたのでしたが、このようにちりめんに特化したブランドがあることを今まで存じ上げなかったのでした。

こんな感じのネームタグです。「詩仙堂:HITOSHI TAMURA」。

では、半袖セットを3選、長袖セットを2選の合計5セットをご紹介してまいります。

半袖シャツは、ボタニカルなモノトーンカラー。地はクリームベージュ。スカートは、フリルが素敵なロング。

ゆとりがありはきやすい作りがされています。

ウエストはほぼすべてが、ゴムで、着脱が簡単。

アップにしてみます。草木柄のようなボタニカル柄が素敵。
たっぷりとしたフリルがエレガントです。
赤い色が登場です。下は黒のパンツ。
このブランドにしては、珍しい洋風な要素が強い花柄。
赤と黒ではっきりとした快活な感じが演出できると思います。
ほとんどがポリエステルちりめんなので、ポリエステル/100%です。そして、なんと言ってもALL日本製。
次は、無地のモノトーンコーデ。親しみやすいモノトーンが活躍の場がたくさんありそう。
ノースリーブにハイネックというのがカッコイイ。重くなりすぎずスッキリとしたパンツルックにしてくれます。
このパンツにはセンタープレスが施されています。お出かけ風で、パンツのライン自体がとても良いです。
ここから長袖のセットです。
上は、アシンメトリーな裾のグレー色のプレーンなタイプ。ショート丈に近い49cmというのが短い部分。

スタイリッシュにスカートの上に降りるその狭間のラインも素敵になるプルオーバーです。

和柄が楽しめるスカート。色使いが素敵。葉っぱのグリーンは色のイメージを練り上げられていると感じます。
最後です。プレーンな長袖のシャツの黒も1枚登場させてみました。
着丈は50cmくらい。すっきりとした腰元になります。裾のゆるやかなカーブラインがよいですね。
遠目だとしわ加工プリーツのせいで柄がはっきりわかりにくいですが、この柄も洋風の花柄。ライム色。
「詩仙堂:しせんどう」ブランドの「ちりめん素材」特化のコーデx5セット

ちりめんは真冬にはさすがに薄手となりますので、3シーズンといったところ。

配分良く長袖と半袖とノースリーブが当てられ、着回しも可能です。

柄のスカート以外は組み合わせのチェンジもできます。

あとがき

セットアップの固定概念にとらわれて、上下全く同じスーツのようなイメージだけでは気づかなかった新しい発見と可能性が見つかりました。

おそらく、「詩仙堂」様のコンセプトの中に同ブランド内でのコーデの完成や着回しをイメージされていると思います。

それにアンサーのような形で、素敵な組み合わせを考えてフィードバックしてお礼をお伝えることも素敵です。

以前、某有名日本人デザイナー様のインタビューを拝聴したことがあります。

「嬉しいのは、その洋服をデザインした自分へ、お客様からのこんな着方があるのだというフィードバッグをもらえた時だ」というような内容。

デザイナー様はお洋服を生み出す際に必ず何かのメッセージやご提案を投げかけているものなのです。

そうすると、ユーザーは、それに反応するというのが、そのお洋服を購入したお取引の「意味」が大きいものになるかと思います。

「詩仙堂」様、ありがとうございました<m(__)m>。

デニムステッチの乱れが起きやすい原因は、そもそも生地の織り密度の頑強さにあると解釈、デニムバッグを「瀟洒:しょうしゃ」に仕上げることは可能か【437】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在、セルヴィッチデニム14オンスの生地でヘルメットバッグを作り始めました。

14オンスともなるとかなりの迫力です。

綿/100%は一般的には、アイロンで折り曲げたりしやすくて、融通が利く生地ではあるのですが、この、セルヴィッチデニムに関してはずっと未解決の悩みがあります。

それは、糸にまつわること全般が上手くいかないことです。

糸調子の取り方、糸のステッチの歪みなど解決したくてもなかなかその糸口がつかめないことも多いのです。

そもそもその原因をまずは研究し、対策を考えるのはその後にしたいと思います。

確かに、デニムのステッチのゆがみこそ「味わい」であるなどという謳い文句を拝見したこともあるので、どうしても仕方がないということなのかもしれません。

ただ、この度の製作は、デニムを「瀟洒:しょうしゃ」に表現するところにもポイントを置いているのです。

まずはしっかりとデニムに近づき、その性質を知るところから始めていきたいと思います。

糸目があちこちゆがむ原因は、どうやらデニムの織密度の高さにあるようだ、支柱を作る場面でステッチの歪みを確かめる

まずは、長い支柱を作ります。

とっても長い支柱。ビッグなサイズのバッグであるがゆえに1.9mという超ロング。生地の反の縦向きに裁断です。
出来はあまり良くないです。こんな風に黄色いステッチがデニム上に浮きますのでステッチ間隔の均一さは課題。
左の方の幅がやや広すぎます。難しいです(^_^;)。ところで、もう1つ気になること、ステッチの向きの歪みです。
このタブパーツも今回の製作過程で作りました。ステッチがあちこち歪んでいる様子がうかがえます。

これでもまっすぐに縫っているつもりなのです。

結果が、こういった感じでゆがんだステッチが見られてしまうのです。

この原因を改めてまとめますと、「デニムの綾織りの向きも相まった密度の高さと頑強さの総合」ではないかと予想。

結果、糸を変な方へ生地の織り目の流れに沿って誘導してしまうのではないか、とそう考えてみました。

そうすると仕方がないとも言えるのですが、何か解決方法はあるのでしょうか。

一度こういったセルヴィッチデニムを専門に縫っている方にお聞きしたいと思いました。

例えば、ミシンが「職業用」ではなく、デニム専用のもっと重くて強固なミシンだとこれが起こらないのか、それとも起こってしまうことなのかを。

支柱を片方のパーツのみ縫い付け完了で今回の作業終了に。

縫い付けに関してはOKです。

あとがき

さて、タイトルの「瀟洒:しょうしゃ」を追求することが出来るのかという点ですが、まだまだ最後まで作って見ないと分からない裏地部分が後半にあります。

裏地には花柄を使いまして中綿キルトをかけていきます。

ただ、このたび途中までの進捗度の支柱のステッチは黄色。

別のいくつかのバージョンごとにステッチの色をオレンジ系にしたり、モカ系にしたりして変化を付けていきたいと計画しています。

ただ、そもそもなのですが、デニムだからステッチを浮かせる色の黄色系にするのかというところがあります。

毎日はいて色落ちがしていきブルージーンズになっていくような使い方をするわけではないバッグでは、現在のカラーにそのまま糸の色を合わせてしまっても良いことがあります。

そうしますとかなり雰囲気は「瀟洒:しょうしゃ」になるのでは。。

ただ、デニムの象徴的な存在のような糸カラーのイメージが消えますので、迫力がなくなってしまうののではないか。。

いろいろ考えるところなのですが、やはりデニムらしい黄色系の糸カラーで良いです。

というのも、この度の黄色の糸の選択の理由が裏地に関連していることもあるからです。

裏地の小花柄には、ブルーとイエローが入っているのです。

オレンジでもモカでもなくイエローの糸をこのたびの製作に選択した理由の答えです(^-^)。

書き手:ピクチャレスク

ヘルメット専用のケースのような機能のデニム製のビッグトートバッグ、裏地に選んだのはバイカーっぽくない花柄が意外【435】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたびから、新しい製作に入っていきます。

デニムで作るヘルメットバッグの連続製作期間となります。

ヘルメットというのは、思ったよりうんと容積を要するものです。

頭に対して縦も横も随分と厚みのある、まるで「炊飯器」の大きめみたいなサイズ感なのです。

お店にヘルメットが並んでいるのをずっと見ていると不思議な売り場に来ているような気がしてなりませんでした。

かつてはバイカー(2004年-2018年:15年間)でしたが、アメリカンタイプの街乗りバイクなのでヘルメットが小さめでした。

「ジェットヘルメット」というやつです。

今回の企画は、「フルフェイス」や、「システムヘルメット」、「オフロードヘルメット」などヘルメットの中でも特に大きなタイプの容量も確保したものになります。

以前、インスタグラムで、オフロードバイクのヘルメットの写真をアップしている方に、サイズをお聞きしたこともあります。

その節はありがとうございました<m(__)m>。

そういった大きなヘルメットをお持ちのライダー様がヘルメットをもっと大切にできるよう、可愛がれるようなふんわりとしたクッション性のある安心なヘルメットバッグを目指します。

持ち運びというのは、シーンを考えてみた際に、何も家から乗っていくわけではないことを想定。

時には、ヘルメットを持って飛行機にさえ乗ることもあるのでは。。

と、持ち運びシーンもよく考えたお品ということになります。

デニムの裏地に花柄を選んだ意外、「瀟洒:しょうしゃ」なヘルメットバッグを企画

このたびは、裁断後の生地を準備する段階で時間切れ。

表地は、セルビッチデニムの14オンス程度のもの。

ジーンズでいうと、リーバイス501のデフォルトの状態のような硬さ、厚みのものです。

裏地は、うって変わってカーテン地。

元々肉厚ながら、針が通りやすく、生地幅が広いということで、大きな面積が横に2枚並べられるという理由での採用です。

<表地>セルヴィッチデニム(14オンス程度)、綿/100%、日本製。
<裏地>2級遮光プリントカーテン地、ポリエステル/100%、日本製。
セルビッチデニムのアップ:とても頑丈なのがこの織り目で分かります。縦に筋多く見られることが特徴です。
2級遮光プリントカーテン地のアップ:2級遮光というのは、1級、3級に比べて、光を通す具合が中間であること。

2流品という意味ではございませんのであしからず。

ここへ、中綿キルトをかけていき、ふんわりしたクッション性のある裏地にします。

あとがき

ヘルメットバッグは、実は2018年にも作っています。

このたびの2021年バージョンは、生地がデニムというところに特化し、裏地にキルトをかけてヘルメットをふんわり守るというところがパワーアップした製作です。

心配事は、デニム生地と裏地のキルトが上手くミシンの針が通るのかという部分です。

デニムを共通の表地として、裏地を変えた3パターンでの3点連続シリーズ製作です。

このたびの花柄のバージョン、その他のバージョンも引き続きブログ記事に綴ってまいりますので、またお立ち寄りくださいませ(^-^)。

書き手:ピクチャレスク

モノトーンジャガード生地の裏面で製作した白黒反転の花柄バニティバッグがまるで新しい生地を使用したかのように新鮮だったケース【433】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

連続して「バニティバッグ:卵焼き」を製作する期間を設けました。

細かい箇所の作りの徹底とか綺麗に出来上がる方法を研究しながらレベルアップをはかる目的からです。

このたびのバニティバッグの完成でこの連続製作期間が終了しまして、しばらくこのデザインはお休みです。

これまで研究した工夫や改善の総まとめとラストで新しく試みた対策なども併せてご紹介致します。

楕円パーツをひっくり返した後の返し口のとがりの解消はできたのか

スタートのすぐ近くの2-3mmの位置にもカットをいれるというもの。このたびは成功。

ただ、このカットのおかげなのかどうかが確かではありませんので、この縫い始めと縫い終わりの箇所の細かいカットは、今後も続行して注視してまいりたいと思います。

細いパーツの待ち針の使い方

針の先端側から先に時計回りに縫っていき、Uターン後に、待ち針を抜きながら折り返しを縫っていく。
表から見ると、裏地がはみ出しがちなことも更なる今後の課題。裏地の幅を狭くするのも案の1つ。

型紙は同じで縫い代を数ミリ減らすという方法が、融通が利き間違いにくいかもしれません。

ネックパーツが歪まぬように取り付ける対策

ネックパーツの縫い始めの位置を一番平和な底ラインから縫っていって、まっすぐの基礎を早いうちに作る。
手ごたえがありました。ゆがまずに真っすぐです。今後は、底ラインからスタートしていくことを徹底します。
裏地側のネックパーツは手まつり。表地パーツより一回り1cmずつサイズが大きいのでステッチが隠れます。

取っ手の付け根タブの縫い付け位置

サイドの真ん中から4cmの位置をタブの長い辺の真ん中と合致を注視。
まっすぐ取り付けてあることは「良質の証」となります。

生地不足による本体の「わ」の重なり部分を1.5cm型紙から削った結果

今回、生地不足によりハギが左右対称にならなかったので、1.5cm削り調整することでハギ目をど真ん中にしたということを、側面パーツ、蓋のマチパーツ共にしています。

重なる部分が1.5cm短くなったことのその出来上がりを見てみます。

重なり部分が一応確保。こちらは、上側です。次底面側見てみます↓。
下側こんな感じです。削った影響が出なくて本当に良かったです(^-^)。

ただ、やむを得ず削ったことなので、本来はもっとゆったりと重なります。

思いのほか美しかった、そもそも1点だけ作る場合にも応用したい、本来の表面を使うのか裏面をあえて使うのかの選択

「卵焼き」<サイズ>縦15cmx横22cmxマチ13cm。花柄が正位置。パーツごとに柄の向きのチェックを。
生地のゴツゴツ感もありますが、ネックパーツが気持ちよく真ん中に付きました。

今回の生地は、本来の表地の裏面を使用しました、表面というのがこちら↓。

ジャガードの面白い所は、全くの反転が裏面に出るということ。表地でそのまま作ると、どこかカジュアル。
こんな感じのバッグを2019年製作していたのでした。その残り生地が今回だったのです。

テイスト的には、今回の裏面の方が「瀟洒:しょうしゃ」です。

もし1点物を重視したい場合、1つの生地で1点だけ製作するにしても、表面なのか裏面なのかをフラットな目線で見ると良いです。

また、2点製作できる場合は、もう1点を裏面使いすることに目を向けてみるとまた違った雰囲気が生まれ、2種の別生地のようなテイストに作ることができます。

それほどまでに複数同じ物を作ることにためらいがあるのです。

あとがき

ここで、バニティバッグを連続して製作する期間が終了したわけですが、たくさんの学びがありました。

もし、1つのモデルに磨きをかけ、細部を徹底改良していきたい場合、「連続製作」は大変貴重な訓練の機会になります。

次回からは、モデルがうってかわって、「ヘルメットバッグ」を「セルヴィッチデニム生地」で作っていきます。

とても硬いジーンズのような生地で作るヘルメット入れです。

かつてバイク乗りでヘルメット収納にも工夫があったアイデアと、市販で売られる量産品のサイズ感の足りなさをたっぷりとした容量で実現してまいります。

お楽しみにどうぞ(^-^)。