まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
2025年は残暑が長期間に渡り、10月後半でやっと雨と共に小寒くなってきたと感じる異様さ。
当ハンドメイドバッグ活動の製作においては、夏のイメージが強い白を秋半ばまで持ち越してしまいました(計画の実行のずれです(^_^;))。
このたびは、白のセルヴィッチデニムを主役としたA4横マチ無しショルダーバッグが完成。
こちらは研究製作の1つであり定番モデル以外のデザインです。
大きい面積の残布・定番モデルでは表地と裏地のコンビが見つからなかった余り生地を集め、新たにその中から改めてコンビを見つけています。
そして、最終的にはすべての生地を丁寧に使い切っていくというスタイルです。
ネット画像検索で「A4 マチ無し バッグ」と入力すると、出てくる画像は大半が「A4縦」。
少数派が気になる私としましては、是非A4横に挑もうというのがこのたびの決意でした。
「A4バッグマチ無し」の検索では大半が縦長、ややレアな大人風な白デニムで「A4横マチ無し」をスタイリッシュに製作
すでにメイン製作を終えた残布を利用した表地、【1446】でナップサック「餅巾着」を製作した時の残布です。
A4横をゆったりと入れられるたっぷりな容量が実現できました。
初めての作業が2点ありましたので、先にそれらをお伝えしたいと思います。

類似品のA4縦バージョンの【1448】、この時はタブを浮かせたまま表地と裏地のみを固定しました。
その結果、最終的にファスナーが盛り上がって浮いてしまいまして、結局は後からこのたびの姿と同じように固定し直したということがありました。
それならば、入り口の2周ステッチと同時の方がいかにも自然で効率的です。




A4縦型の【1448】ではサイドタブは全6個でしたが、A4横型では全8個。
ファスナー自体のタブと全く同じ面積で入り口のセキュリティー性を均等に隙間の偏りをまやかします。



あとがき

白のセルヴィッチデニムを生地で初めて手にした時、「何てシンプル過ぎるのだろう」と思わず心の中でつぶやいてしまったことを思い出します。
そんな表地を、同じく「何となく味気ないな」という第一印象だったカーキ色のギンガムチェックと組み合わせたことで新しい姿が生まれました。
生地の詳細が存分には分からない生地でしたが、裏地のギンガムチェックにはセンスがあったのです。
生地だけを見ていては分からなかった良さを引き出す役割が、バッグ製造者にはきっとあるという新しい希望を見つけた回でした(^-^)。
