まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
デニム生地をパッチワークに仕立て、メインバッグを薔薇柄の裏地付きで完成した更なる内側に、キーボード・楽譜立てのそれぞれのケースを茶色の生地で統一して「内袋」として作るという追加製作をしています。
メインバッグの中に細かにそれぞれの内袋に入れられた構造です。
このたびがこのシリーズの最後となりますが、最後にこちらも同じ茶色の生地でそろえ、「アダプターケース」を巾着袋型で製作しました。
小さい附属品でありますので、できるだけぴったりに、そして袋からこぼれないようになどを考慮。
ポイントとしましては、他の内袋と同じように薔薇柄の巾着ひもをコントラストの効いたアクセントとして配し、同じキーボード関係のパーツなのだと示すことです。
内側の裏地部分は4cmダイヤキルトでクッション効果、外側の表地部分は他の内袋と同じように歩調を合わせた向きの選択をしたアダプター用巾着袋
同じ生地で同じ使い方をすると、足並みが揃いその整った美しさが生まれます。
このたび製作のアダプター入れも、他の内袋と同じ生地で裏地付き巾着袋にしました。
ただ、アダプターは重みがあり落としたくないので、プロテクト性が生まれるよう、更に裏地をダイヤキルトにしました。
端っこに出来上がった小さめのアダプターケースの巾着袋を入れるわけですが、縦向きに花柄のショルダーを使って持った時にすき間からこぼれる恐れがあります。
それをこぼれにくいように工夫したのが「特殊マチ」です。
キーボード本体をできるだけちょうどに入るよう、てっぺんの隙間を垂直方向につまんで丈夫にステッチした構造です。
力がかかる場所なので、返し縫いで丈夫く縫い付け、見映えとしては悪くありません。
あとがき
今まで作ってきた巾着袋をただ作っただけだったのですが、これを内袋としてキーボードバッグに入れていくことで、全体の中での内袋の存在と役割を大きく感じました。
全てのパーツが内袋に守られて非常に安心しました。
デニムのパッチワークのメインバッグ自体が出来上がった時に直接キーボードを入れてみた時の心地悪さは大きく解消。
その他、自分用に作ったことでこんなことも分かりました↓。
自分の為であると一気に細かいこだわりは無くなり、例えば、この度のような茶色とピンクをコンビにする組み合わせなどは普通なら決してしない妥協の組み合わせ。
自分の為に作るのと他人のために作ることとの妥協の違いは、ピクチャレスクとしてはこんな違いがあるのだと分かったという点では意味がありました。
「人のために製作するからこそ、とことん拘れる」というのが出した答えです(^-^)。