まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
当、「本物志向のレンタルジュエリー」では、宝石質な美しい天然石と、その美しさに相応しいとされる、高級地金の、18金やプラチナが台・チェーンになったものを選りすぐっています。
このたびは、この地金同士の組み合わせにスポットを当ててみます。
地金は主に3色、「①ゴールド色」のK18YG・「②シルバー色」のK18WGとPT850・PT900やPT950。
そして、時々しか登場しませんが、割金(わりがね)に銅の分量が多い、「③ブロンズ色」のK18PGと全部で3つのカラーで考えます。
ネックレス・ブレス・リングを同時付けする際の組み合わせが、同じ地金のみにそろえることだけが素敵に映るわけではなく、もっと可能性があるということをお伝えしたいと思います。
1)ホワイトゴールドとプラチナが同じ銀色であることの利用
本来、せっかくプラチナでそろえたなら、リングも台がプラチナに。。と思うところですが、やはりそこはデザイン重視なのです。
優先度としては、同じ銀色であれば、その違いはデザインの相性を上回ることはないという考え方を持っています。
これ、あくまでピクチャレスクの方針、「おしゃれ度」を一番に重視するという軸あってこその判断です。
ただジュエリーに精通した人には、リングの台の色が他のジュエリーと違うことが気になるかもしれません。
組み合わせ担当者としまして気を付けていることは、ペンダントのように1つのアイテムに2点の別アイテムがコンビになったものは、出来るだけ同じ地金にそろえるということです。
ただ、そうもいかないこともあり、地金が正面から見えないタイプは別の地金のコンビに組み合わせることもあります。
特にK18WGの太口のチェーンがほとんど見つかりませんが、ペンダントトップの台はK18WGが多いという矛盾によく悩んでいます。
PT900とPt850の違いは、ほとんど無視して気にしていません。
チェーンは割金多めのPT850の方が丈夫さが追求され、今まで見た範囲ではブレスやネックレスはほぼPT850製であるという事実があります。
また、指輪の台やペンダントトップなどの固まったものには、PT900で製作時の融通(?)でデザイン性を高めやすく(?)なのかどうかは想像ですが、デザイン性の高い場所はPT900の柔らかい値(数字が大きい方)になります。
しかしながら、それでもPT1000というものやPT950でさえもレア、主にPT850とPT900が大半です。
2)K18YGとPT850・900の金銀が半分ずつのやわらかな美しさの表現
ゴールド1色よりも優し気、銀色1色よりも少し色味が付いて独特です。
リングも、ユニークな地金2色使いで、リボンはK18YG、リング部分はPT900。
ネックレスは、2連の1つが金銀1パーツずつ交互、もう1本は金銀2パーツずつ交互の配置。
ブレスは、コイルのように絡めてあるツイストタイプですが、よく見ると、金銀が交互にボーダーのような配置であることが分かります。
これがより一層中間的な良さを生み出してくれました。
3)K18YGの中に2箇所K18PGを取り込む形の混合セット
ぱっと見は、K18YGに映りますが、よく見ると、ペンダントチェーンがK18YG/PGのコンビのツイストです。
そして、リングの台も実はK18PGですが、正面からはほとんどストーンしか目に入らないので台がピンクゴールドなのかどうかさえ分からなくなっているところこそポイントです。
そうして、イエローゴールドにうまく馴染んだピンクゴールドは、ゴールドのトーンの違いによって浮くということもなくなりました。
その他、ボールチェーンつながりで、ペンダントチェーンとブレスがリンク。
ブレスはペンダントチェーンにデザインが似ていますが、K18YGのみでできているのです。
あとがき
地金をそろえることに拘るよりも、希少価値の高い数少ないジュエリーにおいては、あるお品物そのままに考え方を合わせていき、融通を利かせることが良いと考えました。
固定観念はかえって新しい発見を逃すことも。。柔軟にあるべき姿に対応していくということで素敵な製造物に携わった人への敬意も払いたいです(^-^)。