まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
片や好まれ片や敬遠されるハイブランドロゴ服。
これぞコーデに「失敗」などということが付きまとってしまうアイテムです。
かえって胸に1ロゴがひっそりと付いている方がクールであるとも言えますが、Tシャツのど真ん中にブランド名がそのまま表記のものは過去に着ていたことがあります(部屋着でしたが)。
このたびは、そういったロゴの主張が強いタイプのブランド服をしっかりとそのブランド様を敬いながら他のブランド様と一緒に全体コーデにまとめ上げる「コツ」をお伝えしたいと思います。
究極はすべてが同じブランド、そうはいかない場合は、ロゴ有り・ロゴ無しをバランスよく取り入れて1種のロゴのみ見せる着方の勧め
せっかく高価な良いお品物であるにもかかわらず、上下違うブランドのロゴが表に見える位置にあり、小物も違うブランドとなると随分「カオス」です。
かえって、1つ1つの価値が落ちてしまうと思いますし、ブランド様もそういったことを望ましく思われないのではないかと。
そこで、このたび数種のブランド服を同時に身に着けたとしても、それぞれのブランド服を尊重するような、そして見る側もカッコイイと思ってくれるような着方を考えました。
シグネチャーロゴが点在するような「aブランド」だと、とても主張が強くその分目立って素敵ではあるのですが、「bブランド」のロゴ1つのせいで、せっかくの「aブランド」の良さが乱されます。
また、スカートに1つだけ付いた「bブランド」を中心に考えても同じことです。
組み合わせるボトムのスカートのすそに、わずかに「bブランド」のロゴが入っただけであっても互いの世界観が損なわれるものなのです。
そこで、こういった場合には、スカートは「bブランド」であったとしてもロゴが表に見えていないタイプをそもそも選ぶか、この着こなしにはロゴ無しを合わせるとよいです。
もし、この2点をこのまま組み合わせたら共倒れなのです。
こういった感じで、たった2点でも洋服同士は、別ブランドのロゴを一緒に着るということが良くない結果になります。
いっそのこと上下とも同じブランドであればOK。
結局、ボトムにあるロゴは「bブランド」であるよりも、「aブランド」でそろえることこそが粋(いき)なのです。
ただ、ジュエリーにも表にそれと分かる象徴的な形状や印のようなものが分かり、ましてやロゴが入ればお洋服と同じことになってしまいます。
裏に刻印がひっそりと彫られるのみのジュエリーなら別ブランドであっても問題ないと思います。
目に映る姿を一番重視するわけですが、誰もが知るブランドのジュエリーはロゴ無しでもそれと分かることが多いので、ジュエリーも「aブランド」であることと「aブランド」以外のさりげないものであることを比較した場合、その拘りの強さは、前者に軍配が上がるでしょう。
あとがき
ブランドロゴこそが自己主張であるという考え方は実は間違っているのではないかと思うのです。
あれは、ブランド様の自己主張に過ぎません。
人間一人一人の自己主張は、そのままをを身に着けるという行為だけでは、主張していることにならないのです。
多種のブランドロゴを同時着用というのは、むしろ「主張のない人間である」かのようなメッセ―ジのようなもの。
もっとワードローブをコントロールし、能動的なお洋服のコーデをしなければ、人間性さえ誤解されてしまうのです。
お洋服を舐めてはいけません、生きざまをも映し出す「ミラー」なるものだからです。