まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
「まるで出口の無い海のようだ」というフレーズ。
何についてかというのが、このたびの「真似の文化」について。
「AI」の働きによることもあるのかもしれませんが、「同じ」ということが評価された世の中になっていないだろうかという疑問があります。
例えば、ショッピングを完了した後日、同じものを進めてきたり、同じ物を購入した人はこれも買っているなど。。
「さすがにそこまでは一緒ではないよ」と突っ込みたくなるようなことが当たり前になっていることにいつも疑問を感じています。
やはり「同じ」ということが一番単純で関連付きやすい「AI」を伴ったネット文化とでもいうものなのでしょうか。
このたびは、「ハンドメイドバッグ作り」も含めた「アパレル」にも「あるある」の「模倣」を例に「真似の価値」が果たしてあるのだろうかを考えてみたいと思います。
「模倣」こそが全体の潤いのバランスだったかもしれないこれまでの「アパレル」
市場調査というのがありますが、これは、すでに売れている商品を参考にするような調査です。
こういった動きがあることによって、オリジナルで最初に手をつけたハイブランド達がより一層優勢になると思います。
このことは、「トリクルダウン」的で、先陣を切るのが「ハイブランド」様、その他が後から真似ていくというスタイル。
長い間アパレルの企画にあった当たり前の実態です。
「同じ」とか「似ている」ということが、関連付けやすいので、それが評価・良いのだということに繋がっているように見える昨今には、やや疑問があります。
その反対に、「違う」とか、「似ていない」ということも価値でではないですか、何か忘れていませんかと言いたいのです。
時々、「YouTube」様のアンケートがありますが(すごく長い10分くらいかかるやつ)、結構答えています。
1年に1度はあるかな。
その時に、自由に思うことをお伝えしてもよい項目があり、ご意見としてこのことを強く申し伝えています。
「同じ」「関連付き」ばかり重視で、「唯一」「独自」「オリジナリティ」はどこへ行ったのですか、ということです。
あとがき
物を購入するケースを考えてみますと、「みんなと同じ物を持つことの価値」「みんなと違う物を持つことの価値」とでは、大きく違いがあります。
価値観もそれぞれあって、みんながやっていることに一緒に乗っかっていることに幸せを感じ、それこそが腑に落ちる人もいるのです。
その一方、流行してはいない片隅で、目立つことなくひっそりと独自に研究をしていくことが腑に落ちる人もいるのです。
どちらが良いとは言えないのが、前者が間違いなくまだまだ主流だと思うからです。
では、ハンドメイドバッグ作りに落とし込んでみます。
「みんなが作っているものを作りたい」「みんなが作っていない物を作りたい」これも同じことですが、大切なのは、その「心の満足度」だと思います。
どちらが正解などとはとても言えませんが、間違いなく評価は前者である現実を感じます。
同時に、それではまずいのではないかとも思っております。
とりあえず「真似」まで行き着いてしまう前に、「引用」→「独自の解釈」→「独自の案」ではないでしょうか。
あのアパレルの市場調査は「模倣の旅」。
その先に行き着くゴールにはどんな幸せが待っているのでしょうか。
ただ、この「真似」で今まで多くのお洋服の製造が盛り上がってきたことも確かなのです。
出口のない海のようなこのこと、ずっとこのままなのかなぁ、とりあえずこの行く末を見守りたいと思います。