まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
昭和の産物である鼈甲(べっこう)ジュエリー。
現在も老舗の鼈甲製造のお店はわずかにあるようですが、昔のものは大変貴重。
現在は鼈甲(亀の甲羅)が希少な素材であり、技術者の不足なども相まって少数です。
それでも各家の先祖の遺品などとして、昭和時代の鼈甲のジュエリーが見つかることがあります。
鼈甲と並び、琥珀(こはく)や翡翠(ひすい)も昭和時代のジュエリーの代表格のようなアイテムだったと思われます。
このたびは、古い物と新しい物の融合で、鼈甲をとことん魅力的にしていく組み合わせを考えました。
どうぞ、興味深く鼈甲の美しさを味わってみて下さいませ(^-^)。
焦げ茶色の素敵さがコントラストのベージュ色に素敵に絡む鼈甲の世界観
チェーンが真っ黒ではない焦げ茶であるところが優しい雰囲気です。
チェーンもトップも古物です。
このバングルは、古物です。
このリングは、新品です。
現在も鼈甲を製造されているお店でネット購入したものです。
比較的最近のモデルではありますが、とは言え、こちらも20年は経過したものではないかと。。
ここへ地金の18金透かしリングを入れた理由は、ジュエリーに寄せた主張からです。
元々このリングも結構難しく、行き場が無かったのです。
柄みたいになって一癖あるからです。
これを鼈甲のまだら模様に上手く絡み合うという判断から同時付けに加えました。
あとがき
その後は、当「本物志向のレンタルジュエリー」のラインナップから廃止を決めました。
鼈甲自体全く問題の無い組み合わせであったことから、「GUCCI」様のリングはそれ単品で、そして、鼈甲は3点一緒にセットのまま売却致しました。
引き取ってくださる方がいらっしゃったのです。
セット組にすることで、実際に装うイメージが湧きやすくなることをこの売却により、フィードバックとして感じました。
レンタルのお客様に受け入れられたかどうかで、その後ラインナップから鼈甲、琥珀、翡翠の素材中心のタイプをすべて廃止しています。
これは仕方がありませんでした。
レンタルをご利用のお客様はダイヤモンドや18金をお求めなのです。
どれだけ努力をしてお洋服に合わせやすくセットをしても18金やプラチナをふんだんに使ったジュエリーには負けました。
ということで、この経験からは、個人のお手持ちの鼈甲を活かすという方法を存分にお伝えしていくことは続けていきたいと思っております。
以前ラインナップにあったオレンジ鼈甲に関しては、廃止はしましたが、難しい鼈甲ジュエリーの装い方の研究を兼ねて現在は着用させていただいております。
メッキ素材のコスチュームジュエリーよりははるかにレベルが高い「天然素材」が鼈甲の姿であることをお忘れなく♪。
鼈甲などは「ダサくなる」ことで敬遠されるのですが、かっこよくなる方法をとことんあれこれ追求してまいりまして、全部同じべっ甲でそろえることが1つポイントとなることに気づきました。
↑これだと思います。
よくある考え方が、ネックレス1点のみをお洋服に装うから「取って付けた」ように浮いてしまうのです。
1点ネックレスがあったなら、まるで真剣勝負に挑むかのようにさらに攻めていきます。
そして、ブレスやリングを同じにそろえ、1つの世界を作ってしまうのです。
そうして、必ず同時に付けることで、その出番がいずれ「渾身の装い」としてたどり着くゴールが見つかるでしょう。
おそらく、焦げ茶の鼈甲のセットを引き取っていただいた方は、私が持つオレンジ鼈甲よりももっと簡単にお洋服に合っていくと思います。
もし、箪笥の奥で見つかった鼈甲があれば、買取などは価値を認めてもらえないことも多いので、着用していく方向をご検討されてみてはいかがでしょうか(^-^)。