まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
私自身が、凹凸感のある生地が好きなのですが、このたび、凹凸感ある生地、名前がアムンゼンという生地で、表面にぶつぶつがあるのがとてもシックなこちらを、パッチワーク柄にして、ミニショルダーバッグにお作り致しました。
アムンゼンという生地の美しさ
そもそも、今回のベースとなるアムンゼンという生地。名前の由来は、あの南極探検隊のアムンゼン様の探検の成功からだそうです。
結構昔からある生地の中では定番の生地です。
ポリエステル100%で、表面のぶつぶつが特徴。織り方としては、「梨地織」に属するのだそうです。
アムンゼンとしてはめずらしい肉厚なのが今回の使用生地ならではの特徴です。とてもふんわりしています。
パッチワークの製作過程
アムンゼンの生地から、いったいどのようにパッチワークができていくかを写真で簡単にお伝えしたいと思います。
①まず、アムンゼン生地を型紙にあてて、長方形の形にカットします。(10枚)
②生地に風合いやコシ、張りを出すための目的で、薄い接着芯を貼ります。
10枚分を1枚1枚薄芯をカットしてアイロンの熱の力でくっつけます。芯地は接着剤が付いているので、糊の役割をしています。
③芯地が貼られた状態のパーツをミシンでつなぎ合わせます。
④裏側を両開きに割る
⑤表側の溝の両縁をミシンでたたく
このミシンで、溝の両脇をたたく作業がパッチワークを美しくするポイントかと思います。
これが実は、なかなかされていないことが多いですが、結構重要で、つなぎ目をより丈夫にし、生地を固めてくれます。
⑥型紙に当ててカットする
ストライプやボーダーであれば、並行や垂直の向きに、この写真は、バイアス柄の場合の写真なので、45度向きに柄が斜めに出るようなカットの向きです。
⑦パッチワークシートの完成
こんな、過程です。
どうでしょう、結構手間がかかっているでしょう。
私自身が、こういう手間のかかったものが好きなんです。
洋服で例えると、セーターなどでも、凹凸のきいたでこぼこした柄が美しいと感じます。
そのでこぼこ感の素敵さというか、かっこよさをお伝えしたいのがこのたびの同時製作です。
完成品のミニショルダーバッグ4柄を見ましょう
こちらでございます。
左から、バイヤス柄、ストライプ柄、ボーダー柄、市松柄です。
遠目でも柄が結構はっきり分かるのは、やはり、溝の両縁をミシンでたたいていることにあるかと思います。
では、ここで、1点1点見てみましょう。
1)市松柄
ミニサイズのショルダーなので、柄が全体には出ませんが、市松柄も幾何学的でとても美しいのではないでしょうか。
裏地には、同じ市松ジャガードの薄グレーの綿/100%生地を合わせました。
2)ボーダー柄
ちょっと幅が狭くて、きゅっとなりがちですが、美しい柄です。
もっと幅が大きいボーダーもありかと思います。この狭い幅は、実際の製作でややごわつきました。裏地は、同じくボーダーです。先染め。
3)スライプ柄
たまに、ストライプ柄は、マルチカラーで見かけるかもしれませんね。
裏地には、意外?な水玉を使いました。水玉は、プリントです。グレーの水玉で粋な感じが出たかな?黒よりも優しくてマイルドです。
4)バイヤス柄
バイヤス柄は初めて作ってみましたが、結構かっこいいものですね。
裏地には、斜めなイメージでマッチするかと千鳥柄を持ってきました。先染めです。
これらは、入口の開閉がマジックテープなので、わずかに、外側から、ちらりと裏地が見え隠れします。
ですから、裏地も、見せる裏地というような狙いがあります。きっと周りの人はちらりと見える裏地も見るに違いありません。
今回のこの記事は、私の方の調整上、YOUTUBE動画が2本となります。
バイヤスパッチワークを作る場面の1本目と、4種のバッグが出来上がる2本目に分かれます。
どうぞ、よろしければ、2本の動画をご視聴くださいませ(^-^)。
あとがき
はい、というわけで、4種のパッチワーク柄のミニショルダーバッグのご紹介でした。
サイズは、21cm四方程度のミニサイズです。
小さいサイズでしたが、アムンゼンの凹凸ある生地で、更に自分でもパッチワークで柄を出していく重なり方がハンドメイドらしくお作りできたかと思います。
このパッチワークの複数はいろんなバッグにアレンジできると思いますので、何かに利用してみて下さいませ(^-^)。