まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
少し前の【395】の記事では、バニティバッグの「わ」の重なり部分にハード薄芯を入れないゾーンを作り、重なり部分をすっきり仕上げ、ミシンの針がしっかりと通るようにある程度の厚みの生地にも対応できる対策をしました。
このたびは、その効果の検証をポイントに、「卵焼き:バニティ」の完成を見ます。
バニティバッグの背の部分の美しさが感じられるものになったのかのチェック
完成に至るまでの間の製作途中においては、とても効果を感じておりました。
ハード薄芯が端っこまでフルに入っている過去とは大きく違い、製作中の縫いやすさと「わ」が繋がれた時のすっきり感が生まれていました。
では、出来上りを見てみます。
ちなみに、以前の失敗作はこちらです↓。
雲泥の差というほどの効果です。
では、内側を見ます↓。
合格です、綺麗にできました。
1か所工夫をしたことが、全体の出来栄えへの影響をもたらします。
ここで初めて、薔薇の柄の美しさにうっとりとなるのです。
きちんと整った美しい形を作ることで生地本来の美しさも底上げということです。
今後の課題、「ネックパーツ」の2つの大小の重なりの位置の把握
このたびの効果により、今後はこうした「わ」が重なるタイプの作りのバニティ型やボストン型にこの「ハード薄芯の両端の省略」手法を取り入れていくことにしました。
このメソッドは、「定番」となっていくと思います。
とても重要な発見ですごく喜んでおります。
今後広くこのことをお伝えしてまいりたいと思います。
ただ、良いことばかりではないのです、最後に1つ課題がありました。
それは、ネックパーツの枠が裏地側に良い位置でステッチが出ていないこと。
これが今後の課題で、綺麗に配分よくステッチが出るように改良を目指します。
真ん中にそもそも縫い付けることができていないということです。
一応真ん中で折って位置は把握してやっているつもりですが、結果はずれているのです。
この写真では7mmのずれが起きていることが分かっています。
あとがき
1つ解決するとまた更なる課題が生まれる。。
「製作」というものは「終わりなき旅」なのかもしれません。
とはいえ、大きく見ると一定の基本的な基準のクリアがされれば販売し始める第一歩を早めに踏み出すことも大切です。
いち早くフィードバックが得られれば改善も早く、すべてが前倒しになるからです。
これは、ハンドメイドの製作にとどまることではありません。
この凄まじきスピードで時が経過していく現在では、「早めの対策」ということは1つのキーワードなのかもしれません。
早く気づけたことがあれば感謝も忘れないことです(^-^)。