まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
製作中の「巻き寿司」デザインの途中ではありますが、「テリーヌ」デザインの製作も急ぐものであり、今回割り込みをしました。
割り込み、などということがその都度柔軟に行えてしまえるのもプチ事業者のメリット。
もともとあれこれ同時進行などということは、割と苦にならない性格、むしろ得意な方なのでこういう時にその性質が役立つものです。
では、割り込んでまで優先したという「テリーヌ」デザインの生地、そして途中までの製作場面をご紹介したいと思います。
黒x赤タータンチェックの組み合わせのロックっぽさは永久不滅のテイスト
遠目で見ると実際のぱっと見の雰囲気が分かります。
この黒と赤タータンチェックの組み合わせはロックっぽいテイストです。
パンクとかロックのミュージシャン様のパンツのイメージ。
上は革ジャンがイメージされます。
こんなミュージシャン様のアイテムの雰囲気の組み合わせをビジネスシーンに落とし込むのです。
その意表を突いたようなアイデアは面白いものになりそうです。
自身も、このぱっと目立つ典型的な赤タータンチェックについてはあこがれを持っていますが、洋服でもなかなかここまでの典型的な赤タータンは見つからないのです。
多くのヴィンテージ服好きの方はすでにこの柄には注目されているのではないでしょうか。
この赤タータンはバッグの裏地に使いますので、バッグを開けた時だけ広がる世界です。
ビジネスシーンに「笑顔」をお届けできたら良いと思っています。
進捗度のスムーズさはナイロン/100%ならでは
実は、ナイロン/100%は縫いやすく、進捗度は高めです。
ハリコシがあるとどんな作業もしやすいのです。
反対に時間がかかってしまうのはとろんとした柔らかい生地ですね。
バッグの場合、生地1枚の風合いはあまり関係ないですし、むしろ、とろんとした生地でもハリコシを出していかねばバッグらしい迫力が出ません。
よって、そもそも柔らかい生地をバッグには使わないという手もあるのですが、どうしてもその柄を使いたかったり、その生地で作りたい時には芯地の利用でハリコシを高めることができるのです。
このぷっくり感は、ソフト厚芯+ステッチのコンビの賜物です。
この写真では分かりづらいですが、中に入れたソフト厚芯は、一番下の縫い代から1.5cmの分入れずに空洞とします。
その理由はひっくり返す時のラインが綺麗に出るよう厚みを軽減しているからです。
左右ともそのように1.5cm控えてソフト厚芯を入れ込んでいる作りです。
このことは今まで作ってきて、大変効果と手ごたえを感じている点です。
実際に会社員時代に外回りのお仕事をさせていただいていた時には、会社の大事な印鑑を持ち歩くことがあり、こういったポケットを利用していました。
今後印鑑は廃止になっていくかと思いますが、名刺を入れたり、何かバッグの中に1つ隠しポケットがあることはきっと役に立ってくれると思います。
書類でいっぱいの中に小さな小物が入ると、見失うこともありますので、こういったポケットを別のお部屋として使う保管がやはり安心です。
あとがき
ナイロン/100%の生地というのは、接着芯を必ずニット芯にすることさえ確実に行えば、作りやすく、出来上がりはとても素敵なものになります。
ただ数が少なくて裏地の柄を探すのに苦労しているところです。
生地メーカー様、どうぞたくさんナイロン/100%の撥水加工の柄の生地をよろしくお願いしまーーす<m(__)m>。