まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
このたび「東大の先生!文系の私に超わかりやすく算数を教えてください!:西成活裕 著」を拝読。
きっかけは、「日本経済新聞:夕刊」を拝読の中で紹介されている本のコーナーからでした。
特に昭和時代の教科書は、なかなか教科書1冊でその根拠までも書かれていることはなく、本の厚みが増し過ぎる事情もあったのかもしれません。
確かにこのたびの本は厚みがありますが、先生と生徒との対話形式で進められ、意外なところで生徒の問いかけが核心をついているという優れもの。
このタイトルが部分的に同じシリーズ本が複数ある中で、同じ著者様は「数学」と「物理」があります。
ただ公式に当てはめてきた過去の学びをひも解く根拠中心の覚え方、板に付いた確かな理解は後のアウトプットへ

未知の世界観に苦手意識、そんな人々のために「数値のイメージ」を事前に予測する1ステップを重点的に解説されている点に特徴を感じました。
おそらくこの点こそ教科書では省略されている部分なのではないかと。
このような本がそのまま教科書ならば、勉強が楽しくなり算数が苦手などとは思わなくなるのではないかとさえ思ったものです。
教科書の厚みの制限は何のため?理解するために必要な厚みならそちらを重視するべきではないのか。。などと思います。
時計の60や12の根拠は、太陽・月・地球との回転する分量や速度にあったという点は驚くべきこと。
リズムも含む数字は、音楽・美術にまでの繋がりを持つということであり、宇宙的な学問なのです。
最初は「和・差・積・商」で表現される「+ - × ÷」の章から始まります。
この後、分数・小数点・比・割合・面積・体積。。といった具合に最も日常的に利用することもある項目だらけだったのでした。
現在でもよく使うのは「割合」「面積」など、バッグ作りの時の用尺を幅成りで型紙から換算し直すことをすることがあります。
では、ハンドメイドで活用していた「割合」の計算を思い出してみました。
5パーツで成り立つ表地の用尺計算です。
型紙が、①縦35cmx横45cm(1枚)②縦25x横20cm(1枚)③縦30cmx横10cm(2枚)の場合。
0.35mx0.45m+0.25mx0.2m+0.3mx0.1mx2枚=0.1575+0.05+0.06=0.2675m2。
0.2675m2÷1.12(生地幅)=0.239m(用尺:生地幅112cmを約24cm分必要とする)。
ただ地の目の向きもありますので、少ないパーツなら横の寸法の合計をしてみる方が現実的。
0.45m+0.2m+0.1mx2枚=0.85m
生地幅112cm内に横に並べて収まるので、一番縦の長さが長い35cm分を購入すればよいということです。
先程の用尺では23.9cm分だったので、35cmを下回っているのはロスが35-24=11cmあるということです。
こうしたパーツで成り立つ製作には「ロス=無駄」が出てしまうという現実があるのです。
これが量産だと大変な量のロスが出ます。
こうしたロスは、バッグ製作では、同じ生地が集まった場合は特に「パッチワーク」で繋げてシートを作ることがよくあります。
あとがき
算数の本なのに、数字に関することはかなり現実的な事業活動にも引用できる部分があったことが驚きです。
そのようなつもりで手にした本では当初なかったのですが、かの「ピタゴラス」様の「万物は数」とまでの名言を残したことからも納得できることでした。
数字は神秘的でもあり、美しいものなのではないかと思えました。
「美しい物が好き」ということであれば、決して数字にも縁がないはずはないと言えるのではないでしょうか(^-^)。

