ボックスキルトを四角モチーフとしてそろえて配置、表地・裏地・ポケットフラップがトリオのようにリズムを刻む【1427】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

最終の生地は広い面積で都合よく余るとは限りません。

このたびは、ぶつ切りに余った生地をパッチワークに繋げた、「四角」モチーフの表地に合わせる裏地の「ボックスキルト」の仕立て場面をご紹介します。

なぜボックスキルトを選択したのかの理由があるのです。

表地の楕円底パーツ:ロット違いのヘリンボン織の生地をブロックパッチワーク仕立てたもの。
上と同じ生地ですが、ストライプ状に2枚ずつ同じロットを繋げ大柄に見せています。

交互に配置しなかった理由は、ナップサックの完成の投稿の時にじっくりお話したいと思いますが、筒形になる状態での均等配分を考えたからです。

ところで、これらのぱっと見の雰囲気は、「四角い柄」という印象ではないでしょうか。

このたびは、この表地にコンビとして選んだ、タータンチェックの裏地の楕円底パーツとポケットの無地のフラップパーツにボックスキルトをそれぞれかけました。

表地とも大きく関連した四角いモチーフのそろえ方のデモンストレーションのようなものとしてお伝えできればと思います。

四角モチーフで統一、底面のタータンチェックに馴染む変形ボックスキルトと無地のフラップにかける正ボックスキルト

楕円底(裏地)パーツ:ミックスのカラーの中の中間色のグリーンに「変形ボックスキルト」をかけました。
キルトをかける場所選び:ステッチは中間色グリーンの場所。他の茶色い部分にも共通して馴染む糸の色で。

選んだ線の5mmくらいの幅のど真ん中にステッチしていきます、ものさしは不要であるところからスムーズなタイパを得ることができます。

柄に沿った表側からかけるボックスキルトは「変形ボックスキルト」となります。

裏を見ると、柄の配置と同じピッチにステッチ糸が出るのです↓。

変形ボックスキルト:ピッチは違いますが、元の生地が良質であれば縦横がまっすぐにステッチが裏にも出ます。

↑このパーツはナップサックの裏地の底面です。

3cm正ボックスキルト:こちらは無地ライクの生地のグリーン色。同じボックスキルトでリズムを合わせます。

↑このパーツは裏地に付くポケットのフラップです。

ミックスのタータンチェックが周りにあるという位置ですので、ここにバイヤスキルトなどはカオス。

やはりボックスキルトの種類が一番良いと判断したのでした。

キルト完成:裏地の底面パーツと裏地のポケットのフラップパーツにキルトがかかり、糸が馴染み溶け込みます。

あとがき

当初、楕円底の「サッカータータンチェック」を選んだコンビはこの組み合わせではありませんでした。

生地の整理整頓をして今後の製作を確認している最中にこれらの抜群の相性に気付いたのでした。

カーキグリーンという色1つにも青味寄りや黄色味寄りと色の違いの展開があるのです。

どちらかというと「モカ」の要素を持っていたカーキの表地に、偶然茶色とのコンビで織りなされたグリーン系タータンチェックが現れたというこのミラクル。

こうした良き偶然をキャッチすることも、ハンドメイド製造の醍醐味であり、製造者本人にしかできないことではないかと貴重に感じています(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

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