まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
スラックスをとても好んでいます。
あのセンターラインの整然さは自然に背筋が伸び、まっすぐに堂々と歩きたいという心理さえ呼び起こすパワーを持ちます。
スーツが大切なシーンには欠かせない物であるいことをスラックスをはいた時に実感することがあるのです。
このたびは、スラックスにおいて、ネットの写真とウエストだけをたよりに購入した結果がヒップがやや窮屈な感じがしているある1点を例に、その窮屈さが見かけのラインのどこに現れているのか、購入時の写真だけで気づくことができるということをお伝えしたいと思います。
比較する他のスラックスのおかげで判明したヒップのカーブラインの有無によるはき心地の違い
ウエストにはゴムが入りとても融通が利いていました。
ところがウエストの割にはヒップは窮屈に感じました。
そのことが気になり、他のスラックスと比較してみます↓。
比較対象の2点は、はき心地はヒップに沿ってとてもフィットします。
良きフィット感なのです、
ところが、ファンシーツイードは窮屈。
この答えが、ヒップのカーブラインの有り無しの違いにあると結論付けました。
3点一緒にヒップラインだけ比較してみます↓。
ということで、もし、ネット購入などでウエストだけしか情報が無くても、こうしてヒップのラインが丸みを出してあるのか丸みを感じない真っすぐなのかで、はき心地をある程度想像することができるのです。
店舗で試着できない状況であってもスピーディーなお買い物のメリットは十分にあるのがネット購入。
その他は蚤の市や野外マーケットの場合もなかなか試着までできる環境が少ないです。
そういった時には、是非メジャーだけはお持ちになりながら、ウエストはメジャーで計り、同時にヒップのラインの丸みをチェックするということをしてみて下さいませ。
これは予想なのですが、1970年代辺りにヒップラインの真っすぐな流行があったかもしれません。
実は、このファンシーツイード、前面のおなかに関してもあまり丸みが無いと感じました。
全体にパターンが扁平に作られているようなのです。
ヒップに関してと同じことがおなかのラインにも言えると思います。
お腹の場合は「タック」によってゆとりも表されていることが多く、こちらも奥が深そうですが、またの機会にお伝えしたいと思います。
見た目でも十分に判断できる1つのポイントとしてこのたびの人間の身体のふくらみのパーツが実物にちゃんと落とし込んで表現された「機能」になっているのかをチェックする勧めです。
このたび購入のファンシーツイードのコーデ
確かに窮屈ですが、はけましたので、これも味わいとして持っていきます。
1つコーデを考えましたのでご紹介したいと思います↓。
あとがき
基本的に古着オンリーのお洋服スタイルで望むのですが、何ら古着と言ってもピカピカで着れるものです。
古着の中には、それほど着用されていないお洋服がたくさんあるのです。
特に日本の古着は世界的にも良い状態のものが多いとの評価があるようで、そのことに東南アジアの国の人がすでに気付いているようなのです。
その価値に気づいていないのは、むしろ私達日本人なのかもしれないのです。
今後はアパレルのかつての大量生産の構造が現在以上にもっと成り立たなくなると思います。
良い市場の位置を押さえた大手だけが大量生産で成り立ち、それ以外の中間的な層の業者は姿を消していく傾向にあります。
ニッチな層やそのお店ならではの際立つ何かを持った製造業者だけが残ると見ていますが、本当の事は分かりません。
ただ、私からお伝えできることは、大量生産型の普遍的な品物か、高価な少数生産型のものかでなかなか選びにくくなることもあるかもしれない中、古着にはお得に良質で味わい深いものが見つかる可能性が高いということです(^-^)。