まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
この2023年の秋、数か月間にわたりましてシリーズとして投稿してまいりました、<カーテン作り①-⑦>。
カーテンの製作過程においてポイントや課題(未解決部分も含む)をお話しながら、まるっきりほどいてやり直しするという苦労もしながら、2023年の12月で複数のカーテンが完成し無事設置まで完了。
このたびは、これらのカーテンやクッションカバーをインテリア内で俯瞰した眺め方をする回と致します。
回りのお部屋の雰囲気にちゃんと馴染んだのか、生地のカラーの選択がどう活かされたのかのかなどをお伝えできればと思います。
丸ごと外注品の出来上がりだけを手に取る感じ方ではなく、その見た目の奥にはどんな工夫があってそのように映るのかなど、おそらくここならではの見方をしていただけるのではないかと思います。
キッチンは「葉っぱモチーフ」に統一、リビングはカラーの融通性を持った「マルチカラー」を選択していたことを後で知る
では、全製作品のクッションカバーとカーテンをご紹介してまいります↓。
上の2色は、別のカラーだとはっきり分かる違いがあるにもかかわらず、トーンが同じにそろえてあるような生地屋様の製造に脱帽。
背の方から椅子を見る方を正位置としています。
柄の向きに天地がありますことがよく分かります。
キッチンにパソコンがあるので、デスクチェアーであってもこの場所に合わせた「草木柄」を選択しているところがポイント。
あくまで、お部屋全体の整頓としては、キッチン内に置いてある椅子やカーテンはすべて「草木柄」という統一の仕方をしたのです。
それぞれのお部屋のテイストに合わせて、お部屋ごとの雰囲気を作っていくことへのインスパイヤ―になればと。
以上が、低反発クッションカバーのすべてで、全7点でした。
続きまして、カーテンを見ていきたいと思います↓。
このモカベージュのような色、細かくは、ペイズリー柄がマルチカラーです。
もし、生地選びに困った場合は、融通が利くのは茶系、壁の白やベージュや木製の色などに失敗せずに馴染みます。
実際に、生地屋様も驚いておられました、偶然にも柄がほぼ同じなのです。
そうであれば、柄と柄が重なり合っても混沌とせず、すっきり感が出ます。
ほどいてやり直す前はこのヒダとつなぎ目が重なり不格好でした。
その後、つなぎ目を耳を使った両割りでできるだけ薄く工夫し、「袋縫い」を取りやめたことが出来上がりのすっきり感につながりました。
その後の作業のヒダの事を考えますと、特に厚みのあるこのような生地では「袋縫い」は決してお勧めしないです。
実際の既製品では、ここが耳のままのものは、特にレースカーテンで経年のほつれが見られます。
それを三つ折りしておく経年後の効果は必ずあると見ています。
レースカーテン地も柄の向きがあるタイプの生地を利用したことになりますが、カーテンであれば、上下だけ意識すればそれでよいですので、是非ご調達の際には柄をじっくり眺めてから作業をお勧めします。
よって、「レース=少し伸びる」という性質を考えて、必ずしもメインカーテンと同じに考えないことです。
レースカーテンは、やや短めに裾上げを意識し、メインカーテンはレースカーテンを覆うイメージです。
メインカーテン生地はよほどのニット素材でなければ、レース生地よりも伸び率は小さいと実感しました。
むしろ、ふんわり上がるイメージです。
そうすると、短く見積もり過ぎないよう気を付けるということも必要です。
引きずらないけど、隙間もあまりないという難しさがあります。
可能なら、裾上げの前にシミュレーションし、計って伸び率なども含む寸法を決めると失敗が無いと思います。
お部屋が変わりました。
壁に柄があることは個性的なお部屋ですが、そういう総柄の壁のお部屋ならば、カーテンは無地がお勧め、インテリアがバランスよくすっきりとまとまります。
ステッチが入ることで表から見るとステッチラインが目立ちます。
だからこそ、糸の色をできるだけ生地カラーに馴染むようなピッタリの色で選ぶことがコツ。
実際、全く同じサーモンピンクではないのですが、パステル系のピンクカラーのテトロン糸30番を使いました。
糸目はどのカーテンも共通で3mmです。
こうでもして、安定感あるしっかりと固定されたカーテンを作りたかったのです。
ハーフ窓用のカーテンは、むしろ、窓枠から下へはみ出した方が窓全体を確実に覆いますので、あまり丈の長さを神経質に気にする必要がありません。
作業としては、このカーテンが一番早く完成できました。
丈や幅が短いだけで、ここまでカーテン製作の時間が変わることを実感した体験でした。
このグリーンカラーの生地は、もともとカーテンであったものをリサイクル。
なんとか壁の薔薇の葉っぱにリンクできるのではないかと選択したのでした。
「大塚屋」様のレシピ通りに製作。
この3cm空けた場所からヒダが始まることの意味が隙間が空きにくいことに効果を発揮。
実際に現在の賃貸のお部屋で使用の既製品のカーテンは、真ん中がここまでの3cmという分量をとっていないので、隙間が時々空き、手で調整するストレスがあります。
そう考えると、この3cm空ける仕様というのが大正解であると考えます。
真ん中だけでなく、左右の端も3cm空けていますので、すべての端がこのような仕様になっているのです。
このお部屋のカーテン2つにもレースカーテンを設置しましたが、写真に写っていませんでして、申し訳なかったです。
レースカーテンは薔薇のジャガードの白です。
レースだけはあえて壁と同じような薔薇柄にそろえた柄物にしたのでした。
これも拘りで、メインカーテンとレースカーテンの重なり見た場合片方が無地なら、もう片方にはジャガードが入っていた方が華やかであるという考え方からです。
さて、次はお部屋が変わりまして、再びダイニングキッチンへ。。
時計がもっと上でも良いかもしません(^_^;)。
このカーテンは、その後お直しをして、上の隙間や横の隙間を埋めたいと思っております。
ヒダを作ってはみたのですが、実際にはカーテンっぽく開け閉めは無いのです。
開け閉めは無く、ベルトでまとめることが多い使い方が実情です。
ただ、ヒダがあるカフェカーテンはほとんどネット上でもお写真を拝見することが無く、レール付きでない限りはレアです。
そこで、デザインだけのヒダを2個ほどに減らし、両端をもっと広げながら、右端にあるタブをホールとして利用した通し方にする予定を決めました。
ヒダを機能ではなく「デザイン」として続行したいのです、ヒダがあるだけで高級感が高まります。
この柄、最初の方でキッチン内にあるダイニングチェア用のクッションの柄とよくマッチする「草木柄」です。
以上です。
たくさんのカーテンをいろんなお部屋用に作り、全部で3部屋分の合計9点のカーテンを作りました。
ほどいてやり直し場面も多々あり苦労しましたが、最終的には完成し、納得しています。
そして、その後のやり直した完成品、丈夫の変化にご注目下さいませ↓。
あとがき
低反発クッションもカーテンと同じく、最初から作り直す場面がありましたので、訓練期間のようなものだったと振り返ります。
一度失敗しないとメソッドがなかなか見つからなかった、この苦労をこうして超えたその先の出来上がりから、自主製作にご引用いただければ幸いです。