まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
無彩色カラーを深堀りした色の展開、身体にかっこよくフィットするパターン、そして凹凸感あるフクレ素材多用の「アルマーニ」ブランド。
ここ近年、このブランドの古着に特化した着方をしています。
このたびは、贔屓ブランドである「アルマーニ」様の決して裏切りの無いお洋服をワードローブにラインナップする特化型の着用をお伝えします。
同時に、その中にどうしても足りないアイテムを埋めるようにヴィンテージのオーダーメード物を取り入れるという独自の「2本立て特化のお洋服の集め方」をご紹介します。
自分ならではのワードローブの構築にヒントになるところがあれば嬉しいです。
贔屓ブランド「アルマーニ」様にも見つからなかったアイテムは「抜けた感じのワンピース」
苦手な色は紺。
それでもその苦手を上回る程の良さがあり、挑戦してみようとまで思わせてくれるパワーがあるということになります。
実際のはき心地は決して裏切りがありません。
アルマーニ古着の中では、「ジョルジオアルマーニ」「エンポリオアルマーニ」「アルマーニコレツィオーニ」のどれかと決めています。
度のラインも程好い1点物感があるからです。
その他の「アルマーニ〇〇」はあまりに数が豊富であることとアルマーニ様の特徴があまり深く感じられず選びません。
この紺パンツのトップスには、同じ「エンポリオアルマーニ」のフロッキーの花柄カットソーを組み合わせ。
柄同士の上下を無地で緩和する目的もあり、「ジョルジオアルマーニ(ゴルフ)」のニットベストを着ると決めた、まるでセットアップのように組み合わせを限定した着方です。
すべてのお洋服がそれぞれセットアップで1セットだけに組み合わせたところにも特徴があります。
「着回し」ということをしない着用の仕方です。
こんな風にうまく「アルマーニ」だらけで全体をコーデできれば良いのですが、どうしてもできなかったアイテムがあります。
それがワンピースでした。
「アルマーニ」様のワンピースの多くがきちんとしていて、パンツ類などと真っ逆の抜けたテイストが付けにくいのです。
きちんとしたスラックスとは対極の抜けた感じのムードを作りたい、そのような希望を満たすために、アルマーニのワンピを諦めます。
そこで、アルマーニ様の品物にも対等であると考える「オーダーメイドのワンピース」の分野から探すことに決めたのです。
探す際にあふれんばかりのたくさんのワンピースの中から、①注文服である②ロング丈である③ヴィンテージものであるという3つの条件で絞り込み見つけやすくしています。
そんな中で、2023年、ホームランが出ました♪。
一見ルーズなシルエットに見えますが、ベルトで絞めるととても素敵になります。
左サイドのスリットは当初ものすごく広かったところを外注リフォームで10cm程度へ控え目に変更。
このとことで、無理やり生地を引っ張ることを極力避けることができて、良質な生地を大切にできるのです。
皺加工にもそのような「機能」があったことをここで知ります。
こんな風に、贔屓のブランドでは足りない部分をもう1本のラインである「ヴィンテージオーダーメイド品」という分野で満たしていきます。
そうして、全体で2本立てのワードローブの構造が出来上がります。
オーダーメイド品の悩み、ある一人の人用のサイズなので部分的に合わない箇所がある
オーダーメイド品の核には、「一人の為のサイズ」ということがあるのだと知ります。
ゆったりの部分で融通が利くのは袖口やウエスト。
ベルトがありますし、大は小を兼ねるデザインにもなります。
ただ、首回りや衿のカーブの深さなどはぴったりでなければ着心地が悪いことにも影響します。
このワンピースの襟は明らかに着る時にダブつくのです。
ただ、夏用ですし、そこは気にしないようにはしていますが。。
こうした超1点物の悩みは、むしろ左のパンツでは起こりません。
ヴィンテージのブランド特化のアイテムは完全オーダーメイドの右側に比べれば、もう1点同じのが見つかる「可能性」があるのです。
そうすると厳密には、完全なる1点物ではないわけです。
それでも他の量産品に比べればはるかにレアですが。。
左のパンツのはき心地に不満はありません。
信じられないほど満足し納得のフィット感なのです。
そうしますと、こちらも着用にあたっては特有の良さがあるのです。
そこが「アルマーニ」様のすごさなのではないかと思っています。
フィットしながらかっこよくはける「ライン」が出来上がっているのです。
「お洋服が出来上がる=ラインが出来上がる」ということを「アルマーニ」様のお洋服が教えてくれます。
あとがき
このたびは意外なのお洋服の集め方の特徴をお伝えしました。
いよいよ2023年12月5日にヨーロッパ「EU地域」にて売れ残った洋服や靴の廃棄を禁じる法案が出来たようです(2023.12.06日経新聞夕刊トップページより)。
このことに対して「はっ」とした私。
今後は遠いよその国の出来事では済まされないのではないかと。
製造業者だけではなく、ユーザーの方もそれを捨てるべきなのかどうかをデータによってジャッジされるというのです。
ですから、製造する者、購入する者双方が直面する大きな動きになっていくのです。
今一度お洋服の持ち方を見直す時が来たことを感じています。
本当に着る見込みのあるもの、着たいものだけをミニマムに持って行かないと、簡単には手放しにくくなってしまう時代が来るのではないでしょうか。
そうしますと、本当に求めるものを知り、クローゼット内をすっきりさせておくためのこうした取り組みは遊び半分なことではなく、罰金を払うことになりかねないので真剣に取り組むべきことです。
洋服を持たない人は誰一人いませんので、一人一人が今後見直し、真剣に考えていく事柄です。