まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
「古物は気が宿る」などという考え方は、ある意味そのように思います。
ただ、それを恐れ避けるものではなく、有難く拝受することでまずは前の持ち主様に感謝します。
その後は、1からの自分の使い方の儀式のようなものとして、見た目の傷み・匂いなどをいったんリフレッシュ。
そうすることで新品と同じ気持ちのスタートを切るという古物ライフスタイルを続けています。
このたびは、これまで好んで集めてきた木製ミニチェストの古物の中ではやや傷みがあった使用感が50%を超えたようなお品物に遭遇。
それでも、塗装のカーキのカラーの素敵さと、琵琶の全面彫りの素敵さに大きく価値を感じました。
そして、その表面のキズをすべて「塗装直し」によってリフレッシュしたのが別投稿の【1249】です。
このたびの【192】は番号調整のために後の作業でありながら若い番号になっていることをご了承いただければと思います<m(__)m>。
今回は、以前に薬入れとして使われていたことが容易に想像できたその脱臭をしていきました。
脱臭1つでも新しいユーザーのスタートラインであるということがお伝えできればと思います。
USEDを前向きにとらえた古物との接し方、木製ミニチェストが薬箱として使われていた名残を新聞紙を丸めた何回戦かで脱臭

おそらく、以前は薬入れだったかと。。すべての引き出しから苦い匂いがしました。
こうした匂いに対して恐れたりマイナスの考えを起こすことは古着や古物ライフを好む者としてはしません。
一度リセットする作業を考案していくのも、お品物を受け継いだ者の役割。
素敵なお品物をお譲りいただいたことに感謝し、新しい気持ちで使っていく前にする作業となります。

以前、靴入れの脱臭として、トイレットペーパー丸ごとも口コミで習ったことです。
引出しの大きさからは、使うとしたら少しずつちぎって丸めて敷き詰めればトイレットペーパーも良いのではないかと。
決して1日では排除できる匂いではありませんでした。
2-3日後に取り出し、匂いをかぐと新聞紙に匂いが移っていました。
そうして、新聞紙をどんどん交換しながら同じように数日後に取り出し、匂いが消えるまで行いました。

3-4回戦の後、おおよそ匂いが薄くなりその辺りで切り上げました。
結果としては、「効果があった」とご報告できるものでした。
あとがき

木材の調達事情も大いにあると思います、こうしたミニチェストであっても古物程の良質さが今後は新しくは生まれにくくなったのでは。。
そう考えますと、古い木製チェストに価値の軍配が上がると思うのです。
「気」がどうのと敬遠される古着・古物。。有難く引継ぎ、喜んで使わせていただくのも「循環」の望ましい光景の1つだと考えます。
普遍的な新品よりも、特徴ある個性的な古物という考え方がどうしても勝るのです(^-^)。
