生地をもったいなく余らせることで完結するのか、それとも寸法の足りないバッグを作るのかの正解は実際に作って売れるかどうかにある【1323】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたびは、はぎれと呼ぶにはもったいない余り方をしていたストック生地を同じマス目のブロック型でパッチワークにしてバッグにしていく製作が完成しました、

8号帆布最終ストックの消化を生地の残り具合に合わせて、縦の寸法が5cm不足の状態で仕上がりました。

ここに至るまでには決断があり、生地をもったいなく余らせて終了するのか、すべて使い切って寸法不足の訳あり品のような完成にするのかの選択がありました。

後者を選択した結果がどうであったのかは、そのお品物自体が受け入れられるのかどうかが答えなのではないかと思います。

5cm短い寸法は、ちょうど目で見て分かる範囲の狭間であり、なかなかの分量なので重要です。

このような選択の必要があったことで、問題提起も生まれ、結果的には意味のあるハプニングであったと思っております。

やや小ぶりだと感じる5cmの不足で完成のワンショルダーバッグ、残布を使い切らなければ「その先」が無かったことを思うと提示をしたことに一定の意味はある

パッチワークシートを裁断した時に、せっかく返し縫いした端っこの糸もカットされることが避けられません。
そこで、糸目6mmという粗い巾ですべての縁を単独ステッチして、ハギ目が避けてきているところを固定。

返し縫いするハギ目の箇所は3度同じところが縫われますので、それは安心感ある固定ステッチとなります。

「ワンショルダバッグ」:縦27cmx横21/41cmxマチ20cm。型紙では▲4.5cmが実際は▲6cmでした。

特別サイズとして、縦が短いバージョンで完成、生地は3種類使用しました。

1)<表地:オリーブグリーン>カラー帆布8号、綿/100%、日本製。

2)<裏地他:焦げ茶小花柄>小花ブロードプリント、綿/100%、日本製。

3)<ポケットフラップ他:青緑>麻混無地、麻/55%、ポリエステル/45%、日本製。

外側は3種類すべての生地が登場。不足部分はバイカラーのように半分ずつ使いながら対称になるような仕立てに。
ストッパーさえも面積が不足して、2種をハギにして作ったのです。これはこれで面白い切替です。
裏地は、メインが小花柄のブロードです。フラップは麻混無地でコントラスト効果。
ワンショルダータイプにはこうして線コキも取り付け、長さの調整を可能にしています。1.2cm巾のショルダー。
底面はパッチワークのハギ目がつながることが望ましいです。正方形の底面はリュック仕様の時の安定感を意識。
裏地:ベースが焦げ茶なのに、柄が混沌として詰まっているため焦げ茶の面積が控え目。色バランスが良いです。

あとがき

こうして残布を使っていくという選択をしたこのたびですが、結果的には寸法が不足した出来上がりにならざるを得ませんでした。

この選択が正解であったかどうかは、このワンショルダーバッグが受け入れられるかどうかが答えだと思っております。

事情をちゃんとご説明することで理解を得られることがあればと思います。

確かに、もともと寸法が足りないようなバッグはその時点でデメリットを背負うことも厳しい事実だという学び。

されど、受け入れられるためにはどう工夫していくのか、そんなことを考えるきっかけになったことでは、この選択は間違っていなかったと考えます。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

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