見せる裏地のご提案、黒の中にロックテイストで映える赤のタータンチェックが魅力のワンショルダー【1312】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回の製作は、ここ最近交互に製作のナップサックのシングルタイプの方です。

「ワンショルダー兼リュック」というもので、ワンショルダーで肩に軽く背負うシーンと、リュックとして両手を自由にできるシーンの2wayに機能を展開したものです。

ただ、メインはワンショルダーの方ですので、リュックにした時にはサイドのハギ目が正面と後ろ面に来てしまいます。

よって、そのハギ目が目立ちにくい格子状の凹凸感ある素材とかパッチワークであえて切替の多いシートで作ることでそのデメリットを解消していきます。

今回の表地は、編み込みタイプのマス目のような柄になったタイプで、前者の対策を考えた素材です。

赤タータンには黒が一番粋、見せる裏地をコンセプトの2トーン使い

「ワンショルダー兼リュック」:<サイズ>縦33cmx横21/36cmxマチ15cm。

パッと見て、凹凸感ある編み込み柄が素敵です。

この四角いマス目がチェックと相性が良いという解釈で、赤のタータンチェックを裏地に選びました。

<表地:黒>ジャバクロス粗目、綿/100%、日本製。
<裏地:赤>デッキングタータン、綿/100%、日本製。
<別布:黒>エステルポプリン、ポリエステル/100%、日本製。

別布の黒無地は、外側ではDカンショルダータブに使用、内側ではポケット全般に使用しました。

この内側にひっくり返した写真では、赤のタータンチェックに黒が映えていますね。

どの生地でもどの柄でも言えることですが、柄が切り替わるポケットのフラップや、型玉縁の比翼みたいな部分は、無地に切り替えた方が楽に作れます。

同じ柄で行う時には、柄の途切れ目が不自然で美しくないことが多く、じゃあ柄を合わせるのだということになると、柄合わせを神経質に意識し、生地を余分に要します。

それによって、生地がもったいない使い方になり、変な部分が中途半端に余ったりと結果的にエコノミーでコスパ良い製作にならないことが多くなります。

ですから、柄の中にはその柄にマッチした色の無地で切り替えていく方がすっきりと不自然さがなく素敵に仕上がるということです。

この後の課題の発見、口がしっかり閉まらなかった件をどうするのか

ぎゅっと締めてもこれだけの隙間が空いてしまいました。
そもそも重なると暑くなるタータンで巾着ホールタブを裁断したことが失敗です。
ここを、別布の黒無地、エステルポプリンでやるべきだったというのが正解だと思っています。

ということで、この記事投稿の後で、途中までほどいてやり直しをしたいと思います。

どこまで遡るかといいますと、最後の口綴じのステッチをほどき、裏地に縫い付けの巾着ホールタブをすべて取り外します。

そして、エステルポプリンの黒無地で設置し直します。

エステルポプリンの生地はまだストックがあります。

そうするとデッキングタータンよりも柔らかくて薄手のエステルポプリンは融通が利いてホールタブがクシュっと縮むのです。

結果真ん中の穴が解消されると見ています。

もう1つ細かな点でいうと、このパーツは、そもそもここ最近の巾着ホールタブの長さの変更前に裁断済みの生地でした。

よって巾着ホールタブの穴も縦が少し短いのです。

所せましと巾着ひもが入り込むことで融通が利いていないとも言えます。

よって新しく長さを延ばした型紙(変更前:7.5cm→変更後:10cm)で裁断していきます。

そして、ゆったりとした安全な位置にタブを縫い付け、上に突き出す分もゆったりと多めに出すことになります。

あとがき

修正した後の巾着ひもを絞った隙間の解消の検証は、次の投稿でお知らせしたいと思います。

作ってしまったからとここで終わるのではない、重要なセキュリティー性の部分が曖昧であるということを重く受け止め、腑に落ちるまでちゃんとした機能を実現していきたいと思います。

そもそも巾着ホールタブの仕様にした理由が、直接本体を折り曲げると絞り切れず真ん中にすき間が空くからでした。

それと同じリスクのあるものを作ってしまっては、何のための機能の改善だったか分からないです。

よって、巾着ホールタブにした仕様がはっきりと表れる結果をお見せしてゆき、なるほどと思っていただくようやり直しをしていきたいと思います。

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