まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
裁断の生地の残布を集め、パッチワークに仕立て広い面積のシートを作ることで、容量あるバッグを作ることができます。
このたびは、縦12.5cmx横17.5cmの1パーツを片面7枚、両面で14枚を使用したパッチワークシートで作ったセルヴィッチデニム製のナップサック(中くらいのサイズ)をご紹介したいと思います。
ポイントは、本体がデニムという究極の硬さでも、ちゃんと絞れる「巾着ひもホールタブ」の生地の正しい選択です。
デニムは本体のみに使用、別布で巾着紐ホールタブを作ることでデニム/ブロードコンビの口がちゃんと閉まるナップサックへ
薔薇柄は、綿/100%、日本製になります。
薔薇柄は、アメリカ製が多いと今まで感じてきましたので、日本製でこのクラシックなバラ柄がレア。
こういったデフォルメ感の少ない実写的なバラ柄がクラシックで大人っぽい雰囲気になります。
一見うまく閉まっていますが、実のところ、タブの位置が悪く8個しか付けておりません。
その後の徹底的な見直しにより、タブは10個、巾着紐の両サイドには前後共ハギ目に近い位置で設置すると徹底することにしていきました。
パッチワークの横段のハギ目の位置もぴったりと合ってすっきりとしています。
余計な飾りは決して付けません。
タブの型紙は、その後の見直しで、縦10cmx横7.5cmへ修正、もっと融通が利くようになります。
当然ながら、動きの多い箇所になるのがこのタブですので、ブロード生地という程好い丈夫さと柔らかさのバランスもポイントでした。
ブロードは薄手の中では多少丈夫でごわつきも感じます。
さらに、接着芯も貼り、外枠と内枠両方をステッチした入念な作りのタブですので、デニム以外の素材であればこのタブには表地より薄手にバランスをとると良いでしょう。
あとがき
セルヴィッチデニムの迫力は絶大です。
どれも平等に製作していても、ニーズとしては、バッグのイメージからはまだまだデニム・帆布のフィードバックが多いです。
ただ、このこともお伝えしたいのですが、「長持ち」を様々な切り口から見ますと、デニムや帆布は「擦れ」による傷みが起きてくるものです。
そうすると、最終的にナイロンやポリエステルであっても使用感の比較では良きレベル。
服地に使われているような生地もバッグに引用し、受け入れてもらえることがこの先の願望としてあります(^-^)。