まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
まだまだセルヴィッチデニムの裁断の破片が残っていることが分かりました。
後で貼りますYouTubeの中では、今回の製作でセルヴィッチデニムのカーキ茶の11ozが最終であるようなことをお伝えしてしまいましたが、実はまだありました。
今後、生地の在庫を一掃していく目標に向かい、過去の材料のはぎれをたくさん集めてパッチワークシートで本体を作るタイプの製作を増やしていきます。
まだまだもったいないはぎれがセルヴィッチデニム以外にもあるのです。
はぎれの活かし方や、使い切るコツとかそんなことも同時にお伝えし、材料を無駄なく使うことのヒントになればと思います。
今回は、縦12.5cmx横17.5cmの1パーツを片面7枚、両面で14枚を使用したパッチワークシートで作ったセルヴィッチデニム製のナップサックをご紹介したいと思います。
ポイントは、硬いデニム生地の口が中身がこぼれてしまうことなくキュッと口を閉めることができるのかというところになります。
セルヴィッチデニムは本体だけに使用、巾着紐ホールは別布のブロードで。。
綿/100%、日本製になります。
日本製でこのクラシックなバラ柄がレアです。見つかるとしてもアメリカ製が多いのが綿の花柄です。
こういったデフォルメ感の少ない実写的なバラ柄が私の好み。
流行などもあるのかもしれませんが、ほとんどがイラスト風であったり、配列の良い花だけのプリントであったりと。
そんな中では、葉っぱや茎も描かれたこのような古典的なボタニカルなバラ柄は、私の目には特に光って映るのです。
趣味嗜好に合っているということでしょうね。
ただ、ここで今後の課題もありまして、タブを8個付けて隙間ができるだけ解消されるようにしたのですが、タブの位置が悪かったと思っています。
よく考えがちなのが、両サイドと正面の真ん中とその反対側、その間という位置。
しかし、これは巾着の物理的な動きを考慮していない考え方であったと後で気づきます。
背中に背負う時に、真ん中にふくらみが当たってしまいますね。
そうではなく、背中にペタンコにフィットするためには、ど真ん中にタブを付けることをすべての箇所で避けていくことが実はポイントだったのです。
よって、次回は、すべて、ずらして、真ん中をタブで挟むような位置に取り付けてみます。
サイドは、この写真からは、サイドのハギ目のど真ん中という位置のままでも良いのかもしれません。
なかなか横顔もすっきりとしています。
余計な飾りがついていないからですね。
パッチワークの横段のハギ目の位置もぴったりと合ってすっきりとしています。
巾着ホールタブを最初10個作ってしまったことで、余った2個を底周辺のサイドに縫い込み、リュックに出来たのです。
行き当たりばったり製作ではありましたが、ラッキーな偶然と共に、紐も程よくタブに通り、結べば決してホールから抜けることはないという良いバランスに出来ました。
ホールのサイズは直径2.2cm程です。
1.2cm幅程のひもが通るためには、2cm強のホールの幅が必要なのですね。
これも良いサイズ感の勉強になります。
巾着ひもホールをタブにしたこととブロードにしたことの成果
当然ながら、動きの多い箇所になるのがこのタブですので、ブロード生地という程好い柔らかさもポイントです。
ブロードは薄手の中では丈夫でごわついた方ですので。。
さらに、接着芯も貼り、外枠と内枠両方をステッチした入念な作りのタブであることもポイントになると思います。
あとがき
パッチワークにした継ぎ接ぎでさえも、セルヴィッチデニムの迫力にとても感動します。
お洋服のフレアースカートなどに使われるデニムはフレアーを出すためにオンスも控え目で、デニムと言ってもそれほど王道ではありません。
しかし、今回のようなバッグになるようなデニムは10オンス以上のごわついた厚手です。
重ねれば重ねるほど、そこへステッチを走らせればそれだけ硬さが増す特性のあるセルヴィッチデニムの素晴らしさがあります。
よって、通常60-80cmしか幅の無い、昔の織機のセルヴィッチ機で織られたセルビッチデニムは価値あるデニムなのです。
何かに使用しても、使い切るまでとことんこうしてパッチワークにして利用していくことをお勧めしたいです(^-^)。