少しゆとりができた61鍵盤キーボードバッグの完成とその後のアレンジ予定【1272】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回の投稿は、【1265】に類似の製作となります。

【1265】では、61鍵盤の横幅が不足し、49鍵盤用のキーボードケースとなってしまった花柄の撥水生地のモノトーンのスタイリッシュなバッグ。

49鍵盤用となってしまったものの、またとない今は入手できない生地で作った貴重な製作だったのでした。

今回は、ちゃんと61鍵盤が入る横幅で、素材を丸っきり変えました。

そうして本来のキーボード61鍵盤が入る楽器バッグがいよいよ完成です。

横幅がゆとりがあり過ぎたフォロー策

61鍵盤用キーボードケース;<サイズ>縦30cmx横113/128cmxマチ15cm。

途中で計りながらやっても、10cmほどサイドが余分でした(^_^;)。

その後のアレンジで、更に内袋を作りサイドの空いた場所にアダプターコードを入れて使いたいと考案したところです。

また、この更なるアレンジの件に関しては後で触れさせていただきます。

<表地:カーキブラウン>セルヴィッチデニム11oz、綿/100%、日本製。
<裏地:黒地xマルチ薔薇柄>生地名不明、綿/100%、原産国不明。

表地は、はぎれの寄せ集めですので、パッチワークです。

ブロック状に横長の長方形を並べ、一段ずつ半分をずらしながら美しいブロックにしていきます。

ずらした方が、ピッタリよりも楽に確認できます。更にスタイリッシュ度が増すのです。

こんな二重のメリットはとてもありがたいではありませんか(^-^)。

11オンスと言えどもデニムは厚みがあり強固です。

よって、あまり分厚く重なり過ぎないように、取っ手を三つ折りにとどめました。

取っ手は、通常四つ折り観音開きにするのですが、セルヴィッチ(耳のほつれない仕上げ)のおかげで、三つ折りしても縫い代が見えない仕立てにできたのは、本格デニム生地ならではです。

裏地の薔薇柄は、ローンですかねえ、かなり薄手です。

外国産のインド辺りの原産の生地ではないかと予想します。

もしかして、最後の整理は日本でしてあれば、日本製と定義できますが、幅がダブル巾である150cm周辺でしたので、純日本製で多い112cm幅などとは随分違います。

少し余談ですが、生地を日本製に固執してきた今までからは解放され、生地の素敵さで選ぶことにしました。

結果それがどこの国の原産国のものであろうとまたとない際立った素敵さがある生地であれば受け入れるというスタンスに変わったことで、選択の幅も広がりました。

はい、では脱線からまた戻りますね。

花柄の薄手の裏地には、クッション性が少しあるソフト厚芯を10cmのダイヤキルトでステッチして使用しました。

かなり生地に関しては、自主加工に時間を費やしましたが、それでもスムーズに進んだと思います。

その工夫として、表地のブロック1枚のパーツをそこそこ大きなパーツにしたことで、つなげる時のステッチを少なめにできたこと。

しかし、パッチワークは結構弱いのが弱点。

よって、3mmで二重縫いを接結の場所にすべて行ったところが手間をかけてある点です。

裏地の10cmのダイヤキルトは、10cmという結構粗いキルトであるということで、作図が短い時間でできたことと、その糸目が5mmで行ったことで進捗度が高まりました。

しかし、5mmと言っても、出来上がりは大変美しいものになりました。

キーボードケースのような大きな面積のケースなら5mm程の粗い糸目でもそのバランスは大丈夫です。

色にこだわったバックル。。黒を選ばなかった理由

プラスチックバックル(茶):カラー展開がそれほど豊富でない中からの茶色の選択でした。

花柄は裏地と同じ生地に接着芯+ハード薄芯を貼り付けて両端からの三つ折りでステッチしたベルトです。

真ん中を固定し、外枠も固定したものになりますので、ステッチが全部で横に4本かかったものと同等です。

ただ、その隙間が均等のタイプとの違いですが、これには理由があるのです。

四つ折り観音開きでは、バックルの通し口には通りません。

この両サイドからの三つ折りでは可能なのです。

つまり、少しのことですが、これが重要で、両サイド三つ折りタイプは四つ折り観音開きタイプよりも薄く仕上がるということなのです。

せっかく厚みを足したところで、既製品のバックルの通し口に通らなければ何の意味もないのです。

ここで、「程好い柔軟性」を学ぶことができます。

そして、お伝えしたいのはバックルの色。

50mm巾という特大サイズではカラーも絞られます。

プラスチックバックルは、だいたい黒がベースで、今回も花柄の地が黒なので黒を付けがちなのですが、バックルは結構なアクセント。

表地のカーキブラウンのテイストを大切にしたいので、茶色にしたことが結果は正解だと思っています。

マイルドカラーに全体が映るように仕上がったのです。

黒のバックルを付けていたら、少しきつさ、ハードさが感じられていたことでしょう。

実際にキーボードを入れてみて思うことと今後のアレンジ予定

実際にキーボード61鍵盤を投入。実際は、分厚いこちら向きを奥に入れると良いかもしれません。

これを見たところ、「まだまだ楽器がむき出し」と感じました。

そこで、今後の予定として、更にアレンジしていく計画を立てました。

更なる内袋を別で作ります。

そして、キーボードを全面的に覆い、その内袋をこの中に入れるという収納方法です。

思い出すこと、バイクのヘルメットの件がありました。

バイクのヘルメットもよくバイク屋さんで附随の巾着袋がありますが、あれも内袋に相当するものだと思います。

実際には、ヘルメットを収納するバッグとしては不十分。

安定的に、お部屋のようにしっかりと完全に収納できるのは、内袋+本体という構造でプロテクトしていくことだと考えました。

楽譜立ても貴重なパーツ。実際の演奏では必要になってくるものなので大切にしたいです。
そのためにこれも何らかの内袋を作ることに決めました。
そして、取説です。取説は別に保管でもよいかもしれませんが、一緒に収納というのも分かりやすいですね。

あとがき

今回の件でも一番最後のお話が結構大切です。

実際に出来上がると、「完成」という固定観念にとらわれてしまいがち。

しかし、続きがあるかもしれないというところです。

その時に実際に手にしてみた時の感じたストレートな気持ちというのが、「むき出しの危うさ」でした。

何か完全なものではないところが、結局入り口が完全にふさがれたものではないことにあるわけです。

そして、更に、内袋で完全に覆うことを今後の続きとして考案していくことになりました。

製造+使い方のその狭間こそ使用への大切な岐路なのかもしれません。

そこを、固定観念の「完成」にとらわれず、いやいや、まだ実際の使用シーンを想定すると「未完成」であるととらえること。

これは、素直な心持ちにしたがったことです。

ごまかしのない率直な気持ちに従った見方を今後もしていきたいと決意したこのたびの製作でした(^-^)。

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