まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
題名が衝撃的ですが、会社形態でなくても、個人事業主でも事業を行っている者には大変参考になる本を読みました。
「つぶれない会社のリアルな経営経理戦略:前田康二郎 著」です。
今回の記事では、後の方で貼りますYOUTUBEのピックアップ部分とは違い、全体でのまとめのような感想をお伝えしたいと思います。
動画と記事の両方でご覧いただけるとよろしいかと思います(^-^)。
いいことばかりを考えがち、最悪の場合を想定した考え方の大切さ
この本は、コロナ以降に書かれた本で、コロナの影響でかなりの会社がコロナ倒産と呼ばれる事態に陥ったその教訓が多く盛り込まれます。
一番のポイントの部分というのは、コロナの教訓からの「最悪の場合のしっかりした想定」です。
例えば、大企業だと、コロナが突然やってきたけれど、キャッシュがたくさんあるために、従業員全員のお給料を2年程は払い続けることができるくらいの丈夫さがあったようです。
もうそれも経過していますので、ここからはいよいよ、その間に立てた新しい計画や工夫で変化していくしかありません。
一方の小さめの会社であると、そうは丈夫ではないからすぐに影響を大きく受けてしまうと。
そこで、そもそも、一大事にも会社が存続できるような資金の確保を常にしておくなどの工夫をするということ。
いつも、「最悪の状況」というのを恐ろしいですが、考えねばならないということです。
何とかなるなどと言っていては、いざ本当に事態が悪い場合には結果廃業になってしますからということなのです。
個人事業主でもこのことが大変参考になります。
会社努めの場合は病気で入院などはある程度会社を通じて給付金などのサポートをしていただけますが、個人で経営しているその経営者自身が入院した場合に事業がぴたりと止まってしまいますね。
そんなこと起こってはいないのだけれど、万が一起こったとしたときにも会社がちょっと大げさではありますが、「自然に回っていく」こんな仕組みがある業態の事業を1つ取り入れておくとよいのでは。。という著者様の案です。
実際に著者様は、執筆活動をそれに当てておられ、こんな感じで本を出されているかと思うのです。
なるほどです。執筆活動は入院中でもできます。
私が今回読んだ本も物販の本自体もあるのだけれど、ネットで読むデジタルコンテンツでした。
デジタルで本を読んだのは、過去にこの記事でも感想をアップした銀河鉄道の夜:宮沢賢治 著」がありますので、これで2度目。
けれども、今回の本が断然長いボリュームあるものでした。
ネットでの読書はあまり好きではないので、よほどネットオンリーの時だけになりますが、今回がそれに当たりました。
図書館には現物は置いてありませんでしたが、現物が無くてもそういった形でネットで読める比較的新しい本もあるのだということですね(^-^)。
あとがき

その他は、著者様自身が経験してこられた「経理」の大切さが強調されていました。
やはり、会社内で経理部の役割というのが大きいようですね。
経理の仕事と言っても、AIに今後とって代わるような機械的な仕事も多く、経理不要論もあるようですが、この本では、そうではない、経理は必要である立場の考え方です。
実際に私も経理部に努めさせていた長い年数が過去にありました。
経営者の為の資料作りの点が機械的な業務である、仕訳計上を超えた部分になるかと思います。
その他、会社だと借入金の申し込み、借入先との折衷を先輩がされていて、ああいった財務のような部分こそ、会社の今後の行方に直結した大切なポジションです。
個人事業主にはこういったことは出てこないことも多いですが、その考え方としては、やはり関係ないとは言っていられない、1事業を少なくともしている者であれば、この本の考え方はすべて当たる部分があると思いました。
いろいろ、ヘビーで恐ろしいですが、この経営の分野の本、今後も読んでいきたいと思います。
