お洋服のコーデみたいなモノトーンコーデ、表地・裏地・内蔵巾着袋の3パートを4種の生地で配置したリュック製作案【872】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

実は、当ブログ記事は2022.01.25に投稿しておりまして、およそ3年後の2024.07.15の現在「手直し」の順番であり、このように綴り直しております。

3年も前のブログ記事を手直しすることの意味はいろいろ考えた上での間違いのない選択です。

もともと1点物製作をずっとしてきましたので、生地も1点分しか基本的には調達しておりません。

よって、過去の記録ももう二度と同じことを繰り返せない貴重な体験。

このことを残しながら、もっと読んでいただいて伝わるよう足りなかった記述の技術などを高めるという「リライティング」活動なのです。

この2024年1年がかりで、1日3記事を過去に綴ったすべてのブログ記事1,400あまりを手直し完了する目標を立て、着々と実行しています。

このような背景の中、当ブログ記事で準備したこの度の素材4種は当時の2022年ではリュックを製作する予定でしたが、その後の意向や心境の変化で、巾着袋を製作することで生地を消化。

作ろうとしていたデザインの「餅巾着」というリュックは製作を打ち切ったのでした。

その後は、製作をナップサック系に変え、もっとミニマムでスタイリッシュで、そして、高めたデザインのノウハウをその後はいろんな方へご提供するような活動に舵を切るということへ向かいたいという新しい活動の方向を見つけました。

そんな事情もありまして、このたび、生地のみのご紹介となります。

とても素敵な生地であることが確かでございまして、バッグやリュックを作る際に、数種類を組み合わせてパートごとに分配するやり方の一例として興味深くご覧いただければと思います。

再生繊維(テンセル)の良さが表れるさっぱりとした美しさのある生地をメインに使ったコーデして作っていくバッグへ

かつてレーヨンの仲間の「リヨセル」とか「モダール」、そして、下着にここ近年使われたりもする「テンセル」は、「指定外繊維」という呼び方であったことを記憶しています。

そして、近年は、「指定外」という呼び名ではなく、「再生繊維」などという呼び方に変わったのではないでしょうか。

この新しい呼び名の方が、製造方法が分かりやすいネーミングでクリアだと感じます。

「テンセル」は「再生繊維」の中では王道の生地。

特徴が白みがかったぼやけた色目が特徴のさらりとした触り心地です。

今回そのテンセル糸が織り込まれたフクレジャガードの大花柄ニット地を表地に組み合わせを考えました。

表地が決まってからの裏地や巾着袋地のチョイスが大変難しかったです。

あれこれ悩みながら決定したのが下の4種↓。

左上から時計回りに、表地・裏地・巾着袋外・巾着袋中というパートに分けました。
<表地:黒xグレー>フクレジャカードニット、ポリエステル/62%、再生繊維(テンセル)/35%、ポリウレタン/3%、日本製。
<裏地:黒>ちりめんニット無地、アセテート/72%、ポリエステル/25%、ポリウレタン/3%、日本製。
<巾着袋地1:黒>生地名不明(ガサッとした素材)、混率不明(おそらくポリエステル/100%)、原産国不明(おそらく日本製)。
<巾着袋地2:白x黒>:レーヨンプリント、レーヨン/100%、日本製。

ちょっとした工夫なのですが、内蔵巾着袋の内側にこの白っぽい方の小花柄を持ってくる理由は、実際にリュックの中を開けるシーンで中身が見やすい明るい白が基調だからです。

一方、内蔵巾着袋の表地が真っ黒が良い理由は、内部の裏地の壁と同化して、黒同士で暗いことで巾着袋の存在をかすめまやかす役割です。

そうして、使い勝手が良いと同時にセキュリティー性を高めるという生地の配置の仕方を工夫したのでした。

あとがき

ということで、こうして、考案した4種はリュックに作り上げることは無かったのですが、後に巾着袋として姿を変えてこの生地が終わりました↓。

こういったランチバッグのような巾着袋はモノトーンの暗いカラーがかえってレアです。

明るいカラーで華やかに作られることが多いアイテムは差別化としてモノトーンで製作というレアな方向を探ることは1つのアイデアかもしれません。

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