まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
弔事用としてずっと30年くらい持ってきたあこや真珠のネックレスがあります。
祖母に買ってもらったものです。
その時にお店の方から良質さを見る興味深いポイントヶ所を教えていただいたことがあります。
よく真珠は「照り」「ツヤ」を見るというポイントが紹介されますが、そのこととも関連するのかもしれませんが、また違う具体的な視覚的な見方があります。
今回はこのことをお店の店主様からの教えとして綴りたいと思います。
良き真珠選びにお役立ていただく1つの見方になれば幸いでございます。
あこや真珠の8-9mm珠のショートネックレスのレベルの高さはなかなかのものだった
こちら、今回の話題のお品となります↓。
ライトが効いた写真は、白っぽくぼやけるので、光をかなり落としてありまして、暗い写真になります<m(__)m>。
こちらががあこや真珠の50万円相当のお品。
つるりとして珠がなかなかのボリュームサイズの8.5mm辺りかと思います。
シルバークラスプの留め具も凝ったデザインで透かしにサファイアが設置されている点にすでに高級な部分が感じられます。
一度、当初なぜか4珠ほどよけてあったのを、その後失くさないようにとすべてを追加するリフォームをお願いして、そのリフォームで追加の、珠の間にクッション性のパーツ(オールノット)を入れることもしていただいたものです。
その他、留め具周辺で珠が終わる最後に、凝った感じのシリンダーパーツも取り付けていただいています。
当たり前に今までずっと持ってきたので、あまりに自然なお品でしたが、こうして見てみるとかなり凝ったものなのかもしれないと思えてきました。
そして、購入先の時計屋様(宝飾品も販売)からご教授いただいた、良質な珠の見極めの仕方。
見るところは、珠の正面に映る「青い影」だそう。
「この青い暗い影が良質の証と見るのです」とのことでした。
珠の真ん中に映るグレーのような暗い部分の事を指しているのです。
もしかしたら照り、ツヤと関係しているのかもしれないですが、物理的な見方なので、とても分かりやすいです。
その青い暗い影は、「クール」というか「神秘的」というかそんな感じの影です。
あとがき
真珠をどこまで良質なお品で持つのかというところは価値観が分かれます。
50万などしなくても1万円程度で事足りるという価値観もありますが、これが祖母からのプレゼントだったという自然な流れだったこと。
そのおかげで、1つの知識を持つことができました。
実際のところ、この高級品を普段使いにカジュアルにはとても使おうと思いません。
実は、別のカジュアル使いのあこや真珠ネックレスがあり、あまり良質ではない保存状態の悪かったヴィンテージ物を抜け感を出しながらロングへアレンジの使い方。
そういった型破りな使い方もとても楽しいので、そのお品の良質さだけが価値だとも言い切れない部分もあります。
真珠は、お手入れ方法がほとんどなく、非常にデリケートです。
海の中でできるから水と相性の良いものと思いがちですが、実際にこういったネックレスなどになった真珠に関しての取り扱いは、お水は不可。
水洗いは傷んでしまうというデメリットを持っています。
よって、真珠は柔らかい布で汗を拭きとるだけの「ふく」という行為だけにかかっているようなものです。
そう考えると価値がよく分からなくなりますね。
各々の持ち手にその価値観が委ねられる代表例のアイテムなのではないでしょうか。
その他、当「本物志向のレンタルジュエリー」のラインナップでは開始当初の2020年に並んでいたあこや・淡水含むすべての真珠を2022-2023年に廃止しました。
2023年に「南洋真珠」のマルチカラーのみ残しておりましたが、それも真珠です。
お手入れの行き届かなさと真珠のあまりのデリケートさがレンタルには向かないと判断して2023年で唯一残していました「南洋真珠」さえも完全廃止を完了したのでした。
ただ、「価値観」もレンタルの価値観と個人の持ち物の価値観とは違います。
あこや真珠は弔事には(女性のみですが)マストアイテムであることがこの先の未来も不変だと思います。
よって、良質な真珠を見極める目は持っていると役立ちますし、値段にあまりに翻弄され過ぎずに良質なコスパの良いお得な品物をゲットすることが本来一番だと思います(^-^)。