まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
細かいパーツに接着芯を貼る時、しかも複数の時に効率よく貼りたい。。
そんな時にお役立ていただける粗裁ち方法を、実際の「前掛け」とよばれる腰下のエプロン製作のプチ量産における場面を例にご紹介したいと思います。
進捗度を高めることに貢献できますよう♪。
接着芯を大きな面積で用意、隙間をミニマムにコスパ良く並べながらまとめてアイロン接着する全体面積の限界
少なければ、そのまま生地の裁断に芯地を1枚1枚合わせてカットしますが、20パーツともなると結構な量です。
この効率を高めます。
アイロン台カバーを汚さないためには、クッキングシートは下に敷いたやり方の方が良いと思います↓。
欲を出して一気にやろうとするとアイロン台の面積が足りないので崩れます。
少しずつ丁寧に地道にやる方法にはなりますが、1枚ずつに比べるとはるかに効率は高まります。
まとめる枚数の限界をアイロン台の幅を目安にされると良いでしょう。
生地にハリコシが出ました。
接着芯を貼らないよりも貼った方が間違いなくパイピング自体にも「迫力」が出ます。
多くの量産品はここまでやってありません、個人規模の製作ではかなり強味になる部分です。
織物生地のパイピング布には織芯/ニット芯いずれもOK、ナイロン/100%のパイピング布にはニット芯がマストの注意
この度利用の接着芯はニット芯です。
織芯で白色がなかったのでニット芯の白を利用したわけですが、このたびのパイピング布が綿/100%だから織芯でも可能でした。
ナイロン/100%などでパイピング布とする場合はニット芯がマストですので、お気を付け下さいね(織芯では気泡ができて全く相性が悪いです)。
透けて黒っぽく映る場面が起こらぬよう、表地に色をある程度合わせていくこともポイントです。
白と黒しかない接着芯は、紺や黒や茶以外を白などの選択で分けられると思います。
ただ裁断するだけなのに、接着芯を当ててここまでやるということに驚かれるかもしれません。
あとがき
このたびは、キャンパス地のエプロンの縁を覆う目的ですが、その内側の構造など完成品では知る由もないことだと思います。
それでもやはりこの構造が正直に現れる時があると思っております。
それは、長い年月を経た未来の姿です。
その時に比較した時に違いは顕著だと思います。
そういった長い年月をも見越した製作をすることを今後も意識したいです。
アパレル品はその場での大儲けがなかなか難しいです。
これは宿命のようなもので、仕方がないわけで、そこを頑張るのではなく、少し変わった考え方をしています。
たとえ安い原価/売価であれど、必ず1点ずつを良い物に作ろうということを一番大切にするということ。
商売的な儲けにどっぷり浸かることは、アパレルでは非常に難しいです。
そこを無理やり価格を追求しようとすると取り引きの関係が壊れると思うのです。
では、儲けをさておいて、良質さを追求できるのか。。そこは闘いであると言えましょう。
結果将来生き残っていたら、その道は正解だったと思えばよい。
とにもかくにも良いお品を作ることを目指さずに、どんな未来があるのでしょう。
ファスト的な量産品のコスト削減のために重要な箇所でさえ手間を省くことへの「アンチテーゼ」みたいなことも混じります。
しかし、それ以上に、良き未来を想像しながら製作する「幸せ」な製作であることも重視してやみません(^-^)。