まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
「グレンチェック」柄のお洋服が1980年代から好きです。
きっかけは母にスラックスとタイトスカートを作ってもらったこと。
いずれも毛/100%素材でした。
18歳くらいの事だったと思います。
その柄を選んだのも記憶は薄いですが、おそらく自身だったかと。
とてもクラッシックであり、間にカラーの線が入っていない典型的なタイプのことを指しています。
このたびは、古着で購入のグレンチェックのワンピースを2点ご紹介したいと思います。
古着とは言え、使用感の無い大変綺麗なまっさらな状態の2点です。
ここでは、欠点である「映りのぼやけ」の解消方法もお伝えしてまいりたいと思います。
グレンチェックの美しさが存分にお伝えできれば良いと思います。
1点目:春・秋用のプリーツデザインのロングワンピース
「ヤフオク」にて、個人の出品者様から購入させていただいたものです。
スーツをそのままワンピースにしたような凝ったデザインです。
肩のデザインが、お出かけ風なタック入りの付けけ袖になっています。
もしかしたら、ボタンを黒からグレーへ変更して馴染ませてしまった方が、後の小物の追加には効果的かもしれません。
確かにボタンが黒のアクセントに象徴的にはなっているのですが、お洋服だけ見る場合に浮きます。
全体コーデを考える時には、お洋服自体にはボタンは同じグレーイッシュに馴染んでいた方が瀟洒に映るとこの場合は見ています。
ここへ、黒の本革レザーベルトでウエスト部分を上手くアレンジして、ラインを作ると相当素敵なものになります。
グレンチェックは、黒以外の差し色を入れないところがポイント。
究極のシンプルな単色使いのコーデが一番だと思います。
2点目:冬用の厚手ウールのロングジャケットワンピース
この古着の元の年代は、「ジャケットワンピース」のようなデザインが多かった、1990年代初頭だと予想しています。
自身の考えとしては、冬物のワンピースとして室内で暖かく着るというのがかえって個性的になると見ています。
コートはもっとゆったりと作られるものなので、それにしてはゆとりは少ないです。
こちらもウエストに黒ベルトをアレンジすることで、よりワンピースらしくなっていきます。
内側にインナーのように着込むタンクか長袖カットソーが真っ黒無地であることもより一層瀟洒になっていくポイントになるのではないでしょうか。
とにかく余計なカラーを入れないことがグレンチェックのポイントです。
とはいえ、グレーも相性は良いと思います。
優しく、コントラストを付けないことを好む場合、グレーも正解です。
ただ、冒頭のように、「ぼやける」ということの解消としてはグレーとのコーデもやや濃いめのグレーということを推したいと思います。
グレンチェックがなぜここまで美しく好印象なのかを解いてみる
自身が魅力を感じている点は、まずは柄の美しさです。
グレンチェックは、千鳥やストライプなどの柄の混合という定義。
よく見るといろんな柄が合体しているのでした。
例えば、ある部分だけの柄は、その柄だけでスラックスが存在しているようなそんな見方ができます。
どれもきちんとしたスーツ物のメンズ分野に見られる柄が集まっているところに注目です。
きちんとした上品な印象はもともときちんとした品物が作られる分野の柄の集まりであるからこそのもの。
そして、欠点のような形で冒頭で触れました「ぼやけ」は、考え方によっては「優しさ」です。
特に強い主張をしないいかようにでもなれる柔軟性のある柄と考えると取り入れやすい柄だと言えるのです。
この柄を見て、「ロックだ」とは決して思わないはず。
しっとりとした佇まいに似合う柄なのです。
あとがき
まだ私はトライしたことが無いのですが、ワードローブすべてを「グレンチェック」のみでそろえるなどというニッチな方向性も素敵です。
比較的古着の中ではグレンチェックは豊富ですが、問題はサイズ。
ピッタリのサイズはなかなかありません。
ウエストがきつすぎて素敵なアイテムが残っていたりなど古着市場は常に「訳あり」なのです。
ただ、グレンチェックは汚れも目立ちませんし、良い状態で残っているということこそ「宝」です。
ここまでこだわるには、リフォームしてでも入手するという手段を選択する瞬間が必ずあると思うのです。
「グレンチェック、もうお腹いっぱいです」というほど、グレンチェックに囲まれ、まみれていきたい自身がいます。
いつかやってみたい全グレンチェックワードローブです(^-^)。