まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
翡翠は英語でjade(ジェイド)。
この言葉だけでは実は曖昧なんです。翡翠には2種あり、ジェダイト(硬玉翡翠:こうぎょくひすい)とネフライト(軟玉翡翠:なんぎょくひすい)に分かれています。
今回は、この2種の違いについてのお話。
見分け方なんていうのは、かなり専門の世界で、それでも難しいようなので、なんとか分かりやすい違いの部分を私が学んだことからお伝えしようというものです。
成分の違いではなかなか理解が難しい
最初、私自身が目を付けたのは、成分が違うのかなあと思ったこと。
しかしながら、調べてみると、どうやら、もとは大きなくくりでは同じような成分なんですね。
ただ、掘り下げると、細かくは違いのある成分のようですが、大まかには似ているだけあって、同じと言っても過言ではないような。。

この表の中で、珪酸塩鉱物の一種というのが共通した成分です。
けれどもそこから更にどの一種なのかがどうも違うようですが、結局よく分かりませんでした。
よって、別の違いを見ていくのが良いかと違いをリストアップ致しました。
違うと言われている以上、鉱物名は違うものです。
これがいわゆる上の成分の細かな違いとやや連動していると思います。
そして、硬さの尺度であるモース硬度というもの。
これが、ジェダイトの方がやや値が大きいようです。
ただ、この2種を比べるとということで、その差はそんなに大きなものではないと見ました。
とても似ているのですね。
最後に、劈開面についてです。
劈開面というのは、本来割れ物のような石では必ず存在するもので、劈開面ができる理由としては、原子の結合部分の弱い部分が劈開面になるようです。
その角度が違うということみたいです。
到底、ぱっと見で分かるものではないということですね。
あとがき
結局、成分などで大きな違いが分かりにくいので、他の点の調べが重要になってくる見分けが難しい2種なのではないかと考えます。
その重要性は、希少性の違いがあり、ジェダイトが高級なので、大きなものになりますね。
けれどネフライトもある意味ジェダイトよりも高級なお品もあるとのことで、この違いも一般的な違いと言われているだけです。
例えば、ネフライトの中の和田玉(ほーたんぎょく)というものが希少だと言われています。
産地は、中国とロシアの間の地域の新疆ウィグルあたりとのこと。
とてもロマンある地域。昔の世界史で出てくる匈奴のあたりかな。。
そう考えると翡翠であるどちらも希少性はそれぞれにあり、優劣付けるものなのかと思ういずれも素敵な石だと思いますがね。
