お買い物に使いながらセルヴィッチデニム製のエコバッグを自然に1年間使った色落ち変遷とその後の姿【463】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

実は、この1年間記録してきたことがございます。

それは、この記事の投稿日2021.03.25現在のおよそ1年前くらいになるかと思いますが、2020.04.10スタートで、セルヴィッチデニム製のスクエアなエコバッグを実際にお買い物で使い始めました。

ほとんどがたくさんの食料品を詰め込む使い方、週一の割合のお買い物後、毎回写真を撮ってその後の色落ちの様子を記録しました。

そして、写真も結構な数になった今、一度その結果を当初と見比べようというものです。

デニム素材のお洋服にもご参考になればと思います。

新品まっさらから使用・雨・洗濯で色落ちしてきた味わい深い姿

最初の3か月はそれほど変わり映えが無いですが、7月に雨に打たれているのが分かります(降り出した雨にうたれた写真がちょうど撮れました)。

そして、その後お洗濯をしたところで、8月の様子が一気に変わります。

得にアイロンなどはかけませんでした。この辺りから少し縮んで、しかもカジュアルになっていきました。

お買い物は、基本は週に1度くらいなので、それほど頻繁というわけではないですが、この使用頻度が自然の生活の一部の切り取りなのでした。

そうして、12月から少し飛びますが、3月撮影の状態が、こちら↓。

結構皺もできて味わいが出てきました。2020.03.24撮影です。

では、最初のノンウォッシュの生地のままからの1年後を分かりやすく左右に並べて見てみます。

かなり変わりましたね。随分柔らかくもなりました。

ただ、これも、リーバイス501のいかにもアメリカンなブルーの色落ちを思えば、まだまだです。

1年なんてほんの入り口に過ぎないのかもしれません。

それを考えると、「ライトブルー」まで色が落ちるには、たくさんの年月を経ていかないと到底難しいですね。

ここから学んだことがあります↓。

色落ちした時の姿をイメージしたデザインの考案、できるだけ重なりを失くしたフラットを意識することが「アタリ」防止になる

1年後の写真で、生地が混み合った底の両端の角が不自然な色落ちであることにお気づきでしょうか↓。

「あたり」がついてしまったのです。

このように、幾重にも重なった部分をできるだけ作らない仕様に工夫することを考えていくことになります。

あとがき

このような長いスパンでの実験は貴重です。

すぐに同じように試みてもそこから1年後ですから。。

よって、この実験を行った記録が短い時間ですぐにお役に立てるようにこうしてブログ記事に綴らせていただきました。

今やお洋服のジーンズも、かつての「アメカジ」なるはき方の大きなくくりの流行が終わったようです。

その昔、「リーバイス501」ジーンズを洗わずに綺麗に筋を出すみたいなことが流行っていました。

洗わないのはかえって、織り糸が弱ってしまい、素材が傷むとのことです。

適度に綺麗に洗うお洗濯は、むしろあった方が良いのです。

現在は、デニムをゆったりとはくという大きな流れではあるのですが、相変わらず「瀟洒なデニムのはき方」を目指しています。

まず、この度の実験はあくまでも実験なのであって、「瀟洒なデニムバッグ」ということでは、出来る限りビシッとまっすぐなまま使い続けていくようなものがよく、他のバッグと同じように滅多に洗うものではないイメージです。

そして、多くのバッグの中に比較的アクティブなシーンに取り入れるような「たまに」の使い方の方が腑に落ちます。

おそらく、見込んだユーザー様が、元々お洋服をエレガントなものに取り揃えている人だからです。

最後にこの実験からまとめられることは、「デニムの末永い寿命のポテンシャルの高さ」です。

きちんとしたバッグに仕立てれば、かなり長い間、大げさかもしれませんが「一生物」にもなりうるということです。

このたびのデザインは、その後改良しまして、こんなモデルになりました↓。

まだセルヴィッチデニムでは製作しておりませんので、いずれやってみたいと思います。

そして、もともとジーンズにパンプスを合わせながら、エレガントなジーンズのはきかたを研究してきました。

バッグもそのようなテイストが感じられるモデルを考えてまいります。

「共有型のハンドメイドバッグ」という事業です(^-^)。

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