まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
現在レンタルジュエリーという事業をさせていただいております。
最初は、長い年月をかけてコレクションしてきたジュエリーをそのままのセット組でレンタルするというところからのスタートです。
自分のために集めてきたものをそのままお客様向けにレンタルするということがとても速い1歩を踏み出せることができたのですが、この、お客様向けということが、自分自身にとって今までにない発見を得ることができるみたいです。
集めていた時代は、とにかくカラーのある宝石が好みで、どちらかというとダイヤモンドには目を向けていませんでした。
もともとあまりダイヤモンドに興味が無かったのです。
カラーの石との組み合わせで縁を取り囲むようなパヴェダイヤだったり、お花の中心に1粒入っていたりなど、どちらかというと附属的な感じに思っていました。
ダイヤモンドが入ると色が濃厚ではなく薄まる感じに柔らかく映り、良いものだなあなどと、まるで薔薇を取り囲むカスミソウのように。
ダイヤモンド好きの方に怒られそうですね(^_^;)。
それほど、あの透明な石に対してあまり目を向けていなかったということです。
けれども、ダイヤモンドの人気というのが想像を絶するものであったということです。
今になって、やっと、ダイヤモンドの良さを知ったり、目を向け始めたところです。
レンタルジュエリーにも今後積極的に取り入れていきたいと思っている天然石の1つになりました。
ということで、遅ればせながら、ここ最近になって知ることがあったダイヤモンドに関する新しい発見や学びなどの1つを今回の記事でお伝えしたいと思います。
ダイヤモンドに色が付き過ぎていることの注意
ダイヤモンドというのは、透明であって色が無いということこそが価値であると言ってもよいと思います。
先日あったあるエピソードです。

よく宝石で見ることのある、こういったお花を形づくったデザイン。すごく素敵ですよね。
あえて、こちらから狙って探していくほどの可愛さ、フラワーモチーフです。
更にマルチカラーになっていたりすると、とてもうっとりとするほどの魅力があります。
そんな中、このような色味のマルチカラーに出会います。

ネットの写真だけ見て、しっかり説明を読んでいませんでしたので、しばらく気づきませんでしたが、見た感じ、周りを取り囲む天然石は、サファイア辺りと、グリーンがガーネットかトルマリン辺り、もしくは、少し珍しくグリーンサファイアかななんて思っていました。
ところが、ある時、しっかり説明を読んだ時に、はっとしました。
カラーのダイヤモンドとのことなのです。
ダイヤモンドにこのようなカラフルな色が付いている。。。聞いたことないなぁ。
詳しくなかった私は、ネットでいろいろ調べてみました。
いろいろブログに書いてくださっている宝石商の方、どうもありがとうございます<m(__)m>。
そして、分かりました。
ダイヤモンドの質が悪い場合に、透明では美しくないから、なかなか受け入れられないからと、専門の手法で、処理的な染色をほどこすことがあるようです。
そうすると、グリーンダイヤモンド、ブルーダイヤモンドなどと呼んで、カラフルなダイヤモンドに仕上がるみたい。
ブルーダイヤモンドという希少価値の非常に高い本物も確かにあるのですが、そんな印象とは裏腹に結構多数の粒ぞろいな点も、おや?という点でした。
元の素材は、天然のダイヤモンドなので、偽物とはまた違うお品です。
そして、お値段も結構な金額になっているわけです。
このことは、裏を返せば、色を付けねばならなかった理由がダイヤモンドの質の悪さ。
色が付いているという事実のみから、質の悪いダイヤモンドであることが、ほぼ確定できるということなのです。
天然の無色透明の状態の価値があるのにわざわざ色を付けて、その美しさを損ねることはしません。
色を付けなければいけなかった理由があるわけです。
よって、良いお品は、必ず無色透明であるということが成り立ちます。
私もよく知っていたわけではなかったけど、パッと見たときに、周りを取り囲んだカラフルなマルチカラーがサファイアなどだろうなと思っていたけれど、説明にダイヤモンドと書いてあったことで、疑いました。
危ない所でまずまずのおや?という判断ができました。
でも、かなり調べて確信したので、まだまだです(^_^;)。
ということで、このような作りのお花のモチーフであれば、カラフルな石がサファイアのマルチカラーとか、他の色のついた天然石の組み合わせでできていないとおかしいのです。

ブラウンダイヤとかブラックダイアに関してはどうなのか
そうしますと、ダイヤモンドでも色が少し付いているものがあります。
ブラウンダイヤとかブラックダイヤ。
これらもとても多くのお品を見かけますので、色付きのダイヤモンドも人気があるようです。
今回は、グリーンなどが入っていたので、おや?と思えましたが、もし、ブラウンダイヤとかブラックダイヤにそのような色付けを施してあると、なかなか気づくことが難しいかもしれません。
普段からブラウンダイヤとかブラックダイヤの色の具合をよく知ることが大切かもしれませんね。
やけにはっきりとし過ぎている色味の茶色だったりすると。。。と思いますが、あの茶色も染色的な作業であのようなブラウンダイヤにそっくりな色になるのかどうかは詳しくは分かりません。
お値段が異常に安すぎたり、そんなところからの判断も入れていく必要がありそうです。
あとがき
ダイヤモンドは、よくキュービックジルコニアとか、ガラスとの見分けについて語られることが多いですが、今回のような私が遭遇したマルチカラーになった状態でお値段も結構な金額だから一瞬惑わされた件も貴重かもしれません。
今後も、いろいろな宝石と出会っていく中で何か発見や学びが合った時には、またこんな感じで記事にアップしてみたいと思います。
