【395】の記事その後、ハード薄芯を入れない部分の仕上がりの検証記録【399】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

以前、【395】の記事でハード薄芯を入れないゾーンを作って、重なり部分をすっきり仕上げる、そしてミシンの針がしっかりと通るように作る対策をしました。

今回の記事は、ハンドメイドバッグの「卵焼き」(バニティー)が完成いたしまして、

出来上がりから見たその効果の検証が中心の記事となります。

作りながらひしと感じるすっきり感

完成に至るまでの間の製作で私の方はとても効果を感じました。

すっきり感とか縫いやすさが全くハード薄芯が端っこまでフルに入っているものとでは違いました。

では、そんな特に効果が見られた部分を中心に重なる部分の出来上りを見てみます。

まず、重なり部分を全体的に見渡せるショットで。一番上の真ん中の横ラインが蓋のパーツちゃんとなじんでいるのが分かります。とても自然ですよね。重なりの部分もぴたっと重なってはみ出した部分が見られません。以前に製作の下の写真と比べていただきたいのですが。。
以前製作のもの:これは、縁までフルにハード薄芯を入れて作ったものです。でこぼこしてしまい、蓋とマチパーツが上手くなじんでいませんね。
裏地側から見た重なりの部分の様子:すっきりしていますね。縦の縫い線が問題なくすっきりとまっすぐに縫えるというのも、この重なりが厚みが解消された証と言えます。
内側の裏地側からも見て見ます。この後のネックパーツの取り付けがとてもやりやすくなりました。他のパーツの作業にも影響するような効果もあるのです。
そして、一番肝心な視線の行く箇所(上の方):この重なり部分は視線が一番に向く場所であるような。。幾重にか重なってはいますが、中にハード薄芯が入っていないことの効果でペタンと収まっているのが分かります。
下の重なり部分:下も同じようにすっきりとなって収まることができました。こうしてみてみるとこの表地も決して薄いものではないことが分かります。けれどもハード薄芯が入らないことでこれくらいの整ったおさまりになるようですね。
上と同じ部分を以前に製作時との比較:この時はハード薄芯をフルに入れています。とても厚みを増した不格好な重なり部分ですね。生地が膨らんでいるのが分かります。
横から見た厚みの解消の様子:少しもぽっこりやぼったく膨らんだ感じがありません。効果が非常に出ています。

全体の出来上がりへの影響

「卵焼き」(バニティバッグ):<サイズ>縦15cmx横22cmxマチ13cm

私としてはこの出来はまずまずです。

綺麗にできました。

後ろ姿も安定感あるものになりました。

結局1か所工夫をしたことが、全体の出来栄えへの影響をもたらします。

ここで初めて、薔薇の柄の美しさにホッとできることになります。

きちんと整った美しい形を作ることは視線の入り口になるということ。

でこぼこしていては柄の美しさも映えません。

あとがき

今回で、この「卵焼き」、その他「おにぎり」、「巻き寿司」のデザインにもこの手法<端部分にハード薄芯を入れない>、を取り入れていくことに決めました。

この研究で、3デザインが改良されまた良質なお品へと歩み寄ることができました。

ところで、今回も良いことばかりではないのです。最後に1つ課題がありました。

それは、ネックパーツの枠が裏地側に良い位置でステッチが出ていないこと。

裏地の周りにひと回り大きく作っている表地パーツを縫い付けるボックスステッチが囲むような位置に上手く出ていません。少しずれていますね。これが今後の課題。綺麗に配分よくステッチが出るように改良ということが次回の目標になります。

仮説としては、真ん中にそもそも縫い付けることができていないということです。

真ん中に設定しても縫っている間にずれているのか、目分量のミリ単位の狂いが大きく狂うことに影響してしまったのかというあたりを予想しています。

一応真ん中で折って位置は把握してやっているつもりですが、もっと精密に測ってど真ん中を意識してやるとか、ずれないよう待ち針で固定などがすぐにできそうな対策ですが。。

この写真のずれも、実際7mmのずれということになります。

理想は、周り5mmずつ外側のボックス状のステッチが出ることなので、実際この巾が12mm。12-5=7mmがずれている分量と計算しました。

また、この部分の研究も記録していきたいと思いますので、お楽しみにどうぞ(^-^)。

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