まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
ハンドメイドバッグ製作におきまして、できるだけ定規を利用しなくても良い寸法の1つに「型紙の目盛りによるサイズの把握」があります。
当ブログ記事は、最初の投稿の2021.01.29からおよそ5年後の2025.12.23にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し全文を綴り直しています。
写真に掲載しました白地の型紙用紙は、その後アパレル業向けの茶色いカラーの用紙を使っている現在で、ちょっとしたことですがその違いがございます。
ただ、型紙に元々印刷されている5cmごとの格子状のラインと、その半分の2.5cmにある点と矢印マークは全く同様に載っているので、用紙の材質の違いだけです。
さてこのたびは、この型紙用紙を使わせていただいた型紙に独自の工夫も加えている点をご紹介。
型紙1パーツずつに貼っている「型紙シール」についてご紹介したいと思います。
より良きバッグを確実に仕上げるためであるというその目的や役割を、是非感じ取っていただければと思います。
どの型紙にも右下にシールを貼る整えから製作が始まる。。既存の矢印マークは生地の地の目の向きや柄の向きの徹底に利用



ちなみに、内容の一番上はバッグのネーミング・2段目は一般的なバッグのフォルム・3段目はパーツ項目・一番下は4つのボックス枠に左上から右下へと①表地②裏地③接着芯④不織布芯のパーツの数を記載。
この写真の場合は、不織布芯の「ハード薄芯」専用の型紙という見方です。
サイズが共通する同じパーツは、この中に表地・裏地・接着芯がフルに記載されることが多いです。

過去に、シールを裏面へ折り込んだことがありましたが、ラインが崩れますので裁断に影響してしまいます。


消えた矢印は、地の目や柄の向きを指定する意味がありましたので、ここへ矢印を補記するか、この文字の天地の向きが矢印と同じ向きだという意味でも通用します。


矢印が少し隠れていますが、天地の向きが山型であることからは、上段のシールの貼り方は間違い。

あとがき

2025年現在では、定番デザインのみにシール貼りをし、目まぐるしく移り変わる「研究製作」の型紙はすぐに処分してしまいますので、シール貼りはしません。
もうすでにこのような違いで、「定番品」と「研究製作品」との差が出ていると言っても良いと思います。
実際のところ「定番品」の方が研究し尽くしたデザインであることで、付加価値を高くしています。
どうでしょう、このようなことは整理整頓のような「整い」の1つ。
このようなシール貼りを視覚的に見ながら活動する中で、バッグを作り上げるすべての材料に対してどれも重要な役割をしてくれていることの把握ができます。
部分的な不織布芯などの要・不要も生地によって出てきます。
そんな時に、「ベースとしては必要としていた」「しかし、この生地の場合は敢えて不必要な方が良いと判断した」などというしっかりとした「言語化」ができることも大きな利点です(^-^)。

