外表で作る全4箇所のカーブがどれも同じ緩やかさのボストンリュック試作品、台形寄りと四角型の2点の不思議な見た目の違い【335】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

1つ前の投稿番号の【334】では、長い間憧れたドーム型(がま口とも呼ばれる)の製作を打ち切り。

2019年からおよそ1年間に渡り改良してみては納得するラインを追求しましたが、答えは出ませんでした。

その諦めの1つに、ファスナーに近寄り過ぎた本体面の縫い付けの難しさもありました。

このたびは、すっかり姿が変わってしまいますが、ファスナー周りに口布を伴ったボストンデザインへ移行します。

そして、また別のボストン型で製作してきた「かまぼこ」と呼んでいたデザインの底の急カーブの出来上がりの汚さ(不揃い)を見直し、苦労せずに綺麗にできるデザインへ変更したいと思います。

「ドーム型」から「おにぎり」へ、「かまぼこ型」から「巻き寿司」へという2種のデザイン変更を同時に致します。

さしあたっては、試作品を片面付けだけの半完成品型のポーチで作ってみました。

このたびは、その2タイプの試作品の出来上がりを見る回となります。

「おにぎり」「巻き寿司」の2点のボストン型リュックの新デザインの試作、緩やかなカーブラインが作り易さと成功率を劇的に高めた

左(表地・裏地共通):カスリネップツイード、綿/100%、日本製。右(表地・裏地共通):ジャカードテーブルクロス、綿/57%、ポリエステル/43%、日本製。
裁断:片面と口布のみの試作(半完成品)ですので、これだけのパーツ数です。2枚は表地1枚と裏地1枚の内訳。
「中表」縫い:まず2枚を「中表」でひっくり返してこうしたパーツを作っておきます。その後「外表」縫い。
本体面と口布の「外表」縫い:こうして組み立てるように縫っていくのです。
試作品の「巻き寿司」完成:こんな半完成品でも、シミュレーションとしては十分です。
試作品の「おにぎり」:同じカーブでも台形に寄せることで随分見た目が変わります。
底の重なり:ずっと後のことになりますが、ここは重ねずハギで両割りの方が安定し厚地にも対応できそうです。
「巻き寿司」の完成イメージ:真正面から見た感じです。緩やかなカーブが優し気です。
「おにぎり」の完成イメージ:その名に相応しいおにぎりライン。トップと底のカーブは同じ半径。

感想としては、非常に縫い易かったという点がまず1つ。

面白いのがそれほど違いが無い構造の2点は出来上がってみると全く別デザインのようにも感じる不思議さがありました。

あとがき

時々ストック生地をこんな風に試作品で消化することもあります。

当ブログ記事は、最初の投稿の2021.01.14からおよそ5年後の2025.12.05にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し全文を綴り直してまいりました。

製作品の稚拙さと共にブログ記事の文章も過去のものは拙く、同じように発展させています。

ブログ記事は「手直し」によって後からでも上書きにより内容を高められますが、それでも当時の投稿日や写真はそのままの記録としてこの先も残します。

発展の姿と過去の拙さ両面あっての現在、未熟な過去こそ本当は大切な苦い記録なのではないでしょうか(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

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