ハイブランド様のバッグにあこがれたデザインを布製で作った結果の非常に厳しく辛口な自主感想【328】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

自分に対して、厳しいのか甘いのかということに関しては前者。

このたび、1点のバッグが完成。

非常に難しかったのが、突飛なデザインだったからというだけでしょうか。。

そうは思いませんでした。

もし、最初から少しずつオリジナリティー溢れた等身大のデザインからのスタートで改良していったものだったらこうは難しくなかったと思っています。

少し前の記事では、口が大きく開くがま口タイプのバッグでサポートしたい、サイドからの中身のこぼれ防止策を設置↓。

バッグのサイドに取り付けるロングファスナータブ(両端)。

このたびは、このパーツを含むバッグの完成となりますので、両サイドのこのパーツが設置してあるケ所にもご注目いただければと思います。

そもそも、ハイレベル過ぎる技術へのあこがれに飛びついてしまった「つけ」が完成品の未熟さに現れた

もともと、ハイブランド様のバッグでいうと、「ヴィトン:アルマ」というデザインにあこがれて型紙を考案したデザインでした。

他のハイブランド様でもその後類似のデザインが出回りますが、おそらくここが最初だったかと。。

1990年代初頭にこのタイプがその他のブランド様の多くでも本革レザー品で豊富にあったので、その時に一気に惹き付けられました。

その後、一定の流行がこのデザインに関しては消えた様子でしたが、その後の他のデザインや、トートバッグやリュックなどの流行が起こっていく中で、ニッチなデザインのとして注目してきた長年のカーブ型のファンです。

そうして、このデザインにあこがれたものの、そもそも型紙の形が分からず試行錯誤。

そうして、いったん理論的には納得した型紙を完成し作ったつもりだったのです。

なにやらぐちゃっとなってしまいましたが、ロングタブをサイドに取り付けた様子です。

一番下の底のラインが綺麗ではないです。

これは誰がどうやっても完ぺきにはなりにくい部分なので、さらなるタブで覆って隠してしまうのが良いかと思っています。

某ハイブランドバッグもこういうデザインの場合ここは何かで切り替えて覆っているようで、必然なのでしょう。

やはりそういった細かな部分にも、表には発信されていない隠れた意味があるのだと思います。

「おにぎり」完成:<サイズ>縦22cmx横33cmxマチ13cm。
リュックにもなるところが意外かも。ハンドバッグとリュックの2WAYです。

さて、この出来上がりですが、底のカーブのラインがとがっているのが分かります。

これは、型紙をもっとゆるやかな底面に当てて同じ角度にしたものに変える必要があります。

あのとがりがないともっと綺麗になるかと。

カーブは底面と合わせながら、今回よりももっと急な感じで上がっていく形にせねばならないかとも思います。

まだ、サイド部分がのけぞって台形型に開いている様子なので、あれがまっすぐに縦に立つような角度のカーブのちょうどな具合を探る必要もあります。

このおにぎりは、まだデザインが確立されていないのだと今回分かりました。

あこがれだけで、階段を飛び越えたような製作をしたために、こうして「つけ」が回ってきたと感じています。

そういった意味で、「真似」のスタイルの製作は、到底馴染みませんでした。

ましてや、改良の数が半端ないこのデザインの発案に対しては、まだ未熟なのだと。

あとがき

この後、もうこのがま口タイプはその後作っていきませんでした。

ただ、「おにぎり」というデザインは、後に、こんな風に変わりました↓。

改良版の「おにぎり」。これこそ、基本的なボストンバッグ型からの作りで考えたファスナーバッグ。

ファスナーの周辺には口布が付くのでバッグを開けた時には、口布のせいで視界が狭まるということがちょっとした欠点に。。

それに比べてこの完成のがま口タイプは口布無しであったがゆえにぱっかりと開き中身が見やすかったのです。

一長一短あるバッグのデザインですが、どの点を一番重視に置くかということです。

その後の「おにぎり」は、入り口はぱっかり開く見やすいものではないですが、何よりも、そのフォルムはとても満足いくものに出来上がることができています。

あこがれや真似だけで背伸びして作ったような品物は到底良い方向へまっすぐ進んでいけないこと痛感したのでした。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

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