ポロシャツのかのこ地がミニポーチになる新鮮さ、王道黒白ボーダーに足並み揃う裏地は先染め縦縞の横向き使い【247】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「ポロシャツ」の定義は、「襟付きであること」「主にニット製であること」「胸元ボタンがあること」など本来広範囲のお洋服アイテム。

しかし、多くの方はあの「かのこ」というぶつぶつの凹凸感ある素材こそがポロシャツらしいと考えているのではないでしょうか。

そんな現実を鑑み、そこにユニークなヒントを得ます。

多くのイメージとのギャップで、ポロシャツ以外を作ること、そんな発想から過去に半月型ボディーバッグを製作、投稿は【106】が該当です。

このたびは、その時のはぎれを利用したミニポーチ3点セット作りです。

サイズ感が分かり易いよう、「コスメケース3点セット」と名付けています。

これまでも何度か製作してまいりました同じデザインの3点。

このたびならではのポイントは、表地のかのこボーダー生地に対する裏地の選び方になります。

黒白ボーダーなのだから、黒無地が合うのはまず1つのアイデアとしては良いと思います。

ところが実際は黒がはぎれでこの時はなく、違う切り口から選んでみた裏地、是非はぎれ製作のアイデアの引き出しにいかがでしょうか。

ストライプは向きを変えればボーダー柄になる、柄の向きを変えることで相性良き表地と裏地になったカノコボーダーのポーチ

<表地:黒x白>カノコボーダーニット、ポリエステエル/55%、綿/45%、日本製。<裏地:グレーxオフ>生地名不明、綿/100%、日本製。

元は、先染めストライプ生地だった裏地、向きを表地と同じボーダーにそろえることでポーチが整います。

3点の裁断:すべてのカノコボーダーパーツにボーダー向きで裏地がまかなえました。まずここに喜びます。
マジックテープの設置:一番最初の過程で1枚仕立てで行います。
多角形の蓋とカーブの蓋との作り方の違い:多角形は鋭利に角を出す「外表」、カーブは逆で「中表」で。
「中表」のカーブの蓋のひっくり返し後のステッチ:この固定はぐらつきを抑え安定感が出ますし長持ちに。
ペンシルポーチのひっくり返しの場面:「わ」に裁断してあることで四角の角が鋭利に出ます。
ファンデーションケースのマチ:印を打たず、二等辺三角形の底辺のヒラヒラ部分周辺を縫うという目印。
ペンシルケースの蓋の縫い付け:広い横幅のこちらは比較的作業が簡単。蓋部分は二重縫い。
シャドウケースの蓋の縫い付け:3点の中で一番小さいサイズなのでやや難易度は高めながら十分可能です。
コスメケース3点セットの完成(カノコボーダー地):<サイズ:左上から時計回りに>縦6cmx横8cmxマチ2cm/縦3.5cmx横15cmxマチ無し/サイズ:縦5cmx横7.5cmxマチ無し
3点の後ろ面:だいたいまっすぐにどれも蓋が設置できました。表地と裏地の間に挟み込むやり方です。
ふたを開けた様子の3点(上段)とサイドから見た膨らみ(下段):マチ付きではない右2点にも膨らみが出ます。

あとがき

表地に関しては、ポロシャツを解体したのではなく、原反の生地からのカットで生地屋様で新品購入したことをお伝えしておきます。

このような生地も見つかるものなのです(「大塚屋」様にて購入)。

裏地の生地は、投稿の【244】で古着ジーンズの「スレキ:ポケット袋」を新たに作るというリフォームを行った時の残布、元はワゴンのはぎれコーナーで見つけた生地です。

まさかこのような組み合わせをするとは当初は計画にはなかったこと、ここがはぎれ製作の面白いところ。

本製作のバッグの時の表地と裏地の組み合わせとは違う2案のようなもの、この組み合わせの無限の可能性を感じる感覚が非常に楽しいのです。

ストライプ柄は使う方向を変え、ボーダー向きに使うということもできるということです。

その他、市松ジャガードも向きを変えればダイヤ柄になり、幾何柄の生地とのコンビに組み合わせやすくなるなど、向きを変えて使うだけで可能性が広がるのです(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

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