<パッチワーク企画②>パッチワークの配列の考案-安っぽくならないために。。。【1170】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

【1168】の投稿で<パッチワーク企画>というものをこの<はぎれ>カテゴリーでスタートしました。

年末に向けてはぎれを何かの形で活用して気持ちの良い締めくくりをし、来年2023年に何かつながればという思いも込めています。

パッチワークで何かを作る時に、小さいものを作ることを考えてしまいますが、その逆の発想をしまして、大きい物を作って行こうとしています。

そうしますと、1点だけ作るのとは違って結構難易度が上がることが分かりました。

複数だと迷ったりもしますし、パッチワークの組み合わせにとても悩みます。

今回の投稿は、その悩みの途中でいろいろ考案した様子だけを映したものになります。

まだ到底完成ではないですが、その中に何かヒントを見つけていただくかもしれないとそのまま映してみました。

とてもたくさんのパーツが集まっています。

1つのバッグで32パーツのバッグにするために。。。

こんな感じのサイズの型紙で作る予定:縦40cmx横52.5cmxマチ7.5cm(出来上がりは15cm)

よく使用しています中くらい程度の型紙ですが、はぎれで作るサイズとしては大きい方です。

ただ、マチの分で1マスほどパーツが消えますので、パーツを豊富にするならば、もっと大きなバッグの方が良いかもしれません。

おっと、ここでお伝えしておかねばなりません。

パッチワークの1マスは、共通で、縦12.5cmx横17.5cmではぎれを共通のサイズにしながら無駄なく使える最大限のサイズでした。

パッチワーク1マス分のパーツ:縦12.5cmx横17.5cm・・・結構大きなパーツです。
いかにはぎれがもったいなく余っていたかが分かりますね。
作るものを決めてある型紙に当てはめるデザインはどうしてももったいない生地の余り方をしてしまうものです。

とりあえず、全部同じサイズで裁断して接着芯も貼るところまで完了しています。

その後の製作で、柄が綺麗に見えるようにカットしたり、パーツのサイズを調整したりすることがあるかもしれません。

とりあえず、縦4パーツx横4パーツで組み合わせを考案してみたのですが。。。

1列に必ず1つパステルカラーの街の風景柄を入れています。
その他の無地などは重ならないように点在させてみました。
全体を青味で統一。多いストライプ柄は市松のように点在。
黄色や青味のカラーで。
ベージュx茶色系の花柄中心
上の続きで似た感じのベージュx茶系。
和柄を集めて葉っぱのグリーンとリンク。
柄と黒などの無地を交互に。
数の多いパーツを市松仕様に。

この辺りで、バラバラに並べることに少し違和感を覚えます。

同じ生地を連ねた方が良いのでは。。。

その代わり、まとめると境目がくっきりし過ぎるかもしれません。

多いパーツは、8-10枚ああるので、
くっつけるとまるで1枚の大きな布パーツのように映ります。

と、こんな風にシュミレーションだけして、もとのように、同じ物をまとめてとりあえずいったん保管です。

今一度同じ種類の生地ごとに戻しました。たった1枚だけしかない生地も少しあります。

こうして、シュミレーションした結果、どれもぼやけたものになるかもしれないという印象です。

例えば、今ここで現在考えているのは、同じ種類を並べて不足の分の端っこに1枚しかないパーツを継ぎ足すということをして、4マスx4マスで並べるのではなく、もっと大きな5マスx5マスで並べてみようと思います。

1マス縦と横が増えるだけで、随分サイズが大きなバッグになります。

縦は10cmプラスした出来上がり、横は15cmプラスした出来上がりのイメージです。

とても大きいサイズの変化ですよね。

あとがき

今回登場の生地は、過去の2019年から現在2022年までのものがほとんどです。

2019年からのスタートでマルチカラーを取り入れてきたり、その後2020年からは黒ベースにテイストを変えていきました。

そんな変遷も見られる製作者にとっては思い入れのあるはぎれになります。

実は、今回の写真や動画では出てきていないですが、この倍くらいの量の真っ黒のジャガードや無地がありまして、同じように裁断して接着芯を貼り1パーツになって準備完了しています。

ただ写真や動画に映しきれなかっただけです。

そうしますとカラーと黒系とで2つにテイストが大きく分かれそうです。

そもそもできるだけはぎれを作らないような製作であると良かったわけですが、それでも余った部分の有効活用もそれはそれで、元の生地の良さが集結したものなので別の価値があります。

その集結の面積が広い大きなバッグはなおさらです(^-^)。

コスメケース3点セットの中で廃止したペンシルケースを新たに考案の回【656】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

以前に、コスメケース3点セットというのを考案しまして、ブランドのかっこいいコスメポーチの果たしきれない役割を私が担おうということで始めた企画。

よって、私は、化粧ポーチというのはお作りしておりませんでして、はぎれを使ったもっと細かな、ポーチの中で使うケースというものを考えていくポジションにたずさわろうと決意。

これで永久だとかつては思った2年前のコスメケース3点セットも結局は改善の時を迎えています。

出品する機会を失っていたこともありますが、やはり少しはアップしていたので、あまり反響がなく、永久だなんて思ったのがいかに自分だけの目線だったと気づきます。

ということで、実際に私が自分で本当に使い勝手に悩んでいるところからのスタートで、新たなデザインを考えている途中なんです。

以前のペンシルケースからの改善点

以前は、いかにもよくあるタイプの筒形でフラップが付いたものでした。

そこへ必要なペンシル類をまとめて入れるというものです。

右上から、ペンシルケース、シャドウケース、ファンデーションケース

3点もあって充実しているところばかりに拘って、もっと1点ずつの機能とか使い勝手が本当に現実的なものなのかを考えるべきでした(^_^;)。

他の2つもあれでもいいのですが、コンパクトに1つに合体させようとこちらも現在考案中です。

そして今回の右上のペンシルケースは単独のまま行きますが、姿をぐんと変えたものになります。

以前のものは、結局お部屋が1つの中で数本入れると、がさごぞと探すストレスが生まれていました。

これでは、なんらポーチに直接入れていた時と変りがなかったのです。

と、そこで今回は、ペンシル1本ずつを収納できつつ、コンパクトにもポーチの中に収納できるデザインを考えました。

1つ試作を作ってみたのですが、まだまだ完成型ではないのでここから修正していきます。

留め具はマジックテープで。結果的にこれだとペンシルの収納をはばむので、マジックテープは外に邪魔にならないように付けるということに今後変えていきます。
こんな感じでペンシルタイプのお部屋をいくつか作るのですが、部屋が狭すぎてきつかったので、もっとステッチ幅を広げます。

そうすると思うように本数が入らない。

ということで、逆サイドにもぶつからないようにずらしたお部屋を作ってみるのが次回の予定になります。

最初に型紙が大きすぎてカットしているので、横にたくさん並ぶように長くするのをとりあえずやめて、上記の反対側にも収納場所を設けるという方法でやってみます。

それで使い勝手が悪ければ、長くした後述の方法で、くるくるっと巻物みたいに丸めてコンパクトにしていくという案にしますが、まずは、互い違いに収納することからやってみますね。

今回は、ほんの第一歩でしたが、作ってみるものですね。

いろんな今後の展望も見えてきました。

とにかく、ストレスがありがちな化粧ポーチのゴソゴソ場面をいかにスムーズにさっくりと作業しやすいものにしていくかという価値を込めたペンシルケースにしていきたいと思います。

あとがき

結構、お客様というのは、その使うシーンのイメージがある意味私達作り手よりもシビアでクリアです。

注目されていない商品というのは、その判断で却下されていると考えるのがよさそうです。

却下しましたよ、という言葉は決して聞けないわけですが、その心の声を読み取るということは製造する側は重要であるかと思います。

位置が分かりにくい難関箇所だがメリットは多い、分離した蓋の縫い付けが得意になるためのコツ【253】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドメイドマーケットの野外イベントなどに出店の際、小さなアイテムはお土産などに喜ばれると見込めそうです。

小さいアイテムなので持ち帰りに負担が無く、ネットの写真ではそのサイズ感も分かりにくいところを現物でじっくり手に取って見てもらえるところもメリットです。

いろいろな生地でバッグを作った残布を使って、バッグの仕立てをそのままのただサイズだけが小さくなった裏地付きのミニミニポーチを製作しています。

バッグの時と表地裏地のコンビが違うことも当然あり、また新たな雰囲気が生まれ新鮮です。

このたびは、インディゴブルーのギンガムチェック。

ギンガムチェックは中国製が圧倒的に多い中、あえて日本製をチョイス。

綿/97%、ポリウレタン/3%の先染めチェックです。

こちらの生地で、メインバッグの時には組み合わせなかったコントラストが効いたピンク色を裏地に仕立てていきます。

分離した蓋(フラップ)の取り付けの難しさは間に挟み込むことで見にくい点にある

小さいアイテムのフラップは狭い場所の真ん中にフラップを正確に縫い付ける難しさがあります。

間に蓋が入ることで縫い付けるステッチの位置が前後(裏地面と表地面)でずれることがよく起きるのです。

ステッチを均等な位置に貫通させたいのですが、何しろ3次元のものを二次元の面で縫うので、口をめいっぱい広げてもとにかく見通しがどうしても狭いのです。

あれこれ動かしているうちにずれていくことも多いのが悩みのこのフラップの取り付け場面にポイントを置いて見ていきます。

まず、表地と裏地を重ね、サイドのハギ目同士を待ち針。
間に蓋を挟み込んだ後、表地と裏地が同じ高さにあるのかを確かめるために待ち針を横に刺してみます。

そして同じ位置に裏側にも針が刺さっていれば、高さが合っています。

そんな調べ方をするために待ち針を「調べる道具」として使うのです。

待ち針は付けたままステッチへ。そして、ミシンの針が近づいたら直前で待ち針をそっと抜きます。
蓋の箇所のみ二周目突入して終了。
両端にたらりと残る糸はきちんと溝に隠しこんで玉止めします。
内側を見ながら縫うのでこちらは良いのですが。。
視界にはなかった外面の縫い位置:とりあえず合格ラインです。

事前に待ち針で位置を確かめるという1つの作業が結果の明暗を分けているとも言えます。

3点完成:一番上から時計回りに、ファンデーションケース(サイズ:縦6cmx横8cmxマチ2cm)、ペンシルケース(サイズ:縦3.5cmx横15cmxマチ無)、シャドウケース(サイズ:縦5cmx横7.5cmxマチ無)

まるでデニムのインディゴブルーのような世界観♪、とても感じの良い優しいブルーです。

ネイビーの同じギンガムよりもカラーが特殊で、差別化として「よくある柄はレアカラーを選択」ということを思いながら選んだ生地。

もとは、こんなバッグを作った際の残布だったのでした↓。

ミニショルダーバッグ:当HPの中に「製作品アーカイブ」というコーナーがあり展示してあります。

あとがき

ファンデーションケース、ペンシルケース、シャドウケースの3点の中では、特にシャドウケースが一番ミニサイズで、小さいものを縫える限界ギリギリのサイズだと自身では感じました。

思い切った小ささにぴったりに対応できる小さめのシャドウケースと5mlの香水入れがまずはちょうど良い無駄な隙間の無いサイズで見つかっています。

究極、一番良いのは、自分のコスメグッズの専用ケースを自分で製作できることです。

こうしたミニサイズのケースの作り方ノウハウも今後ハンドメイド文化としてじっくりお伝えしていきたいと思います。

今後の未来に向けて、職業ミシンを1台お持ちになることを是非お勧めしたいです(^-^)。