まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
「スーツに合うエコバッグ」と題したエコバッグの連続製作。
長い支柱を一繋ぎで裁断できる広幅の生地は、主にカーテン地で見つけました。
毎回課題を見つけその内容を高めていく連続製作、このたびは後半に入りました。
当回のポイントは、左右のマチのラッピングにおける見た目の綺麗さ。
内部の一番奥の場所でありながらも「表」と映るのだという見方で、美しい縫い閉じのステッチの位置を研究しました。
当ブログ記事は、最初の投稿の2020.10.05からおよそ5年後の2025.08.23にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し綴り直しをしています。
最初の投稿時では失敗してしまったところで課題として持ち越したのですが、その後は解決策やコツを見出し成功率を上げました。
せっかくのブログの「手直し」、当時の失敗した記録も残しながら、その後の成功の記録も加えてより深みあるお伝えの仕方ができると思います。
一重仕立てのエコバッグのマチの縫い代ラッピング、肉厚なカーテン地の共布でも可能な均等配分の縫い閉じ位置





印をちょうど1.5cmに付けながらも、その通りに縫わないという点がポイントです。

引っ張り過ぎはステッチ線が顔を出すことがあり加減良く調整、どのように調整するのかという具体的な目安はこの写真に応えがあります↓。



待ち針で固定してもずれたことは、ラッピング自体が縫う時にずれやすいものであるということです。
この事実を受け入れ、縫い閉じの位置を工夫することでカバーしていきました↓。

そう、これがもう1つのポイントなのです。
際でステッチしたい気持ちがありますが、それは全体を俯瞰していないのです。
裏面にもちゃんとステッチが乗るためには、意識的に3mm程度の部分(イメージよりももっと内側寄り)が成功率が上がります。


この時はまだ内側に底ベルトの位置が寄っていまして、窮屈なイメージです。
理由は縫い代1.5cmも含んだど真ん中に縫い付けていたからです。
一番最初の過程なので、その後の出来上がりまで想像する力が当時はありませんでした。
出来上がった姿を見て初めて気づくこともあり、研究製作期間の大切さをかみしめるのでした。

あとがき

成功率が高くないと良質さへつながりません。
この連続した研究製作活動の意味は実は作りやすいものにしていくことにあり、いずれ多くの方にノウハウとして広めていきたいのです。
2025年では、その後いくつかの改良をして、ほとんど完成型になっています。
それでも時々細かい見直しがあるもので、製造物の奥深さを実感しているところです(^-^)。
