まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
7種の生地で連続製作をしております「スーツに合うエコバッグ」。
今回は、一番最初の出来上がり品を部分的に改良をしたものになります。
改良部分は、スタイリッシュに支柱の幅を細めたことと底面に底ベルトを付けることです。
この底ベルトを付けることの深堀りがこの度ご紹介する場面になります。
一重仕立てで裏無しで軽量かつたためるアイテムでありながら、使用する際には強靭でありたい。。そのような強いメッセージをお伝えするにあたり、この底ベルトの存在が重要になっていきます。
底ベルトの役割と効果
自身命名の「底ベルト」。
「支柱」ともども何と呼べば良いか分からず、呼び名を考えてみた次第です(^_^;)。
支柱がある程度底面を覆うとはいえ、支柱をスタイリッシュに細めたこともあり、底部分にもう1つ安心感を入れ込みたいと思いました。
そこで考えた底部分を丈夫に支える機能が底ベルト。
出来上がりはまずまずな様子ですが。。
実は、底面に関して2つ今後の課題が見つかりました。
まず①に関してですが、やはり支柱同士がぴったり重なることがマストになりますね。
右側のずれは高級感を損ねます(反省)。
そして、カラーの交わりの観点からは、底の面がややうるさい感じになってしまいました。
底ベルトに関しては色を切り替えず、本体と同色で目立たなくなじませる方がすっきりと仕上がるかもしれません。
そして、②の順番も非常に重要であると気づきました。
エコバッグは食料品などをたっぷり入れて、「よいしょっ」と取っ手を持ち上げます。
その持ち上げる時の力のかかり具合を考えたときに、先に底面を底ベルトで丈夫くしておいての、最後の持ち上げだと思うのです。
そうすると、取り付けの順番が変わってきます。
まずは、底ベルトを最初に縫い付けて、取っ手無しの入れ物だけに対する底の補強的な意味でベルトの役割ができます。
そこへ、さらに全体を持ち上げるために支柱/取っ手の長いベルトが付くのだという見方が最も腑に落ちました。
今後、取り付けの順番は、底ベルト→支柱/取っ手がこの時に徹底されたのです。
あとがき
結構エコバッグはサイズが大きいので作業に時間がかかります。
一重仕立てながらも、縫い代の始末をすっきりとするところも悩みながら解決していくところです。
裏地付きでは隠れるから「甘えていた」縫い代問題が一重仕立てでは現実的な厳しい環境になるのです。
そうした意味でもこの一重仕立てを美しく完成させることは、生地を半分しか使わないから楽なのだとかいう考え方などとうに越えて、難易度は高めだと考えています。