フロッキー花柄のインテリアバッグを作ってみて感じた縦長バッグのメリット【957】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

インテリア専用のバッグを作っておりまして、現在次々とご紹介させていただいております。

今回は、またこれまでと違うサイズ感が生まれました。

今回使用の生地について

今回の生地も凹凸感がある生地なのですが、いろんな凹凸感の表し方がある中の1つとして、「フロッキー」という素材があります。

ベースの基布の上にまるで貼り付けたような(実際に貼り付けるというようなことに値する構造だと思います)凹凸感です。

<表地:シルバーグレーx黒>シャンタンフロッキープリント、生地:ポリエステル/100%、柄:ナイロン/100%、日本製。
<裏地:黒>ジャカード、ポリエステル/100%、日本製。・・・裏地の前面側と後ろ面側とでツヤが違いますね。これは裏表を間違えました。手前のツヤのある方が表で本来の向き、向こう側は逆サイドに接着芯を貼ってしまい、ツヤの出方が違いますね(^_^;)。これはちぐはぐになって映ってしまい、失敗です。
2つのそっくりな表地と裏地とで、バラの形が相性の良い組み合わせで作った縦長のトートバッグ。<サイズ>縦42cmx横33cmxマチ20cm。
縦向きは、何も中に入れていない場合に、どうしてもだらんとだらしがなく見えることがあり、ピンタックをつまむなどしてしっかり感を出すのが秘訣と言えるかな。あくまで、これは私の考えですが。。。
今回は、最初にピンタックをつまむ設定にしていなかったので、最後の場面の出来上がりで一部のみピンタックをつまんでいます。上から3cmの4箇所、下から3cmの4箇所です。いずれも角。わずかにピンタック無しよりも効果はありましたが、あくまでもわずかの領域にとどまります。
実際に物を入れて立たせてみました。・・・底周辺などで、ピンタック3cmの効果がラインに出ています。ボックスみたいな形に整っているのが分かりますね。使ってみるとわずかでもピンタックの効果が出るということが分かりました。

縦長のバッグのメリットとデメリットを考えてみる

今までいろいろなサイズや形のバッグを作りながら研究してきてみて思うことは、単純な入れ物としてのトートバッグの場合、横長のタイプの方が断然使いやすいと言えます。

どっしりと横に広がった形そのものが、座りが良くてインテリアには無難です。

縦長というのは上にそびえ立つので、しっかりしていなければぺたんと形が崩れるのです。

しかし、横長というのは場所を占領することも否めません。

縦長をしっかりと作れば、空間の空いた部分を縦に利用できるということで、床の面積のエコノミーな使い方ができる収納袋になり得ますね。

もう一度、実際に物を入れている写真を見てみます↓。

中身についてなのですが、縦長の場合、2段に使えるのです。

この写真では、下にふとんピンチを縦に並べて固めたものが入り、上の段には、マットなどを干す時のこれも結構大きめのピンチが10個くらい袋にまとめてあり、布団ピンチの上にあります。

それでもちゃんと入口がかぶっているところが縦長の深さのメリットです。

縦に積むということができる収納であれば活躍の場があるわけです。

あとがき

横向きと縦向きとの違いは見かけとしては大きいですね。

だいたい実寸でいうところの、10cmの違いともなるとその違いは歴然です。

私の経験からは、5cmからが変化が目で見て分かる寸法だと思います。

2.5cmであるとあまり変化が分かりません。

よって、思い切ってイメージを変えたいだとか、変化をつけたいとか、違う雰囲気の2種を作りたいなどの場合に、その「雰囲気」というものがぼやけたものではなくて、現実的な寸法の5-10cmの間の変化で感じられるものであるということです。

設置の順番は底ベルトが先、本体の容器の丈夫な底を補強する意味を主張するエコバッグの底ベルト【220】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

7種の生地で連続製作をしております「スーツに合うエコバッグ」。

今回は、一番最初の出来上がり品を部分的に改良をしたものになります。

改良部分は、スタイリッシュに支柱の幅を細めたことと底面に底ベルトを付けることです。

この底ベルトを付けることの深堀りがこの度ご紹介する場面になります。

一重仕立てで裏無しで軽量かつたためるアイテムでありながら、使用する際には強靭でありたい。。そのような強いメッセージをお伝えするにあたり、この底ベルトの存在が重要になっていきます。

底ベルトの役割と効果

自身命名の「底ベルト」。

「支柱」ともども何と呼べば良いか分からず、呼び名を考えてみた次第です(^_^;)。

支柱がある程度底面を覆うとはいえ、支柱をスタイリッシュに細めたこともあり、底部分にもう1つ安心感を入れ込みたいと思いました。

そこで考えた底部分を丈夫に支える機能が底ベルト。

縦に支柱を縫い付けた後に、十文字に底ベルトを縫い付ける方法で今回は行います。
片面の底ベルトが取り付け終わりました。もう1方の面も同じ位置に縫い付けます。
スーツに合うエコバッグ:ツートンVER完成・・・サイズ:縦38cmx横35cmxマチ13cm。

出来上がりはまずまずな様子ですが。。

実は、底面に関して2つ今後の課題が見つかりました。

今後の課題:①底部分の支柱同士の重なりのずれ(右側)②底ベルトを先に縫い付ける順番へ今後変更。

まず①に関してですが、やはり支柱同士がぴったり重なることがマストになりますね。

右側のずれは高級感を損ねます(反省)。

そして、カラーの交わりの観点からは、底の面がややうるさい感じになってしまいました。

底ベルトに関しては色を切り替えず、本体と同色で目立たなくなじませる方がすっきりと仕上がるかもしれません。

そして、②の順番も非常に重要であると気づきました。

エコバッグは食料品などをたっぷり入れて、「よいしょっ」と取っ手を持ち上げます。

その持ち上げる時の力のかかり具合を考えたときに、先に底面を底ベルトで丈夫くしておいての、最後の持ち上げだと思うのです。

そうすると、取り付けの順番が変わってきます。

まずは、底ベルトを最初に縫い付けて、取っ手無しの入れ物だけに対する底の補強的な意味でベルトの役割ができます。

そこへ、さらに全体を持ち上げるために支柱/取っ手の長いベルトが付くのだという見方が最も腑に落ちました。

今後、取り付けの順番は、底ベルト→支柱/取っ手がこの時に徹底されたのです。

あとがき

結構エコバッグはサイズが大きいので作業に時間がかかります。

一重仕立てながらも、縫い代の始末をすっきりとするところも悩みながら解決していくところです。

裏地付きでは隠れるから「甘えていた」縫い代問題が一重仕立てでは現実的な厳しい環境になるのです。

そうした意味でもこの一重仕立てを美しく完成させることは、生地を半分しか使わないから楽なのだとかいう考え方などとうに越えて、難易度は高めだと考えています。