まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
冒頭で早速ながらお伝えしたいのは、当ブログ記事は最初の投稿の2020.09.06からおよそ5年後の2025.07.24にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し綴り直しをしていることです。
この5年の間に随分バッグ製作の技術が向上、綺麗に作れないデザインは廃止という選択で、とにかく根本から製作スタイルを見直し。
たとえ1デザインのみでも決して乏しいものではなく、渾身の1デザインがあるということ。
どんな生地でも作ることが可能であるという「すべての生地に対応できるデザイン」こそ本当の意味のバラエティーの豊かさであるという考え方です。
2020年当時はまだ技術が未熟、アイデアも豊富というわけではない中、それでも当時の精一杯の工夫があったことで今があると思っています。
キラキラと輝くようなその先の未来、しかし、それ以前に泥にまみれながらの苦労があったことを決して隠しません。
このたびは、厚手のインテリア生地、もしかして椅子材にも使われるかもしれないごわついた生地に入り口のファスナー周りを完全に塞ぐ策を考え挑戦しました。
厚手だからという条件に振り回され妥協した隙間のあるリュックの見直し、別布でファスナー周りが完全密閉できた
このたび製作しましたのは、楕円底のミニリュックです。
厚手の表地に、もともと選んでいたちりめんのボーダー柄に素材を合わせ、別布としてファスナー周りの隙間を完全密閉したデザインです。


裏地は、元はストライプ柄、向きを変えてボーダー柄に使う方が素敵であると判断。


その後の改良で、こうした半月型や楕円などのカーブを伴う縫い合わせの縫い代は7mm程度が一番美しい、1cmは内陸部過ぎて綺麗に生地を拾えない、5mmでは浅すぎてパンクの心配があるのです。



こちらに表側からラッピングされた明るい方のちりめん生地が少しファスナーからはみ出してしまいます。
このやり方も2025年では見直しておりまして、ファスナーがサンドイッチのハムのように2種の生地の内部に挟むやり方に落ち着いています。



ただ、ぴったりに綺麗に重なる美しいものではなかった点が当時の未熟さ。
後にこの「外表」のやり方も不完全なまま解決できなかった理由から廃止していきました。





あとがき

このタイミングで当ブログ記事の手直しだったことが非常に良かったです。
実は、2019-2021年くらいまでの間苦肉の策として続けていた「外表」の組み立てを2025年で「中表」で作り上げることに初めて成功しやっと廃止を決めました。
ただし、裏地の返し口の「手まつり」を伴うものではありますが、当時のごつごつしたラインや、しっかり重ならない悩みは「中表」では無縁です(^-^)。

