ミニマム時代らしい物品の収集スタイル、毎日使用する日用品に溶け込んだ物品を集めることで表現できる拘りの色濃さ【183】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ10年くらいの間に持っていた疑問、「なぜ集めてしまうのだろう」というもの。

そんなことが書かれた本はないものかと、「集める 理由」などと検索して能動的に本を探し求めるという本との出会い方をしました。

ヒットした1冊の本(購入しました)は、「集める人びと 蒐集の小宇宙(ミクロコスモス):瀬川正仁 著」。

この本の帯の部分に「ヒトはなぜ蒐(あつ)めるのか」という持っていた疑問そのものが書かれていたのです。

様々な分野のコレクター様達の素晴らしいお品とその経緯がルポタージュ形式で綴られます。

当ブログ記事は、最初の投稿の2020.08.15からおよそ5年後の2025.07.04にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

この期間に、随分生活のミニマムスタイル傾向があり、「物を持たないことが幸せにイコールである」という1つの考え方が多くの人々に共感されました。

確かに、今から何かを集め始めることは随分減ったと思います。

しかし、過去にとことん集めてきたものが、いよいよ今になってその時には想像もしなかった影響力を発揮している場面も出てきたのです。

ミニマムスタイルとはいえ、ここは変わりのない3次元。

必ず、「物品」や「物体」が存在するわけで「物を集める」ということができる環境のままです。

このたびは、この新しいシンプルさが強調される時代の豊かさを作るものの中に、これまで集めてきたものの「影響力」も少なからずあるのではないかという側面をお伝えできればと思います。

夢中で好きな物を集めて出来上がった独特の世界観、気が付けば未来の活動や挑戦の可能性に通じるものになっている

藍染めの小花柄の食器類:使いながらの収集スタイルですので無駄とは無縁。藍色は食欲を高め飽きが来ません。

特に高価な食器ではなくても、「高額=優れた品物」という固定観念にとらわれず、パッと見て引き付けられた気持ちを大切にファンになった柄なのです。

一部「陶器市」で購入、残りはほとんどネット通販で購入しました。

「藍染め 皿 小花柄」のキーワード検索でヒットすると思います。

木製チェスト:箪笥サイズからミニサイズまで様々。引き出しに「つまみ」が突出しているデザインが好み。

これらの木製チェストも、ある一定の良質さとレベルを持ち備えた中古品です。

中古品でも非常に綺麗なものを選び抜き、必ず市場の平均価格よりもお得に入手することをモットーとしています。

究極の考えかた、「良質なお品物を極力お安く入手」というもの、木製はかえって中古品の方がレベルが高いことが多いです。

ここ近年では、ドカンと場所を占領するような家具よりも、コンパクトなサイズをいくつかに分けて設置するスタイルの方が入手にためらいがありません。

やはり、先ほどの食器類と同じで、収集した木製チェストはすべて使用中なので、集めながら使っていくというスタイルが共通です。

かつては、使わずに眺めているのみのスタイルの収集もありましたが、使いながら集めるスタイルへ動いていったと思います。

あとがき

この本の中の収集家様方は、人形や鉄道関係の物品など分野が非常にユニークでした。

そして、どの収集家様方もこの本に取り上げられ取材を受けたというだけでも、収集活動の発展の1つの姿だと見ています。

2010年代のパワーストーンブームがあって、見たこともないストーンの美しさにどんどん触れていった時期がありました。

その延長上に、現在の「本物志向のレンタルジュエリー」に通じる道がありました。

綺麗な天然石を自作したり、本当にいくつもの美しい色とりどりの天然石に接触。

今思えば、この数十年でどんどん人生が変わっていったのも、もしかして天然石に触れたせいとも考えられなくもありません。

集めてそのまま収納し、時々眺めるだけの日々だった2010年代。。

その活かし方をいよいよ2020年に気付き、「レンタルジュエリー」を開始したのです。

他愛もないジュエリーの収集がいつしか事業活動にまで発展していったのでした。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

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