まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
「バチカンの開閉の際に手にお怪我などされませぬよう。」。。これは、2010年代に購入時のイギリス製アンティークシルバージュエリーの販売者様の暖かい気遣いのお言葉です。
その時私はこう答えました↓。
「バチカンは、当時そのままの状態を残し動きがないまま別の丸カンを追加して使用したいと思います。そうすればお品物が開閉によって傷むことがありません。」と。
そんな思い出深いやり取りがあったイギリス製の貴重な1894年製のペンダントトップ。
ロングチェーンを付け、2020年に開始した「本物志向のレンタルジュエリー」のラインナップに並びました。
その後、ブログ手直しのまさに今2025年では、この5年間の間にあった大改良2回(2022年と2024年)と、部分的な差し替えによってシルバージュエリーはレンタルジュエリーからは全面廃止。
2025年現在では、18金やプラチナの高級地金と宝石質のストーンの組み合わせに特化した本格派ジュエリーだけのラインナップになっています。
しかし、シルバージュエリーも間違いなく美しく、当時のセットを<旧>の番号でタイトルの頭にお示ししながら、ジュエリーコーデのご提案として記録に残しています。
このたびは、アンティークペンダントのテイストの感じ方が意外と難しかった理由と、悩みながら行き着いた解釈をお話してまいりたいと思います。
当時のスポーツチームのエンブレムのようなものではなかったかと。。1894年製アンティーク純銀製ペンダントコーデ


この1点のみだとバランス良き素敵なモチーフではありますが、他のブレスやリングと組み合わせることには随分悩みました。
すべての<旧>セットの中では一番難しかったアイテムだったと思います。
その理由は、モチーフのみのテイストの複雑さにあるのではないかと。
丸モチーフ・スクエアモチーフ・ハートモチーフ・フラワーモチーフなどはどれも1つのみの特徴あるテイストですので、クセがある形であっても単純、組み合わせが完成しやすいのです。
しかし、このモチーフは「ベル」と「ツタの葉」のコンビ。
活動的なベルのイメージの一方で、穏やかなボタニカルテイストが合体しているから難しいのではないかと思えて来ました。
チェーンの80cmロングの意味はベルに合うアクティブさとの相性、実際に付けるとよく揺れるのがロングチェーンです。


もっとボタニカルな透かしリングはあるものの、エレガントさの具合がほどほどのこれぐらいがこのたびのペンダントには合いやすいのです。
この集まりは、アクティブとエレガントの程良きバランスをもって、その難しさを解決したものです。

かつては、ジャケットなどに付けられていたと想像したことから、ややクラシックさのあるお洋服アイテムの「ベスト」に関連付くことになりました。
あとがき
ところで、なぜこのアンティークペンダントトップが、元はエンブレムだったと想像できたのかです。
この謎については、ヒントが刻印に有りました。
どうもサッカーか何かのスポーツのチームの記念のものだったようだと、文字の刻印を調べながら想像しました。
実に100年以上前のまさにアンティーク品、天然素材はこうして残っていくものなのです。
よって、18金・プラチナ・銀などの地金の価格の差とは無関係に、シルバージュエリーにも魅力があるということなのです(^-^)。

