まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
1つ前の番号の【139】の記事では、バッグの底板「ベルポーレン」を製作の途中でそのまま内蔵するタイミングと固定枠の「部分ステッチ」のご紹介をしました。
このたびの【140】では、ボストンバッグなどあらかじめ内蔵が不可能なデザインを含むタイプのバッグ用に、別で作る「くるみ底板」の最も望ましいデザインを検討していきます。
必ずしも長方形がミニマムとは限らない、バッグの底に見事にフィットする感触が正解の変八角形くるみ底板カバー


それぞれのデザインのカバーに内蔵することで角のフォルムが中身とぴったりではないという実態。
長方形は明らかに、設置の際に四つ角が余りしわが寄っていて余分であることがはっきり分かりました。
右の楕円型は、製作に困難を伴い成功率が低いデザインであると感じました。




あとがき

沈んでいかにも重そうに見えるバッグの底が心地良いなどとは決して思いません。
しかし、融通性も鑑みた畳めるサブバッグの場合は、底板がかえって邪魔になることがあります。
当ブログ記事は、最初の投稿の2020.07.03からおよそ5年後の2025.05.22にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。
2025年現在では、メインバッグの製作スタイルからは撤退しておりまして、サブバッグ的存在のバッグというポジショニングを決めました。
なぜなら、メインバッグは「ハイブランド」様が王者だからです(到底敵わない)。
ただ、先にメインバッグ製作をしてきてからのその後のサブバッグへの切り替えという変遷は、かえって良かったと思っております。
そして、そのノウハウも同時に共有して広める活動も並行しながら、本当の「サブバッグ」の存在感を考えていきたいと思います。
「ブランディング」だけでメインバッグになっていくものなのか。。それともサブバッグとしてご提案しても、実際はメインバッグに使ってもらえるのではないかなど。
ご提案に納得していただけるよう説得型のスタイルよりも、ユーザー様の「意志」こそ最も強力な動きを生み出すのかもしれないという可能性に賭けています。
