真っ白キルト生地の横40cmに広がる薔薇アップリケ、花びら・葉っぱ共にタータンチェックという洒落を利かせた【1543】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

これまで幾度かバッグ正面の装飾として、薔薇アップリケをミシン仕立てのスタイルで引用してまいりました。

ネットのすでに世に出ている写真を真似るよりもお勧めしたいのは、まずは自分の目で現物の薔薇を見ることです。

数か月前にウォーキングの途中、お宅の外に咲いている薔薇をちょくちょく拝見したものです。

意外と薔薇を育てていらっしゃる方が多いもので、薔薇というお花の人気を実感することもできました。

アップリケのミシン縫いはカーブはあまり得意としませんので、多角形パーツの縫い代を折り込み幾何学的なデザインを作っています。

これまでと違う点は1種類のサイズのみの花びらで重ねていたことからの発展、3種類の花びらのサイズを周囲1cmずつのサイズ差で表現していったことです。

幾何学的デフォルメの薔薇アップリケ、花びらと葉っぱが共にタータンチェック柄でA4横のバッグの横幅いっぱいに広がった

使用生地(全2種):薔薇の花びらと花芯(かしん)-デキングタータン、綿/100%、日本製。葉-サマーウールチェック、毛/100%、日本製。
型紙作り:アパレル専用用紙を使い、変8角形を縫い代1cm込みで作図。大を最初に、中と小はそれぞれ1cmずつ周囲を削除。
花びらと葉っぱの型紙完成(1cmずつの縫い代込み):花びらは大x6枚・中x3枚・小x3枚、葉は花びらの中を兼用でx4枚。
1cmの折り込み:1パーツずつ全面的に接着芯を貼ってあります。縦向きの線から先に折り、次に横線、斜め線は最後。
ミシン縫いの順番:最初に実際に花びらの外側である大x6枚から順番に重ねて1枚ずつ区切って縫い付けていきます。
花芯(かしん)が最後:小が3枚集まった花びらの付け根の部分に設置、5cm四方を横と縦に均等折りです。

ファスナーカバータブにも使うパーツと同じ構造、最初の左右を縦に折り込んだ直後、上下の真ん中部分をミシンステッチの返し縫いで固定すると安定的に仕上げられます。

完成した薔薇アップリケ(横40cm幅):バッグのA4横サイズいっぱいに広がる配置です。今までの中で一番大きいと思います。
完成した薔薇アップリケの裏面:もともと4cm四方のボックスキルトをかけています。キルト芯としてハード薄芯「ハイボン」を利用。
アップリケ完成後の支柱ベルト付け:薔薇アップリケは背景になります。前面に出すと支柱ベルトの機能が薄れるからです。

あとがき

作りながらワクワク感を伴いましたことが実感ですが、使用生地がプレーンな場合には、アップリケを考案してみると表情が出ると思います。

例えば、類似の配色の場合などにもアップリケ1つで別のバッグのように感じてもらえることができるかもしれません。

こうした考案は、長い間1点物の古着スタイルを続けてきた者の普遍的な考え方です。

無地で行わずタータンチェック同士でペアにした点はアイデアの中の強い個性、そのまま同じデザインであっても違った薔薇アップリケが展開できると思います(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

後付けリムーバブルなくるみ底板の最もミニマムな姿、長方形4角をそぎ落とし現実的なフィット感の変8角形へ【140】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

1つ前の番号の【139】の記事では、バッグの底板「ベルポーレン」を製作の途中でそのまま内蔵するタイミングと固定枠の「部分ステッチ」のご紹介をしました。

このたびの【140】では、ボストンバッグなどあらかじめ内蔵が不可能なデザインを含むタイプのバッグ用に、別で作る「くるみ底板」の最も望ましいデザインを検討していきます。

必ずしも長方形がミニマムとは限らない、バッグの底に見事にフィットする感触が正解の変八角形くるみ底板カバー

検証のために製作した3デザインのくるみ底板:断然真ん中の変八角形がすっきりとスタイリッシュでした。
共通に入れ込む底板の元素材:「ベルポーレン:2mm厚」です。割れない底板です。角はカーブにカットが共通。

それぞれのデザインのカバーに内蔵することで角のフォルムが中身とぴったりではないという実態。

長方形は明らかに、設置の際に四つ角が余りしわが寄っていて余分であることがはっきり分かりました。

右の楕円型は、製作に困難を伴い成功率が低いデザインであると感じました。

変八角形の底板カバーの作り方:縫い代はすべて1.5cm。ひっくり返しをせずに鋭利な角をはっきり出すやり方。
折る順番:感触としては、短い辺を先に折っておくと作業がしやすいと感じました。
ミシンステッチ:最後の辺のステッチの途中で底板を入れ込むというタイミングで良いです。
変八角形くるみ底板の完成:「外表」のまま続行しましたが、「中表」でも90度を超えた角は可能かもしれません。

あとがき

沈んでいかにも重そうに見えるバッグの底が心地良いなどとは決して思いません。

しかし、融通性も鑑みた畳めるサブバッグの場合は、底板がかえって邪魔になることがあります。

当ブログ記事は、最初の投稿の2020.07.03からおよそ5年後の2025.05.22にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

2025年現在では、メインバッグの製作スタイルからは撤退しておりまして、サブバッグ的存在のバッグというポジショニングを決めました。

なぜなら、メインバッグは「ハイブランド」様が王者だからです(到底敵わない)。

ただ、先にメインバッグ製作をしてきてからのその後のサブバッグへの切り替えという変遷は、かえって良かったと思っております。

そして、そのノウハウも同時に共有して広める活動も並行しながら、本当の「サブバッグ」の存在感を考えていきたいと思います。

「ブランディング」だけでメインバッグになっていくものなのか。。それともサブバッグとしてご提案しても、実際はメインバッグに使ってもらえるのではないかなど。

ご提案に納得していただけるよう説得型のスタイルよりも、ユーザー様の「意志」こそ最も強力な動きを生み出すのかもしれないという可能性に賭けています。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク