引き続くコロナ禍の暑い夏のマスク使用スタイル、時々外す時のトレイを兼ね共布ケースをセットに組込んだ【133】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2020年2月頃から突如やってきた流行病「コロナ」。

これまでにない経験から多くの人々が不安を抱えます。

マスクが入手しにくくなっていた2020年4月初頭、友人からの声掛けで「マスク製作・販売」の企画に早期参入。

その後、まだまだ「コロナ収束」が見込めない中、いよいよ季節は移ろい初夏へ。

2020年5月に入ると、大手製造業者がマスクの大量生産に本格着手。

我々小規模事業者の役割はそろそろ無くなってくる予感が見え始めます。

ただマスクを付けるスタイルは引き続きあり、マスク製作に差別化を入れていくということを考えました。

このたびは、仕事仲間の友人が提案してくれた暑い季節に対応した涼しい素材を利用、マスクを外しているシーンを考慮した「ケース」を伴ったマスクセットの製作です。

マスクを収納するためともう1つの機能、お食事中などの「トレイ」にもなる取り出しスムーズな共布マスクケース

使用生地:サッカーストレッチ広巾、ポリエステル100%、日本製。「COOLMAX:クールマックス」「LYCRA」社製。

カラーはベージュ、もともと涼しい織物生地「サッカー」とのハイブリッド品。

ブランドが謳われる生地を利用させていただくための申請も購入時にありました。

マスクケースの型紙:「わ」で作ると綺麗な長方形になります。縦30cmx横20cm(縫い代1.5cm込み)で製作。

このたびは、初めてで行き当たりばったり的な部分があり、入り口のマジックテープを縫い付けるタイミングが両サイドを縫った後でした。

たまたま入り口付近にマジックテープが付くので後付けが可能でしたが、本来は、一番最初の時点で付けておくことをお勧めします。

マジックテープの設置:縦1cmx2cm程度の小さな面積であることがポイント。口開きを留める役割のみ。
表地と裏地の合体:実は裏地付きでありちゃんとしたケースなのです。裏地も共布を利用。

マスクを付けないシーンも出てくると、いよいよ収束も見据えて、かえって生地在庫を残さないことも考え始めます。

裏地付きで存分に生地を使い、良質に仕立てていく方が良いと考えたのでした。

ゴムのコーデ:マスクにも慣れ、おしゃれ度も意識し始めたのでお好みに応じたカラーゴムを選択。
ケース付きマスクの完成:見るからに涼し気でエレガントなマスクのセットが出来上がりました。
マスクの裏地:麻テレコニット、麻/100%、日本製。マスク企画着手の初回から変わらず共通にこの素材。

ぼかし柄が入り、ファンデの跡などの付着が目立たない良さがあるカラー(オフベース)です。

マスクケースの自然に出来上がったマチ:「サッカー」のふんわり感の特性と裏地付きであることのボリューム。
4種のサイズ展開:お顔は実は様々なサイズがあることをお客様からのフィードバックで教えていただきました。

あとがき

このたび利用させていただきました「COOLMAX」という「LYCRA社製」の素材、寒い冬の季節には保温性もあるようなのです。

こうして「ケース付きマスク」の発案の回をもってマスク製作の活動を終えていきました。

難しいことなのですが、撤退の時期は遅かったと思います。

もう5月後半では格安マスクが行き渡り、個人がハンドメイドして販売の手応えは薄れてきていました。

その後、「コロナ」に対しては収束まで長く警戒態勢が続きました。

ケース付きをもっても売れ行きがなかった生地ストック、こんな風にたった1点の大きな巾着袋を「インテリア収納袋」として生地を使い終えたのでした↓。

マスク生地在庫の思い切った消化:単調なストライプ柄に同じストライプで足並みをそろえた薔薇アップリケ。

この投稿をもって、マスク作りに関する記事は終了です。

この活動で1つの「流行」の流れの感触を実感できたことが非常に有意義でした。

「参入・撤退の両方に対する素早さ」が大切になってくる流行物。

そう考えると、その短期間でのスピード感などの労力には限界がありました。

大規模業はエンジンがかかるのには時間がかかっても、一度歯車が動き出したら非常にパワーがあるということ。

結局は、ピクチャレスクとしては「末永く安定的な独自の定番品」を生み出す必要があると天を見上げたのでした。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

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