まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
整理整頓が意外に好きな私です。
ミシン糸こそ、整理整頓をたまに行うとかなりリフレッシュでき、後の使い勝手にとても効果を発揮するアイテムだとつくづく思います。
これまでの糸収納に関する悩み
実は、これまで、糸を収納する中で悩みがありました。
私はほとんどがスパン糸ではなくテトロン糸を使用します。
高級感あるツヤと細くても丈夫なその性質が、エレガントなものを丈夫に作りたい私の意向にとても合っているのです。
よってほとんどがテトロン糸なわけですが、テトロン糸が寄り集まって互いに重なったりすると問題が起きるのです。
テトロン糸はツルツルなので、すぐに糸のコーンの巻きから外れやすいんです。
スパン糸は何もしなくても糸のコーンに引っ付いていてくれるんです。
この大きな違いが問題を生じさせます。
収納して、糸を探しているうちに糸がぐちゃぐちゃとほつれてくるんですねえ(;’∀’)。
これは困ったもので、変な位置である上の方からほつれると、まとめてたくさん
巻き直しせねばならないことがありました。
その対策として、糸ネットをすべての糸にかけていたのですが、それも効果があまりないとさんざん使ってきてこの結論に達した現在です。
ということで、今回、糸カバーなるネットを取りやめて、もっと密閉されたほつけにくい対策をしようと試みました。
チャック袋のA6にひらめきを得た!
ネットも頭と底が空いているのでただただかぶせるだけでした。そうすると隣の糸との接触などをきっかけにネットが外れたりして、前と同じように糸がほぐれる事態がたくさん起きていました。
これじゃあ変わっていないな、と変化が薄かった前回の対策を見直しました。
そこで、ほどよく空間を保ちながらピッタリの糸が入るサイズのケースを考察。。
そして、チャック袋を思いつきました。
チャック袋のサイズも大切です。
あまりにぴったりすぎても、これも中で糸がほつける原因に。
適度に隙間があり、ゆったりと無駄のない空間に収納できるようなサイズ、それは、縦17cmx横12cmxマチ無しの規格でいうところの、A6サイズを発見したのです。
A4とかB4などのコピー用紙サイズにしかこれまで目を向けてこなかったサイズ規格。
A6などというサイズがあったとは。。。

箱はパンダン製のインテリアボックスへ収納
さて、これを1点1点チャック袋へ詰め込みます。
もう、コーンの切れ込みに糸をひっかけるという収納はせず。
これは、デメリットもあり、外す時に糸が裂けることが多く、あまり好みません。
よって糸の終わり目はそのままでチャック袋へゆったり収納して、パンダンボックスへ色別に固めて収納します。
色別の良さというのもあり、糸が探しやすいです。
これぐらいの量持つと多少糸選びに手間取ることがあります。
そんな場面を少しでも解消するには、ある程度の色の塊にしておくのがよさそう。
ピンク、紫、青の寒色系を近くに、ベージュ、オレンジ、赤などの暖色系を近くになどの工夫も良いでしょう。
そして、私の場合、黒、白を別の箱に、グレー系を多く持っているので、グレー系ばかりの箱を1つもうけました。
そして、ロック用は90番なので、種類が全く違うので別で収納、ロックを使うのは共同企画用で、デニムの縫い代にジーンズみたいに使うのです。
その共同企画用の本縫い用の30番は、スパン糸なので、これもロック糸と同じバニティに。
そして、私はあまり使用しない少ない数のスパン糸の共同企画用以外は、また別のボックスに。
ということで、全部で5ボックス作りました。

糸ブランドと糸を作ったメーカーさんについても研究しました
糸は、バッグを縫うにあたってとてもベースの大切なアイテム。
今回、私は。この整理整頓で、これらの糸がいろいろなメーカーさんの製作した糸だということに驚きました。
1社では決してない、様々な会社の糸が同じテトロン糸で存在しているのです。
そのことがとても興味深かった。
例えば、一番この中で多かったエースクラウン、私はエースクラウンという会社があるのかなどという変な勘違いをしていましたが、違うんです。
エースクラウンは糸のブランド名。エースクラウンの糸を製造している会社は、大貫繊維(株)さん。
エースクラウンは王道の糸なので、この名前がかなり目立っていて有名です。
しかし、私は、このエースクラウンの糸を製造している会社さんはどこなのかにスポットを当てたかった。
なかなかネットをググっても簡単に答えが見つからず、ある会社のホームページを発見。
それが大貫繊維さん。社名の下にエースクラウンという文字が並んでいたので、自社ブランドである証拠です。
確認のため、私は、お問い合わせからアプローチ。
そして、快くお返事をいただき、その通り、テイジン社(帝人)との共同企画の元、70年間エースクラウンの糸を製造している会社は間違いなく大貫繊維(株)さんであるとのことです。
しかも、ポリエステル糸を一番最初に作った会社でもあり、すごい情報をいただきました。
大貫繊維さん、素晴らしい、ありがとうございます。
そのほか、グンゼ糸はグンゼ社が、ビニモという糸はクラレ社が、キングという糸はフジックス社が、キンバスパンという糸はアズマ社が、地球兎(ちきゅううさぎ)という糸は、ムラガキ社が製造だということが、今回の私の持っている糸の内容になります。
糸には、ブランド名だけなので、それぞれの製造会社はググって調べました。
やはり最初のエースクラウンが製造会社まで行きつくのが一番難しかったですねえ。テイジンの名前が入っているとテイジン社が製造したかと思ってしまいがち。
しかし、コーン部分のシールにある記載の仕方で、いや、この糸を製造した会社が別にあるはずと思って研究していってたどりつきました。
お返事までいただいたことが大変意義ある糸の整理整頓だったのでした(^-^)。
では、YOUTUBE動画にもまとめておりますので、どうぞ、ご視聴くださいませ。
あとがき
こんな風に、今回のように、ちょっとした疑問をよくメーカーさんなどに質問しています。
だいたい活躍されているこういったメーカーさんのお返事は大変丁寧で、迅速なのが特徴。
今回もYOUTUBEの字幕に間に合い、編集中にお返事いただくことができて、大変助かりましたし、こんな風に製造メーカーさんから生のお声と返答をお聞きできることが素晴らしい経験です。
大貫繊維(株)さんありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。
やはり、糸をずっと使ってきて、メリットデメリットはそれぞれあるものの、私は、テトロン糸(つるつるした方)が使いやすく、好みます。
スパン糸はぱさっとしていて、カジュアル向きだと考えます。
けれども、時々はカジュアルテイストな素材も取り扱うので必要な時があります。
同じ30番という糸番手でも見かけの太さがテトロン糸とスパン糸でかなり違います。
テトロン糸は細い割にかなり丈夫でひっぱっても切れないです。長繊維なのです。
スパン糸は太いのだけれど引っ張ると切れやすい。短繊維なのです。
しかし、スパン糸は、玉止めをすれば確実です。テトロン糸は玉止めはよほどぎゅぎゅっと力を加えないとほつけるんです。
こんな違いもある2種の糸。
それぞれのメリットをうまく利用して、大切に使っていきたいです。
おわり。
私がお作りしております、ハンドメイドバッグの一覧をどうぞご覧くださいませ。
こちら。
